
【旅行記編】医療的ケア児と行く北海道・支笏湖 ― バギーで回る3泊4日
はじめに
気管切開と胃ろうのある娘と、家族3人で北海道へ行ってきました。3泊4日、拠点にしたのは支笏湖(新千歳空港から車40分くらい)です。
飛行機の手続きと持ち物については、別の記事にまとめました。
この記事では、実際の旅程についてまとめています。
7/10(金)到着日 ― 予定を詰めすぎて反省
出発前の待ち時間は、空港ラウンジで過ごしました
まずは羽田から。この日は11時前には空港に着いて、11時半ごろにはスペシャルアシスタンスカウンターでのチェックインが終わっていました(手続きの詳細は手続き編に書いています)。
搭乗ゲートでの待ち合わせが13時だったので、1時間ちょっと、時間を潰すことに。
ちょっとしたお菓子を見て回ったあと、カードラウンジへ。「バギーでも入れますよ」と言ってもらえたので、娘と一緒に入りました。
ちなみに羽田は、1階が到着ロビー、2階が出発ロビーなのですが、今回利用した第1ターミナルでは保安検査場の外にある有料ラウンジは1階(到着ロビー側)だけだったので、1階まで降りて利用しました。
ちなみに2F→1Fへの移動は、2Fの3番時計台のここのエレベーターが穴場で空いてて移動しやすいです。他のエレベーターで移動しようと思って行ってみたら混雑していたのですが、ここは2Fだとトイレのある奥まった通路のさらに見えづらい場所にあるのですぐに乗れました。

