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爆速で"半歩先"を作れーーShiftall和蓮和尚が明かす、日本のHWスタートアップがVR機器を作る意味【VeHacQ】

フルトラも事業も「ドリフト防止」が大事!? 浮き沈みも激しく、巨大プラットフォーマーうごめくVR市場、日本のHWスタートアップは果たして何を目指すのか!?

VeHacQ第6回では、バーチャル美少女ねむが、VR機器メーカーShiftall代表取締役CEO・和蓮和尚を迎え、「国産VR機器を作る理由」をテーマに語り合った。和尚の常人離れした行動力と人たらしぶりの原動力、Shiftallが小チームで多品種小ロットを爆速で回す“秘伝のタレ”、そして厳しいVR市場を生き抜く「高級釣り道具屋」戦略から、日本発のものづくりが世界で市場をつくるための勝ち筋に迫る。

しかも今回はなんと、発売間近の新型フルトラ「HaritoraX 2 Add-on R」を実際に装着。加速度センサと光学センサの“いいとこ取り”によって、配信中に本当にドリフトしないのか――異例の耐久実験を行いながらの対談となった。

本記事では、2時間半に及んだ対談「国産VR機器を作る理由 ねむ vs Shiftall 和蓮和尚【VeHacQ生配信 #6】」を記事形式でお届けする。


1. ドリフトしない新型フルトラ!? 2時間半の実演対談が始まった

新型フルトラ「HaritoraX 2 Add-on R」実演中

浴衣姿で現れた和蓮和尚は、発売直前の新型フルトラ「HaritoraX 2 Add-on R」を装備して現れた。

HaritoraXシリーズは、身体に取り付けたセンサによって、腰や足の動きをアバターへ反映するフルトラッキング機器だ。

Haritoraxが採用している加速度センサ方式は、外部に大がかりな設備を置かずに利用でき、センサが物陰に隠れてもトラッキングを続けられる。一方で、長時間使っていると少しずつ位置や向きがずれる「ドリフト」が課題になる。

VIVEトラッカーなどの光学センサ方式はカメラで絶対的な位置を捉えられるため、ずれには強い。しかし、カメラから見えなくなるとトラッキングが飛んでしまう場合がある。

そこでAdd-on Rは、加速度センサと光学センサの“いいとこ取り”を狙った。

室内に置いた赤外線カメラが、胸、腰、足につけた専用プレートを一瞬でも捉えれば、ずれた位置を自動的に修正する。プレートが膝掛けや身体の陰に隠れている間は、従来どおりセンサだけで動き続ける。再びカメラから見えた瞬間、正しい位置へシームレスに戻る仕組みだ。

ねむ「加速度センサ方式と、光学式のトラッキングのいいとこ取りみたいな?」

和尚「そうそう、いいとこ取り」

発売を目前に控え、Shiftallのメンバーは深圳で量産対応の真っ最中だという。

Shiftallの製品は、日本で企画・開発しながら、製造や組み立ての多くを深圳など海外の工場で行う。完成した製品を日本の倉庫へ運び、そこから世界各地へ出荷する。

つまり、「国産」とは、必ずしも部品から組み立てまでを日本国内で行うことではない。

日本の開発チームが、自分たちや身近なユーザーが欲しいものを考え、世界の製造拠点を使って形にし、責任を持って商品として届ける。Shiftallの国産VR機器は、最初からグローバルな分業によって成立しているのだ。

さて、果たして二時間半の対談で本当にドリフトは起こらないのだろうか。

2. 「実はVRとか全然興味なかった」和尚がコロナ禍で覚醒するまで

国産VR機器を作る理由 ねむ vs Shiftall 和蓮和尚【VeHacQ生配信 #6】

HaritoraX、MeganeX、mutalk。

いまやShiftallは、VRChatユーザーにはおなじみのVR機器メーカーである。だが、和尚の口から飛び出したのは意外な言葉だった。

和尚「もともとVRとか全然興味なかったんだよね」

ねむ「え、ちょっと待って。そうなの?」

和尚が本格的にVRChatを始めたのは、コロナ禍の前後だった。

家から出られない。人とも飲みに行けない。それならVRChatでも始めてみるか――料理を始めるような軽いノリだったという。

当初の使い方も、未来の働き方を研究するような大げさなものではない。

アバター姿で仲間と集まり、お酒を飲む。

和尚にとってVRChatは、「コスプレ機能付きの飲み会場」だった。

当時のShiftallは、VR専門の会社ではなかった。

集中するために物理的に視界を遮るヘッドホン型デバイス「WearSpace」や、離れた場所へ手書きのメッセージを届ける「Croqy」など、インターネットにつながる新しい生活機器を模索していた。

