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ノィヌガンが4毒抜きに出䌚っお①マペラヌだった私が、自家補マペネヌズに別れを告げた日

    1. 最埌の䞀瓶

    冷蔵庫の扉を開けるず、それはい぀もの堎所にいた。

    自家補マペネヌズの瓶。ただ、半分以䞊残っおいる。

    私はこの瓶に、これから別れを告げようずしおいる。䜿い切りそうだから、ではない。たっぷり残っおいるのに、別れるず決めたのだ。

    先に蚀っおおくず、私はノィヌガンだ。動物性のものを口にしない生掻を、20幎以䞊続けおいる。そしお同時に、私はマペラヌだった。

    これは、動物のためにノィヌガンになった私が、今床は自分の䜓ず台所のために、食べ方をもう䞀床䜜り盎した蚘録です。

    ノィヌガンの、マペラヌ。

    矛盟しおいるように聞こえるかもしれないけれど、卵を䜿わないマペネヌズは自分で䜜れる。私は長幎、自家補のノィヌガンマペネヌズを愛し、なんにでも足しお食べおきた。野菜スティックに、蒞し野菜に、パンに。マペネヌズさえあれば、たいおいのものはごちそうになった。

    その盞棒ず、別れるこずにした。

    マペネヌズが䜕か悪いこずをしたわけではない。悪いのは——いや、「悪い」のかどうかも、本圓のずころはただわからない。順を远っお話させおほしい。

    2. 食べ物意識高い系、20幎遞手

    自己玹介が遅れたした。ニュヌペヌクずカリフォルニアで30幎近く暮らし、いたは千葉の山の䞭で、犬ず猫ず暮らしおいたす。

    ノィヌガンになったのは20幎以䞊前。「動物が奜きなのに肉を食べる自分」がどうしおも嫌になったのがきっかけだった。以来、食べ物にはずっず気を぀かっおきた。買い物では裏の原材料衚瀺をガン芋しお、玍埗しおから買う。添加物はできるだけ避ける。いわゆる「食べ物意識高い系」だず、自分でも思っおいた。

    そんな私の食生掻の、ささやかな聖域がマペネヌズだった。

    オヌガニックのいい油を遞んで、自分で乳化させお䜜る。垂販品より安心で、おいしい。「正しさ」ず「楜しみ」が䞡立した、完璧な調味料。そう信じお疑わなかった。

    この生掻で䜓に䜕が起きたかは、別の蚘事に曞きたした。今日は䜓ではなく、心の話です。↓


    3. 「  マペネヌズ、だめっおこず?」

    「4毒抜き」ずいう食事法に出䌚ったのは、昚幎のこずだ。

    小麊・砂糖・乳補品・怍物油。この4぀を食事から抜く、ずいう考え方。詳しい理屈はここでは曞きたせん。興味のある方はこちらぞ ↓

    最初に話を聞いたずき、正盎、䜙裕だず思った。

    小麊——グルテンフリヌは経隓枈み。わかる。 乳補品——ノィヌガンなので、食べおいない。 砂糖——もずもず甘党じゃない。問題なし。

    ノィヌガン歎20幎の私なら、簡単では?

    そしお4぀め、怍物油のずころで、私は止たった。

    えっ。

    油には自信があったのだ。オヌガニックの゚クストラバヌゞンオリヌブオむル。いいものを遞んで、適量を、ちゃんず考えお䜿っおいる。20幎かけお磚いおきた「正しい食生掻」の䞭で、油は優等生のはずだった。

    頭の䞭で、冷蔵庫の瓶が浮かんだ。

      マペネヌズ、だめっおこず?

    20幎分の自負に、最埌のひず぀だけ、棘が刺さった。

    4. タバコをやめた人間

    迷った。けっこう迷った。

    でも、迷いながら、私はあるこずを思い出しおいた。

    私は、タバコをやめた人間だ。

    10幎ほど前たで、私は喫煙者だった。やめようずしたこずは䜕床もある。ニコチンガムも噛んだ。ニコチンパッチも貌った。䜕床も挑戊しお、䜕床も負けた。

    最埌に勝おたずき、䜕が違ったかずいうず、道具ではなくマむンドだった。

    圓時のニュヌペヌクでは、タバコは䞀箱10ドルを超えおいた。安く買う方法もあったけれど、いざ切らしお店に駆け蟌めば、その銬鹿げた倀段を払うこずになる。吞える堎所も幎々枛っお、倖で吞えば肩身が狭い。そしお䜕より——「次はい぀、どこで吞えるか」を䞀日䞭考え続けおいる、自分の頭の䞭。

    ある日、本気で思った。この思考のルヌプ、うんざり。

    私はそのルヌプを、培底的に悪者にするこずにした。タバコそのものより、「次はどこで」ず考え続けるあの繰り返しを憎んで、憎んで、远い蟌んでいった。自分で自分をマむンドコントロヌルしたのだ。そしお、それは効いた。

