溺愛とは
皆さん、こんにちは。
私、どんぐりは過去長くお付き合いをしていた人がいて、かなり溺愛されていた自負があります。下記記事で書いていた男性ですね。
しばらくの間彼との過去を"大恋愛"と謳うくらいには幸せだった時間も存在したし、彼の愛情が嬉しかった反面、今思うとかなり束縛・依存されていたんだなと思います。
溺愛ってシンプルでピュアな感情だけでなく相手の期待や希望が入り混じった複雑な愛情だと思っていて、それを真摯に真正面から受け止めていた私は……今となっては誰かに愛情を向けられることに少し臆病になってしまった部分があります。
過去に色々あったこと、思っていたこと、今になって思うことを吐き出す場所がなかったので、こちらにて綴らせていただきます。
書きたいことは多々あるのですが、今回はその1つ目、「境界線」についてです。
Boundary/ 境界線
よく「Boundary/ 境界線」「程良い距離感」が大事って言うじゃないですか。その実態は「恋人に全てを曝け出せない」のような寂しいものではなくて、大切な間柄だからこそ、関係を上手く続けていきたいからこそ、共有したくない、しなくてもいい感情や過去、領域、1人の時間があると思うんです。
どんなに親しい仲でも、愛しい恋人でも、全てを共有することって毒になり得ると思っていて。共依存ってやつ。
私が過去長くお付き合いしていたのは、海外に暮らしていた頃の外国人になのですが、彼はとにかく境界線の線引きがない人で。
私は人と深く仲良くなるにはじっくり時間をかける、初めから自分の全てをさらけ出すのは抵抗がある典型的な日本人だったのですが、彼はとにかく私の全てを理解したい人で。「恋人なんだから、全部知りたい」と、色んな面で共有を求められる場面がありました。
会ったばかりの他人なら何でも話せることでも、大切に想ってる人ほど全部を曝け出すって怖いし、自分の隠したいこと、コンプレックスを恋人に全部打ち明けるって覚悟がいることだと思うんですね。
ただ、当時自己肯定感が低かった私にとって、何でも肯定的に受け止めてくれる彼の存在に救われる部分も多くあり、そとそもこんなに自分に干渉してくる人に出会ったことがなかったため、最初は私愛されているんだなあくらいに思っていたんですよね。
(グイグイと境界線を突破されたことで、中には良かったこともあるので共有。)
自分のことを全部受け止めようとしてくれる。
それって、一見するとすごく深い愛情に見えるけど、「相手の全部を知りたい」という気持ちは、必ずしも本当に相手のためを思った愛情ではないと思ってて。
その実態は、「自分が安心したい」「自分の望むような人でいてほしい」という、期待と願望が入り混じった欲望だと思ってて。
「知りたい」と思うこと自体が悪い訳ではないけれど、その不安を埋めるために相手の境界線を越えてしまったら、それはもう相手を理解することとは違うんじゃないかと思うんです。
束縛に気づいてなかった私
そんな彼の距離感にも慣れてしまい、家族•友達にも言えないようなこと等も共有し私なりに彼の愛情に応えていたつもりだったのですが、その後彼の束縛はエスカレートしていきました。ここからは、束縛エピソードをあえてポップにお届けします。
1) 携帯のパスワード共有
これはどんぐりにとって束縛に入らないですね。私がバグってしまってる?
お互いの携帯のパスワード共有しようと言わられ、私が彼の携帯を見るのは気が進まないのでしなかったけれど、私も何も隠す事ないし、彼も不必要に見ることはないだろうと思ったので共有してました。
日本人と付き合うとなった今では自分から提案はしないけれど、相手に提案されたら応じてしまうと思う筆者は未だにバグっているのでしょうか…。
2) 催眠術
寝てる間に私に催眠術かけて、色々聞き出そうとしてたらしいです。相手が催眠術かけようとしたものの、寝てる時に私が英語で反応できるはずもなく効かなかったようで、それを律儀に私に教えてくれました…。
(これはまだかわいいエピソードと思っていた私はきっとバグっていた…。)
(私の使用済みカピカピになったカラコンも保管されてるの見たことあるし、なんかまじないとかやってたのかな…。)
3) パスワード一覧を把握される
諸々のパスワードが書かれてるノートがあり、私が部屋から離れてる時に見られたりしてました。ある時彼から、「携帯だけにパスワード記録するのは危険だよ!」みたいなことを言われたため、手書きで書いていたものがあったという…。(確かに、と素直に言うこと聞いてた私愛らしくて涙出るわ。)
私がシャワー浴びてる間に見ていたようで、部屋に入ろうとしたら鍵がかかってて、デスクの引き出しの中が荒らされていた…。(ヒッ)
4) ハッキング
若干の遠距離恋愛だったのですが、彼は会ってない、話していない時間がとにかく不安になってしまったようで、ある時携帯を遠隔でハッキングされました。(まじで凄いよね)
ハッキングされた時携帯が突然使えなくなり、携帯壊れた!とパニックになりながらパソコンでログインしてたLineから彼に連絡したのですが、そしたら彼は『え?!大丈夫?』 『今はもう直った?』みたいな返答が来て、なんと5分くらいで突然直りました。(ハッキングだと気づいたのはしばらく後で、インスタのログイン履歴にて知らないデバイスが登録されてたことで知った。)
携帯直って良かった!!と何も考えずに安堵し過ごしてた私ですが、それから1ヶ月後あたりで次の携帯修理の件があり…。
5) 携帯修理大作戦
結局これが一番心に引っかかったかな…。3年半付き合って割と序盤に起こったことではあったんだけど…。