しかし、会社の新たな軸を探していた時期にコロナ禍が直撃する。

そのころ、和尚自身はVRChatにどんどんハマっていた。

そして2020年末ごろ、フルトラ機器を個人で開発していたizm氏と出会う。

「フルトラ機器を量産したい」

その相談を受け、Shiftallが持つハードウェア量産のノウハウと、個人開発者の同人ハードウェアを組み合わせる共同事業が始まった。それが同人ハードウェアHaritoraの量産バージョン『HaritoraX』へつながっていった。

同人ハードウェアを、多くの人が買える量産品にする。

和尚がVR市場に持ち込んだのは、未来を予言する能力ではなかった。

目の前にある面白いものを見つけ、売れる形まで持っていく力だったのである。

3. 大企業を飛び出して「商品を爆速で世に出したい!」

和尚は、もともと松下電器産業、現在のパナソニックで働く会社員だった。

ネットワークにつながるデジタル家電の企画や、サーバー側の仕組みに関わっていた。ソフトウェアによって、ハードウェアの機能や価値そのものが変わり始めた時代である。

だが、大企業では、作りたいと思ったものをすぐ商品にできるわけではない。

さまざまな部署や判断を経るうちに、当初のアイデアが変わってしまうこともある。試作品までは作れても、実際に量産し、販売し、ユーザーサポートまで続ける段階には、巨大な壁があった。

和尚が欲しかったのは、自分たちで商品を最後まで見届けられる環境だった。

企画する。設計する。工場を探す。量産する。売る。ユーザーからのクレームにも向き合う。

その全部をやりたかった。

和尚は大企業を飛び出し、2008年にCerevoを創業した。

最初に挑んだのは、インターネットへ直接つながるデジタルカメラだった。撮影した写真を、そのままネットへアップロードする。当時としては先進的だったが、いまではスマートフォンが当然のように行っていることでもある。

やがてCerevoは、カメラをつなぐだけでネット配信できる「LiveShell」を開発する。

転機になったのが、東日本大震災だった。

現地や企業から情報を直接発信したいという需要が急増し、ライブ配信機器が一気に売れ始めた。Ustream、Twitch、YouTube Liveなど、動画を個人や企業が生配信する文化の広がりとともに、Cerevoも急成長していった。

その後は、ロボット、ミニ四駆、自動変形するドミネーターなど、次々と異なるハードウェアへ手を広げる。

3Dプリンタ、クラウドファンディング、モジュール化された電子部品、深圳の製造ネットワーク。

小さなチームでもメーカーになれる「メイカームーブメント」の波が訪れた。

ソフトウェアがハードウェアを定義し、誰もがメーカーになれる新たな時代。

和尚は、自分で会社を作り、商品を出しながら、その時代のど真ん中を走っていた。

4. 「三歩先は売れない。勝つのは半歩先」

未来的な製品は、メディアに取り上げられる。ブームの中を走っていた和尚は一躍時代の寵児となった。

「これが未来だ」

「世界が変わる」

取材が殺到し、展示会では人だかりができる。

しかし――売れない。

和尚は、Cerevoで何度もその現実に直面したという。

和尚「めっちゃ話題になるんだけど、売れねえんだ、これが」

ねむ「話題になっても、お金にならないんだ」

和尚「会社は、従業員のみんなを食わせていかなきゃいけないからね」

和尚は、極端な例として「未来のすごいコップ」を挙げた。

どれだけ未来的なコップを発表しても、世の中のほとんどの人は、いま使っている普通のコップを買う。

三歩先の未来は話題になる。

しかし、人がお金を払うのは、現在より少し便利で、少し面白く、いますぐ使い方を理解できるものだ。

そこで和尚が意識するようになったのが、“半歩先”である。

その象徴が、アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』に登場する武器「ドミネーター」の商品化だった。

