
オリフィスの先

『オリフィスの先』
土を
舐め回している。
土を
舐め回している。
干からびた
ミミズのように。

潜る場所を
探した。
モグラが
諦めて。

それでも
砂を
食いちぎる。
乾いているから。
砂を
食いちぎる。
食い散らかす。

砂時計の中……
硝子を
破るのか。
砂を
食らい尽くすのか。
脳が
暴発して。

オリフィスを
通りきらない。

蜂の腰を
持ち上げて。
振り回す
奴がいるから。

砂時計の上で
蜂のように。
8の字を描いて
踊り狂ってるんだ8∞8∞8∞…。


地中深くに
潜り込み。
乾いた水源を
見つけるが。
まるで
カラカラ水のようだった。

もう
進むしか
ないんじゃないか。

瑞々しい溶岩が
河のように流れて。
飲み干せば
いいじゃないか。
潤せるだろう?

砂時計の中
なんだから。
砂時計の中……
硝子を
破るのか。
砂を
食らい尽くすのか。

執着は
暴発して。

オリフィスを
突き抜ける。

蜂の腰を
持ち上げて。
振り回す
奴がいるから。

砂時計の下で
蜂のように。
8の字を描いて
踊り狂ってるんだ∞8∞8∞8…。


サラサラに
落ちている。
ザラザラに
落ちている。
ドロドロに
朽ちている。


構わない。
正気を
呑み込んでいる。

狂気を
舐め回している。

暗闇が
訪れる。
ここは
宇宙なんだと。
確信を
覚える。

彗星を
噛み砕く。
衛星を
噛み砕く。
惑星を
噛み砕く。
銀河でも。
光るものは
すべて
噛み砕く。

光って
いないのだから……

なぜか
ここで
呼吸ができる…

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