
創作大賞2026|恋愛小説「ロマンス、キャピタル、ダイナー」|あらすじ
note創作大賞2026・恋愛小説部門参加作品
恋愛小説「ロマンス、キャピタル、ダイナー」
あらすじ
香水開発者アデル・モローは、仲間たちと作ったローズ・エカルラットを世に出すため、投資会社ノーススター・キャピタルと契約する。だが若き副社長ベネディクトは、アデルの美貌と経歴を高級香水の物語として売り出し、彼女は「それは私じゃない」と反発する。やがて香水は成功するが、アデルは自分自身まで市場価値に変えられた痛みを抱える。一方、ベネディクトもまた、金と権力と有益性だけを求められてきた男だった。庶民的なダイナーで顔を合わせるうち、二人は互いの孤独を知っていく。
🔽連載収録マガジン【全5回】
著者より
私を売り物にした悪魔が、恋をした──
映画的なNYを舞台にした美男美女の華やかなロマンスコメディ──と思わせて、資本主義寓話であり、本人性の話でもあります。
軽やかな文体と物語で、少し厄介な主題に踏み込んでいく小説を書くのが好きです。
この作品では、美しさ、才能、金、権力、仕事の実績といった「価値」が、人を輝かせると同時に、その人自身を見えなくしてしまうことを書きました。
それでも誰かが、価値ではなく本人に触れようとする。
そんな恋愛小説です。
2026.6.25 ひつじ