
【クリエイティブを止めない②】つぶやきが全部パ行になるSNSを作ったら、小説になり、ぬいぐるみになり、AIロボットになった!
つぶやきが、ぜんぶパ行になるSNSを作りました。
その名も「ぺぷぺぷぺぷ」。
「おはよう」と投稿すると「ぽぱぽぷ」。
「仕事つかれた」も「ぴぽぽぷぱぺぱ」。
ぜんぶ「ぱぴぷぺぽ」に変換されます。
意味は、誰にも通じません。
誹謗中傷も、マウントも、バズりもありません。だって全部パ行なので。
でも、不思議なんです。
「ぽぱぺぴ」と言われたら、「おかえり」に聞こえる。
なんとなく、通じる時もあるのです。

今日は、このおかしなSNSが生まれた経緯と、わずか半年で、小説になり、ぬいぐるみになり、AIロボットにまでなった増殖の一部始終を、聞いてください。
はじまりは、登下校
きっかけは、息子との会話でした。
いつも楽しそうに登下校しているので、「友達と何を話してるの?」と聞いたら、こう返ってきました。
「パ行で話しながら帰ってる。ア行から順番に試したら、パ行が一番伝わりやすかった」
なんですかその研究。
しかも続けていると、けっこう通じるようになるらしいんです。以来、彼らはずっとパ行で帰ってきます。
「パ行で話せるSNSがあったら、おもしろくない?」
そんな他愛のない会話、他愛のない発想から、ほんとに作れちゃうのが、今のAI時代です。
作ったのは、エンジニアでもない50代の私。プログラミングはできません。それでも、AIと会話しながらアプリを作る「バイブコーディング」のおかげで、親子の妄想が、ほんとうに動き出しました。
どんなアプリ?
使い方は、シンプルです。
思ったことを、つぶやく。それだけ。
するとキャラクターが、あなたの言葉をパ行にして、代わりにつぶやいてくれます。ただ、つぶやきが流れるだけじゃありません。
1部屋=7人のチャットルームになっているので、あなたが「ぱぱぴぱ(ただいま)」と言えば、他の誰かが「ぽぱぺぴ(おかえり)」と答える、かもしれない。ゆるいつながりが生まれます。
意味が通じないので、人には言えない愚痴や、秘密にしておきたい気持ちなども、平気でつぶやけます。ちなみに管理側にも残りません。
バカみたいなことでも、ひどいことでも、
吐き出した瞬間に、毒が「ぱぴぷぺぽ」に変わってくれる。
パ行になった言葉は角が取れて、やわらかくて、ちょっと笑えます。
ちなみに「ぱぴぷぺぽ」の声は、息子に協力してもらいました。
ちょっと高めの「ぱぴぷぺぽ」の声がこだまして癒されます。
ね、ちょっと、つぶやいてみたくなったでしょ?
ぜひ何か、つぶやいてみてください。
増殖その1:小説になりました

アプリのUIを考えるにあたり、
つぶやきをパ行に変換してくれるキャラクターは何がいいか?
そもそも、なぜパ行なのか?
頭を巡らせていたら、SF小説を書いていました。
『君の星の言葉を借りるなら』
地球に不時着した宇宙人パピ。
仲間とはぐれ、宇宙船は大破。ひとりぼっちのパピは、駆け出しエンジニア・トモキのアパートに迷い込みます。
パピの声帯の構造上、地球の言葉とシンクロする音は限られていて、どんなに正しく「あいうえお」と話しているつもりでも、ぜんぶ「ぱぴぷぺぽ」になってしまいます。
そんな事情をトモキは知り、パピの仲間を探すために、一緒にSNSを作ることに——。
ね!読んでみたくなったでしょ?
是非、こちらから読んでみてください↓
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書き上げてみたら、全92ページ。
アプリを開発していたはずが、小説まで書いちゃうなんてね。
ちなみにこの小説も、AIとの二人三脚です。物語を各章ごとに私が書いて、AIに整えてもらう。元漫画家とはいえ、小説を書くのは初めてです。一人だったら、92ページを書き切ることは、きっとできませんでした。
増殖その2:文庫本とぬいぐるみになりました

