
オガム文字一覧|20文字・樹木対応表・意味まとめ
オガム文字の世界を歩いていると、
気になる木に出会うことがあります。
「この木はどんな意味を持つのだろう。」
「どんな神話や象徴と結び付いているのだろう。」
そんな時に戻ってこられるよう、
オガム20文字を一覧にまとめました。
オガム文字一覧
第一群(Aicme Beithe)
① Beith / Beth / Beithe|シラカバ
はじまり・浄化・新生
② Luis|ナナカマド
保護・明晰・見通し
③ Fearn / Fern|ハンノキ
安定・支え・移行
④ Saille / Sail|ヤナギ
流れ・感受性・直感
⑤ Nion / Nuin|トネリコ
結び・成長・つながり
第二群(Aicme hÚatha)
⑥ Uath / Huath / Wath|サンザシ
境界・試練・突破
⑦ Duir / Dair|オーク
強さ・権威・中心軸
⑧ Tinne|ヒイラギ
防御・意志・鍛錬
⑨ Coll|ハシバミ
知恵・洞察・内的知性
⑩ Ceirt / Quert / Queirt|リンゴ
全体性・完成・調和
第三群(Aicme Muine)
⑪ Muin|ブラックベリー
結びつき・関係性・実り
※ブドウや桑などの解釈もあります。
私はブラックベリーのイメージで捉えています。
⑫ Gort|ツタ
成長・継続・つながり
⑬ nGéadal / Ngetal|エニシダ
方向性・集約・束ねる力
※ヨシ(葦)と解釈される体系もあります。
私はエニシダのイメージで捉えています。
⑭ Straif / Straiph / Straiff / Straibh|ブラックソーン
試練・転換・変容
⑮ Ruis|ニワトコ
終わり・解放・再生
第四群(Aicme Ailme)
⑯ Ailm / Ailim|スコッツパイン(またはモミ)
上昇・精神性・視点
⑰ Onn|ハリエニシダ
生命力・持続・防御的強さ
⑱ Ur / Ura|ヘザー / ヒース
癒し・浄化・静けさ
⑲ Eadha / Eadadh / Edha / Eodha|アスペン(ポプラ)
揺らぎ・移行・境界
⑳ Idad / Iodhadh / Idho|イチイ
死と再生・永続・循環
樹木対応について
オガムは「樹木のアルファベット」と紹介されることがあります。
ただ、歴史的には、
最初から樹木と結び付いた体系として成立したものではありません。
古代には文字として使われ、
中世になると詩や学問の中で様々な説明が加えられ、
近代のケルト復興運動や現代ドルイドリーを通して、現在よく知られている樹木との対応や象徴体系が形づくられてきました。
現在親しまれているオガムは、
歴史的な文字体系を土台に、
後世の象徴や解釈が少しずつ重ねられてきたものです。
▶︎ オガム文字の中世での再解釈について
▶︎ ドルイド復興運動とは
森を歩き始める前に
私はオガムを見るとき、
最初から意味を探そうとはしません。
まず一本の木に惹かれる。
その木が育つ場所を知り、
神話に触れ、
人との関わりを知る。
そうして歩いているうちに、
気づけばオガムの文字へ戻ってきます。
この一覧は、
答えを決めるためではなく、
森へ続く案内板です。
この一覧が、
オガムの世界を楽しむきっかけになれば嬉しいです。

次回へ
次回からは、
20文字をひとつずつ見ていきます。
最初の文字は、シラカバ(Beith)。
オガムの始まりとなる一本の木から、
文字の旅を始めていきます。
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