保安検査場を通ったあとにある有料ラウンジのほうが広くて席数も多いとも勧めていただきました。でも私は、「保安検査場を通るときは(医ケア児の場合)スタッフの方が付き添わないといけない」と思い込んでいたため、「まだ検査場は通れない」と勘違いして、検査場の外・1階のラウンジまで降りて待つことにしてしまいました。
⚠️ 保安検査は自分たちだけで通れます。勧めてもらったとおり、検査場の中のラウンジに行けば、階を移動する必要もなく、もっと快適だったはず……。次はそうします🤦♀️
ラウンジは子連れOKが前提の料金設定(子どもの料金がちゃんと定められている)です。とはいえラウンジ内はとても静かだったので、少し気を遣いつつ過ごしました。
なおテーブルが広かったので、 ここで娘のミルク注入も半分ほど済ませられました。 みんな読書やPC作業などをしていて誰も他人のことを見ていないので、逆にケアしやすかったです。
いよいよ搭乗 ― 機内での過ごし方
そして、いよいよ機内へ。娘を抱っこして乗り込み、荷物を座席の下にセットします(機器の配置や座席の話は手続き編に書きました)。
娘は、JALの座席の液晶で見られるアンパンマンに夢中でした。非常にごきげん。(ただ、たまにアナウンスで一時停止すると、絶望した顔をしていました。笑)
サチュレーションと酸素について
実は離陸のとき、酸素もサチュレーションモニターもつけ忘れていました。
なんとか無事に出発できたことで、すっかり安心してしまっておりました。
途中でふと気づいて、あわててサチュレーションを測ったら、普段98くらいある娘のSpO2が、91まで下がっていました。
急いで酸素を0.5L流したところ、98〜99あたりまで回復。(娘は普段、0.25Lを流すか流さないか、というくらいで、ほぼ酸素は使っていません。それが機内では91まで下がっていました)
ためしに夫が自分のApple Watchで測ってみたら、大人の夫でもSpO2は95。 機内は、健康な大人でも下がるんだ、と実感しました。
⚠️ 機内は本当にSpO2が下がります。
「無事に乗れた」で気が抜けてしまったのですが、離陸前に、モニターと酸素を必ずセットする。(SpO2がどのくらい下がったかの詳しい話は、手続き編にも書きました)
娘はアンパンマンに夢中で、非常にご機嫌。顔色も普段通りだったので、ちゃんと測ろうと肝に銘じました。
ちなみに、その後の機内でのケアは、思ったより普通にできました。
ドリンクサービスでジュースをもらい、少し舐めさせて、残りはシリンジでお腹から注入。 空の上でも、胃ろうの手押し注入(シリンジ)は何も問題なしでした(今回、注入ポンプは使っていません)
耳抜きが必要そうなタイミングでは、棒付きキャンディーを舐めさせておきました。特に気持ち悪そうにする様子もなかったです。
子ども向けのサービスとして、飛行機のマスコットをいただきました✈️(帰りはハンドタオル)
娘は最近、「ちょうだい」「どうぞ」の応酬ができるようになったので、マスコットで遊んだりして、最後までぐずらずに過ごせました。
新千歳に到着
新千歳空港に到着〜🙌
一番最後に降りるので、その後の予約などは余裕をもって時間を見積もっておきました。
借りるときは二手に分かれました
車を借りる際の分担は事前に夫と話し合っておきました。
新千歳に15:05着。ここからレンタカーを借りに行くのですが、娘を連れて手続きに並んだり、レンタカー店舗まで移動するのは現実的ではありません。
なので、夫に娘をお願いし、空港内でミルクの注入などを進めてもらっている間に、私だけがレンタカーを借りに行きました。
空港からレンタカー店舗までは専用のシャトルバスが出ています。かなり大規模で、みんな同じ流れで移動するので、手続きは非常にスムーズでした。車を受け取ったらA駐車場に着けて、夫と娘を乗せて出発。(新千歳空港は車寄せが降車専用になっています。身障者用の乗降場があるようなのですが、そもそも新千歳空港の駐車場は空いているので、停めてゆっくり乗せることにしました)
レンタカー選び
レンタカー選びにもちょっぴりこだわりました🚗
我が家は普段はスバルのフォレスターに乗っているのですが、正直、運転が得意とまでは言えず...。
とはいえ娘のバギーを積むので、ある程度の車体の大きさは必要。大きい車を、慣れない土地で、運転に自信がないまま走らせるのがやや不安でした。でもバスやタクシーにバギーで乗れるか一つずつ確認するのも手間なので車は借りたい…!
そこで、できるだけ慣れている車を指定して借りられないかを探しました。理想は普段どおりのフォレスター、難しい場合にはせめてスバル車。
そうしたら、なんと「スバルのアイサイト搭載車」指定プランを見つけました〜👏(ニッポンレンタカー)
これなら安心です!
💡 レンタカーは車種選択推奨
バギーが積める車体の大きさは必須。でも運転に不安がある場合は、アイサイト搭載車指定や、普段乗り慣れている自動車メーカーの指定ができないか調べてみてください。
※ちなみに、我が家はまだ福祉車両を使っていないのでこの形式にしましたが、新千歳空港付近はほんとにレンタカー会社がたくさんひしめきあっていて、福祉車両の用意がある会社もありそうです。
数に限りがあると思うので、早めに予約しておくことをおすすめします。
結果的に借りられたのはスバルのアウトバックでした!
もちろんバギーも折りたたんで入るし、微妙な違いはあれどフォレスターと近い感覚で運転できてとても快適でした。
娘は体格的にチャイルドシートにまだ乗っているのでチャイルドシート設置もお願いしておきました。
ドレモルタオへ
到着が遅めだったので、ソフトクリームだけ。ナイアガラを買って、宿で食べることにしました。
ソフトクリームめっちゃうま〜
美味しいソフトクリーム食べると、北海道にきたな、という気持ちになりますねw
それだけのために、ちょっと時間はタイトでしたが、ドレモルタオに寄りました。娘も少しペロリ。