せっかく小説を書くのなら、ZINEにして販売したい。
地元でZINEイベントが開かれると知り、速攻で申し込みました。
締め切りがある方が、人はやり切れるのです。
表紙は描き下ろし、ちゃんとした文庫本サイズです。
さらに前日、「キャラクターの魅力も伝えたい!」と思い立ち、パピのぬいぐるみを夜なべして作りました。
これはさすがにAIではなく、自力です。針と糸です。
イベント当日は、幅広い世代の方が手に取ってくださいました。
「コードを書くことはできるけど、この発想はないです」と褒めてくれた情報学科の大学生。ぬいぐるみに見とれて、その場から動けなくなってしまった女の子もいました。
アプリを作り、小説を書き、絵を描き、ぬいぐるみを縫う。
誰かに伝えるために、持てるスキルを総動員した一日でした。
自分のクリエイティブのキャパシティが、どんどん広がっていく感覚。
ただただ、楽しかったです!
増殖その3:東京に進出しました

次の目標は、前から気になっていた「生成AIなんでも展示会」。
個人開発者が「好き」を持ち寄る、日本最大規模のAIイベントです。

出展2度目にして、東京デビュー!!しかも親子で!飛ばしすぎです!
会場は錦糸町。出展者は約200組、来場者はなんと約2000人。そこに「ぺぷぺぷぺぷ」と小説とグッズを引っ提げて、ブースを構えました。
AIに知見のある方ばかりの会場で、足を止めて、熱心に話を聞いてもらえるありがたさ。
そして事件が起きます。
小説の登場人物を彷彿とさせる「リアルなトモキさん」が、ブースに現れたんです!
「僕も、疲れた時、パ行で話してるんですよね」
聞けば、パ行は発音しやすい音で、だから赤ちゃんが最初に話す言葉になるのだとか。
つまり、いちばん力の抜けた、ゆるい発話。開発者の私より、ぺぷぺぷぺぷの裏側をわかっていらっしゃる。完全にトモキでした!!!
……ということは、です。
「ア行から順番に試したら、パ行が一番伝わりやすかった」という息子の下校中の研究は、正しかったわけです。人類は疲れると、パ行に還るのかもしれません。
物語が、現実のほうから会いに来てくれた1日でした。

増殖その4:実は……AIロボットまで作りました
そして最近、とうとうAIロボットを作りました。
手作りのぬいぐるみに、小型コンピューター「M5StickS3」とArduinoを内蔵。しゃべります。もちろん、パ行です。
AIと繋がっているので、ちゃんと小説の中の記憶もあります。
「パピ、かわいいねー」と頭をなでると「ぱぴぷぴ(大好き)」と答えてくれます。
「トモキのこと、おぼれてる?」という問いに、
「ぱぷぺぱぴぽ(忘れないよ)」と答えた時には、泣きそうになりました!
この子は、次のイベントで「売り子」としてデビュー予定です。

そして、本丸!いざ、ネイティブアプリへ

アプリ、小説、文庫本、ぬいぐるみ、AIロボット。
我ながら、よく増えたと思います。
もとはといえば、息子との何気ないやり取りから出た、ただの妄想です。「パ行で話せるSNSがあったら、おもしろくない?」——それだけ。
その妄想が、AIのおかげで、ほんとうにアプリになって、小説になって、AIロボットにまでなりました。
思いついたものが、作れる。
クリエイティブが、こんなに広がる。
この時代にものづくりができることが、うれしくてたまりません。
でも実は、そもそもの目標が、まだ残っています。
ぺぷぺぷぺぷの、ネイティブアプリ化です。
小説の中で、トモキとパピは「ぺぷぺぷぺぷ」をアプリストアの審査に出すために七転八倒します。書いた本人が今、同じ場所に立っています。
先日、Apple Developer Programに登録しました。本気です。
物語に、現実が追いつく番です。
最後まで、駆け抜けます。
ぽぱぽぴぴぴ(お楽しみに)~!
\試してみてね/
・ぺぷぺぷぺぷ(Web版)
https://pepupepu.com
\創作大賞応募中♡いいね、よろしくお願いします/
https://note.com/pepupepu/n/nc969577536e2
https://note.com/pepupepu/n/nc30204f684e9
・小説『君の星の言葉を借りるなら』 https://tales.note.com/pepupepu/wkes031uvahti
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