    だから今回も、こう思った。

    タバコをやめられた人間が、マペネヌズをやめられないわけがない。

    5. 別れの䜜法

    それで冒頭の、冷蔵庫の前に戻る。

    最埌の䞀瓶を、私は捚おなかった。20幎、食べ物を倧切にするこずを考え続けおきた人間に、䜜ったマペネヌズを流しに捚おるずいう遞択肢はなかった。

    私は、食べきった。

    い぀もより少しず぀、い぀もより味わっお。蒞し野菜に、パンに、い぀ものように——けれど、い぀もより倧切に。瓶の底が芋えた日のこずを、よく芚えおいる。惜しかった。本圓に、惜しかった。

    ドラマチックな決別ではなく、惜しみながらの完食。それが私ずマペネヌズの、別れの䜜法だった。

    ——ず、ここたでなら「意志の力で悪習を断った矎談」に聞こえるかもしれない。

    違うのだ。この別れのあず、私の食卓から「脂」ずいうものが完党に消えた。蒞す、たた蒞す——スチヌム䞭心の日々が始たったのだ。それが思いがけない方向に転がっお、やがお食卓に新しい「おいしい」が垰っおくるのだが  その話は、次回。

    今日はその前に、ひず぀だけ垌望の話をさせおください。

    マペネヌズの垭は、空垭のたたでは終わらなかったのです。

    6. ニュヌペヌクの蚘憶ず、日本の味噌

    ニュヌペヌクのベヌグル屋には、TOFUノェゞヌクリヌムチヌズずいうものが普通に䞊んでいた。豆腐ベヌスのクリヌムチヌズに、刻んだ野菜が混ぜ蟌んであるや぀。私はあれが倧奜きだった。

    マペネヌズを倱った私の台所に、ある日、あの蚘憶が垰っおきた。

    あれ、䜜れるんじゃない?

    詊行錯誀の末(豆乳の濃床をいろいろ詊したした——これは埌述したす)、たどり着いたのが、゜むペヌグルトを氎切りしお䜜る゜むクリヌムチヌズ。自分でも驚いたのだけれど、これがあのニュヌペヌクのベヌグル屋のTOFUノェゞヌクリヌムチヌズず、同じ味になった。米粉パンに塗り、オヌトミヌルトルティヌダに塗り。

    そしお、野菜スティックにマペネヌズを぀けお食べるのが奜きだった私のために、もうひず぀。氎切り゜むペヌグルトに味噌を混ぜただけの、味噌ディップ。

    30幎暮らしたニュヌペヌクの蚘憶ず、垰っおきた日本の味噌。ふた぀の故郷が、マペネヌズの空垭に䞊んで座った。

    レシピを眮いおいきたす。


    レシピ:䞀床仕蟌んで、3぀のおいしさ

    ベヌスをひず぀䜜れば、ニュヌペヌク・日本・むギリスの3぀の味に展開できたす。豆乳1Lで仕蟌んで、どうぞ奜きなだけ。

    共通ベヌス:氎切り゜むクリヌムチヌズ

    材料(䜜りやすい分量)

    • 無調敎豆乳 
 1L(濃床が高いほどコクが出たす。詳しくは䞋蚘)

    • 豆乳察応のペヌグルト皮菌 
 1袋

    • å¡© 
 小さじ1(目安。味芋で調敎)

    • レモン汁たたはアップルサむダヌビネガヌ 
 小さじ1/2

    • ココナッツオむル 
 倧さじ1(なくおもOK)

    ※「4毒抜きなのにオむル?」ず思いたすよね。今は完璧な4毒抜きではなく、今は続けやすさを優先した「ゆる4毒抜き」掟で、少量のココナッツオむルだけは䜿っおいたす(なくおも䜜れたす)。そこに至った経緯は、次回②で詳しくお話ししたす。

    ゜むクリヌムチヌズの䜜り方

    1. 豆乳1Lに皮菌1袋を混ぜ、ペヌグルトメヌカヌで40℃・8時間ほど発酵させ、゜むペヌグルトを䜜る。

    2. できた゜むペヌグルトを氎切りする。私は氎切りペヌグルト甚のコンテナ(ストレヌナヌ付き容噚)を䜿っお、冷蔵庫で䞀晩。しっかり氎が切れお、ぜっおりず固くなればOKです。

    3. 固くなったペヌグルトに塩・レモン汁(たたはビネガヌ)・ココナッツオむル(なくおもOK)を加えお、なめらかに混ぜる。

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    しっかり氎を切っお、ぜっおり固くなった゜むペヌグルト

    倱敗しないために(私の経隓から)

    • 氎切りはしっかり。甘いず、翌日氎っぜくなりたす。

    • 豆乳の濃床が高いほど、コクが出お氎っぜくなりにくいです。私のおすすめは14%前埌の高濃床タむプ。でも、䞀般的な11%皋床の無調敎豆乳でも䜜れたすし、それより䜎くおもたぶん倧䞈倫(氎切りをしっかりすれば固たりたす)。濃床が䜎くお氎っぜさが気になるずきは、ココナッツオむルを加えるず固めに仕䞊がりたす(なしでもおいしくできたす。味は倉わりたせん)。

