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ファンタゞヌにおける生掻感ず創䜜倧賞で求められるものを考える

    note初心者、Tales物曞きの环華です。
    今回は、ファンタゞヌにおける生掻感ずはなにか ずいうのを自䜜で衚珟しおいるものを匕甚し぀぀、その解釈を考えたいず思いたす

    ファンタゞヌの生掻感ずは

    䞀蚀で蚀うず

    その䞖界における人がどう暮らしおいるのかわかる様子、なのではないかず考えおいたす。
    ここでは人間ではなく、そのファンタゞヌ内における人の意味で䜿甚

    既存䜜品においお芋られる生掻感

    たずえば、䞊橋菜穂子先生の『獣の奏者 Ⅰ闘蛇線』ではこんな描写がありたす。
    䞻人公の゚リンず逊い芪であるゞョりンが蜂蜜を求めお倏の小屋に移動したあずのシヌンです。

    ここの倜は、真倏でもかなり冷えこむ。炉に火を入れなければ、ずおも倜を過ごすこずはできない。煙出しには、鳥が巣をかけおいるこずが倚いから、たずはその掃陀から始めなければならなかった。

    䞊橋菜穂子『獣の奏者 Ⅰ闘蛇線』講談瀟文庫 p.156

    この前の描写には倏の小屋の矎しさず枅々しさが描かれおいるのですが、察比するように小屋の手入れの倧倉さが衚珟されおいたす。
    「倧倉そう  」
    倖囜に行った友達から倖囜での倧倉だった経隓を聞いたような、圓たり前に珟実にあるような感芚が、この文章からは読み取れたす。

    たた、也石智子先生のオヌリ゚ラントの魔道垫シリヌズのひず぀『むスランの癜琥珀』のからもひず぀玹介です。
    䞻人公オヌノァむディン元は魔道垫ノュルナむの幌少期の蚘憶ずしお、寒い凍土での生掻が描かれおいたす。

    霧の䞭に目を凝らしお、その新雪がおおい隠したものをさぐるノュルナむは、垞に凍え、飢え、震えおいた。隠されたものが芋぀かれば、飢えず寒さから遠ざかるこずができる。䞭略タヌヌクの糞があのわずかに盛りあがった雪の䞋にあれば、今日の食べ物にあり぀ける、ず、はかない期埅を抱くのだ。

    也石智子『むスランの癜琥珀』東京創元瀟 p.10

    読むだけで、お腹が枛った苊しみず寒さが自分ごずに感じないでしょうか。
    衚珟されおないけれど、指先が冷たくなっお感芚が感じられない、ずいうものさえこの文章からは感じるこずができるように思いたす。

    創䜜倧賞のメディアで期埅する像

    文春文庫さんは、ファンタゞヌ小説郚門に期埅する䜜品像ずしお、

    読者が文句なしに䜜品䞖界に没入できる、色圩豊かな䜜品をお埅ちしおいたす。䞖界芳や暮らしの描写を䞁寧に、䞖界自䜓も䞻圹であるこずを忘れずに描いお頂けたらず思いたす。

    https://note.com/notemag/n/nab582333142a

    このような衚珟をされおいたす。
    これは、ファンタゞヌにおける生掻感を珟しおいるこずを衚珟しおいるのではないかなず解釈しおいたす。

    たた、ポプラ瀟さんが期埅する䜜品像ずしおは、このような衚珟もありたす。

    「なんでもあり」だからこそ、しっかりずした骚栌を備えた䜜品

    https://note.com/notemag/n/nab582333142a

    この骚栌っお、いたずらに蚭定を積み䞊げるこず、ではなく、蚭定をもずに、それを衚珟ずしお、どのようにキャラクタヌたちの描写などに萜ずし蟌んでいくのか、が求められおいるのではないかず思われたす。キャラクタヌの生き様や吐息にどう混ぜ蟌んでいけるのではないか、だず思いたす。

    たずえば、よくファンタゞヌを曞いおいるず、緻密な身分制床を考えたり軍事組織の構造を考えたりなど蚭定に凝っおしたうこずがあるかず思いたす少なくずも私はそういうこずに陥ったこずがありたす。
    䜜りすぎた結果、それを披露するこずばかりに頭が向いおしたっお、登堎人物たちが眮いおきがりになっおしたうこずがありたす。

    じゃあ、この制床や組織の構造によっお、
    登堎人物や他に暮らしおいる人たちはどんな生掻になっおいるの
    どんな考えをしおいるの
    行動のなにに圱響しおいるの

    そういったものが緻密な蚭定を骚栌ずした䜜品であり、衚珟されたものが、䞖界芳や暮らしの描写、生掻感ず蚀われるものではないでしょうか。
    創䜜倧賞のファンタゞヌ郚門の䞀郚からは、そういった䜜品が求められおいるように思いたす。

    自䜜におけるファンタゞヌの生掻感

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    ロゎは、ひずめさん @Hizume168 に䜜成いただきたした。

    魔法が圓たり前の䞖界に䜏んでいる人たちの生掻をどう描くか

    珟圚、創䜜倧賞にTalesから応募させおいただいおいる自䜜では、様々な身分や囜で暮らす人々が出おきおいたすので、ずおも四苊八苊しながら曞いおおりたす。
    その䞖界における人がどう暮らしおいるのかわかる様子をふたえたり、創䜜倧賞で受賞したいメディアから求められる䜜品像を考えるず、「これでいいのかな」ず日々悩みながら、掚敲を繰り返す日々です。

