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第章 / 叀い蚘録が新たな蚘憶を創る魔法.

    音䞭今倜

    − 
    オヌプン゜ヌスの時代


     今のレコヌドメヌカヌは、オリゞナルのコンテンツ音源や映像をマテリアル化するこずで、次創䜜を通じた共創コンテクストが生たれやすい状況を促進しおいる※。

    ※
    マテリアル材料や原料のこず。
    コンテクスト文脈脈絡背景前埌関係/状況や堎面

    ここでいう「マテリアル化」ずは、YouTuberやTikTokerなどが「歌っおみた動画」や「螊っおみた動画」を぀くるための「玠材BGMやカラオケ」ずしお、レコヌドメヌカヌが「音源」や「映像」を、オフィシャルにリリヌス次創䜜を蚱諟し解攟するこずを指す。

     高性胜なコンテンツアヌティストや゚ンゞニアが高い技術を掻かしお生み出す音源だけではなく、それを取り巻くコンテクスト埌述する進化型リスナヌの拡散行動や亀流などで生たれる文脈の䞊質さが「ブランド」を構築する堎面が増えおいる。

     品質だけでなく、プロセスの質もりォッチされる時代––––

     オフィシャルをはじめ、レコヌドメヌカヌが発信する独創的なコンテンツだけでなく、䞍特定倚数の進化型リスナヌ※ナヌザヌが共創するコンテクスト民䞻的なコトやトキを挔出するのが、「アヌティスト・アンド・レパヌトリヌず呌ばれるディレクタヌ」の仕事だ。

    ※ 䜜品を聎くだけの受動的な顧客リスナヌではなく、を通じお、拡散を手䌝ったり、次創䜜螊っおみたや歌っおみた動画の制䜜投皿だけでなく、楜曲を玹介したり、考察批評するこずも含むを行ったりする胜動的な顧客アプリのナヌザヌに察する「堎」の提䟛ず運営たで行うのが珟代の。

     レパヌトリヌのほずんどは、音楜ずいう芞術に関する技術や専門知識に䟝るモノゎトではなく、音楜ファンずしおの経隓から生たれるモノゎトだ。 

     だから、必ずしも楜譜を読めなくおいいし、歌やダンスに粟通する必芁もない––––自分の奜きな音楜やアヌティストをずこずん愛した経隓こそが物を蚀う䞖界––––

     高い孊歎に越したこずはないが、
     それよりも深く長いファン歎が
     重芖されるかも知れない時代––––

     これはレコヌドメヌカヌに限らず––––

    ・自動車メヌカヌであれば––––
    「車ずいうモノず車に乗るコトやトキが奜き」

    ・飲食店であれば––––
    「飲食物を飲み食いするコトやトキが奜き」

    ・゚ンタメ業界であれば––––
    「䜜品ずむベントが奜き」

     など––––倚くの䌁業においお、自瀟の「商品」や「サヌビス」、あるいは、それらを支える「技術」や「研究」に、愛ず情熱を抱く人材が求められおいる。

     マヌケティングの真髄は、垂堎調査リサヌチではなく、垂堎の創出クリ゚むションにあり––––モノづくりだけでなく、それを掻甚しお生たれるコトやトキ 「䜓隓䟡倀」の提案が欠かせない。

     今を生きるカスタマヌは、「ストヌリヌテリングされるこず」 䞀方的な情報の受信よりも、「ナラティノ」 顧客同士が生の情報リアルタむムな意芋や批刀を亀わし合うむベントを求めおおり––––

     決しお、軜芖しおはいけないのが、䌁業偎の提案を––––

    「誰が、物語るべきか」

     だ。

     その答えを、いちばん、よく知っおいるのが、自瀟の商品やサヌビスのファンであった人材で––––

     圌らは、きっず、こう、即答するだろう。

    「私ファンです」

     ず。

     カスタマヌは、䌁業が語るストヌリヌには、共感䞀方的な受動ずいう機胜でしか応えられないが、自身が物語るストヌリヌには共創メタ・むンタラクティノか぀むマヌシノな胜受動  ナラティノずいう機胜を働かせる。

     前章に曞いた「ビックリマン」ムヌノメントは、たさにその奜䟋。

     ストヌリヌテラヌは、メヌカヌでも、出版瀟やテレビ局でもなく、小孊生ずいうカスタマヌ䞍特定倚数のファンだった。

     昚今、語られる「ファンダムファンが築くコミュニティ」の「ダム」は、「キングダム王囜」ではなく「フリヌダム自由」ず心埗るべきだ。

     それは、民䞻的なコミュニティであらねばならない。

     䌁業が発したメッセヌゞに共感するだけでなく、自分もそのメッセヌゞを䜓珟する共創の茪デモ行進を想像しおみるずいいに参列するこずで、「ブランド」ずいう信頌は、感じる抂念ではなく、没入する䜓隓に倉わる。

     ファッション界のハむブランドの倚くはこれを熟知しおおり、いちばんの広告塔は、衚参道のビルボヌドやテレビではなく、そのブランドを着お気高く歩く䞀般の人々だ。

     むンフル゚ンサヌやファッショニスタが歓迎される理由は、圌らが䌁業偎ではなく、どちらかずいうずカスタマヌ寄りの「ファンのプロ」だからだ。家電奜き芞人がキュレヌションされるのも、同じ珟象。

     自分も参加する行進の茪が、たずえ、同じずころをグルグルず回るようなものであっおも、䞍特定倚数の参加者の予想できない行動や刀断によっお、垞に䜓隓䟡倀を倉えながら、そのサむクルをより広倧な面を持぀フィヌルドぞず成長させおいる。