    • 分量に぀いお正盎に曞くず、私はい぀も味芋しながらの目分量です。䞊の数字は「初めおの方の出発点」。そこからあなたの舌で調敎しおください。

    私が実際に䜿っおいる豆乳・皮菌・氎切りコンテナなどの道具は、ブログにたずめたした 




    A:NYノェゞヌクリヌムチヌズ

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    材料はこれだけ。氎切りペヌグルトに、刻み野菜ず調味料を混ぜおいく

    「チヌズ感」の決め手は栄逊酵母——私がノィヌガンチヌズの代わりに20幎䜿い続けおきた盞棒です。刻んだ野菜を混ぜれば、あのニュヌペヌクのベヌグル屋の味に。

    材料(ベヌスの半量分)

    • 氎切り゜むクリヌムチヌズのベヌス 

    • ニュヌトリショナルむヌスト 
 小さじ1

    • ピヌマン 
 1個

    • ネギ 
 10cm分

    • にんじん 
 5cm分

    • 赀パプリカ(あれば) 
 1/4個

    䜜り方

    1. ベヌスの半量に、ニュヌトリショナルむヌストず、みじん切りにした野菜を混ぜ蟌む。(野菜の量はすべお目安。お奜みで)

    2. 米粉パンやオヌトミヌルトルティヌダに塗っおいただく。

    アレンゞメモ:ある日ネギを切らしおいお、らっきょうを刻んで入れたら、ネギず倉わらずおいしくできたした。ネギのような蟛みのある颚味は欠かせないので、そこさえ抌さえれば倧䞈倫。山の暮らしは「あるもので䜜る」が基本。あなたの冷蔵庫にあるものでどうぞ。

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    赀ず緑の野菜を混ぜ蟌んだ、NYノェゞヌクリヌムチヌズ

    B:味噌ディップ(野菜スティックのために)

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    野菜スティックの盞棒は、いたはこの味噌ディップ

    野菜スティックにマペネヌズを぀けお食べるのが奜きだった私の、いたの盞棒。混ぜるだけで完成したす。

    材料(ベヌスの半量分)

    • 氎切り゜むクリヌムチヌズのベヌス 
 適量(䜜りたい分だけ)

    • ニュヌトリショナルむヌスト 
 小さじ1

    • 味噌 
 ベヌス倧さじ3に぀き小さじ1が目安(味噌によっお塩分も颚味も違うので、味芋しながら少しず぀。ここが䞀番のポむント)

    䜜り方

    1. ベヌスの残り半量に、ニュヌトリショナルむヌストず味噌を混ぜる。

    2. きゅうり、にんじん、セロリなどの野菜スティックを添えお。

    マペネヌズの定䜍眮だった野菜スティックの隣に、いたはこれがいたす。


    C:きゅうりサンド(英囜アフタヌヌンティヌ颚)

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    米粉パンの英囜颚きゅうりサンド

    ニュヌペヌク、日本、そしおむギリス。ベヌスさえあれば、こんなに䞊品な䞀品も。

    材料(䜜りやすい分量)

    • 氎切り゜むクリヌムチヌズのベヌス 
 適量

    • きゅうり 
 1本

    • å¡© 
 少々(きゅうりの塩もみ甚味぀け甚)

    • ニュヌトリショナルむヌスト 
 お奜みで

    • 米粉パン 
 2枚

    䜜り方

    1. きゅうりは薄くスラむスし、塩をたぶししばらく眮き、出おきた氎分をしっかり、き぀く絞る。

    2. ベヌスに、絞ったきゅうり・塩・ニュヌトリショナルむヌストを加えお混ぜる。(量はすべおお奜みで)

    3. 米粉パンに挟む。

    倱敗しないために:きゅうりの氎気を絞るのが最倧のポむント。ここが甘いず、時間がた぀ずパンが氎っぜくなりたす。「もう十分」ず思っおから、もうひず絞り。



    補足゜むクリヌムチヌズの日持ちに぀いお: 我が家では、おいしくおすぐ食べ終わっおしたうため、日持ちを怜蚌できたこずがありたせん。氎切りが甘いず翌日氎っぜくなるこずだけは確かなので、「䜜ったら早めに」が基本です。

    ※これは私個人の䜓隓にもずづく蚘録です。合う・合わないには個人差があるので、ご自身の䜓ず盞談しながらどうぞ。


    油を手攟すず、食卓から䜕かがすっず抜け萜ちたような気がしたした。

    でも、その空癜があったからこそ、私は新しい味を探しはじめたのだず思いたす。

    次回は、油を手攟したあずに残った「物足りなさ」ず、そこから芋぀けた新しい味に぀いお曞きたす。

    ぀づく その② ↓

    その③↓

    これたでの4毒抜きの蚘録 ↓

    写真:筆者

    #創䜜倧賞2026 #フヌド郚門


     
     
    動物が奜きだから、20幎以䞊前にノィヌガンに。米囜30幎→日本。動物にも自分にもやさしいプラントベヌスごはん、ゆる4毒抜き、台所の工倫を綎りたす。IINヘルスコヌチ愛玩動物飌逊管理士2玚PETA䌚員20幎以䞊マむオヌガニックベゞヌラむフ・ぜうぜうぜうず運営

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