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むブ物語刀断寓話゚ラずペル第䞃十䞉話 飛んでる

    アむ


    空を飛ぶこずになった。

    萜ちたら、たぶん痛い。

    それでも私は、゚ラの隣に立った。

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    ゚ラずペル 第䞃十䞉話
    【飛んでる】


    私は準備を敎えた。

    必芁なものは、もう䜕もない。
    䜙蚈なものをすべお倖し、倧きく息を吐く。

    そんな私を芋お、゚ラが笑った。

    「あれ、シルベ眮いお行くの」

    腰からシルベが消えおいるこずに気づいたらしい。

    「うん。空から萜ずしちゃ倧倉だし、それに  」

    蚀葉を止めるず、゚ラは䞍思議そうにこちらを芋た。

    「  シルベをここに眮いおいけば、萜っこちおも垰っおこれるから」

    「ペル。酷い」

    意味を察した゚ラは、䞍満そうに唇を尖らせる。

    「なら、私も」

    ゚ラは腰からシロずクロを倖し、シルベの隣ぞそっず䞊べた。

    「これで意地でも垰っおくる理由ができたね」

    そう蚀っお、゚ラは二本の剣を優しく撫でおから私を芋る。

    ――私の道しるべは、゚ラだよ。

    口にしかけた思いは、胞の奥にしたった。

    「では、始めたしょう」

    ディケの声に、゚ラず私は顔を芋合わせお倧きくうなずく。

    広堎の䞭心に立぀私たちを、倚くの䜏人が芋守っおいた。

    シヌズが詠唱を始めるず、竜石から青い光がこがれ出す。

    その茝きはみるみる匷たり、呌応するように゚ラの䜓も光り始めた。

    眩い光が広堎を包み、人々は目元をかばいながら驚きの声を䞊げる。

    やがお光が収たるず、そこに立぀゚ラの姿は倉わっおいた。

    背䞭には長いドラゎンのような翌が䌞び、肌の䞀郚には鱗が浮かんでいる。

    頭には二本の曲がった角が生え、さらに長く立掟な尻尟たで揺れおいた。

    「゚ラさん。尻尟がかっこいい」

    近くで芋おいたサンは、目を茝かせる。

    「姉さん。そこに食い぀きたす」

    ニコが冷静に突っ蟌んだ。

    ゚ラは長くなった爪を眺め、目を䞞くする。

    「ありゃ なんか色々増えおる」

    頭の角に觊れ、詊すように翌をはためかせたあず、尻尟を確かめようず埌ろを振り返る。

    その尻尟が地面を叩き、どっしんず足元が揺れた。

    「あはは。こりゃ驚いた。立掟なトカゲが生たれたね」

    ロヌズは笑いながら、゚ラをたじたじず眺めおいる。

    「わかっおいるず思いたすが、川を芋぀けたら、なるべく正確な距離ず方角を蚘録しおください」

    ディケは組玐で結わえた小さなメモずペンを、私に枡した。

    銖からそれをかけ、私はうなずく。

    「゚ラさん。ペルさんを萜ずさないでくださいね」

    オトが明るく呌びかけるず、゚ラは応えるように倧きく翌を動かした。

    広堎に激しい颚が巻き起こり、砂煙に䜏人たちは手で顔を隠す。

    「ペル。行くよ」

    蚀うなり、゚ラは私を䞡手で抱えた。

    思わず゚ラの銖にしがみ぀くず、鱗越しにひやりずした感觊が䌝わっおくる。

    「ペル、苊しい  」

    ゚ラは冗談めかしお蚀いながら、空を芋る。

    芋䞊げた先には、青い空がどこたでも広がっおいる。

    バサッ、バサッず翌が矜ばたくたび、䜓がふわりず持ち䞊がる。

    次の瞬間、私たちは倧きく宙ぞ浮かび䞊がった。

    「いっおくるね」

    その声が耳に届くより早く、私たちははるか䞊空ぞ舞い䞊がっおいた。

    私ぱラにしがみ぀いたたた、ぎゅっず目を閉じる。

    ほんの䞀瞬のこずだった。

    ゆっくりず目を開くず、私たちは青い空ず、どこたでも続く黄色い砂挠のあいだにいた。

    恐る恐る䞋を芋る。

    あれほど巚倧だった亀の背䞭が、砂挠の䞊で小さく芋えた。

    「゚ラ。飛んでる」

    圓たり前のこずを、思わず口にしおしたう。

    ゚ラは私を芋お笑った。

    「うん。飛んでる」

    空䞭に留たるように、゚ラは翌をはためかせおいる。

    私は目を凝らしながら、地平線の向こうを芋぀めた。

    ――こっちじゃない。

    私の目線を远うように、゚ラはゆっくりず向きを倉える。

    空をぐるりず䞀回転しおみおも、川どころかオアシスひず぀芋圓たらなかった。

    「゚ラ。どっち」

    私が尋ねおも、゚ラもわからない様子だった。

    「そういえば」

    䜕かを思い出したように、゚ラが声を䞊げる。

    「芋た川の近くの朚に、圱がさしおた」

    私は目を䞞くしお、その蚀葉を聞いた。

    「時間的には明け方  圱は川ず逆方向に䌞びおたから  」

    ゚ラは空を芋䞊げ、倪陜の䜍眮を確かめる。

    「あっちだ」

    そう蚀うず、東ぞ向かっお飛び始めた。

    頬を颚が叩く。

    すごい速床で進んでいるらしく、息が詰たるような感芚があった。

    「゚ラ。息苊しい  」

    私が䌝えるず、飛ぶ速さがゆっくりず萜ちおいく。

    「ごめん、ごめん。ただ慣れないや」

    速床が萜ちるず、私にも少し䜙裕が生たれた。

    ゚ラが芋぀める先ぞ目をやるが、そこには盞倉わらず砂挠の景色が広がっおいる。

    「かなり離れたけど  」

    そう口にしかけた時、゚ラの飛ぶ速さが急に萜ちた。

    「ペル あっち」

    ゚ラの目線を远うず、遠くに䜕かが光っお芋えた。

    私たちが近づくに぀れ、その光は少しず぀圢を芋せおいく。

    目を凝らした先に、はっきりずそれが浮かんだ。

    「川だ」

    砂挠の果おに広がる倧河が、日の光を反射しお茝いおいた。

    川蟺たで近づくず、゚ラはゆっくりず降䞋を始める。

    ゚ラの足が地面に぀くなり、私ぱラの手を離しお川ぞ走り出した。

    やがお氎の流れる音が耳に届く。

    靎を脱ぎ捚おお足を入れるず、冷たく心地よい氎の感觊が䌝わった。

    「やっぱり、あった」

    ゆっくり歩いお来た゚ラは、川を芋぀めながら぀ぶやく。

    私は振り返るず、思わず゚ラに抱き぀いおいた。

    「ありがずう。゚ラ。川あったよ」

    突然の行動に照れたのか、゚ラは頬を指で掻きながら蚀う。

    「みんなに知らせよう」

    私は倧きくうなずいた。

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    🔙第䞃十二話   第䞃十四話🔜



     
     
     
    ファンタゞヌな䜜家アむ 物語ず゚ッセむを曞いおいたす。 長線『゚ラずペル』完結戊蚘ファンタゞヌ『猫埁』連茉䞭 刀断寓話から、日垞に朜むちょっず倉な話たで(・κ・) 物語を読む人にも、曞く人にも。 あなたの日垞に、少しだけファンタゞヌを むブ物語刀断寓話 䞍定期曎新

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