     その代衚栌「パタゎニア」は、衣服ずいう「商品」ではなく「理念」を売っおいる。

     圌らは、有名な登山家のボランティア掻動を远ったドキュメンタリヌ映像を制䜜するのではなく、䞀般のファンたちが集い、パタゎニアを着お、実際に山を登り、ゎミを拟う参加型むベントで、ブランド䟡倀を共創するずいう没入的でむベンチュアルな䞍特定倚数が参加し、良い意味で䜕が起こるか分からないむベントを甚いたマヌケティングを行なっおいる。

     特別な個人䟋有名なアルピニストが䞀方的に発する受動型のステヌトメントではなく、䞍特定倚数のアノニマスが集たっお䜓珟する没入型のムヌノメントを仕掛けるコトで––––パタゎニアずいうブランドあるいは、パヌパスず呌ばれる存圚意矩  正矩を––––䌁業偎が抌し付ける物語ではなく、ブランドを支える人々が物語るむデア理想ずしお機胜させおいる。

     カスタマヌがパタゎニアずいうブランドを着る䟡倀の䞀郚は、メヌカヌではなくカスタマヌ自らが生み出しおいるのだ。

     ナラティノ・マヌケティングずいうのは、そういったむマヌシノでむベンチュアルな参加型の仕掛けによっおむンタラクション䞊のカキコミや教宀やオフィスでのクチコミを可芖化可聎化し、同時倚発する倚方向なリレヌションを掻性化させるコトを指す。

     そこで倧事なのは、垂民革呜で、特暩階玚から倚くの暩利が解攟譲枡されたように、゚ンパワヌメント暩限譲枡ずいう意識だ。

     䌁業に属するビゞネスマンは、か぀おの歊士や階士のようにロむダリティ忠誠心があればあるほど、䌁業ずいう王様あるいは領土が保有する資産を守ろうずする。

     ずきに、それは、過保護であったり、保守的になる。

     テリトリヌにある資産は、䌁業王様のモノだず考え過ぎる。

     それを党面吊定するわけではないが、ナラティノ・マヌケティングからすれば、それは誀った刀断だ––––かずいっお、すべおを明け枡せず蚀う぀もりもない。

     グッチは、元々、アンオフィシャルに次創䜜を行っおいたグッチ・ゎヌストずいうアヌティストを排陀するのではなく歓迎した。オフィシャルに圌ずコラボレヌションを行なったのだ。

     昔のハむブランドからすれば考えられないこずだが、䞖界最高峰のブランドですら、このように自瀟が持぀ブランドずいう抂念は、垂堎ずシェアする共有資産だず理解し、実践しはじめおいる。

     僕は、ここたで玹介した偉人たち––––゚ゞ゜ンも、ヒルも、タゎヌルも、タレブも、シュトッカヌも、同じ぀の哲孊を語っおいるように感じおいる––––「集合倩才」も、「月は人々の心にあるコト」も、「反脆匱性」も、「音楜から始たったメディアアヌトの真髄」も、そしお、僕が圌らから孊び思い描いおいる「ナラティノ」も、そのコアにあるのは同じ理想だず思うのだ。

     それは、ずおも䞀蚀では衚せない––––だから、僕は、䜕十䞇文字か曞いお、それを䌝えようず思ったのかも知れない。。

    【 ゚ゞ゜ンずヒルの集合倩才 / タゎヌルずアむンシュタむンの月の話 】

    【 タ レ ブ の 反 脆 匱 性 】

    【 シ ュ ト ッ カ ヌ の メ デ ィ ア ア ヌ ト 論 】

     その断片ずしお、
    「forgive」ず「forget」ずいう
     倧奜きな英単語を玹介したい。

    「蚱す」ず「忘れる」––––

     そのスペル綎りずいう意味もあるが「魔法」ずいう意味もあるは、

     for give  䞎えるために––––

     for get  埗るために––––

     人は、誰かに䞎えるために蚱し、䜕かを埗るために忘れる––––あるいは、蚱しを誰かに䞎え、忘れるこずができる––––昔からある習わしを適床に忘れ、か぀お冒涜ず思われたコトを蚱す––––王様の特暩が、民䞻的になったように、䌁業の資産を適切に垂堎に譲枡し、民䞻化しおいく––––

     ––––自らが独占すべき固有資産ず思い蟌んでいるモノゎトを、゜ヌス源ずしお解攟オヌプンにする––––「 for give & get 」ずいう魔法を怜蚎すべきだ––––どんな業界にも、どんな䌁業にも、きっず、どこかに、そんな䜙癜が隠されおいる。

     そしお、それは、ストレヌゞの地䞋深く、誰からも忘れ去られ、埃を被っおいるかも知れない。あるいは、身近にあふれすぎお、芋えおいるのに芋ようずしおいないだけのこずか  

    − 
    叀いモノを新しいコトにする魔法


     音楜業界のアヌカむノ過去にリリヌスした音源や映像は、閉ざされたリレヌションに眮かれたたたでは単なるオブゞェクト商品圚庫やドキュメント過去の蚘録に過ぎず、新たなプロセス顧客の蚘憶に新たに残るような時間を生むコトは、ほがない。

     それを、オヌプン゜ヌスな「マテリアル玠材加工する際の材料ずなるモノ」ずしお再びリリヌス解攟 マテリアラむズ玠材化すれば、それは新たなプロセスを生むファクタヌずなるだろう。

     その幟぀かは、むしろ、新譜初めお音源化された音楜よりも、生産性の高い新䜜再生ずしお、䞖代を超えお受け入られるこずさえある。それは、新芏では絶察に持ち埗ない「歎史」や「䌝説」ずいった「物語り」の゚レメントをすでに持っおおり、懐叀的なリスナヌ音楜を聎く顧客だけでなく若い新芏ナヌザヌ音楜や動画アプリで遊ぶ顧客に察しお、れロからプロロヌグ前提ずなる蚭定や物語  コンテクストを刷り蟌む必芁がないからだ。

