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矩祖父が戊時䞭に描いた写生画 十

    はじめに

     矩祖父が第二次䞖界倧戊䞭に描いたず思われる写生画のご玹介です。

     前回ご玹介した九䜜目は、以䞋です。前回は、矩祖父が奄矎諞島の埳之島に出兵䞭に、終戊盎埌の昭和20幎8月たでに描かれおいた絵をご玹介したした。

    郚屋の隅の机の絵

     「郚屋ノ隅 九月䞀日」ず曞かれおいたす。昭和20幎8月15日が終戊のため、それから半月が経過した時期です。

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    郚屋の隅の絵 机

     殺颚景ずいいたすか、網戞などもなく、窓が開け攟たれ、ただ机が眮かれおいるだけの小さな郚屋の隅ずいうような印象の景色です。机の䞊には、むンクず小さなノヌトか手垳のようなものが眮かれおいたす。私は、この手垳は、この絵が描かれおいた矩祖父のスケッチブックか、たたは戊時䞋での日蚘等を曞いおいた矩祖父のメモ垳なのではず思いたした。

     日本の降䌏により終戊が蚪れ、日々をこのような郚屋で過ごすこずも可胜になったのでしょうか。それずも、䜕かの事情や甚事でたたたたこの郚屋に短い時間だけ過ごしたのでしょうか。きっず終戊による安堵の気持ちず、降䌏によりこれから先どうなるかの䞍安な気持ちが亀差しおいたのではず思いたす。

    郚屋の隅に壁掛けした持ち物の絵

     「郚屋ノ隅 九月二日」ず曞かれおいたす。
    次の絵は郚屋の壁にかけられた持ち物でした。きっず矩祖父自身の持ち物だったのではないかなず思いたした。

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    郚屋の隅の持ち物の絵

     ヘルメットか垜子、革補の拳銃ホルダヌのように芋える物、垃補にみえる肩掛けのあるカバン、金属補ず思われる氎筒のようです。右䞋に少し描かれおいる棒状の物は、もしかするず銃噚なのでしょうか。あるいは、竹刀や傘のようにも芋えたす。右䞋に少し描かれおいる物䜓もありたすが、壁に付随する物眮か䜕かの䞀郚が芋えおいるのか、あるいは金属補の䜕かの物が壁に掛けられおいるのかは、分かりたせんでした。

     今回、ちょっず残念だなず思ったのは、これらの品々の色が分からないこずです。鉛筆画では、癜黒の䞖界なので、想像するこずしか出来たせん。この絵の䞻圹にみえるカバンは䞀䜓䜕色だったのでしょうか。ベヌゞュ色、癜色、茶色、カヌキ色など、思わず想像を巡らせおみたした。

     私は個性がある叀着も倧奜きで良く賌入するのですが、玐がアクセントになっおいお、カバンにかぶせる蓋の郚分も今ではみかけないデザむンで、こういうシンプルでレトロな感じのカバンも凄くいいなず思いたした。

     しかし、もし、この圓時の物が利甚可胜な状態で珟存しお販売されおいたずしおも(実際には、ネット䞊では普通に圓時の様々な品物が販売されおいたすが)、私は、絶察に賌入しないです。圓時の方々が圓時どのような状況䞋や思いでこれらの品々を䜿甚されおいたのか、その心情を少しでも考えたら、ずおもではないですが、普段甚に䜿甚するこずは出来ないです。ご芪族の方々が圢芋や思い出の品ずしお倧切に保管や、歎史や戊争を研究されおいる方々が圓時を知るために収集、分析や、歎史博物通や蚘念通等で保管や公開されるのはもちろん倧倉意矩があるず考えおいたす。

     参考たで、倪平掋戊争で䜿甚しおいた旧日本軍の銃噚に぀いお、生成AIに確認しおみたした。どんな銃噚か気になる方は、Web䞊でご確認䞋さい。圓時でも、日本補の銃噚は、堅牢な䜜りが特城だったずいうこずで、日本人のモノづくりの品質は本圓に凄いなず改めお感じたした。この日本人らしい品質ぞのこだわり、䞁寧なモノづくりは、珟代にもしっかりず受け継がれおいるず思いたす。

    日本軍の銃噚は「有坂銃アリサカ・ラむフル」ずしお䞖界的にも知られおおり、堅牢な䜜りが特城でした。(垝囜陞軍の銃噚蚭蚈者である有坂成章ありさか なりあき倧䜐の名前。「䞉十幎匏歩兵銃」が採甚されたこずで、その埌の日本軍小銃の系統が「有坂銃」ず呌ばれるようになった。)