予定より少し遅めに到着
宿に着き、夕食(会席)の開始を選べたのですが、少し休憩したかったのもあり19時にしました。

ただこれが完全に判断ミス…
娘は普段20時前後に、浣腸と胃ろうのガーゼ交換、そしてミルクと寝る前の薬を入れて、20時半〜21時ごろに寝ます。
19時開始の夕食は、普段の生活リズムからするとちょっと遅め。
当然ながら、食事の後半は眠気の限界で泣き始めてしまいました。ごめんよ〜〜と言いつつ、慌てて食べる我々。(食べるんかいwという)
「少し早めにお出ししましょうね」と宿の方も気を遣ってくださりました。ありがとうございます…(ご飯はめちゃめちゃ美味しかった)
反省点
移動時間をもう少し早めにする。そして夕食は早い枠で取る。
余裕を持ったつもりだったのですが、飛行機の便はもう少し早めをとるべきでした。(ちょっとケチった)
夕食を終えて、娘を寝かしつけたあとは、部屋付きの展望風呂に夫婦でゆっくり入りました。
窓ガラスから娘の様子も見えるし、音も聞こえる近さなので安心。

ちなみに、大人二人は朝からバタバタで朝昼を食べるのをすっかり忘れており、ソフトクリーム以外では豪華な夕食が今日初の食事。お腹がびっくりしすぎて腹痛に。
そもそもご飯の量が多い宿なので、そんな人も多いのか、アメニティに「わかもと」が置いてありました。ありがたく二人とも服用しましたw
7/11(土)札幌へ ― 前日の反省を活かした日
回転寿司トリトン 平岸店
朝ごはんを食べて、娘のカニューレバンド交換などをしてから出発🚗
宿から1時間くらいで札幌に行けるので、この日は札幌観光です。まずはトリトン平岸店へ。昔夫と二人で北海道旅行に来た際にもトリトンで食べたことがあり、お気に入りです。(東京にもあるんですが、北海道から帰って行ってみたら全然魚の味が違って、どうしてもまた来たかった!)。
ただ待合室は狭く、娘と一緒に長時間待つのは厳しいお店でした。本当は開店凸を狙っていたのですが、出遅れてしまい、着いたときには開店前の行列はすでに第一陣のキャパを超えていました。
ただ、LINE登録をしておけば車内で待てるので、エントリーして待つことに。
少し時間が空きそうだったので、すぐ近くのマックスバリュに入っている六花亭の店舗を見つけて、時間の効率化を狙うことに。狙いはブルーベリーサンド。それだけを買って、トリトンに戻ってきました。

そして夫と分担。
夫→待合室で待機
私→娘と一緒に車で待つ
呼ばれてから、娘と合流

子供用の椅子も借りられて、娘をそこに座らせることができました。

やっぱりトリトン美味しかった〜〜
前回来た時に、数量限定商品がすぐになくなって→復活→またなくなる、といった様子を覚えていたので、今回は数量限定はとりあえず入店後すぐにとる、なかったらちょこちょこ様子をみて発見次第すぐに注文!をしておりました。
娘は生魚も卵もだめなので、ミルクを胃ろう注入しつつデザートぺろべろ(ごめんね楽しめるご飯じゃなくて)
羊ヶ丘展望台
その後、羊ヶ丘展望台へ。ラベンダーが見られました! 富良野はちょっと移動距離多いしなぁと諦めたので、ここでみられてラッキー。

ちょっとぬかるんでいたのもあり、バギーでラベンダーゾーンに侵入するのはやめて、抱っこで見に行きました。でも車椅子で入っている方々もいたので、バギー自体はOKだと思います。