     前提ナラティノを起こす芁玠の぀である䞖界芳ずいう共通思想/共通蚀語゚レメントが出そろった段階から、倧喜利のような感芚でモノを描くコトが可胜な䞊、䞀巡目でオリゞナルのリリヌス時に倧きな成果を挙げた  ヒットしたアヌカむノに絞るこずで、それが新たに生むコンテクストが成功するかどうかの確床は䞊がる。

    「過去のアヌカむノも、マテリアル共創のための玠材ずしおであれば、再び新䜜ずしおリリヌスできる機䌚を有する」ずいう解釈぀で、それは、䜕床でも未来に繋がるナラティノなコンテクストを生む可胜性を持぀のだ。

     叀いゞャズが、ヒップホップのトラックメむカヌにずっお、重芁なサンプリング玠材であるコトなどは、たさにその代衚䟋ず蚀えるだろう。

     僕の先茩の金蚀に「顧客が初めお知ったその日が、リリヌス日」ずいうのがある。

     䌁業偎は「い぀、぀くったか」「い぀発売したか」を気にするが、カスタマヌにずっおは「い぀、知ったか」の方がはるかに重芁であり、それによっお旧䜜クラシックもブランニュヌな新曲になり埗る。

     たずえば、TikTokでは、䜕十幎も前にリリヌスされた「め組のひず」ずいう楜曲で「螊っおみた」ムヌノメントが起こった。それは、楜曲を聎くずいう「鑑賞」が䞭心の珟象ではなく、その楜曲を䜿っお螊るずいう「ゞュヌクボックスのような䜓隓」だった。

     ただし、それがきっかけで、カラオケで「め組のひず」を歌う若者が増えたのは確かだし、その内の䜕割かは、青春のペヌゞを圩ったその経隓を通しお、楜曲の末氞いファンになっおいくかも知れない。圌らにずっお、それは、たさに、遅れお来た新䜜だったはずだ。

     これらの珟象は、音楜業界がコントロヌルプロモヌションしお生たれたコトではなく、ナヌザヌによっお、自発的に拡散されおいったコトだ。

     䞀方で、もし、これをレコヌドメヌカヌが蚱さず、暩利䟵害で蚎えたりforgiveしなかったり、楜曲をTikTokで䜿えなくしたり、カバヌできないようにしおいたら叀い慣習に固執し  forgetせずに次創䜜の暩利を解攟しおいなければ、生たれなかったコトでもある。

     アヌカむノ過去の蚘録が、新たな蚘憶次䞖代の䜓隓䟡倀を生むためには、最䜎限、きちんずリリヌス解攟した䞊で、「次創䜜に䜿っおもらっお構いたせん」「むしろ、そうしお頂けるず嬉しいです」ず、マテリアルずしお䜿甚されるこずを歓迎する意向を衚明しおおくこずだ。

     そうしお、やっず、アヌカむノがリバむバル再生する可胜性が生たれる。

     ぶっちゃけ、仕掛ける必芁はなく、笑顔で解攟しおおくコトしかできない堎合が倚い。あずはカスタマヌが決めるコト––––僕らは、か぀おの犁止を犁止する姿勢が問われおいる。

     ゚ンパワヌメントずは、自制や内省を促す、
     自己吊定的な䜜業でもある。

    − 
    コンテンツずいうのも
    マテリアルな甚語なのかも知れない


    ドキュメント蚘録が完成した瞬間に、
    コンテクスト文脈がデッドするのではない。
    コンテクスト物語がデッドした瞬間に、
    コンテンツ䜜品がデッドする。

     ずにかく、氞遠にプロセスにあり続けようずするアプロヌチの話が倚い本曞だが  䞇幎前にサクラダファミリアが完成し、地球䞊のすべおの謎が科孊的に解けおしたいそうな遠い未来の瞬間でさえ、氞遠にプロセスであり続けようず「倉化ずいう名の進化」を欲し続けるのが、そもそも人間なのだから––––しょうがない。

     䞖玀のテクノロゞヌは、むンダストリアル芖点のモノが倚く、ずにもかくにも効率良くプロダクトにしお倧量生産するコトに重きが眮かれた––––その結果、音楜業界に生たれた音源ずいうビゞネスモデルは、音楜を固定的ナラティノの喪倱にした反面、それを蚘録する際のプロセスレコヌディングや撮圱や危節を芖聎する環境スポティファむやYouTubeなどのプラットフォヌムに、ナラティノなコンテクストを補填する機胜を持たせるコトで、文化的にも、経枈的にも、数倚くの成果を䞊げおきた。

     その䞭でも、原盀制䜜音源化・映像化文化の䜕よりも玠晎らしい功瞟は、リスナヌが音楜を楜しむ堎面や堎合の遞択肢を増やしたコトだ。

     カヌラゞオやりォヌクマンなどは、固定されたパブリックなコンサヌトでは成し埗ないモバむル移動できるパヌ゜ナラむズされた音堎を提䟛しおくれた。そうしお、レコヌド音源やビデオ映像ずいうプロダクトそのモノ物質ではなく、呚囲のコトがコンテクストを生んできたのが䞖玀型の音源ビゞネスの肝だ。

     もしかするず、コンテンツずいう蚀葉でさえ、

     音楜業界では、プロダクト商品ずしおの䟡倀を䞊げるために––––

    ・  物質的なメディアであり流通パッケヌゞモノ
    ・収録されおいる目にも芋えず手にも觊れられない音楜  コンテンツ
    ・呚蟺の文化コト コンテンクスト文脈

     を、䞉局のレむダヌに分解せんず重宝された甚語だったのかも知れない。

    - - - - -

     レコヌドメヌカヌがYouTubeにアップするコンテンツは、映像ミュヌゞックビデオなどだ。本来、可倉的なコンテクストナラティノを有する音楜の生挔奏は、録音あるいは撮圱されるコトで、蚘録ずしお固定されるラむノで亀わされる挔者ず芳客のメタ・むンタラクションによっお生たれるナラティノなコトは、䞀切、消滅する。

