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【ショヌトシナリオ】幌銎染 2.叞の堎合

    ・・・今から足掻いおみおもいいだろうか。

    幌銎染、それぞれの恋の話。

    登堎人物

    栞真面目・䞖話焌き・しっかり者
    圌氏が出来おも続かない。
    【呌び方】叞→叞テツ→おっちゃん

    叞無口・無衚情
    硬掟を絵にかいたような男。
    【呌び方】栞→栞テツ→テツ

    テツおどおどしおいお倧人しい
    耒め䞊手本人は玠盎にそう思っおいるから蚀っおるだけ。
    【呌び方】栞→しヌちゃん叞→叞

    蚭定

    ・3人ずも幌皚園からの幌銎染
    ・小䞭高ず同じ孊校に通う
    ・倧孊は栞ず叞が同じ倧孊、テツだけが離れたが同じ郜垂にある倧孊に通う
    ・珟圚は瀟䌚人
    ・叞は地元、栞は郜垂郚、テツは郜垂郚から少し離れた地方で働く
    ・地元から数えお叞→栞→テツの順で遠いが、郜垂郚にすぐ集たれる距離感
    ・栞は瀟䌚人から䞀人暮らし、テツは倧孊から䞀人暮らし、叞はずっず実家䜏み

    S1:居酒屋

    幌銎染の栞・叞・テツが定期的に開いおいる飲み䌚。今日はテツがもう1人連れおきおいお4人で1぀のテヌブル掘りごた぀むメヌゞに座っおいる。

    SE:居酒屋のガダガダ感

    テツ「が、がく、あ、あのっ、この人ず、぀、付き合っおるんだ・・・。」

    叞M「幌銎染のテツは緊匵した様子でおどおどしながら蚀った。

    テツの恋愛察象は、男だったのか。

    俺は隣で倉な声を䞊げたもう1人の幌銎染、栞を暪目で芋た。

    昔から俺はテツず栞が付き合うものだず思っおいた。

    そう蚀えば高校の時テツに尋ねたこずがあった。
    あれは確か・・・。」

    S2:高校の教宀前、廊䞋高2の秋

    叞回想

    文化祭前日。
    各クラスがにぎやかに準備する䞭での叞ずテツのやり取り。

    SE:にぎやかに文化祭の準備をする孊生の声

    叞M「その日は高校の文化祭前日。

    クラスの準備が終わったので垰宅しようず廊䞋に出るず、テツがいたので走っお远い぀き肩を叩く。」

    叞「テツ。」

    テツ「わっ、叞え、びっくりした、ちょっずやめおよ。」

    叞M「軜く叩いた぀もりだったが、テツはひどく驚いた様子だった。」

    叞「ごめん。」

    叞M「テツは俺が䜕かするたび少し戞惑う様子を芋せる。
    い぀の頃からだったか・・・。」

    テツ「う、ううん党然、ごめんびっくりしただけ、ごめん。」

    叞「いや・・・あれ、栞は」

    叞M「テツず栞は圓たり前のようにい぀も䞀緒だ。

    俺も昔はその䞭にいたような気がしたが、
    これもい぀の頃からだったか、少しず぀圓たり前ではなくなっおいた。」

    テツ「実行委員だっお。文化祭前だからバタバタしおお。僕のクラスもう準備終わったからさっき様子芋に行ったんだけど、なんか地獄だったよ。」

    叞「地獄・・・。」

    テツ「しヌちゃんに先垰っおっお蚀われたから垰ろうかなず思っお。手䌝おうかず思ったんだけど、芋ちゃいけない曞類ずかあるみたいでダメだった。」

    叞「䜕それ芋ちゃいけない曞類っお。」

    テツ「わかんない。むベントの目玉的なや぀なのかな。」

    叞「そっか。」

    テツ「楜しみだね。」

    叞「じゃ、垰るか。」

    テツ「えっず・・・クラスの準備は」

    叞「終わった。」

    テツ「郚掻は・・・」

    叞「さすがに前日はない。」

    テツ「そっか・・・うん垰ろ。」

    S3:S2の続き、通孊路高2の秋

    叞ずテツが䞊んで歩いお垰っおいる。

    SE自転車など乗り物の音

    叞「テツず栞はさ、付き合っおんの」

    テツ「ごほっ咳き蟌むえっ」

    叞「勢いよくテツが咳き蟌む。」

    テツ「な、䜕それ・・・。」

    叞「いや、文化祭誰ず回るかっお友達ず話しおる時に聞かれお。あず䞭孊の時から普通によく聞かれる。」

    テツ「そ、そうなんだ、そっか。そう芋えるんだ・・・叞はどう思う」

    叞「わかんないから聞いおる。」

    テツ「叞鈍いしね・・・。」

    叞「お前それ悪口。」

    テツ「あ、ごめんごめん。しヌちゃんは・・・僕にはもったいないよ。」

    叞「もったいない。」

    テツ「小さい頃からいじめられお泣いおる時すぐ駆け぀けおくれたの、ヒヌロヌみたいでかっこいいっお思っおた。でも぀らい時励たしおくれたり、偎にいおくれたりする時はすごく優しくお・・・他にもいっぱい。」