    いく぀かのシヌンをご玹介したす。

     叀い煉瓊でできた孊舎だった。廊䞋に子どもたちの高い声が朚霊しおいる。煉瓊のしっけたにおいがしたが、䞍思議に心地よく子どもたちの声を響かせおいるようだった。

    「1話垫からの䞋呜」より

     日の出の鐘ずずもに、シャナはのっそりず寝台から起きた。
     暫の朚の寝台は、九歳のシャナの䜓重でもぎしぎし蚀う。ぜかぜかする毛垃から、足を䞋ろせば、春の朝にぶるっず足がすくんだ。いやいやながらも革靎に足を入れる。靎のなかも、ひんやりずしおいた。
     シャナは、䞡肩を抱きしめながら、急いで暖炉に薪を入れ、杖を出しお炎の魔法を唱える。そうするず、あったかい空気がほこりのにおいず混じった。
     貎族の家では、䜿甚人がいお、暖炉の火を絶やさないようにしおいるらしい。倧貎族では、魔導具の枩突ず筒が、床に壁に匵り巡らされお暖炉さえないずいう。
     そんな家に䜏んでみたいなあ、ず思いながら、朝の身支床をはじめた。

    「20話珟䞖の聖剣䜿い1」より

     いかに庶民の隒々しい酒堎ずは蚀え、どこでだれがなにを聞いおいるのかわからない。孊園には名のある貎族の公子公女に限らず、儲けのいい商家の嚘息子も通っおいる。
     そういう子らの情報を拟っお、どこで呪術や呪法のたぐいが行䜿されるのかわからない。数癟幎前に異端ずされた呪術は、いたいけな子どもたちにも向けられたりするのだ。油断のならない䞖の䞭であるず思う。
    教垫になるたでは、そんな䞖界があるなんお考えたこずがなかったな
     埌ろでばか隒ぎをしおいる連䞭の音を拟いながら思う。
     教垫ずいう立堎になっお、ただの孊埒であった時ず芋える事柄がちがうこずがわかった。さたざたな身分の人間が通う孊園にいるからこそ、魔導を頂点ずしたこの䞖界の歪みや軋みのようなものを感じるこずがある。
     孊園の分掌のなかに、蟲ぞの蚎䌐だけでなく、呪法ぞの察凊が含たれるようになったのは、そういった歪みや軋みの結果であろうず思った。

    「30話オヌズの週末」より

    1぀目、2぀目では、五感ず日垞の生掻、3぀目では霧の倧陞における問題を、それぞれのキャラクタヌの芖点から衚珟しおいたす。

    せ、生掻感や、骚栌は感じるでしょうか  震え声

    もし少し芋おいただいおご興味いただけたら、こちらの䜜品をお読みいただけたらうれしいです。

    ▌䜜品で倧事にしおいるテヌマはこちらの蚘事に曞きたした


    〈唯䞀〉ずいう神の暩胜を「恋愛ファンタゞヌ」の枠組みで

    もう䞀䜜は、元はなろう小説におけるテンプレを利甚し぀぀、最近増えおいるキヌワヌドである「番」ではなく、神の暩胜である〈唯䞀〉ずいうものに振り回されるキャラクタヌを䞭心ずした恋愛ファンタゞヌです。

    䞀生に䞀人しか奜きにならないずいう神の暩胜が血に宿っおいるふたりがすれちがったらどうなる

    ずいう着想から話を広げおいきたした。

    「゚ストノァンの〈唯䞀〉っお知っおる」
     フィルクは卓に肘を぀いお、身を乗り出すように問うた。
    「   知らないわ」
     聞いた芚えもない。
    「そのむかし、゚スト神ぱストノァンの祖リアタヌルに恋をし、番ったんだ。女神は戊の女神でもあるが、愛の女神でもある。〈唯䞀愛〉。人生で唯䞀の人を愛するっおいう暩胜を持぀。だから、その子孫である皇族たちにもその力の名残があるんだが  、これが厄介でね」
    「なんで、厄介なの 心移りをしないっおこずでしょう」

    「8゚ストノァンの〈唯䞀〉」より

     皇子ずいうこずは皇族。皇族ずいうこずは、その血に流れる゚スト神の暩胜があるはずだ。メリダナず同じく、゚スト神〈唯䞀愛〉ずいう暩胜が。
    䞭略
    〈唯䞀〉  フィル、あなたの〈唯䞀〉は、だれ
     思考を倉える。フィルクの暪顔を芋ながら、思考する。
    ただ、芋぀かっおない   それずも、もう  、いる
     䞍安が、おそろしい䞍安が募っおきた。その事実は認めたくない。それはだめだ。そんなの目にしたら、自分が、わたしが——。

    「104䞀床だけでいいから」より

    〈唯䞀〉ずいうものに振り回されるキャラクタヌの思考などが、この䞖界だからこそ衚珟できるだろうず綎ったものになりたす。
    ただ  広げた結果、颚呂敷をたたむのに53䞇字を芁したした。
    長線の異䞖界ロマンスどんどこいずいう方、よろしければご芧いただければず思いたす。

    ▌なろう版はこちら完結枈み
    https://ncode.syosetu.com/n3175fp/

    以䞊、ファンタゞヌの生掻感を既存の䜜品や創䜜倧賞で求められるものず考えながらの、自䜜小説に぀いおも語らせおいただきたした。
    創䜜倧賞〆切たで残り1ヶ月、走り抜けたいず思いたす
    お読みいただき、ありがずうございたした。

    ▌物曞きを再開した経緯はこちらの蚘事より


     
     
     
    【創䜜倧賞2025入遞ファンタゞヌ郚門】 異䞖界ファンタゞヌを通しお、珟実に䜏たう人の、心や生掻、物語を曞きたい。 フルタむムでお仕事ず6歳長男の子育おし぀぀、朝4時半〜6時半が執筆タむム。公認心理垫・粟神保健犏祉士。

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