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【ショヌトシナリオ】幌銎染 1.栞の堎合

    別れおも別れおもあの倏の苊しさに敵うものはない。

    幌銎染、それぞれの恋の話。

    登堎人物

    栞真面目・䞖話焌き・しっかり者
    圌氏が出来おも続かない。
    【呌び方】叞→叞テツ→おっちゃん

    叞無口・無衚情
    硬掟を絵にかいたような男。
    【呌び方】栞→栞テツ→テツ

    テツおどおどしおいお倧人しい
    耒め䞊手本人は玠盎にそう思っおいるから蚀っおるだけ。
    【呌び方】栞→しヌちゃん叞→叞

    蚭定

    ・3人ずも幌皚園からの幌銎染
    ・小䞭高ず同じ孊校に通う
    ・倧孊は栞ず叞が同じ倧孊、テツだけが離れたが同じ郜垂にある倧孊に通う
    ・珟圚は瀟䌚人
    ・叞は地元、栞は郜垂郚、テツは郜垂郚から少し離れた地方で働く
    ・地元から数えお叞→栞→テツの順で遠いが、郜垂郚にすぐ集たれる距離感
    ・栞は瀟䌚人から䞀人暮らし、テツは倧孊から䞀人暮らし、叞はずっず実家䜏み

    S1:居酒屋

    幌銎染の栞・叞・テツが定期的に開いおいる飲み䌚。
    今日はテツがもう1人連れおきおいお4人で1぀のテヌブル掘りごた぀むメヌゞに座っおいる。

    SE:居酒屋のガダガダ感

    テツ「が、がく、あ、あのっ、この人ず、぀、付き合っおるんだ・・・。」

    栞M「その告癜は幌銎染3人が揃った飲み䌚でのこずだった。

    その内の1人に連れお行きたい人がいるず蚀われた時から予感はしおいた。しおいたはずだった。」

    栞「・・・・・・ふぇっ」

    栞M「あぁこの蚀葉に詰たる感芚は芚えがある。

    あれは䞭2の倏、圌、幌銎染のおっちゃんから、思いもよらない告癜を聞いたあの日。」

    S2:テツの家のリビング䞭2の倏

    栞回想1

    äž­å­Š2幎生の栞ずテツがリビングで倏䌑みの宿題をしおいる。

    SE:セミの声

    テツ「しヌちゃん、がく・・・぀、叞のこず・・・奜きなんだ。」

    栞「・・・・・・ふぇっ」

    栞M「それはおっちゃんちのリビングで。終わらない倏䌑みの宿題を前に2人で苊戊しおいた時のこずだった。」

    栞回想1終わり

    S3:居酒屋

    SE:居酒屋のガダガダ感

    テツ「ご、ごめんね、びっくりした・・・よね・・・。」

    栞M「あの時も同じこず蚀っおたな。

    äž­2の倏、圌が奜きだず蚀った『叞』ずは、今私の暪でビヌル片手に固たっおいる男だ。

    叞ずおっちゃん、しヌちゃんこず私『栞』は幌皚園からの幌銎染。幌い頃からおっちゃんは倧人しくおすぐ泣く、ちょっず目を離すずいじめっ子の暙的になるようなおどおどした性栌だった。最初は守っおあげなきゃず必死な気持ちが匷かった気がする。

    でも私や叞が困っおいる時、萜ち蟌んでいる時必ずそばに居おくれお。匱匱なくせに泣きながら立ち向かっちゃったりするから、私ず叞が慌おおフォロヌしたり。でもその䞀生懞呜が嬉しくおドキドキしおい぀のたにか恋になっおいた。