あとは岩瀬牧場のソフトクリームを食べたり、焼きとうもろこしを食べたり。
また、以前夫と来た時に書いた「大志の誓い」のコピーを出してもらってお互いに見せ合いました。
娘が生まれる前の誓いですが、実現していることも、まだ道半ばなこともあったりして面白い。これからも支え合って頑張ろうね。
夫は人生のパートナーで同志だなと再認識。この人と一緒に娘を育てられて幸せだなと思います。
早めに宿へ戻る
そして早めにホテルに戻って、室内でゆっくり過ごしました。
ちなみにこの日はなぜか冠水警報レベルの大雨が一時的に降りまして、、これまでこんな大雨で運転したことない!という雨にやられました。一応、山道に入る前に収まったのでよかったです。大きな道路をまっすぐ運転するだけでも震えた。アイサイトもOFFアラームが鳴りました。
この日は宿でだらだら〜
晩御飯のあとは夫と交代で大浴場・露天風呂にも行ってきました。
娘の就寝後は宿の売店でワインを買って、部屋の方の展望風呂で一人で飲みながらのんびり。(夫は疲れたのか爆睡)
7/12(日)支笏湖散策 ― バギーで、どこまで行けたか
まず、バリアフリーマップがある
これは現地で知ったのですが、支笏湖周辺にはバリアフリーマップがあります。
見えづらいかもですが、、バリアフリールートに線が引いてあります。

水中観光船の乗り場や鉄橋までは、階段なし・坂道のみで行けます。(正直、坂はそれなりに大変でしたが、無理ではない)
鉄橋と支笏湖で写真撮影
すこしパラパラ小雨が降ってはいましたが、景色も綺麗で大満足。


娘はこの旅行で、インカメラ撮影時のカメラ目線を覚えたのか、いい顔がたくさん撮れました。俄然自撮り棒が欲しくなる親。
水中観光船
支笏湖を30分観光できる観光船が出ています。
船内の水中の窓から、水中を泳ぐ魚などを見ることができ、子どもも楽しめます。

なお、障害者手帳またはミライロIDを見せると割引がききます。

そしてデッキまでは、バギーのまま乗船できました。 バギーはデッキの端に置かせてもらえたので全く不便なく過ごせました。
ただし、船内で水中を見るためには、抱っこで下に降りる必要があります。船内に降りるための階段がかなり急なので、注意が必要です。
そして肝心の水中は…
モーター音が響いているのが苦手だったのか、娘が大泣きしてしまいました。笑
すぐにデッキに戻って、湖を眺めて過ごすことに。
でもデッキから見る支笏湖がとてもきれいで大満足です。
ちなみに、何度か、乗客の方が一斉にデッキに上がってきたり降りたりするタイミングがあったので、それぞれビューポイントが案内されるのだと思います。

支笏湖ビジターセンター
広めの支笏湖の案内所があります。結構賑わっていました。
バギーでも見て周りやすい広さ🙆
科学館みたいな雰囲気で、ヒメマスや森について知ることができます。
使わなかったのですが、多目的トイレもあっておむつ替えもできるようです。

カフェ ペンネンノルデ
支笏湖ビジターセンターの近くにはちょっとしたお土産物屋さんや食べ物の売店があります。

ペンネンノルデはバギーで入りやすく、ウェルカムな雰囲気でした。
バギーで入れるか確認したところ快くOKをいただきました。席数はそこまで多くないのですが、その分空間にゆとりがあって、バギーを置いても邪魔になりにくいです。

寿で、チップ料理
支笏湖名物のチップ(ヒメマス)を食べに行きました。支笏湖では、毎年6月1日から8月31日までという限られた期間だけチップ漁が解禁されるということで、折よくありつけました。
いったお店はこちら
こちらはバギーにはややハードルがあります。
一度朝10時半すぎに通りかかったときは開店すぐで、全くお客さんもおらず、店頭に立ったおかみさんに「今ならすぐ入れますよ〜」と声をかけていただきました。
朝食で満腹になっちゃったところだったので、先に水中観光船に行ってお腹を空かせてから向かったのですが、タイミングを考えて10時半に突撃すればほぼ入れるとおもいます。
なお、肝心のチップのお刺身はとてもなめらかで旨みがしっかり。川魚ですが臭みはまったくなくて、とても美味しかったです!小鉢も全部チップ料理づくしで、支笏湖に来るならぜひためしてみてほしいです。


