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出勤早々、ツバを吐かれた。



    【前回の記事】


    内心デビルマンだ。
    それでも、

    「どうしましたか?」

    と天使を装う。

    (※前回の記事はこちら↓)


    出勤早々、ツバを吐かれた。

    7:30出勤。
    前日の記録を頭に入れ
    今日も施設で働く。

    穏やかな夜勤らしく、
    夜勤者さんにはまだ余力が残ってる。

    そうは言っても、
    朝から衣類の交換が3名ほどいたらしい。

    “お疲れ様です。”

    心の中で合掌。

    食事が運び込まれ配膳する。

    お皿に小分けをしたり、
    どんぶりに全部乗せたり。
    認知症フロアのためか、
    大体ネームプレートを大体無くす、
    ため回収。

    何でもかんでもポケットに入れてしまうらしい。

    四次元ポケットか。



    配膳が終わった後、
    いざ介助に入る。

    スプーンに白いご飯とおかずを乗っけて
    口まで運ぶ。

    ここまではまだ平和だ。

    だがその瞬間、

    「ブッ、ブブブーッ!」

    一気にイライラが増す。

    “おいおい、
    認知症だからって
    何やってもいいと思いやがるなよ。”


    そんなセリフを心の中で呟きながら、

    「どうしました?嫌いなものでした?」

    と顔にご飯粒をつけながら対応する。

    「あんた。髪の毛ぐしゃぐしゃじゃないのよ。」

    私の髪が気に入らなかったらしい。

    “ほんと余計なお世話だ。
    せっせか働いて髪が乱れるんだよ。”

    あぁ。
    直接言ってやりたい。

    結局3回ほど、
    ご飯粒が乗っかったが
    仏の心でやり過ごす。

    その後、食事が1/3提供。

    「あんた、結婚してないの?」
    「だから結婚できないのよ。ダメね。」


    お、親にも言われたことないセリフ。

    その後もツバ吐きが続きそっぽ向かれる。

    我慢の限界だ。

    どうせ、
    朝ごはんが気に食わないんだろう。

    食事を諦めて薬の提供。

    運良く、
    薬は拒否なかったためひっくり返さずに済んだ。

    まだ、開始1時間経ってないというのに。

    あぁ。
    介護って辛いな。


    でも、家のビールのために
    私は今日も働く。

    酒のために。

    そして推しのために。

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    【次回予告】

    閉店間際、
    シールを持った店員さんの後ろを
    そっぽ向きながらついていく。

    お寿司の見定めは
    もう終わっている。

    勝った。


    【関連記事①】

    「命を守る仕事が、命を削る。」

    背中を何度も殴られた。
    頭を何度も殴られた。

    ただ、私たちも人間だ。


    【関連記事②】

    「帰りたい。壮絶な夜勤の一部始終。」

    18:30、地獄が始まった。

    話は通じない。
    目が離せない。

    イライラが通り過ぎて
    何が何だかわからなくなる。

    帰りたい。
    逃げたい。
    消えたい。

     
     
     
    酒ばかり飲んでる介護福祉士。 ストレスはだいたい酒で流してるアラサー。 人と関わるのは苦手。 でも、人は嫌いじゃない。 優しさで削れて、 気づいたらちょっと壊れてた。 それでも働いてるし、 それでも生きてる。

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