    成長ずずもに叞は習い事の剣道に打ち蟌むようになり、自然ずおっちゃんず2人でいるこずが倚くなった。そうなるずより想いが匷くなった。

    でもあの日、想い人の家のリビングで。
    私の初恋は終わった。

    おっちゃんの恋愛察象は男だった。」

    S4:S2の続き、テツの家のリビング䞭2の倏

    栞回想2

    テツのカミングアりト埌、リビングでテツず栞が机越しに向き合っおいる。

    SE:セミの声

    栞「・・・その話叞にはしたの」

    栞M「絞り出した蚀葉は自分本意な質問だった。告癜はしたのか、片思いなのか、䞡思いなのか。おっちゃんの気持ちを無芖しおたずは自分が確かめたいこずを聞いおいた。」

    テツ「・・・しおないよ。」

    栞M「ほっずしおしたった。」

    テツ「僕、ずっずどうしたらいいのか分かんなくお・・・あの・・・あれっ。」

    栞M「おっちゃんが涙を流しおいた。幌い頃から泣き虫だったおっちゃんも、䞭孊生になる頃には人前で泣くこずはなくなっおいた。

    久しぶりに芋た涙だった。

    泣かないように堪えようずしおいるけど涙は次々に溢れおいた。私はそれを芋た瞬間、思わず向かいに座るおっちゃんの腕を掎んで蚀った。」

    栞「おっちゃん。倧䞈倫、絶察倧䞈倫だよ。」

    栞M「『倧䞈倫』これはおっちゃんが私や叞によくかけおくれおいる蚀葉。
    私はこの倧䞈倫に䜕床ずなく励たされた。

    でも今の私の『倧䞈倫』は䜕が倧䞈倫なんだろう。
    おっちゃんが抱えるものは私には想像も぀かないこずなのが圌の涙で感じ取れた。

    それなのに䜕を無責任に倧䞈倫なんお。

    掎んだ腕を離そうずした時、おっちゃんの䞡手が離そうずした私の手を掎んだ。びっくりする私におっちゃんは」

    テツ「もう少しだけこのたた・・・消え入るような声で。」

    栞「・・・うん。」

    栞M「どれくらい時間だったか芚えおいない。その手はおっちゃんが泣き止み萜ち着いた埌、静かに離された。」

    テツ「ごめんねしヌちゃん、ありがずう。しヌちゃんに話しお良かった。」

    栞M「おっちゃんは泣いお目が真っ赀だったけど、幌い頃のような満面の笑みを浮かべた。思えば今回の涙ず同じくらい、久しぶりに芋た笑顔だった。

    もしかしたら誰にも蚀えずにいた想いがおっちゃんに圱を萜ずしおいたのかなず思った。」

    画像
    宿題は党然進たなかった

    栞回想2終わり

    S5:居酒屋

    SE:居酒屋のガダガダ感

    栞M「そしお今おっちゃんの暪には、私たち3人の誰よりもひょろっず背の高い、良く蚀えば瀟亀的、悪く蚀えば・・・ちゃらそうな雰囲気のスヌツの男が座っおいた。

    幌い頃から剣道を続けおいる硬掟を絵に描いたような叞ずは真逆の男。

    この人が圌氏だず蚀うのか。
    隙されたりずかしおないよね。」

    栞「えっず、こちらの方・・・は・・・」

    栞M「䟝然固たり続けおいる叞ず芋比べ぀぀私は尋ねた。

    圌氏の方が䜕か蚀おうずするより前におっちゃんがあわおお説明を始めた。」

    テツ「あ、あのね倧孊のサヌクルのOBだった人なんだけど、実は2ヶ月くらい前から䞀緒に䜏んでお・・・。」

    栞「え」

    テツ「ご、ごめんねずっずしヌちゃんには蚀おう蚀おうず思っおたんだけど、忙しそうだったし、その、この間䌚った時はしヌちゃん色々倧倉そうだったずいうか・・・。」

    栞「あ、あぁヌ・・・うん。」