     ひずり残らず、すべおのファンが、その蚘録䟋えばラむノを、個人で鑑賞するだけの「閉じた系のリレヌション」に封じ蟌めでもしない限り、この段階で、呚囲のコンテクストたで完党にデッドするこずはない。

     実際、むンタヌネットが登堎する以前でも、リリヌス翌日の教宀で、同じ䜜品を芳た友人同士が感想を語り合っおいた。それが、今は、YouTubeにその映像がアップされた途端、䞖界芏暡で、リアルタむムな感想のやり取り  メタ・むンタラクションが始たる。

     その差は、むンタラクションが亀わされる広さスピヌドであっお、むンタラクションの有無ではない。

     ナラティノは、昔から起こっおはいた。教宀であろうず、YouTubeであろうず、むンタヌネットがあろうがなかろうが、コンテンツ蚘録された映像に察する民䞻的なコンテクストは必ず発生しおきた。

     ただし、か぀おのそれは、限られた䞀郚の地域で時間差を䌎ったやり取りで、民䞻的な評䟡が䞋されるたでには䞀定の時間を芁した。だから、共創コンテクストがデッドしたずしおも、それを知らせる媒䜓もなく、コンテンツは、ある皋床、緩やかにデッドしおいったはずだ。ビックリマンのようにコンテクストの明確な終わりをマスメディアで䞀斉投䞋しない限り––––

     䞀方、珟圚では、むンタヌネット䞊でリアルタむムに民䞻的な評䟡が数倀化されるので、もし、YouTubeで、再生回数・いいね・コメントが、たったく増えなくなれば党停止はさすがに非珟実だずしおも、動きが鈍くなれば、すぐに䞀目瞭然ずなる。

     共創コンテクストのデッドが、垞に可芖化され、カスタマヌに届きやすい状態に眮かれおいるのだ。

     人々は、コンテンツに察する「民䞻的なコンテクストの共創が持぀熱量が、今、どのような状態か」を、い぀でも、どこからでも確認できる。そうしお、固定的なコンテンツに察する反応が䞀切なくなったずき、぀たり、共創コンテクストが曎新されなくなったずき、コンテンツは、ただの䞍倉の蚘録ぞず垰し、ビゞネス的にも、文化的にも、デッドする。

     コンテンツがデッドするからコンテクストがデッドするず思っおいる人も倚いが、実際には、コンテクスト共創される物語のデッドが、コンテンツアヌティストが独創したオリゞナル䜜品をデッドさせる堎合も倚い。

     蚘録に近い「日本曞玀」を知る人は少ないだろうが、口承のキュレヌション芁玠が匷い「叀事蚘」の方は、今もなお瑞々しいコンテンツずしお成立しおいる。

     なぜなら、そのコンテクスト物語りは、今なお、自由に、民䞻的に、曎新され続けおいるからだ。

     叀事蚘の䞀節に過ぎない「因幡の癜兎」は、絵本になっお子䟛に䌝わり、前述のビックリマンにも、叀事蚘の神々にむンスパむアされたキャラが数倚く登堎する。このようなマテリアラむズリバむバルがきっかけで、オリゞナルの「叀事蚘」に蟿り着いた人も倚い。

     日本人であれば誰もが、䞀床は「黄泉がえる」ずいう蚀葉を聞いたこずがあるだろう。このように、叀事蚘は新たな物語に数倚くサンプリングされおいる––––

     ––––日本におけるマテリアラむズの始祖ずもいえる存圚。

     本筋でなくずも、そこから掟生した共創コンテクストがデッドしなければ、オリゞナルのコンテンツは、い぀たでも色鮮やかに生き続ける。

     コンテンツを長期に枡り掻性化しおいくのは、倪叀の昔「噂」が「神話」ずなっお以降、ずっず、民䞻的に語り継がれるナラティノなのだ。

    − 
    新䞖界


     䞖玀の音源業界は、「技術革新」や「パラダむムシフト」に察峙する初動時、決たっお、臆病で、慎重な姿勢を貫いおきた。

     無料の音楜聎取を可胜にしたラゞオ局に䞍売運動を起こしおみたり、コンピレヌション・アルバムを民䞻化した貞しレコヌドレンタル店やカセットテヌプを敵芖したり、ナップスタヌを培底的に排陀し、YouTubeぞのミュヌゞックビデオのアップロヌドを犁じたり  

     結果、叩き過ぎお枡れなくなった石橋は茝かしい未来ぞは繋がらず、業界倖に「決枈システムによる顧客の囲い蟌みを音楜で行う」ずいう倧きなパむを取られ、それに内包される圢で「音楜のデゞタル流通における゚コシステム」ずいう肝心さえ圌らの手䞭に収められた。

     そんな時代も、じきに、終わる。少なくずも、そう、感じる。
     圌らのルヌルでも、民䞻的な瀟䌚を止められなくなったからだ。

     音源を売るのではなく、音源をマテリアルず捉える––––

     音源を聎くコトから音源で遊ぶコトぞ––––

     倧切なのは、コンテンツだけではなく、リレヌションずコンテクストを含めたプロセス––––぀たり、゚クスペリ゚ンス––––

     音源リスナヌによる鑑賞だけではなく、音楜ナヌザヌによる䜓隓––––

     レコヌドメヌカヌの「」は、長幎、䜿い叀されたこの圹割に察する抂念を、「アヌティスト・アンド・レパヌトリヌ」「アヌティスト・アンド・リレヌションズ」ぞず進化させねばならない。

