【 Cafu(寡夫)Cafe~おひとり様~#2】
10月31日をもって主夫18年生を卒業をする。
振り返れば、昔はスーパーへ食材の買い出しすら行ったことがなかった。 まだ小さかった子どもたちはお菓子をせがむ。メモに買い物リストを書いて行かなかったものだから、広い店内を行ったり来たり。通路の順番通りに回ればいいものを、当時の私はそんなことすら考えずに買い物をしていた(笑)。

それでも慣れてくると、少しずつ効率を考えた買い方ができるようになっていく。今思い返しても自分自身で笑えてしまうが、無駄な時間を省くことは、自分の時間を生み出すことに直結する。 「家事は効率化ではない」と言われることもあるけれど、私は「自分の時間を作るための効率化」だと思っている。
今でもよくスーパーへ買い物に行く。 店内を見渡すと、同世代のご夫婦の姿が目に入る。どう見てもご主人が邪魔そうにされている夫婦、やたらと主導権を握りたがるご主人、一歩下がって奥様の後ろをただついて回るご主人。
一度、友人に尋ねたことがある。 「荷物持ちだよ」と彼は言った。
だが、私は思うのだ。買い物の時間というのは、日常の中でも一人でゆったり過ごせる貴重な場であり時間ではないだろうか。そこにパートナーがずっとついてくるとなると、もしかしたら少し厄介に感じてしまうかもしれない(笑)。
もし今、同世代の男性が一人きりになったらどうなるのだろう? 「家事(いえのこと)、できますか?」と思わず尋ねたくなる。 有事に備えて、今から少しずつ準備しておいたほうが良いと思うのだが……。
主夫を卒業するとは、再婚して新しいパートナーをつくることではない。
以前もお伝えしたように、10月22日は三男・孝太の20歳の誕生日だ。 10月末をもって、制度上も実質的にも「父子家庭」という名称を名乗れなくなる。よって、長年務めた主夫も卒業ということになる。
これからは、Cafu(寡夫)になる。 まあ、今ではあまり耳にしない言葉だが、言ってみれば「男やもめ」になるわけだ。
この18年間で「いえのこと(家事)」はそれなりに出来るようになった。世の同世代の男性よりは、間違いなくこなせる自負はある。 あと2年して孝太が大学を卒業し、家を出て本当の一人暮らしになったとしても、健康でさえいれば生活自体には何も問題はないだろう。
……でも、いざ本当の「お一人さま」になったら、やっぱり寂しいんだろうな、と思う。
長年駆け抜けてきた主夫の卒業証書か、SNSのプロフィールに飾れるような公式バッジでもあればいいのに、と思う今日この頃である。
🌿気にかける〜子育ての延長戦〜
「また朝帰り?」
「まあ、まあ、まあ……」
私の問いかけに、適当に手を振りながら返事をする三男コウタ。
「もし母親のフミコがいたら、こういう時どんな対応をしたのだろうか?」
ふと、そんなことを考えてしまう。
高校生までは門限を23:00に設定していた。これも本人が勝手に22:00から23:00に延ばしたのだが。
そして大学に入ると門限はなし。これは次男ユウスケの時も同じだった。けれど、ユウスケは朝帰りなんてほとんどしなかった。
一方のコウタは、朝帰りがすっかり当たり前になっている。サッカーなら、間違いなくイエローカード出まくりである。
