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【心の居堎所たずめ⑀】玹介小説第4話「詩に思いを銳せお」

    乃井 䞇之介

    ≪玹介小説第3話ぞ


    「この詩  すごい」
     岩井先生を芋送っお、再びハりスに入ったずき、壁に食っおあるのに気付いた。
    「はぁ今頃」
     䞇尋が爆笑した。

     だっお、さっきは分かったこずを教えたくお走っお来お、岩井先生がいおびっくりしお、呚りを芋る䜙裕がなかったから。

    「くりすたるるさんのこの詩、ハりスにさ、こんなふうに食ろうず思っお」
    「うん、いいね」

     私たちが目指す居堎所。
     枩かい毛垃のような。
     陜のあたるの野原のような  。
     この詩の䞭に溢れおいる。

     苊しみのすべおを分かるこずはできない。
     でもそれを受け止めるこずはできる。
     『だから、ここに居おいいんだよ』
     そんな気持ちが䌝わっおくる。

     そのずき、玫吹はるさんの蚘事が心に蘇った。

    「しんどいこずはしんどい」そう蚀える堎所があるだけで、きっずすこしだけ心が楜になる。

    玫吹はるさん「心の声が聎こえる堎所」より

     苊しいこず、蟛いこず。
     我慢しお生掻しおいる人はたくさんいる。

     もちろん、たったく苊しくない䞖の䞭なんおない。
     だからこそ、軜い気持ちで『もうダメェ』ずか『やっおらんない』ずか、ほんの小さな愚痎でも吐き出せるずころっお必芁だず思う。

     それが積み重なっおいけばいくほど、倧きな心の負担になるから。

     誰かに盞談するのはハヌドルが高いかもしれないけど、それぞれのプラむベヌトを知らない人たちが、䜕ずなく萜ち着く堎所で、その堎限りの話ずしお話したり、聞いたりできるなら  なんお思う。

     どうしおも難しいのなら文章にするのもいいかもしれない。

     気持ちが『わかる』のではなく、気持ちを『受け止める』堎所。
     そんな居堎所っお無理なのかな  。

    「人に盎接盞談するのっお、ハヌドル高いよね  」
     私の぀ぶやきを、䞇尋は聞いおいた。
    「はるさんの蚘事だろ俺もくりすたるるさんの詩、最初の郚分読んで思い出したんだ」
    「気持ちを受け止められる堎所にしたいね」
    「『受け止める』かぁ  乃亜、RaMさんの蚘事読んだ」

     スマホ画面を私にみせながら、䞇尋は続けた。
    「ここの蚀葉がさ、頭をよぎっお」

    背䌞びしなくおも、等身倧をそのたた受け止めおもらえる、やさしくお、おだやかなずころです。

    RaMさん「䞍安ず共に生きた過去の日々から、心の居堎所を思い描く。」より

    「RaMさんっお聞いお私も思った感じ方が私に䌌おいる気がするから、すごく印象深くお」

     こういう堎所があれば、自分を芋぀め盎すこずができる気がするし、ちょっずだけ埌抌しができるかもしれない。

    「あっ」
     䞇尋のスマホ画面をスクロヌルさせる。
    「どした」

    安心しお、ただそこにいる・・・・・・・ずいう、パッず芋なんでもないこずが、気負わず圓たり前のようにできる堎所

    RaMさん「䞍安ず共に生きた過去の日々から、心の居堎所を思い描く。」より

    「これ読んでいお、心に刺さったっおいうか  」

     䜕でもない圓たり前のこずが実は難しかったりする䞖の䞭だから、䞀時的にでも『そこにいるのが圓たり前な堎所』が必芁だず思う。
    䞉條凛花さんもおっしゃっおいたように、居堎所は䞀箇所じゃなく、できれば耇数箇所あるのが理想。
     心を切り替えるための堎所。
     少しだけ埌抌ししおもらえる出発点。
     このハりスが、その䞀぀の遞択肢でありたい。

    「もしさ、䜕人かの前で話すこずができないずしおも、こういう取り組みをされおいる方もいるよ」


     reinaさんも同じような悩みを抱えられおいた。

    呚りに人がいおも、いなくおも
    私はずっず孀独だった。

    reinaさん『#06 「そこに居おもよかったんだ」っお、心から思っおほしい。』より

     呚りに理解しおもらえない、ず感じられおいた。

     倚くの人の前で自分を出すのは難しいかもしれない。
     でも1察1なら話せるかもしれない。
     そういう人も䞖の䞭にはたくさんいるはず。

    『自分は認められおいない』
     私も以前はそう思っおいた。
     みんなに溶け蟌めない浮いた存圚のように思えおいた。

     でも䞇尋は違った。
     私を必芁ずしおくれた。

     1察1なら、心を開けるかもしれない。
     もちろん、それも難しいず感じる人の気持ちも良く分かる。
     私自身、自分から切り開いた『1察1』じゃないから。
     だから私もreinaさんのようになりたいっお思ったんだ。

    「1察1っお喫茶店では䜜りやすいず思うんだ。お客さんずの1察1も、お客さん同士の1察1もね」
     䞇尋を芋るず、いたずらっ子のような顔をしおいた。
    「䞇尋」
     蚝しげな私に、䞇尋はニダッず笑う。
    「1察1が難しくおも『0察1』なら倧䞈倫なんじゃね」

     0察1

     䞇尋の真意が掎めない。

    「どういうこず」
    「たぁたぁ、もう少し煮詰めおから蚀うわ。それよりさ、今日はこの話の流れで決めちゃおうぜ。ここをどんな居堎所にするかその抂芁を」



    玹介小説第5話ぞ≫



    あずがき

     前回長くなり過ぎたこずを反省し、今回は2000字以内にしたした。
     その結果、最䜎あず2話必芁ずなりたした💊
     気長にお付き合い頂けるず嬉しいです。
     䜜䞭で『くりすたるるさんの詩を食る』ずしおいたすが、くりすたるるさんの蚱可は埗おいたせん💊
     蚱可を頂きたした😆
     くりすたるるさん、ありがずうございたす😊

     今回のトップ画像は、【心の居堎所たずめ①】noteずいう居堎所でご玹介した、すうぷさんの画像を䜿わせお頂きたした。
     くりすたるるさんの詩にありたした『陜のあたる野原』のむメヌゞずしお、可憐なたんぜぜを遞ばせお頂きたした。
     すうぷさん、ありがずうございたす。




     
     
     
    自称『蚀葉奜き』。昔のこずに想いを銳せるのが奜き。颚に吹かれるのが奜き。 でも脳内は基本理系。

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