
熱中性

『熱中性』
照りつけている。
照りつけている。
私が
太陽を照らしている。

熱いだろう。
私は
蒸発して
水滴が滴る。

顎から
足元へ。
背中から
吸い込んで
張り付いた。

私は
見ている。
眩しいでは
片付かない。
目を逸らしても
彼は
残っていて。

蒼なのか。
紅なのか。
フラッシュして。
網膜の中心で
捉えきれなかったことが
分かってしまうんだよ…。

照らしているから…
だろうね。
やることがなくて
太陽を
照りつけているんだ。

高くなり
影を操っているのは
彼だってことを
思い知らされる。
高くなるほど……
私が
伸びていくからね。


水を飲む。
私は
生き返って
また
照りつける。

彼は
植物みたいに
光合成している。

太陽は……
植物のように……
炎の枝が
こちらへ
手を振っている。
でも…
見えない。

私は
見ている。
眩しいでは
片付かない。

目を逸らしても
彼は…
残っていて…。
蒼なのか。
紅なのか。
フラッシュして。
網膜の中心で…
捉えきれなかったことが…
分かってしまうんだよ。

照らしているから
だろうね。
太陽が
私に呼応して
熱を持つ。
太陽が
私に反射して
光を放つ。

熱いと……
眩しいと……
照りつけている。
照りつけている…。
私が
太陽を照らしている。

太陽は
植物のように
私の光で
光合成し
影を…
伸ばしていく。


そして私は…
氷を
噛み砕く。
氷を
噛み砕く。

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