    ​1. 歩兵甚小銃メむンりェポン
    ​もっずも広く䜿甚されたのが、ボルトアクション方匏の小銃です。
    ​䞉八匏歩兵銃: 日露戊争埌に採甚された傑䜜銃です。呜䞭粟床が非垞に高く、反動も比范的少なかったため、終戊たで䞻力ずしお䜿われ続けたした。
    ​九九匏短小銃: 䞉八匏の口埄6.5mmを倧型化し、嚁力7.7mmを高めた埌継モデルです。倧戊埌半の䞻力ずなりたした。
    2. 拳銃士官・䞋士官甚
    ​護身甚や指揮官の装備ずしお䜿甚されたした。
    ​十四幎匏拳銃: 南郚麒次郎によっお蚭蚈された、日本軍を代衚する自動拳銃です。独特のシル゚ットが特城ですが、末期には品質が䜎䞋したものもありたした。
    ​九四匏拳銃: 小型化を優先しお蚭蚈された拳銃です。その独特な機構から、倖郚の露出したパヌツを抌すず暎発する危険があるなど、蚭蚈面での課題も指摘されおいたす。
    3. 機関銃分隊・郚隊支揎甚​九六匏 / 九九匏軜機関銃: 銃の䞊にマガゞン匟倉を茉せるスタむルが特城です。特に九九匏は、軜機関銃ながら着脱匏の銃身や光孊照準噚を備え、高い性胜を誇りたした。
    ​九二匏重機関銃: 「りッドペッカヌキツツキ」ずいう連合軍からのあだ名で知られる、独特の発射音が特城の重機関銃です。保匟板ずいう金属板で絊匟する方匏をずっおいたした。

    ポむント: 日本軍の銃噚の倚くには、皇宀の王章である「十六八重衚菊菊の埡王」が刻印されおいたした。敗戊時には、これが敵手に枡るのを嫌い、削り取られた個䜓も倚く存圚したす。

    生成AIより  

    寝おいる子銬の絵 

     「眠ル仔銬 九月八日」ず曞かれおいたした。「子銬」が「仔銬」ず曞かれおいるだけで、急になぜか違った情緒を感じたす。日本語、挢字ずは本圓に衚珟力が豊かです。

     党く䜕の関係もありたせんが、この日付は、私の誕生日です。最も、昭和20幎9月8日ですので、私が生たれる玄30幎くらい前の日付の出来事です。

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    子銬が寝おいる姿の絵

     そう考えるず、戊埌80幎経過ずいうのは長いようでもあり、短いようでもありたす。私が生たれる30幎ほど前の話ず聞けば、䟋えば、私が瀟䌚人になっお30幎くらいず同じ期間なわけで、はるか遠い昔ずいう気は党くしたせんが、80幎以䞊前の話ず聞けば、䞀昔前のかなり以前の話ずいう印象です。そう思うず、曜祖父・曟祖母から祖父・祖母ぞ、祖父・祖母から父・母ぞ、父・母から子ぞ、子から孫ぞ、孫から曟孫ぞず、䞖代が入るこずで、時代が流れ、そしお受け継がれお行くんだなず改めお感じたした。

     この子銬の衚情が、ずおも玠晎らしいず思いたした。目を぀ぶっお寝おいる子銬なのですが、その目の衚情を優しく、柔らかく、䞊手く衚珟されおいるなず思いたした。安心しお気持ち良さそうに、ずおも幞せそうにすやすやず眠っおいたす。きっず矩祖父も心を癒やされたのではないでしょうか。

    最埌に

     今回は、終戊埌間もない9月初旬の絵をご玹介したした。時間にゆずりが出来たからこそ郚屋の䞭で絵を描き、たた牛小屋に行き子銬の寝おいる姿を描いたような気がしお、絵にも日垞が戻り぀぀あるような、そんな矩祖父の心の萜ち着きを感じたした。

     最埌たで目を通しお頂きありがずうございたした。たた続きをご玹介出来ればず思いたす。
    次回は以䞋です。今床は倖の颚景画です。


     
     

    Yoshi

     
     
    暪浜垂に䜏む50代の男性です。自分の奜きな叀代史のコラムを曞きたくなりNoteを初めたした。趣味は、読曞、魚釣り、将棋、子䟛ず䞀緒に昆虫飌育、料理、ビデオ芳賞、バむク、クルマでドラむブ等です。よろしくお願い臎したす。

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