月曜日は、ゆっくり始めればいい。
月曜日の朝。
目覚まし時計が鳴る少し前、
なぜか目が覚めてしまうことがあります。
カーテンの隙間から入ってくる朝の光。
まだ少し眠たい身体。
布団の温かさ。
そして頭の片隅に浮かぶ、
「今日から、また一週間か……」
という小さなため息。
日曜日の夜までは、
まだ遠くにあった月曜日。
眠っている間に、
ちゃんと玄関までやってきました。
月曜日って、
少し不思議な朝です。
何か嫌なことがあるわけじゃなくても、
身体が重く感じる。
仕事へ行かなきゃ。
学校へ行かなきゃ。
家事をしなきゃ。
あれもやらなきゃ。
これもやらなきゃ。
まだ一日も始まっていないのに、
頭の中では金曜日まで走ろうとしてしまう。
でも、
月曜日の朝に、
一週間全部を背負わなくていいんです。
まずは、
起きる。
それだけ。
布団から出られたら、
次は顔を洗う。
顔を洗ったら、
何か飲む。
温かいコーヒーでも、
お茶でも、
冷たい水でもいい。
そして少しだけ、
朝の空を見る。
曇っていてもいい。
雨でもいい。
きれいな青空じゃなくてもいい。
空は毎朝、
完璧な姿で一日を始めているわけじゃありません。
それでも朝は来ます。
人間だって、
同じでいいんじゃないでしょうか。
元気いっぱいじゃなくてもいい。
「今週も頑張るぞ!」
なんて思えなくてもいい。
月曜日から100点を取ろうとすると、
一週間はとても長く感じます。
だったら今日は、
60点くらいでいい。
いや、
布団から出た時点で、
もう30点くらいつけてしまいましょうか。
ちゃんと起きた。
着替えた。
朝ごはんを食べた。
家を出た。
そんな当たり前に見えることにも、
ひとつずつ小さな丸をつけていく。
人生って、
そんな小さな丸の積み重ねなのかもしれません。
駅へ向かう人。
車を走らせる人。
子どもの手を引く人。
家族を送り出す人。
まだ眠そうな顔で歩いている人。
月曜日の朝は、
みんな少しだけ重たいものを抱えながら、
それでもそれぞれの場所へ向かっています。
だから、
あなただけが立ち止まりたくなっているわけじゃない。
少しくらい、
ため息をついてもいいんです。
ため息をひとつ吐いたら、
そのぶん、
新しい空気をひとつ吸えばいい。
それくらいでいい。
一週間を乗り越える方法なんて、
今は考えなくていいんです。
まず、
今日のお昼まで。
そこまで行ったら、
次は夕方まで。
そして家に帰ったら、
「月曜日、終わったな」
と、小さく自分を褒めてあげる。
そうやって一日ずつ進んでいたら、
気づいた頃には、
火曜日になって、
水曜日になって、
少しずつ週末へ近づいていきます。
人生もきっと同じです。
遠くを見すぎると、
道は長く見える。
でも、
足元だけを見ると、
必要なのはいつだって、
次の一歩だけ。
月曜日の朝。
まだ眠たいあなたへ。
今日、
何かすごいことをしなくても大丈夫。
誰かより頑張らなくてもいい。
昨日の自分を超えなくてもいい。
今日という一日を、
あなたの速度で始めてください。
急がなくていい。
少しくらい立ち止まってもいい。
朝はまだ、
始まったばかりです。
さぁ。
まずは一口、
好きな飲み物でも飲みましょう。
そして心の中で、
「とりあえず、今日だけ。」
それくらいの気持ちで、
月曜日へ。
一週間という長い階段も、
最初から一番上を見なくていい。
今日は、最初の一段だけでいいんです。
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