水の謌のパティスリーへ
宿に戻る前に、水の謌のパティスリーでケーキとシュークリームを購入。部屋で食べました。
(シュークリームが激うまで。。またたべたい。最終日に買えば良かった…)
その後、少し余裕があったので、宿の暖炉で焼きマシュマロをして娘もぺろぺろ。

娘のケアしたり、大人は大浴場もいったり、またワイン飲みながら部屋の展望風呂に入ったりしてのんびり過ごしました。
晩御飯はカジュアルコースを食べにいったのですが、これもまた絶品で、ブイヤベースやステーキのソース、リゾット、デザートなどを娘に舐めさせたりしてました。(基本はミルク注入だけど)
この旅行で、娘の経験した味がめっちゃ増えた気がします(凝ったお料理ばかりなので味も複雑ですw)
夜、少しだけ荷物の整理をして就寝。
7/13(月)帰路
この日は朝食を終え、荷造りをしてフロントに預けたあとチェックアウトし、新千歳から羽田へ。
レンタカーの返却の際も、手分けすることにしました。
新千歳空港は一般車向けに降車専用の車寄せがあり、そこで夫と娘を下ろしました。夫に娘のお世話とお土産購入を託すw

身障者専用スペースもあって、安心して降ろせました!
帰りのスペシャルアシスタンスカウンターでも、行きとまったく同じ機器の確認がありました。詳しくは手続き編に書いています。
行きの教訓から早めに保安検査場を通過し、搭乗ゲート手前のフードコートでラーメンを注文し、北海道グルメの食べ納めをしました。

宿:しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌
3泊お世話になったのが、支笏湖のそばにある 「しこつ湖 鶴雅リゾートスパ 水の謌」 です。
どんなお宿?
まずは、宿そのものの紹介から。今回泊まって「ここにしてよかった」と思えた宿でした!
支笏湖の目の前。今回の旅の拠点にした支笏湖散策(水中観光船やカフェ)にも近い
館内は靴を脱いで過ごす造りで、素足で歩ける。落ち着いた雰囲気
ロビーに暖炉があり、そのまわりのソファが寝転べるほど広い
展望風呂(温度設定もできる)
同じ建物内にパティスリーがあり、ケーキやシュークリームが買える
夕食はビュッフェ・会席・洋食などから選べ、料理は種類も量も豊富
今回は飛行機の練習というのもある旅で、どれくらい疲れるかもわからなかったので、長めに滞在することにしました。
あまり多く出歩くことは想定せず、館内でのんびり過ごせるリゾート宿泊施設を探しました。
支笏湖を目的にしたというよりは、新千歳・札幌に程近い場所で、のんびり過ごせそうな施設がたまたま支笏湖にあった、という感じです。ここに泊まりたい!というので支笏湖という場所を選択しました。
お部屋 ― 展望風呂付きの和洋室
まず、展望風呂がとてもよかった!
外の風が気持ちよくて、人目が気にならないように造られているので、窓もカーテンも全開にして過ごしていました。 それでも全然平気で、ずっと快適。見えるのは中庭のような空間で、遠くの景色を眺めるというより、自分たちだけの静かな露天という感じです。
和洋室の使い勝手も抜群でした。 とにかく広くて、ソファも大きい。マッサージチェアまであります。 布団を2枚敷いて、娘と添い寝しました。
暖炉ラウンジ ― 焼きマシュマロとハープの生演奏
暖炉のあるラウンジも楽しみました。
夜17時〜23時まで、焼きマシュマロが楽しめるように設置されていて、落ち着いた音楽が流れ、本も置いてある。とても居心地のいいくつろぎスペースです。
1日に何度か、ハープの生演奏もありました。みんなくつろいで聴いていて……ただ、娘はチューニングの段階の音が苦手だったのか大泣き。即・撤退。笑
大浴場と、館内の楽しみ
大浴場も利用しました。宿の作務衣のまま館内を移動していいのでそのまま移動。露天風呂まで楽しみました。
湯上がりスペースのデトックスウォーターも美味しかったです。