私の携帯画面が割れたことから新しい携帯を購入したのですが、彼が壊れた携帯画面貼り替えて直してあげるよって。
いいよ、もう新しい携帯あるしって断ったのですがどうも聞かず、携帯直して中身見るとか…流石にしないよね?と内心思いながらも相手を信頼してたので、携帯を預け修理してもらいました。(Appleって売上を上げるために修理が特別難しい仕様になっているのに、それを見事にもマニュアルを見ながら携帯を直す執念が凄くいよね…。)
結果、当たり前に彼は修理して私の携帯の中身全部を確認したようで。
私は誰もフォローしていない鍵垢のInstagramアカウントを日記を書くために使っていたのですが、それを以前彼に話してたこともあり、その内容も全部確認したとのことでした。
別に、君のこと何も悪く言ってないし何なら良いことしか書いてないし、家族が恋しいとか学校つらいとかなんとなく書いたとりとめない日常を綴ってただけで、隠してたことなんて何もないのにな、私が母国語で気持ちを吐き出せる場所だっただけなのになって。とてつもない寂しさと絶望に襲われました。
外国に渡り料理初心者だった若き私は、当時自分にあまり自信がなかったこともあり、自身の料理の写真も恥ずかしくて頑なに見せていなかったのですが、彼はそういう所も怪しいと思ったそうで。日記垢に載せた写真を見て『何で隠してたの?普通に美味しそうじゃん!』とは言ってくれて確かに隠すほどでは無かったとは思うけど、私が見せたくないものは見せなくていいじゃんね、と今でも思う。
あとYoutubeとか音楽聴いてた履歴漁られたのも割と傷ついた…。(私の好きなものは私だけの宝物で、私がその良さを説明するからこそ貴方が知る権利がある、と思うんだ…。)
中には家族LINEの見られたくない写真(見られたら終わるような変顔集とか、オフモードすぎる家族の写真とか)も見られたと知ってからは完全に吹っ切れて、本当何も隠す気ないしもういいよ、好きにしなよって感じになりました…。
一番心にきたのは…、彼の前に付き合ってた人(日本、海外)や友達とのメッセージ履歴を全部チェックされ、問い詰められた時ですね。
変に心配させたくないから、彼には過去の人について大して長く付き合ってなかったよとか伝えてたのですが、『実際付き合ってた時期はこうだったんだね、別れてからもしばらく連絡は取ってたんだね。俺に話してたより元彼のこと好きだったみたいだね』とか、彼と付き合う前のことで咎められたりしまして。付き合う前の過去の人とのやり取りを見て咎めるのは、、お法度にして、、。まじで双方に良いことない。
海外に1人住む私には彼しか頼れる人がいなかったのに、そんな彼は1mmも思い入れのない私の過去に嫉妬をし、私が注いでる愛情をそのままに受け取れていなかったという…。
愛情と執着は表裏一体
そしてあれから数年後。
(そのまま付き合い続けたんかいというツッコミはさて置き。)
彼の束縛はあったものの、私がより上手く距離感をとれるようになったこと、私が安心させるよう気を配ってたことで彼も多少安定したことから、そのまましばらく付き合っていました。
実際別れた原因は彼の束縛ではなく、かなりの遠距離になった環境の変化と、彼の学校が忙しくてメンタルが不安定になったことでした。
離れてからしばらく時間が経って思うのは、彼は私にたくさんの愛情を注いでくれたけど、それはかなり捻じ曲がった愛情だったな。
捻じ曲がった愛情を受けて、この後随分と自分を見失いました。
彼は試し行動をよくする人で、何かあると別れるとすぐ言う人でした。私は度重なるそれに心を抉られてしまい、今ではそんなことを言う人は即切りしてしまうくらいにはトラウマになっているんだと思います。
彼から別れを告げたのに向こうのほうがショックを受け、私が相手にせず前に進もうとすると、「初めてリスカして◯◯しようとしたんだ…。」と連絡が来て、逃げたいという気持ちと恐怖が入り混じり、私はもう自分の感情がよく分からなくなっていたんだと思う。こんな理由でそんな行動をとらうとする、もしくはそれを伝えてくるなんて、なんて軽率で私のことを考えていない、身勝手な人なんだろうという怒りも感じていました。
何故早く離れなかったのか、それは外国に住んでる時、その国での生き方を教えてくれた、一番大変な時期を支えてくれたのが彼だったから。私にとっても大切な人だったから、心の奥底で気づいてた圧迫感も見てみぬふりし、正直私も自分がどんな感情なのか分からなくなっていた。
共依存ってね、本当に怖くて。依存される側•束縛される側もいずれ離れられなくなるんですよね。束縛されることに慣れすぎて、コントロールされることに慣れすぎてそれを愛だと疑わなくなり、それなしでは物足りなくなってしまうくらい脳がバグってしまうのです。。
そうやって、少しずつ感覚がおかしくなっていったんだと思います。
彼は私が日本を恋しく思い時折私が帰りたそうにしているのをみて、それが彼を不安にさせていたんだろうなと思う。私は何も悪くないけど。
相手には相手の世界があって、自分には自分だけの世界があって、それでこそ健康的な関係が築けるよね。
この後もストーリーは続くけど、今になってびっくりするのは当時私が彼のこれらの行動を全て愛情として受け取っていたこと。束縛とか依存されてた自覚はあったけど、今ほど俯瞰して見れてなかったし、一度慣れてしまうと人って気づけなくなるの恐ろしいよね。
以上、境界線について綴らせていただきました。
To be continued……