ドミネーターのおもちゃ自体は、すでに世の中に存在していた。しかし、劇中のように自動変形し、本物さながらに発光するものはなかった。

ならば、自動で変形させればいい。

乾電池で光量が足りないなら、リチウムイオンバッテリーを入れればいい。

まったく未知の商品を発明したわけではない。すでにファンが欲しがっているものを、誰も実現していない水準まで引き上げた。

それは三歩先ではない。

だが、確実に半歩先だった。

ドミネーターは、大人が高額を払ってでも欲しくなる「ハイエンドトイ」という市場を切り開いた。小さな企業の成功を見た大企業も、やがて高品質な大人向け玩具へ参入していった。

スタートアップの役割は、誰にも理解できない未来を見せることではない。

大企業がまだ踏み込めない“半歩先”で、実際に市場があることを証明することなのだ。

5. 30人で20製品を回す、Shiftallの“秘伝のタレ”

Cerevoを約10年経営した和尚は、再びパナソニックグループへ戻る道を選んだ。

会社員時代から関わっていた人々との縁が続いていたこともあり、Cerevoで培ったものづくりチームの一部をShiftallとして分離し、パナソニック傘下へ移る。

大企業の資本力と、スタートアップの機動力。

ねむは、その状態を「両手に金棒を持った最強の状態」と表現した。

パナソニック内部では、数多くの試作品が生まれていた。

だが、大企業では、面白いプロトタイプがそのまま商品になるとは限らない。品質基準、量産体制、社内承認、販売規模、サポート体制。商品として世に出すまでには、膨大なハードルがある。

そこでShiftallは、大企業の中で生まれたアイデアを、より小回りの利く組織で商品化する役割も担った。

たとえばMeganeXは、当初、本当にメガネのような形をした試作品だった。しかし、VRを日常的に使っていた和尚は、その形のままでは製品にならないと判断する。

方向性を大胆に変え、Shiftallで量産可能な製品へ作り直した。

mutalkも、もともとはオンライン会議などで自分の声を周囲へ漏らさないためのアイデアだった。それがVRChatユーザーの、

「家族に聞かれず、こっそり女の子の声を出したい」

という切実な需要に接続した。

用途を決め打ちせず、実際のユーザーがどう使うかを見ながら、製品の意味を変えていく。

この柔軟性がShiftallの強さである。

さらに驚くのは、その規模だ。

Shiftallは30人弱のチームで、約20製品規模のラインナップを展開している。

ハードウェアは、作って終わりではない。

部品を調達し、工場と交渉し、各国の認証を取り、在庫を管理し、世界へ発送する。不具合や故障に対応し、保証とカスタマーサポートも維持しなければならない。

しかもShiftallが得意とするのは、数百万台を売る大量生産ではない。

製品によっては数百台、数千台、多くても一万台ほど。普通の学生や会社員が手を伸ばせる価格を維持しながら、多品種小ロットを短期間で回す。

ねむ「そんな人数で、あんなにいっぱいハードウェアを作って、サポートまでできるんですか?」

和尚「それがノウハウなんですよ」

ねむ「それが“秘伝のタレ”なんだ」

共通部品を使う。既存の設計や取引先を生かす。大量生産を前提にしない工場を見つける。開発期間を短くし、人件費を抑える。

一つひとつは地味だ。

しかし、その膨大な積み重ねがなければ、尖ったハードウェアを手の届く価格で世に出すことはできない。

爆速ものづくりは、勢いだけで成立しているのではない。

失敗と量産を繰り返して蓄積された、“秘伝のタレ”によって支えられているのだ。

6. 商談のためスイスの山奥へ――世界を動かす「人たらし」の力

ここまで話を聞きながら、ねむは一つの疑問を持った。

Shiftallの強さは、本当にものづくりのノウハウだけなのだろうか。

ねむ「和尚さんの凄さは、ノウハウだけじゃなくて、人間性にもあると思うんだよね」

未知の商品を作るには、リスクがある。

本当に売れるか分からない。途中で仕様が変わるかもしれない。工場、取引先、投資家、社員――多くの人へ、「この人とならやってもいい」と思ってもらわなければ前へ進めない。