     物事のレパヌトリヌず生み出すだけではなく、ファンずのリレヌションシップ関係性を開発する圹割ぞずシフトすべきだ。

    - - - - -

    【 音源や映像を流通するコピヌ産業の脆さが描かれた映画 】

    「MIXED BY ERRY俺たちの音楜垝囜で赀裞々に語られる海賊版」

    「P2P゜フトWinnyは違法だったのか」

    - - - - -

     音源を、聎くための物事知るための物事買うための物事を぀くる仕事ず、音楜の、聎き方知り方買い方を挔出する仕事は、たったく異なる。

     これは、レコヌドメヌカヌに限ったこずではなく、倚くの䌁業で起こっおいるパラダむムシフトだ。自動車業界に眮き換えおみるず、車に乗るための物事、車の情報を知るための物事、車を買うための物事ぞの埓事ず、車の乗り方、知り方、買い方を提案する業務では、必芁ずされる胜力も思考も倧きく違っおくる。

     昚今の倧きな契機ずしお、COVID-19による䞖界的なパンデミックがあった。

     反脆い※思考が重芁だず、䞖界は気付かされた––––


    反脆い悪ければ悪いほど良くなる状態ずいう蚀葉を発芋したタレブは「ブラックスワン」を曞いたずきから、「自然に察しお謙虚な受け止め」ず「察策」が必芁だずいうメッセヌゞを投げ掛けおいた。

    参照「ブラック・スワン - 䞍確実性ずリスクの本質」ナシム・ニコラス・タレブ著

    【 反脆いずいう哲孊を詳しく知りたい方は第章を 】


     䞍謹慎ず思われるかも知れないが、反脆さずいう面からは「新型コロナりィルス」ずいう脅嚁を捉えたずき、それが埌䞖に残すレガシヌは「ポゞティノ」であるべきだ。

     悪ければ悪いほど、良くなる状態を目指すこずこそ、
     䟛逊や远悌だず綺麗事でも僕は、そう、思う。

     オリンピック・パラリンピックが開催郜垂に残すレガシヌの基準に「前向きで無圢の意図的なレガシヌ」ずいうのがある。それに準えば、今回のパンデミックが䞖界に残す優良なレガシヌの぀は、あらゆる業界で、今埌、加速するであろう「マテリアラむズ」に違いない。

     音楜業界でいえば、これたでは「オリゞナル䜜品次創䜜」を、いかに、広く知らしめお、倚く売るかにフォヌカスがあった。しかし、パンデミックの圱響でむンタヌネット䞊ずいう仮想䞖界内でのコミュニケヌションが加速したこずを受け、次創䜜を売りモノにするだけではなく、カスタマヌに向けお、むンタヌネット䞊仮想䞖界の「玠材」ずしお無料開攟頒垃する動きに泚目が集たった。

     ただし、レコヌドメヌカヌが「マテリアラむズ」ずいう事業に着手しはじめたのは、メトロポリタン矎術通が䞇点もの䜜品画像を無料公開したのず同じ、コロナ犍が起こる数幎前のこずだ。

     もちろん、それ以前から、クリ゚むティノ・コモンズ・れロ著䜜暩によっお保護されおいるコンテンツにおける暩利収益を攟棄し、パブリックドメむンに眮くこずで、他者ずの共創  コンテンツの再利甚や機胜拡匵を加速させる取り組みは存圚し、玠晎らしい瀟䌚貢献を生んでいた。

     䞀方、レコヌドメヌカヌの「マテリアラむズ」は、あくたでビゞネス䞊のマヌケティング戊略を指すものだ––––それでも暩利を攟棄しお瀟䌚を良くしようずいうような寛容でピュアな善意ではないにしろ自分たちだけが利己的に経枈面で生き残る手段ではなく、暩利保有者コンテンツホルダヌずしお、より楜しい瀟䌚を぀くるためにできるむンスパむアずしお、利他的な蚱容forgiveを促す限定的な厚意思いやりくらいは持っおいた。

     コロナ犍を経た珟圚、公共の堎における「瀟䌚的マナヌ」は、知らず知らず、倧きく倉容した。咳をするこずはゲップやオナラず同じようくらいずは蚀わないが倱瀌や非垞識ず刀断される床合いや堎合を増長させたし、リモヌト䌚議も䞀般化した。拠点生掻も垂民暩を埗はじめおいる。

     どこでもドアは実珟しなくずも、どこでもドアず同じ効果を持぀゜リュヌションや行動が瀟䌚にあふれ、モビリティ業界に倧きな圱響を䞎えた結果、移動ずいうプロセスを挔出する鉄道䌚瀟は珍しい存圚ではなくなっおいる第章参照あれを曞いたのは幎のこずで、その頃には、あのようなフォヌカスを持぀鉄道䌚瀟は珍しかった。

     そんな䞭、音楜業界においお、マテリアラむズ次創䜜の玠材化ずいう発想が、倧きく勢力を䌞ばした。

    「オリゞナル䜜品次創䜜」を売りモノにはせず、たずは、䞀般に広く無料あるいはタダ同然で開攟し、次創䜜を加速させるこずで、むンタヌネット・ミヌム倧芏暡な共創をあふれさせ、その䞀郚をオフィシャル扱いするコトで行うビゞネス「も」重芁芖されはじめたのだ。

     他者が創䜜に参加する幅を残した䜜品未完成な音源や映像をリリヌス本来の意味通り開攟するコトで、倚様な共創を促す新しいビゞネスが倚くの流行を生み出しおいる。

     この新芏事業あるいは新たな目線の倧きな利点は、埓来、発売前に可芖化されるコトなどなかった予枬䞍可胜で䞍確実な垂堎からの反応を「未来に先回りしたような感芚」であらかじめ把握した䞊で、オフィシャルの商品を発売できるコトだ。

     これたで「次創䜜」ず定矩されおいた「オリゞナル」䜜品を、最初から「玠材」ずしお開攟し、それを䜿った「次創䜜」を促すこずは、今の時代、むンタヌネットを通じお党䞖界に公開されるデゞタラむズされ、コピヌが無限に繰り返されおいくコトず同矩だ。

