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お前たちへ あン時のワンへ04

    前回

    1991冬

    こうしてワンの社会人一年目が過ぎていった
    気づけば・・・見渡す限りの工事現場だった人工島の中央部に数百世帯のマンション群が出現していた。ビビンバ銀行六甲アイランド出張所もプレハブ仮設から完成したばかりのビル内へ移転した

    嵐のような新規口座開設&住宅ローン手続きが一段落すると、永遠に続くかに思えたあの繁忙が蝋燭の火が消える如く消滅した

    バブル崩壊~~~🐌

    のちに振返ってみればそういうことなのであるが、あン時は渦中でぐるぐる回っていたので何が何だか知る由もなかった。誰しも 戦争とか経済状況とか国家体制とか、時代の渦巻きには抗えないんだよね~

    だったら、悩んだり藻掻いたりするだけムダってことで。自分のコントロールできないことは潔く受け容れるしかないんだと思うね。勇気!
    難しいけどね(イマダニデキナイし)

    現金なもので仕事がちょっとラクになっただけで多忙だった時の悲愴感や切迫感が薄れたね。どんだけ感情に流され易いのか怠惰に堕ちるのか^^;

    とはいえ、転職に備え
    ①コツコツ貯金
    ②老後に備えて?年金保険
    ③客先の米国人教師に頼んで英語の勉強
    などを。
    ちなみに当時は金融引締めで定期預金の金利が6~7%あったんだよ

    このころかなァ
    朝の六甲ライナーでトシと再会し、ちょこちょこ話をするようになったのは・・・
    ほんで年末。兵庫の研修寮から大阪の独身男子寮へ引っ越した

    1992春

    独身寮は相部屋であった。同期のタケシくんと同室になった
    ん~。あの当時は相部屋が普通だったし、ワンもぶっちゃけ刑務所に入るくらいのプレッシャーを感じつつも「一人暮らしなんて贅沢だ」と自らに言い聞かせてたんだけど、周りの大多数にとって「当然」「常識」であっても、ほかならぬワンにとって適応できるかどうかってのは全然別やったんよね~

    タケシくんは有名私大卒の優等生で(専務の甥だと後で知った)
    「ジロちゃん辞めるなんて謂わず一緒にガンバロ―ぜ!」とか「靴は四足。毎日履き替えるんだ」とか「新入行員だけど営業成績トップを狙うんだ」とか宣う結構 ウザいやつだった
    毎晩1時2時まで担当地区顧客の地図塗りをするので、ワンは慢性的な寝不足に陥ったよ。イヤホンでヘヴィメタルと聴きながらなんとか眠ろうとしたけどほとんど寝れなかったね~

    まーこういうものは個人差がありまくりだろうけど、ワンの情緒安定には
    ①一日2時間くらいのひとり時間 と
    ②安眠 が必須だと(のちのちに)知ったね

    だからさ、家族や上司や同僚や友人たち・・・とにかく他人にどう思われようが、世間一般のモノサシでなく、自分基準で生きていかないと、無理をすればいずれ破綻するんだと思うんだよなぁ(これものちのちに知った)

    でもこの「自知の明」ってやつ❓
    思いのほか難しいんやなぁ~。ついつい知らぬ間に自分の基準が不相応に高くなりがちやねんね(イマダニソウナンダヨネ~)。
    まぁ苦しいと感じたら自分で自分に設定したモノサシ(ハードル/目標/デアルベキ)などなどを見直した方がいいみたいだねぇ。なんせ自分の人生なんだから生きるシアワセを満喫しなきゃね。
    辿り着いた処がゴールでええんじゃ

    つい自分で自分にノルマを設けちゃうけど、硬直的にならなくていいと思う。とにかく自分で自分を檻に入れるこたぁない。ほかならぬ自分の人生なんだから好きに生きていい。やってもいいしやらなくてもいいんだ
    と(のちのちに)しみじみ思った(イマダニウマクデキナイケドネ)

    たとえば日々をリラックスして謳歌している(ように見える)Fきよに比べるとワンは休日の過ごし方が下手で予期不安に苛まされ消耗してた気がする(あン時よりはマシだけど、今でもその傾向があるよ^^;)
    できれば若いうちから自分なりのリラックス法があったほうがエエんやろね

    まぁ七転八倒というか七転八起というか、そんなこんなで、見つかるわけないと自嘲しつつ書店で人生の答えを捜してみたり、当時つきあってた彼女の存在に救われながら歯を食いしばってたかな~(えらいぞワン)

    「うちの社長が中国絡みの商売を考え中やから一度会ってみる?」
    と、トシから誘われたのはその頃だった

    八丈きょん建設(有)の吉原圓浄社長(当時61歳だったかな)は、旧満洲大連生まれで「還暦を過ぎたのでそろそろ本業は専務に譲り、中国(北京)の知り合いと石材ビジネスを検討中なのだ」と語った
    渡りに船というか気分転換というか或いは逃避というか、とりあえず自費で北京に様子見にいくことにした
    ちょっと拙速というか視野狭窄気味だったかもしれないなぁハハハ
    まぁその日その日に一杯一杯だったから広い視野で考えるなんて無理だったと思うよ

    独身寮の紙ごみ置き場には転職誌が目立つようになっていた
    ビビンバ銀行 断末魔の軋みが始まっていたんだろう

    ■ワン:気楽に読んでね(凹まれたら本末転倒やから)
    Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.
    by チャップリン
    ◆ジェイ:心配御無用、近頃はこれまでになく禅定が深まってる
    ■ワン:あやしいなぁ

    つづく(かな)

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