最後に必要なのは、ボス個人への信用なのではないか。

和尚は高い実績を持ちながら、物腰が柔らかい。

ねむ「和尚さん、すごい人なのに、物腰がめっちゃ柔らかいじゃん」

和尚「物腰を硬くしても、何もいいことないからね」

ねむ「イケイケのベンチャー社長って、やばい人ばっかりじゃないですか」

和尚「やばいことやってると、いつか人が離れていくからね」

だが、物腰は柔らかくても、行動はまったく柔らかくない。

あるとき、欧州企業の社長と、どうしてもその週のうちに商談をまとめる必要があった。

ところが相手は、「家族とバケーション中だから無理だ」と断ってきた。

普通なら、帰国を待つだろう。

和尚は違った。

「どこにいるの?」

相手がスイスの高級リゾート地・ツェルマットにいると聞くと、「じゃあ俺もスノボを持って行くから、一時間だけ時間を取ってくれ」と、そのまま現地へ向かった。

相手「お前、本当に来たのかよ」

和尚「今週中に決めなきゃいけないんだから、ビジネスの話をしよう」

スノーボードを日本から担いでスイスの山奥まで追いかけ、商談をまとめる。

和尚は「みんなやること」と涼しい顔で語ったが、ねむはドン引きするほどの行動力だと評した。

世界でハードウェアを作る仕事は、仕様書と契約書だけでは進まない。

中国では、取引先と酒を酌み交わし、ときには家まで足を運ぶ。仁義を通し、人間関係を積み上げる。欧米では、相手の家族や趣味も含めて関係を築く。

オンラインで世界中と取引できる時代になっても、最後に人を動かすのは「この人のためなら何とかしよう」と思わせる関係性なのかもしれない。

爆速ものづくりの“秘伝のタレ”には、設計、調達、量産のノウハウだけではなく、和尚自身の人たらし力も溶け込んでいる。

7. VRは「高級釣り道具」で生き残れ

国産VR機器を作る理由 ねむ vs Shiftall 和蓮和尚【VeHacQ生配信 #6】

対談の終盤、テーマはVR市場そのものへ移った。

コロナ禍には、やがて全人類がVRゴーグルをかぶり、仮想世界へ移住するかのように語られていた。

ねむも、人類はアバターをまとい、メタバースで生きるようになると本に書いた。

だが、現実には巨大プラットフォーマーが期待したほど、VR機器は全人類の生活必需品になっていない。

半導体の高騰もあり、厳しいVR市場をこれからどう生き残っているのか? それがねむの疑問だった。

和尚は、現在のVR市場を「釣り」に例えた。

釣りをしなくても、人は生きていける。

全員が釣りを始めるわけでもない。

しかし、釣りを愛する分厚い層が存在する。専門雑誌があり、釣具店があり、何万円、何十万円もする道具を買う人がいる。釣り船、宿泊施設、ガイドなど、周辺にも巨大な経済圏がある。

和尚「直近5年、10年のVRは、“釣り”になろうとしている」

ねむ「突然、生活必需品にはならない。でもポピュラーな巨大ホビーにはなる?」

和尚「そう。特定の人たちが深くハマるジャンル」

MetaやMicrosoftのような巨大企業にとって、釣り程度の市場では小さすぎるかもしれない。

何兆円もの売上を求める企業は、「期待ほど大きくならなかった」と市場から離れていく。

しかし、小さなハードウェアメーカーにとっては違う。

釣り具メーカーや自動車のカスタムパーツメーカーのように、一般には知られていなくても、愛好家から強く支持される会社は成立する。

すべての人に売る必要はない。

深くハマった人にとって、最高の道具を作ればいい。

日本は、その開発に向いた市場でもある。

VRChatのコアユーザーが多く、国土が狭く、人口が密集している。開発者とユーザーの距離が近いため、イベントやVRChatで実際の利用者と出会い、反応をすぐ製品へ返せる。

製造は深圳でできる。

しかし重要なのは、熱心なユーザーのそばで課題を発見し、商品へ変換することだ。

それこそが、日本のHWスタートアップがVR機器を作る意味なのではないか。

和尚は、かつてShiftallの目標を「VR界のロジクール」と表現していた。

ヘッドセット本体を巨大企業が作り、その周辺にフルトラ、マイク、コントローラー、イヤホンなどの大きな市場が生まれる。そこで世界的な企業になるという構想だ。

だが、VR市場がパソコンやスマートフォンのようにすぐに大きくならない以上、その戦略は微調整する必要があった。

ねむ「突然冷却ウェア始めたから、え、VR止めちゃうの!? って思った」

和尚「違うよ(笑)」

それでも、VRを諦めたわけではない。

水冷ウェア「ChillerX Pro」(Shiftall)