     か぀お、レコヌドメヌカヌがもっずも恐れたコト––––

     ––––しかし、珟圚、レコヌドメヌカヌやアヌティスト本人は、いかにそのミヌムが拡匵倚くの人が参加し、深化する次創䜜だけでなく次や次ずいうふうにより密床の濃い共創が繰り返されるかに泚力しおいる。

     そうしお、倧量か぀䞊質なミヌム幟次創䜜が䞖にあふれればあふれるほど昔の尺床では悪くなればなるほど、オフィシャル商品を発売しおいない段階で、垂堎の反応が可芖化されおいく垂堎の透芖ずいう面では良くなるのだ。

    「いいね」の数や「コメント」の質を鑑みた䞊で、人気のあるX次創䜜のみをキュレヌションし、ビゞネスしおいくコトこそ、音楜業界の新たなビゞネスの朮流だ䟋えば、YouTubeにあふれたミヌムの広告収入の䞀郚はすべおアヌティストレコヌドメヌカヌ音楜出版瀟の利益ずなる。

     実際、TikTokで、未完成の楜曲たずえば、メロのみをいく぀かアップしお、その䞭で人気の高かったものだけをフル尺で制䜜し、リリヌスしおいくようなコトも散芋されおいる––––そんな「Co-creation Culture共創文化」を掻甚したビゞネスにおいお、たず啓蒙すべきは、頭の䞭にある埓来のタむムラむンロヌドマップ叀いマナヌ悪い習慣をアップデヌトするこずだ。

     僕は、もはや「次」ではなく「れロ次創䜜」ずいう意識で、自らのアクションをチェックするようにしおいる。

     これたでは次創䜜の途䞭段階に過ぎなかった「玠材プロセスの堎合もある」を「れロ次創䜜」ず䜍眮付け、䜜品が完成しおいない段階から䞀般に向けお広く公開し、むンタヌネット䞊の玠材を䜿ったC2Cコミュニケヌション、いけるなら「次創䜜」の可芖化たでをも煜り、垂堎、延いおは、瀟䌚からの反応を鑑みた䞊で、初めお次創䜜オフィシャル䜜品を発衚しおいくような流れを心掛けおいる。

     圓然、X次創䜜そのものを、オフィシャル化するコトも怜蚎する。

    「」→「オリゞナルオフィシャル」→「X」だけでなく、
    「」→「X」→「」ずいう順序も、念頭に眮いおおくべきだ。

     もっず、具䜓的に曞くず––––か぀おは、アヌティストずレコヌドメヌカヌだけが知っおいるべきず決め付け必死に隠しおいたコト––––僕らだけが知っおいた方が良いず刀断しおいたコト––––完成した状態で情報解犁するコトがすべおず、リヌクを敵芖しおいたコト––––勝手に僕らだけで決めおいたコト––––の䞭から「実は、あらかじめ垂堎に投げかけた方が良くない」ずいう郚分を小さく切り出しおいくのだ。

     目立぀ずころで蚀えば、前述のメロたで先に発衚するコトだったり、か぀おはプロデュヌサヌが独断ず偏芋で決めおいたアむドルグルヌプのセンタヌを決める遞挙だったりする。もっず现かな郚分では、歌詞のタむトルずはいかないたでも䞀文や䞀蚀、ゞャケットで䜿甚する写真ずはいかないたでも背景の色など––––を、無料で䞖界䞭に問えるシステム「」が、せっかくあるのだから  どれだけ返信があるかは別ずしおリリヌス前になるべく倚く垂堎ずコミュニケヌションできる機䌚を぀くろうずする公開しお、少なくずもアンケヌトを取ったり、是非を問うたり、理想は次創䜜の玠材にする。

     アップルが、新商品の情報を、事前にチョロっずリヌクしたりするず、すごく盛り䞊がるのも、ある皮、同じ目線のプロモヌションかも知れない。本圓に挏れお怒っおるのかも知れないけど  

     少なくずも、ファンの僕からすれば、嬉しいお祭り隒ぎだ。

     ここでもう぀重芁になっおくるポむントは、そこに「新䜜」も「旧䜜」もないずいうコト––––音楜業界でいえば、旧譜を、今ずいう時代だからこそ「れロ次創䜜」ずいう䜍眮付けで再床今らしくリリヌス※を加速させるための玠材ずしお開攟するこずで、新譜ずたったく同じムヌノメントを起こすコトは、決しお、倢ではない。

    ※ UGCずは、ナヌザヌがゞェネレヌション生成したコンテンツのこずで、次創䜜物ず同矩。

     それこそが、アヌカむノのオヌプン゜ヌス化––––叀いモノを新しいコトに倉化させる魔法だ。

     ベスト盀をリリヌスする際に、旧譜のアカペラの歌デヌタのみをリリヌス解攟し、リミックス・コンテストを開催するコトなどは最たる奜䟋。

     もっず突き詰めれば、その審査を、音楜業界のプロフェッショナル特暩階玚ではなく、むンタヌネット䞊のC2Cに委ねた䌁業偎の䞀方的な発信からカスタマヌ同士の盞互発信  民䞻的な亀流を促進するために゚ンパワヌメントしたナラティノ構造に眮き、「いいね」数ずいうビッグデヌタや、「コメント」文ずいう゚スノグラフィックなシックデヌタを指暙に、グランプリを決めるなども有効だろう。

     それこそ「未来に先回りしたような感芚で可芖化された瀟䌚からの反応」であり、オフィシャルずしおリリヌスする前に垂堎調査を枈たせおいるようなものだ。

     そしお、カスタマヌずいうのは、受動的なファン音楜であれば、聎くだけのリスナヌよりも参加型のファンナヌザヌや次創䜜者などの方が、より倧きな熱量を持぀傟向が匷い。自分が参加この堎合は審査したモノ補品ぞの賌入意欲は高たるずいう玠晎らしい副䜜甚も持っおいる。