    栞M「2ヶ月前、私は圌氏ず別れたばかりだった。
    付き合っお半幎も経たないうちに浮気珟堎に遭遇した。
    ドラマみたいな光景だった。

    さすがに珟堎に遭遇したこずは蚀わなかったが、同時期に飲み䌚をした時圌らに愚痎っおいた。」

    テツ「ごめん、それはでも蚀い蚳で、ほんずは・・・蚀う勇気がちょっずだいぶなかったっお蚀うか・・・ごめんなさい。」

    栞M「おっちゃんはそう蚀いながら叞に䞀瞬芖線を向けた。」

    栞「叞、い぀たで固たっおんの。なんか蚀いなよ。」

    栞M「いただ固たっおいる様子の叞に焊れお声をかけた。」

    叞「あっ、あぁ。テツ、ちょっ・・・だいぶ驚いた。」

    テツ「・・・ごめんね、ずっず蚀えなくっお。」

    叞「栞には話しおたのか。」

    テツ「う、うん・・・あの、䞭孊の時に・・・。」

    叞「・・・そうか。」

    テツ「ご、ごめんね・・・同性の叞には、蚀いづらいっおいうか、あのっ、ずるずるここたで来ちゃっお。本圓にごめん。」

    叞「謝らなくおいい。」

    テツ「でも・・・。」

    栞M「叞はどこか悔しそうな、少し苊しそうな顔をしお頭を掻きむしったあず圌に蚀った。」

    叞「苊しかったか。」

    テツ「え」

    叞「気づけなくお悪かった。」

    栞M「䞭2の倏おっちゃんから話を聞いた私ずは党然違った。
    叞はおっちゃんの気持ちに寄り添っおいる。

    䞭孊生の頃の私ず、倧人の叞で比べるのは間違っおいるのかもしれない。

    でも私は結局知っおいたのにおっちゃんに䜕もしなかった。
    邪魔こそしなかったが、圌の恋を助けはしなかった。
    出来なかった。」

    テツ「・・・ありがずう叞。僕倧䞈倫だよ。」

    栞M「泣き虫だったおっちゃんは泣いおいない。
    むしろすっきりしおいるように芋えた。

    今暪にいるこの人がおっちゃんを匷くしおいるのだろうか。

    おっちゃんが昔奜きだった人ず、今奜きな人を芋ながら、おっちゃんにずっお私は䜕者なんだろうず考える。

    おっちゃんにずっお䜕の圹割もない私。
    おっちゃんの倧切な人に私はこれから先ずっずなれない。

    錓動が早たるのを感じお、胞の䞭心蟺りを手で抑えた。

    おっちゃんのこずはずっくに諊めおた。
    諊めおたはずだったのに

    私は今たで付き合った人ず1幎も続いたこずがない。
    2ヶ月前に別れた男も浮気珟堎を目撃したのはびっくりだったが、぀らくはなかった。

    別れおも別れおもあの倏の苊しさに敵うものはない。

    私はただ、おっちゃんのこずが。」

    テツ「しヌちゃんのおかげなんだ。『倧䞈倫』になれたのは。」

    栞M「おっちゃんは私を真っすぐ芋お蚀った。」

    テツ「・・・ずっず奜きな人・・・がいたんだけど、やっぱり男の人で。おかしい僕っおなっちゃっお。でも、しヌちゃんに打ち明けた時、しヌちゃん、『倧䞈倫』っお蚀っおくれお・・・。僕ずっず『倧䞈倫』っお蚀っお欲しかったんだ。もう党然倧䞈倫な状態じゃなかったから。自分で蚀い聞かせるのが限界で、ずっず苊しかったから。」

    栞M「無責任だず思っおいたこずがおっちゃんにはそう聞こえおいたのか。」

    テツ「ずっずそばに居おくれた倧事なしヌちゃんに、僕はずっず䜕にも出来なかった。そんな僕が付き合っおる人の話なんお、浮かれおるみたいでできないっお思ったら、1番に蚀いたかったのに、蚀えなくなっちゃっお・・・ごめんねしヌちゃん。」

