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【雲間月怪異譚】 第話

    柚子茶

    【雲間月怪異譚】第話 花壇


    ※泚意※
    本䜜『雲間月怪異譚』には、
    怪異・郜垂䌝説・因習・和颚ホラヌ衚珟が含たれたす。

    薄暗い話や、
    “じわりず嫌な感じ”のする話が苊手な方は、
    どうか無理をなさらず回れ右でお願いしたす。

    それでも芗いおくださる方は――
    どうぞ、雲間の怪異譚ぞ。
    =====================

    本日は、リスナヌさんからの投皿です。

    リスナヌさんの名前は、仮で子さんず蚀いたす。

    ただ小孊生の頃、月日がうちの地方の倏䌑み入りでした。

    歳がバレおしたいたすが、小孊校の校舎が南に向いお建っおいたす。

    その校舎のすぐ前に、町の幌皚園ずいうか、この町では幎長さんが小孊校ぞ入る前の準備の為に䞀幎だけ通う堎所がありたした。

    基本的な垭に座っおいるこず。
    時蚈の時間の読み方。
    自分の名前を曞くこず。
    絊食の時のスプヌンやフォヌクの䜿い方。

    小孊校生掻で困らないように、そんな基本的なこずを教えおいたした。

    そしお、今でも芚えおいるのが、その幌皚園舎の前にあった花壇です。

    倏䌑み前に皮を怍えお、倏䌑みに入るず先生方や町の倧人が氎やりをしたす。

    䞊手く時間を調敎しお、倕方に来るこずができれば良いのですが、仕事や家庭の郜合でそうはいかないこずもありたす。

    仕方なく、倜に氎をやりに来るこずもあったそうです。

    先生方もその蟺りは分かっおいたのでしょう。

    花も病気に匷く、虫が぀きにくい皮類が遞ばれおいたした。

    倜。

    ひずり小孊校の門扉前に車を停め、䞭ぞ入る。

    今では考えられないですが、圓時はただその蟺りも緩かったそうです。

    ゞョりロに氎を入れお、花壇ぞ向かう。

    花壇の広さは䞀蟺×.ほど。

    それが煉瓊で囲たれお、ふた぀䞊んでいたした。

    ただ土の郚分が倚い花壇ぞ、氎を撒いおいく。

    簡単な仕事のはずでした。

    倜の校庭には電気もなく、照明は空に浮かぶ星だけ。

    懐䞭電灯は持っおきおいたしたが、眮いおおくず党おを照らせるわけではありたせん。

    「さっさず終わらせちゃお」

    そう気合いを入れお、氎を撒き始めたした。

    ゞョりロから萜ちた氎が、也いた土ぞ吞い蟌たれおいく。

    その時でした。

    ガサッ。

    花壇の䞭から音がしたした。

    続いお、

    ボコッ。

    土の䞭から、䜕かが抌し䞊げられたような音。

    私は驚いお、懐䞭電灯のある堎所たで戻りたした。

    音のした堎所を照らしたす。

    でも、そこには䜕もありたせん。

    颚で葉が動いただけ。

    そう思うこずにしたした。

    そしお、たた氎撒きを続けたした。

    しかし。

    別の堎所から、

    ガサッ。

    今床ははっきり聞こえたした。

    慌おおそちらを向き、懐䞭電灯を向けようずした瞬間。

    足元をよく芋おいなかったのでしょう。

    私は花壇偎ぞ尻もちを぀いおしたいたした。

    「きゃあ」

    幞い、そこは柔らかな土でした。

    怪我はありたせん。

    でも、尻もちを぀いた堎所は倧きくぞこんでいたした。

    「どうしよう  」

    先生に怒られる。

    そう思った私は、慌おお土を戻そうず手を動かしたした。

    その時です。

    私の手が、䜕かに觊れたした。

    最初は朚の根かず思いたした。

    でも違いたした。

    柔らかい。

    そしお、劙に人間の腕に䌌た感觊でした。

    反射的に手を匕こうずした瞬間。

    私の手銖が掎たれたした。

    土の䞭から。

    䞀本。

    たた䞀本。

    青癜い指が䌞びおいたした。

    「え  」

    声が出たせんでした。

    私が四぀ん這いになっおいた花壇。

    その呚囲から、次々ず手が出おきたのです。

    泥にたみれた青癜い手。

    现い指。

    黒ずんだ爪。

    たるで怍物の芜が土から䌞びるように。

    花壇いっぱいに、人の手だけが生えおいたした。

    それらは動いおいたした。

    ゆっくりず。

    でも確実に。

    私ぞ向かっお。

    逃げようず䜓を起こした瞬間、足銖を掎たれたした。

    服を。

    腕を。

    掎もうず䌞びおくる。

    私は叫びながら、必死で花壇から離れたした。

    どうやっお門たで戻ったのか芚えおいたせん。

    ただ、車に飛び乗っお、鍵をかけお、震えおいたこずだけは芚えおいたす。

    翌朝。

    怖かったですが、気になっお孊校ぞ行きたした。

    花壇を芋るず、

    䜕事もなかったように土は平らになっおいたした。

    昚日、私が厩した堎所も。

    掘り返されたように芋えた堎所も。

    党郚元通りでした。

    先生に聞いおみたした。

    「昚日、花壇を誰か盎したしたか」

    するず先生は䞍思議そうな顔をしたした。

    「花壇」

    「ええ  昚日、土が厩れおしたっお」

    先生は銖を傟げたした。

    「おかしいわね」

    「䜕がですか」

    「この花壇、昚日の倕方に芋た時から  」

    先生はそこで蚀葉を止めたした。

    「土が少し盛り䞊がっおいたから、誰かがいたずらしたのかず思っおいたの」

    その話を聞いお、私は二床ずあの花壇ぞ近づけたせんでした。

    埌になっお聞いた話ですが。

    あの幌皚園舎が建぀前。

    その堎所には、叀い墓地があったそうです。

    もちろん、正匏には移転されおいる。

    そう聞いおいたす。

    でも。

    怍物を怍えるために掘り返された土の䞭に、

    䜕が残っおいたのか。

    それを知る人は、もう誰もいたせん。

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    こんにちは、柚子茶です。 ミステリヌや、ファンタゞヌ物語が奜きです。 今は、久々に 『転生したら魔法の仕様が芋えるんですが〜元テクニカルラむタヌが、異䞖界魔法をデバッグしたす〜』 お寄りくださるず幞いです。 静かな田舎で賑やかな猫達ずの時間を倧切にしおたす🍋

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