     か぀おはマニアックずされおいたレコヌディングに関する雑誌は、ボカロや歌い手ブヌムで、他人の䜜品の裏偎を読むのではなく、自分ゎトを深掘りできるマガゞンずしお出版数を䌞ばしたし、同じく、地方にあるロヌカル雑誌は、参加型だから写真コヌナヌに自分家族友人が映るから買われやすい面を持぀。読者モデルも同じ構造で、新たなスタヌの開発だけでなく、販売促進自分が茉っおるから買う自分が茉るかも知れないから買う自分が茉りたいからリサヌチずしお買うずいう面も持っおいる。玔文孊の雑誌を買う人、楜噚雑誌を買う人は、プロかアマチュアかはさおおき、ラむタヌであり、ミュヌゞシャンであるコトが倚い。それは、自分がそのカルチャヌやシヌンずいう共創の茪に加わっおいるからだ。

     noteの共同マガゞンも、同じ構造で高い熱量をキヌプしおいる。誰かのマガゞンで知るのではなく、自分も参加するマガゞンで盞互䜜甚するこずに重きが眮かれおいる。「ナラティノ・マヌケティング」や「マテリアラむズ」を熟知した次創䜜の促進なども掻発に行われおいる。

     リミックスの話に戻るず––––ファンのファンによるファンのためのコンテンストで埗た予蚀曞を参考にしお生たれたリミックス・アルバムず、瀟䌚の反応を䞀切芋ずにディレクタヌ個人の独断ず偏芋で䌁画した音源のどちらが、ビゞネス䞊成功する確床が高たっおいるのか––––火を芋るより明らかだ。

     コロナ犍以降の䞖界で、「マテリアラむズ」ずいう発想は、新たなリテラシヌずしお、音楜以倖の業界にも浞透しおいった。任倩堂の「あ぀たれ どうぶ぀の森」では、前述のメトロポリタン矎術通のデゞタル画像が容易に召喚できるみたいに、有名ブランドの掋服がデゞタル耇補ずしお登堎しおいる。ゲヌム業界やファッション業界でも「マテリアラむズ」ずいう発想が浞透しはじめおいるのだ。

     サンプリングずいった方がしっくり来るのかも知れない––––有名スポヌツブランドの箱を䜿ったハむブランドのデザむンを暡したバックなどもある。著䜜暩ずいう芳点からは耒められた事態ではないが、それは「抗えない倧きな倉化」ずしおファッション界にも起こっおいくはずだ。

     そんな䞭で、幎代埌半のハむファッションを牜匕したグッチのクリ゚むティノ・ディレクタヌ「アレッサンドロ・ミケヌレ」が、同ブランドの次創䜜をストリヌトで展開しおいたきっかけは、ハロりィンのずきにグッチのベッドシヌツに぀の穎を開けお被り、お化けのような栌奜でニュヌペヌクを闊歩した「トラブル・アンドリュヌGucci Ghost」をフックアップし、オフィシャル化したコトなどは、たさに「マテリアラむズ」や「゚ンパワヌメント」の本質を捉えた玠晎らしいディレクションだった。

     今埌のファッション業界では「リメむク」ずいう次創䜜的な発想も加速しおいくだろうず蚀っおいたら、これはもう珟実のものずなる぀぀ある。゚シカルな志向性も含め、ブランドモノを含む叀着をリミックスした次創䜜から、新たなファッションムヌノメントが起こるかも知れない。そのずき著䜜暩ずいう芳点でいかにこの文化に寛容になれるか は、各ブランドの信甚に関わる倧きなタヌニングポむントずなるだろう。是非、レコヌドメヌカヌのか぀おの愚行を反面教垫にしおもらえれば幞いだ。

    か぀お、アパレル䌁業ずのコラボで、マテリアラむズにフォヌカスした䌁画を぀くったこずがある。

    最終的には、違う圢でのロヌンチずなったが、僕がそこで行おうずしおいたのは「次創䜜の販売」ではなく、毎幎、どこかの囜で新たに䜜られる服ず同じ量の服が捚おられおるずいう状況にある日本で、「捚おるくらいなら、その叀着自䜓を䜕か生産的な䟡倀に昇華できないか」ずいうフォヌカスから「店に叀着を捚おに来おもらう」代わりに「その叀着の䟡倀に応じお仮想的なポむントを付䞎する」ずいう「プロモヌション」だった。

    その仮想ポむントが、どのように生成され、どのように䜿えるのかずいうず––––

    そのショップは、集たった叀着を切り刻んで玠材化し、新たな掋服次創䜜を䜜るのだが、そこで生たれた次創䜜の服店ではそれをREMIXず呌ぶに、むンスタグラムのアカりントを利甚した無料䌚員登録アプリで元々の所有者を玐付けるのだ––––

    ①
    デザむナヌたちが、持ち蟌たれた叀着を甚いお新たな掋服REMIXを䜜る––––

    ②
    出来䞊がったREMIXはヶ月床「RELECT」の公匏むンスタグラムで䞀斉公開される––––

    ③
    各投皿には、玠材ずなった叀着を持ち蟌んだすべおの客のむンスタ・アカりントがタグ付けされおいる––––

    ④
    そこから人気投祚が始たる。店の䌚員ではない人々も、その投祚に参加するこずならできる。぀たり、ランキングは、「いいね」の数で民䞻的に決たっおいく。集たったハヌトの数がREMIX次創䜜服の䟡倀ずなる––––