冷却ウェア「ChillerX」、物理ラジオ、オーディオなど、VR以外の製品も作る。VR市場に浮き沈みがあれば、別の分野で稼ぎながら、再び波が来たときに動く。

一本足打法をやめ、二本、三本と足を増やす。

ロボットでも、ボードゲームでも、宇宙でも、盛り上がる市場があるなら作る。

特定の技術へ執着するのではなく、自分たちの爆速ものづくりによって、新しい市場を生み出すことに執着する。

それが、Shiftallの生存戦略なのである。

まとめ:常に“半歩先”へ「ドリフト修正」しながら走り続けろ!

国産VR機器を作る理由 ねむ vs Shiftall 和蓮和尚【VeHacQ生配信 #6】

対談の最後、和尚が装着していた「HaritoraX 2 Add-on R」を改めて確認した。

約2時間半。途中で位置をリセットする操作は一度も行っていない。

それでもアバターの身体は、ドリフトしていなかった。

壮大な未来を語るだけではなく、その場で動く製品を見せる。これこそ和尚とShiftallの姿勢を象徴しているように思う。

今回の対談を通してねむが感じたのは、Shiftallの強さは、単純なスピードだけではないということだ。

和尚は、とにかく動く。

作りたい商品があるなら大企業を飛び出す。個人の試作品に可能性を感じれば量産する。商談相手がバケーション中なら、スノーボードを担いでスイスまで追いかける。

だが、ただ一直線に突っ走っているわけでもない。

三歩先を作って話題になっても売れないと知れば、“半歩先”へ狙いを変える。

VRが全人類の生活必需品にならないと見れば、「高級釣り道具」の市場として捉え直す。

VRだけでは会社が不安定になるなら、冷却ウェアやオーディオなど、別の事業にも柔軟に足を伸ばす。

それこそが「ドリフト」を回避する秘訣だ。

夢は大きい。

しかし、現在の市場、ユーザー、売上から目をそらさない。

こだわりは強い。

しかし、当初の形や事業領域には固執しない。

爆速で走りながら、常に進む方向を修正し続ける。

実行力と柔軟性。

その絶妙なバランスこそ、日本発のものづくりが世界で戦うための“半歩先”なのかもしれない。

みんなの感想

 パナソニック製品は色々と利用させていただいてもおり、色々と興味深かったです。
 チラーXも新型ハリトラも面白そう。

※出典:【感想(B面)】舞台袖から#08「国産VR機器を作る理由 ねむ vs Shiftall 和蓮和尚【VeHacQ生配信 #6】」|Haru(JP)

ダイジェスト動画(20分)

今回も私は監督するだけで、一切手は動かさず全部AI任せで動画編集してます! 声のタイミングの微調整とかは感覚的なのは人間が指示しないとですが、切り出しや字幕は全部自動化できますね。スピード感ある動画になってるので見てみてね。
※構成:ChatGPT5.6-Sol+Codex+ffmpeg

本編アーカイブ(2.5時間):国産VR機器を作る理由 ねむ vs Shiftall 和蓮和尚【VeHacQ生配信 #6】

記事で内容が気になった方は、ぜひ本編アーカイブをお楽しみください。以下、チャプターの時間をクリックすると該当箇所を再生できます。

  • 00:00:00 ドリフトしない新型フルトラ実演対談!?:HaritoraX 2 Add-on Rを装着して開幕。加速度センサと座標センサの「いいとこ取り」とは!? 深圳での製造事情まで

  • 00:10:40 「実はVRとか全然興味なかった」和尚、コロナで覚醒:家にいたからVRChatを始めた――料理を始めるような軽いノリから、会社の主力事業へ急展開した舞台裏

  • 00:23:09 大企業を飛び出した本当の理由は「商品を爆速で世に出したい!」:ソフトがハードを定義する時代の始まりと「メイカーズムーブメント」

  • 00:35:27 3.11でライブ配信機器が爆売れ、会社も急成長!:東日本大震災で配信需要が急増。配信機器からロボット、ミニ四駆、ドミネーターへ広がったCerevoの歴史