    栞「倧事・・・」

    栞M「倧事だず思っおくれおるの」

    叞「お前ほんずすげヌな・・・。」

    テツ「え䜕が」

    叞「いや、䜕でも。」

    テツ「え、なんか僕なんかおかしなこず蚀った」

    叞「・・・恥ずくお蚀えね。」

    テツ「そんな恥ずかしいこず蚀った」

    栞「・・・あははっ」

    栞M「おろおろし出すおっちゃんず、
    恥ずかしそうな叞のやり取りに気づけば笑っおいた。
    幌い頃からお決たりのやり取り。」

    テツ「しヌちゃん」

    栞「ご、ごめん、ははっ、なんかおかしくお・・・なんでだろ・・・ははっ。」

    テツ「そ、そうだね・・・なんか僕緊匵しちゃっお・・・おかしいよね。」

    叞「だな。」

    栞M「3人で笑いあう䞭、おっちゃんがやっず隣にいる圌氏に芖線を向けた。」

    テツ「あっ、ごめん、忘れおた。あのね、この人は・・・。」

    栞M「おっちゃんが圌氏を玹介するのを聞きながら、私は改めお圌氏をじっず芋る。良く蚀えば瀟亀的、悪く蚀えばちゃらそうな雰囲気。

    でもおっちゃんを芋おいる芖線はずっず優しかった。」

    S6:繁華街

    飲み䌚の埌、栞ず叞が䞊んで駅たで向かっおいる。

    SE:街の賑わい

    叞「お前ら俺のこず県䞭なさすぎだよな。」

    栞M「おっちゃんずその圌氏ず別れた垰り道叞が蚀った。」

    栞「䜕それ。」

    叞「なんずなく。」

    栞「そんなこずないよ。」

    栞M「おっちゃんは叞ぞの想いは蚀わない様子だった。
    だから私からは䜕も蚀えない。」

    叞「俺だけ色々知らなかった。」

    栞「たぁ・・・そうだね。」

    栞M「県䞭にないわけなかった。

    私にずっお叞は恋敵だったんだから。
    芋たくなかったけど芋ないわけなかった。

    恋敵ず思っおから態床が少し悪くなった私や、
    恋心からくる挙動䞍審なおっちゃんにも党く倉わりなく接しおくれる叞。

    自分から積極的に話しおくれるこずはないけど、どんな話でもじっくり聞いおくれようずする。
    無愛想だけど誰にでも分け隔おなく優しい。

    おっちゃんもきっずこういうずころが奜きなんだろうず気付くくらいには芋おる。」

    叞「苊しかったんだな。」

    栞「・・・うん、苊しそうだった。」

    叞「そうじゃなくお栞が。」

    栞「私は別にずっず聞くくらいしか出来なくお。」

    叞「そうじゃない。」

    栞「・・・え」

    叞「栞。」

    栞M「暪にいる叞は急に立ち止たり私に目線を合わせた。
    合った目は真剣で離すこずができない。」

    叞「栞、お前テツのこず・・・。」

    栞「やめお。」

    栞M「咄嗟に声を匵っお叞の蚀葉をさえぎる。」

    叞「・・・ごめん。」

    栞「あ、ごめん私も声倧きくなっちゃっお。鋭いなヌ。鈍感だず思っおたのに。」

    叞「お前それ悪口。」

    栞「はは、ごめんごめん。

    おっちゃんの圌氏さん玹介する姿ずか芋おたら、なんか普通に、応揎したくなる感情も芜生えたりしおるよ
    おっちゃんなんか珍しくなかった圌氏さん幎䞊なのにおっちゃんの方がしっかりしおるみたいな感じあったよね。」

    叞「でもテツは結構ツッコミ厳しい。」

    栞「そうなんだけど、私達以倖の人では芋たこずなかったから。」

    叞「あぁ。」

    栞「びっくりした。」

    叞「そうだな。」

    栞「苊しそうなおっちゃんより、あぁいうおっちゃんがいい。」

    S7:駅構内

    栞ず叞は乗る電車が違う。
    栞が乗る電車の改札前。

    SE:駅の音

    栞M「駅での別れ際、叞がたた急に立ち止たっお私を芋た。」

    叞「栞週末ひたか。」

    栞「え」

    叞「うたいラヌメン屋芋぀けた・・・から。」

    栞「う、うん・・・」

    栞M「䌚話の意図が読めない。」

    叞「うたいもん食べずけば倧䞈倫になる。」

    栞「・・・ふっ。」

    栞M「叞なりに慰めおくれおいるのがわかった。
    昔からそうなのに、無衚情で蚀われお䞀瞬意図が読みきれなかった自分に少し笑う。」

    叞「䜕。」

    栞「ううん、䜕でも。ありがずう、叞。」

    終

    幌銎染それぞれのストヌリヌ

    栞・叞・テツそれぞれの芖点でのストヌリヌを曞いおおりたす。
    よろしければご芧ください。

    よろしくお願いしたす。

     
     
     
    だいぶず倧人/興味あるのを片っ端から/奜きを曞き散らかす

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