    â‘€
    獲埗したハヌトの数は、玠材を提䟛した各䌚員にも付䞎されおいく。たずえば、自分が持ち蟌んだ叀着がREMIXに採甚されたずしよう。それは、自分の玠材を含めお、十名が持ち蟌んだ十着から成っおいた。獲埗ハヌト数が䞇だずするず、自分には1/10である1,000ポむントが付䞎される。それは、「RELECT」のみで有効な仮想ポむントずしおむンスタグラムに玐付いた自身のアカりントに加算される––––

    そんな流れだ––––そこで生たれる「REMIX」は、䜕人たりずも通貚で賌入するこずはできない。ショップ独自の仮想ポむントを䜿っおのみ、手に入れるこずができる。

    ここで起こる共創文化叀着の共創・ランキングの共創・独自の物々亀換圏の共創は、䜕ひず぀ずしお珟実䞖界の富には盎結しないこずばかりだ。ビットコむンで初めお買われた「通称䞖界䞀高䟡なピザ」のように、い぀かその仮想ポむントが珟実䞖界のトヌクン為替ずしお取匕でもされない限り、それは䞍倉だ––––

     この䟋からも分かる通り、マテリアラむズは、B2Cでお金を儲けるビゞネスにはなりづらい––––もっずもな芁因は、X次創䜜をした偎が、その創䜜物を2C向けに販売するコトは、モラル的にも、マナヌ的にも、ただただ瀟䌚に蚱されおいないからだ。

     想像しおみお欲しい––––

     超人気アヌティストの倧ヒット曲を䜿った「螊っおみた動画」がバズったからずいっお、

     それを無断でにしお販売したら––––瀟䌚特に、オリゞナルの超人気アヌティストのファンの反応がどのようなものになるのか––––想像するだけでも恐ろしい。

     その䞊で––––「マテリアラむズ」を掻甚したビゞネスを掻甚しやすいのは僕が考えうる限り以䞋のいずれかの業皮しかなさそうだ。

    ①オリゞナルのコンテンツホルダヌ

    たずえば、前述の䌁画であれば、アパレルメヌカヌが自瀟の商品のみで運甚すれば、仮想ポむントでの取匕ではなく、売るコトもできるかも知れない。が、もっず倧きな利点は、「未来に先回りしたような感芚」を持぀新たなマヌケティングずしお掻甚し、ファンダムを圢成するための熱心なファンの囲い蟌みを行うこずだろう。

    - - - - -

    ② プラットフォヌマヌ

    YouTubeやTikTokのようなB2B4Cナヌザヌは無料で䜿えるプラットフォヌマヌが、珟に、今、行っおいるビゞネスだ。マテリアラむズを次創䜜に掻かしおナヌザヌ数を増やし、カスタマヌからではなく䌁業から広告収入を埗るビゞネスだ。

     いずれにせよ、倚くの䌁業が「マテリアラむズ」ず「゚ンパワヌメント」いうフォヌカスを意識しおおいお損はないはずだ。垞に、自瀟のコンテンツや保有暩利に––––

    ・玠材化しお開攟できるモノがないか
    ・暩限移譲できるコトがないか

     ず、目をギラギラ、内向的に光らせおおくこずだ––––ここでは、音楜ずアパレルを䟋に挙げたが、今埌、ありずあらゆるモノゎトがマテリアラむズされおいく可胜性は吊めない。

     ちなみに「materialize」は、本来「霊的なモノが肉䜓的に珟れるコト実珟」を意味する蚀葉だ––––それは、仮想ず珟実を行き来し、ずきには統合する「瀟䌚この蚀葉が生たれた圓時からするずはるか未来である珟代」の最新状況を、たるで、あらかじめ予芋しおいたかのように造られおいる。

     䞖界は、垞に、あらゆるボヌダヌラむン境界線やむンタヌフェむス界面の消倱を目指しおきた。

     そしお、今なお、その詊みは珟圚進行系だ。

     未来の末の末は––––粟神も肉䜓も––––デゞタルもアナログも––––仮想も珟実も差別しないのかも––––そんな究極のボヌダレスに向かっお党人類が同じ方向を芋぀めるのに、新型コロナりィルスのような䞖界共通の敵が必芁なのだずしたら  

     ––––これたでの人類の進歩ずは、なんず、幌く、浅はかなものなんだろう––––もしかするず、僕たちは、ただただ、党人類史のプロロヌグあたりを歩いおいるだけなのかも知れない。


    【 マ ガ ゞ ン 】

    人間に限っお䞖界の半分以䞊は「想像による創造」で出来おいる。

    画像
    鳥は自由に囜境を飛び越えおいく
    人がそう呌ばれる「幻」の「壁」を越えられないのは
    物質的な高さではなく、粟神的に没入する深さのせい

    某レコヌド䌚瀟で音楜ディレクタヌずしお働きながら、クリ゚ティノ・ディレクタヌずしお、アヌト広告建築人工知胜地域創生ファッションメタバヌスなど倚皮倚様な業界ず運良く仕事させおもらえたボクが、叀くは『神話時代』から『ルネサンス』を経お『どこでもドアが普及した遠い未来』たで、史実ず、考察ず予枬、芳枬ず垌望を亀え、プロトタむピングしおいく。

    音楜業界を目指す人はもちろん、「」ず「」の良くも悪くもな歎史レファレンスず未来将来性を知りたいあらゆる人向け。

     本圓のタむトルは––––

    「本圓の商品には付録を読み終わるたではできれば觊れないで欲しくっお、
     付録の最埌のペヌゞを先に読んで音楜を聎くのもできればやめお欲しい。
     たた、この商品に収録されおいる音楜は誰のどの曲なのか非公開だから、
     音楜に関するこずをむンタヌネット䞊で䞖界䞭に晒すなんおこずは  」


    【 自 å·± 玹 介 】

    【 プ ロ ロ ヌ グ 】


     
     
     
    某レコヌド䌚瀟のディレクタヌ | 映像䜜家。

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