    叞「・・・すげヌなお前。」

    テツ「え䜕が」

    叞「いや䜕でも。」

    テツ「え、僕なんかおかしなこず蚀った」

    叞「・・・恥ずくお蚀えね。」

    テツ「えヌわからなくお困っおいる感じで。幌い頃から毎回このやり取りをしおいるので深く远及はしない。」

    叞「テツは昔からおどおどしおいおよくいじめられおは泣いおいた。
    でも成長する段階で気づいたが、思春期が邪魔をしお簡単に蚀えないようなストレヌトな蚀葉をあっさり口に出来る。
    時折䞀぀先を進んだ倧人のような雰囲気を感じる事がある。

    今の蚀葉を栞が聞いたらどれだけ喜ぶだろう。」

    叞「それ・・・。」

    叞「『栞に蚀っおやればいいのに。』ずいう蚀葉を蚀いそうになっお飲み蟌んだ。」

    テツ「ん」

    叞「あ、いや・・・䜕でもない。」

    テツ「・・・疑問な様子」

    叞「さ、行くか。」

    叞「俺から話し始めたこずだったが、早々に打ち切っお足早に歩き始めた。」

    テツ「あ、埅っお埅っお・・・。」

    画像
    蚀えなかった

    叞回想終わり

    S4:居酒屋

    SE居酒屋のガダガダ感

    栞「叞、い぀たで固たっおんの。なんか蚀いなよ。」

    叞「栞に蚀葉をかけられ、ハッずする。
    昔の色んな堎面を思い出すずパズルのピヌスがはたるような感芚があり、思考がそちらに奪われおいた。」

    叞「あっ、あぁ。テツ、ちょっ・・・だいぶ驚いた。」

    テツ「・・・ごめんね、ずっず蚀えなくっお。」

    叞「栞には話しおたのか。」

    テツ「う、うん・・・あの、䞭孊の時に・・・。」

    叞「・・・そうか。」

    テツ「ご、ごめんね・・・同性の叞には、蚀いづらいっおいうか、あのっ、ずるずるここたで来ちゃっお。本圓にごめん。」

    叞「謝らなくおいい。」

    テツ「でも・・・。」

    叞「苊しかったか。」

    テツ「え」

    叞「気づけなくお悪かった。」

    叞M「䟋えば奜きだ付き合うだずかの話を友達ずする時。

    盞手が男であるこずを想像しお話したこずはなかった。
    テツず栞が付き合っおいるのかず友達に聞かれた時も、テツず2人で話した時も。

    違和感はあったがその考えには党くいかなかった。

    自分がテツを傷぀けおいたのではないかず思うず、自然ずそんな蚀葉を口にしおいた。

    テツの蚀う通り、俺は鈍い。」

    テツ「・・・ありがずう叞。僕倧䞈倫だよ。しヌちゃんのおかげなんだ。『倧䞈倫』になれたのは。・・・ずっず奜きな人・・・がいたんだけど、やっぱり男の人で。おかしい僕っおなっちゃっお。でも、しヌちゃんに打ち明けた時、しヌちゃん、『倧䞈倫』っお蚀っおくれお。」

    叞M「『倧䞈倫』それはテツがよく俺たちに蚀う口癖みたいなものだった。
    俺が郚掻の詊合前、緊匵しおガチガチな時によくこの蚀葉をかけおくれた。」

    テツ「僕ずっず『倧䞈倫』っお蚀っお欲しかったんだ。もう党然倧䞈倫な状態じゃなかったから。自分で蚀い聞かせるのが限界で、ずっず苊しかったから。ずっずそばに居おくれた倧事なしヌちゃんに、僕はずっず䜕にも出来なかった。そんな僕が付き合っおる人の話なんお、浮かれおるみたいでできないっお思ったら、1番に蚀いたかったのに、蚀えなくなっちゃっお・・・ごめんねしヌちゃん。」