  • 00:45:05 和蓮和尚の経営哲学「三歩先は売れない。勝つのは“半歩先”」:未来を先取りすると話題にはなるが利益にはならない。自動変形ドミネーターで切り開いた「ハイエンドトイ市場」の誕生秘話

  • 00:53:32 パナソニックへ帰還し「ものづくりつよつよチーム」へ:百人規模のCerevoから一部を分離し、大企業の資本力とスタートアップの機動力を両手に持つ最強体制へ

  • 01:04:05 HaritoraX・MeganeX・mutalk誕生秘話:個人や大企業の試作品をShiftallが爆速商品化。オンライン会議用に生まれたアイデアをVRChatにつなげ、「こっそり女の子の声を出したい」需要までカバー

  • 01:14:41 30人で20製品!? 精鋭チームで多品種小ロットを回す「秘伝のタレ」:ノウハウと人脈を駆使し、徹底的な効率化とコストカットを実現

  • 01:18:38 和蓮和尚伝説「商談のためスノボを担ぎ、スイスの山奥へ突撃」:旅行中の海外企業社長をツェルマットまで追跡! 常人離れしたバイタリティと人たらしぶりの根幹にあるもの

  • 01:29:38 中国は意外と「昭和」!? グローバル飲みニュケーション:中国では仁義と白酒。「社長が家まで行く」圧倒的なフッ軽が世界の信頼をつかむ

  • 01:41:33 日本は世界最強のVR実験市場!?:国産とは国内製造ではなく、急増する日本のコアユーザーの近くで作ること。狭い国土と高い人口密度が最強のテスト市場になる

  • 01:54:51 和蓮和尚の生存戦略「高級釣り道具屋を目指せ」:厳しいVR市況を生き残る“半歩先”はVR界の釣具屋。深くハマる巨大ホビーへ。釣り竿や釣具店のように経済圏が回るVR市場の未来予測

  • 02:05:01 「VRを諦めたわけじゃないよ(笑)」冷却ウェア「ChillerX」が結構売れてる!:爆速HW作りを生かし、作れるものは何でも作る。物理ラジオ、Furry Weekend Atlantaへ話が大脱線。VR一本ではないShiftallの意外な事業領域

  • 02:15:02 目標は「VR界のロジクール」!?:VR周辺機器で一兆円企業を目指す!? 大企業にはできない戦い方でも、大きな市場をつくれる

  • 02:25:54 VRに執着しない!? 目指すは「日本発の爆速ものづくりで市場をつくること」:盛り上がるならロボット、オーディオ、ボードゲーム、宇宙も作る。実行力と柔軟性の絶妙なバランス感覚で生き残れ。最後はHaritoraX 2 Add-on Rが2時間半ドリフトなしを実証

VRChat分人経済メディア「VeHacQ-ビハック-」

最近猛烈に大ヒットしている某政治経済メディア番組にインスパイアされ、VRChat分人経済メディア「VeHacQ-ビハック-」を立ち上げたいと思います! VRChatユーザーが激増している現状を踏まえ、VRChatから発信するトークバラエティ番組をやってみたいと思います。VRChat住人による知的かつカオスなゆるゆる長尺生配信トークのコンテンツ化に挑戦します。

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VeHacQプロデューサー:バーチャル美少女ねむ

「バーチャルでなりたい自分になる」をテーマに人類の進化を促すべく配信・執筆・調査活動をしています。世界最古の個人系VTuberとして2017年にデビュー。メタバースの革命性を論じた著書『メタバース進化論(技術評論社)』で「ITエンジニア本大賞2023」を受賞。国連IGF登壇を始め、講演や大学講義の経験多数。2023年にはMoguLive VTuber Award 2023「今年最も輝いたVTuber」で1位に。2025年にはForbes JAPAN「NEXT100:世界を救う希望」に選出頂いたほか、全国高専入試「国語」にも文章を採用頂きました。

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バーチャル美少女ねむ/Nem⚡メタバース文化エバンジェリスト note / Twitter / YouTubeでメタバースの興味深い文化について発信していますので、ぜひ「フォロー」や記事の「いいね」をお願いします。頂いたサポートはメタバースでの生活費や取材費として活用させて頂きます。