また、売店がとにかく充実しています。宿で使われていたラベンダーのシャンプーが、香りがよくて髪もサラサラになったので、売店で買って帰りの荷物に入れました。ここで買った甘口の白ワインもとても美味しくて、これが部屋の展望風呂のお供になりました。
ごはんが、とにかく良かった
水の謌は、ごはんが本当に美味しいです!!!!
和食会席は、刺身盛りの魚がめちゃめちゃ美味しい。 野菜も、驚くほどの種類数の盛り合わせが出てきて、目でも楽しめました。


ビュッフェは、夜に1回、朝に3回いただきました。どれも美味しくて、
朝はスムージーが6〜7種類、カウンターで選んで、注いでもらえる
焼きたてパンが席まで回ってくる
ズワイガニのあんかけ茶碗蒸しは毎回食べた
ご飯は席ごとにダッチオーブンで炊いたものを持ってきてくれる(絶品)

夜のビュッフェは、これもワゴンで回ってくる焼きたてピザ(マルゲリータとクアトロフォルマッジ)と、目の前で仕上げるチーズリゾットがめちゃうま。
とくにクアトロフォルマッジは、今まで食べたことのない美味しさでした。チーズがふわふわで、なめらかで、濃厚で。ビュッフェにも並んでいたのでおかわりしました。
夜の洋食カジュアルコースも美味。「半径50マイル圏内の北海道の厳選食材」というコンセプトで、とにかく大量の美味しい料理。魚介がふんだんに使われたブイヤベースも濃厚でした。
では、医療的ケア児を連れて泊まって、実際どうだったかについて。
予約のときに、電話で確認しておいたこと
宿には事前に電話でいろいろ確認していました。
① 酸素濃縮器と酸素ボンベを、事前に受け取ってもらえるか
→ 受け取り可能。部屋に用意しておいてもらえました。
酸素はレンタル会社から宿へ直接配送してもらっています(この手配は持ち物編に書きました)。
② 小児用車椅子で館内を移動できるか
→ 「玄関口で車輪を拭きます」という回答。
水の謌は館内を靴を脱いで過ごす造りなので、ここは事前に確認しておいてよかったです。おかげでバギーのまま部屋まで行けました。
③ 3歳だが、寝具のみで予約できるか(ご飯を食べない、ミルクのみの子ども)
→ 予約の際に「1歳・食事なし・寝具のみ」で入力してください、という案内でした。
年齢で機械的に選ぶと食事つきになってしまうので、予約の入力方法そのものを相談しておいてよかったです。
④ 日ごとに料理のコース(ビュッフェ・会席・創作料理など)を変更できるか
→ 3泊分をビュッフェで取ったあとに変更を連絡するか、1泊ずつ別プランで取る。 全部会席でとったあと、後から電話で変更しました。
(結果的に、洋食とビュッフェの日が混雑の都合で入れ替わりました)
💡 これまでの旅行もそうですが、個別事情が多いので、事前に宿泊施設に相談するのは必須です
水の謌は、事前案内も丁寧で、とても安心して宿泊できました。
良かったところ
スタッフの方の対応がとても良かったです。
建物の都合上、ご飯を食べる場所は一度靴を履いて外に出る必要があるのですが、ビュッフェ以外は階段しかない上階にあります。そのため正規ルートは使わず、裏のスタッフ専用通路(といってもバックヤード感はなくむしろ綺麗)の渡り廊下を使って、本館から別館の食事場所に案内してくださりました。食事時間の5分前くらいに部屋に迎えにきてくださり、帰りも通常客が使うスペースまで案内していただきました。
また、毎回、エントランスに入るとすぐにバギーの車輪を丁寧に拭いて通してくださいました。
別館から本館にから戻るときも、事前に連絡がされているのか、ノータイムで対応してくださりました。滞在中ずっと変わらず対応していただき、本当にありがたかったです。
そして、上で紹介した広いラウンジも、子連れにとっても本当にありがたい場所でした。娘もごろごろできて、部屋にこもらずに過ごせます。