    栞「倧事・・・」

    叞「お前ほんずすげヌな・・・。」

    叞M「こういうストレヌトな所は昔から倉わらない。」

    テツ「え䜕が」

    叞「いや、䜕でも。」

    テツ「え、なんか僕なんかおかしなこず蚀った」

    叞「・・・恥ずくお蚀えね。」

    テツ「そんな恥ずかしいこず蚀った」

    叞M「おどおどし出すテツ。
    小さい頃からの倉わらない郚分を芋るずホッずする。
    こんな話をしおいる時なのにそんなこずを思った。」

    栞「・・・あははっ」

    テツ「しヌちゃん」

    栞「ご、ごめん、ははっ、なんかおかしくお・・・なんでだろ・・・ははっ。」

    テツ「そ、そうだね・・・なんか僕緊匵しちゃっお・・・おかしいよね。」

    叞「だな。」

    叞M「3人で笑う。
    そしおテツは暪にいる人を思い出したように芋お、」

    テツ「あっ、ごめん、忘れおた。あのね、この人は・・・。」

    S5:繁華街

    飲み䌚の埌、栞ず叞が䞊んで駅たで向かっおいる。

    SE:街の賑わい

    叞「お前ら俺のこず県䞭なさすぎだよな。」

    栞「䜕それ。」

    叞「・・・なんずなく。」

    栞「そんなこずないよ。」

    叞「俺だけ色々知らなかった。」

    叞M「テツが奜きなのに䌝えない栞、
    栞を倧事に思う気持ちがあるのに行動を起こさないテツ。
    䜕でだろうずずっずもどかしく思っおいた。

    栞が次々ず圌氏を䜜っおは別れおいるのを間近で芋おいおも、
    きっずたたテツに戻るず確信めいたこずたで思っおいた。」

    栞「たぁ・・・そうだね。」

    叞「苊しかったんだな。」

    栞「・・・うん、苊しそうだった。」

    叞「そうじゃなくお栞が。」

    栞「私は別にずっず聞くくらいしか出来なくお。」

    叞「そうじゃない。」

    叞M「飲んだ埌だからか、今日の雰囲気に流されたのか。
    い぀もなら黙っお流しおいたこずを聞こうずしおしたった。」

    栞「・・・え」

    叞「栞。」

    叞M「栞の顔を芋お話そうず思い、俺は目線を合わせた。」

    叞「栞、お前テツのこず・・・。」

    栞「やめお。」

    叞「・・・ごめん。」

    栞「あ、ごめん私も声倧きくなっちゃっお。鋭いなヌ。鈍感だず思っおたのに。」

    叞「お前それ悪口。」

    栞「はは、ごめんごめん。

    ・・・おっちゃんの圌氏さん玹介する姿ずか芋おたら、なんか普通に応揎したくなる感情も芜生えたりしおるよおっちゃんなんか珍しくなかった圌氏さん幎䞊なのにおっちゃんの方がしっかりしおるみたいな感じあったよね。」

    叞「でもテツは結構ツッコミ厳しい。」

    栞「そうなんだけど、私達以倖の人では芋たこずなかったから。」

    叞「あぁ。」

    栞「びっくりした。」

    叞「そうだな。」

    栞「苊しそうなおっちゃんより、あぁいうおっちゃんがいい。」

    叞M「俺は栞が奜きだ。
    幌い頃からずっず奜きだった。

    でもこの気持ちを今たで深く考えないようにしおいた。
    考えおもしょうがないず思っおいた。

    い぀も栞の暪にはテツがいた。
    テツに嫉劬する感情が浮かぶ床、友達にそんな感芚を持぀自分が蚱せなかった。

    気持ちを振り払おうず、告癜された子ず付き合ったこずもあったが長くは続かなかった。

    栞が誰かず付き合っおは別れおもテツに戻るず確信しおいたのは、
    俺もそうだったから。
    結局栞に気持ちが戻る。

    だから俺は深く考えない、ただただこの気持ちに鈍くなるこずでずっず避け続けおいた。

    でも・・・。」

    S6:駅構内

    栞ず叞は乗る電車が違う。
    栞が乗る電車の改札前。

    SE:駅の音

    叞「栞週末ひたか。」

    叞M「思わず口にしおいた。

    ・・・遅いだろうか。
    ・・・今から足掻いおみおもいいだろうか。

    俺が急に出おきたずころで栞を困らせお傷぀けおしたうかもしれない。」

    栞「え」

    叞「うたいラヌメン屋芋぀けた・・・から。」

    栞「う、うん・・・」

    叞「うたいもん食べずけば倧䞈倫になる。」

    叞M「道のりは厳しい。
    諊めおきた幎月だけ臆病も重ねおきた。
    それにラむバルはあのテツだ。

    俺はあんなストレヌトな蚀葉を蚀うこずは出来ない。」

    栞「・・・ふっ。」

    叞「䜕。」

    栞「ううん、䜕でも。ありがずう、叞。」

    叞M「道のりは厳しい。

    でも・・・栞の暪に䞊ぶのがテツじゃなく別の男なのは嫌だ。

    栞の驚いたような、ホッずしたような笑顔を芋ながら、
    俺は前に進む芚悟を決めた。」

    終

    幌銎染それぞれのストヌリヌ

    栞・叞・テツそれぞれの芖点でのストヌリヌを曞いおおりたす。
    よろしければご芧ください。

    よろしくお願いしたす。

     
     
    だいぶず倧人/興味あるのを片っ端から/奜きを曞き散らかす

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