注意点:お風呂
注意点としては、展望風呂付きの部屋(デラックスではないタイプ)は、個室の浴室がシャワールームのみでした。
そのため洗い場が狭く、娘を洗うのは少し大変でした。
ちなみに、大浴場には子ども用のお風呂椅子は用意してありました。 ただ我が家は、部屋に展望風呂があったことと、一人で娘を入れるのはハードルが高い(おむつがまだ外れておらず、胃ろうもあるので)という理由で、結局は使いませんでした。
💡 宿選びの参考に
風呂は「付いているか」より「洗い場の広さ」も気にしたほうがいいかも。
部屋のタイプによっては洗い場に余裕があるタイプもあるので、次回行くならそっちにしようかなと思いました。
食事はペースト化NG
宿のペースト化対応は、できなかった
娘はいま、1日1回程度をペースト食注入、のこり4回をミルク注入で過ごしています。夕食をペースト化してもらえるならお願いしたいと思っていたのですが、水の謌ではペースト化の対応は不可でした。
実際の食事
夕食は会席 → ビュッフェ → 洋食の順でした(当初11日が洋食の予定でしたが、11日は混雑していると聞いたので、12日と入れ替えにしました)。
どの日も、基本はミルク中心で回しました。そのうえで、舐められそうなものを一通り、少し口に入れてみるという形です。
ちなみに、ビュッフェが正直使い勝手がよかったです。
スムージー → 胃ろうから注入
お味噌汁 → 少し舐めさせる
カニのあんかけ → 少し舐めさせる
スープ→胃ろうから注入
💡 今後の旅行でもいかしたい発見でした
ビュッフェは、医療的ケア児連れにとってむしろいいのかも、と思います。
コース料理だと料理固定ですが、ビュッフェなら液状のもの、とろみのあるものの選択肢が増える可能性があります。
まだそこまで本格的に食事全部をペーストに置き換えていないからできる方法ではありますが、ペースト対応をしてもらえなくても、ビュッフェがあればある程度対応できるかも、と思いました。
ちなみに、娘は経口ではほとんど食べたがらず、舐める程度です。そして、口に何かを入れられること自体が嫌なので、最初は必ず嫌がります。
ただ、この旅行では口についた味を、めちゃくちゃ舐め取って味わっていました。 料理によって反応の良さも違うので、気に入った味がわかりやすい。
食べたことのない食材や、美味しいソースに、びっくりした顔をしていました。
ふりかえってみて今後に活かしたいこと
初日に予定を詰めない。夕食は早い枠で取る(いちばんの反省)
レンタカーは車種や車両を指定できないか調べる
手分けして時短や効率化。レンタカーや飲食店の待ち時間など
宿には予約前に電話する。酸素の事前受け取り、バギーでの館内移動、予約の入力方法まで相談できる
宿はビュッフェならある程度対応できた
風呂は「付いているか」より「洗い場の広さ」
バリアフリーマップを事前に探す
おまけ
色々な手配や準備に頭がこんがらがりそうでしたが、今回はClaude Codeで旅程をたて、旅の栞を作ってもらいました。レンタカーの対応方法や、「A駐車場にとめる」といった細かいこと、飛行機の時間、各所連絡先、緊急時の病院、また娘の注入スケジュールなどまでまとめてタイムラインにして資料にして夫と共有していたので、コミュニケーションがスムーズに進められました。
旅行のAI活用、おすすめです。
もっと上手くやれば、、ということもありましたが、総じて大満足の旅行になりました。
飛行機に挑戦できたことで、国内ならどこでも行けるぜ!という気持ちになっていて、ちょっとした近場の旅行ならもう楽勝では?と1〜2泊程度の旅行に行く気まんまんで計画をまた立て始めています。(気が大きくなっている)

飛行機の手続きと持ち物については、こちらにまとめました。こっちもみてね!✈️