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#3 文章を「書く」とき、何を感じるか

    本田健さんのハッピーライティングマラソン、
    #3のお題は

    あなたが文章を書くとき、
    どんな喜びやうれしさを感じますか?

    だ。


    …

    ………


    書く、とき?



    書いたあと、じゃなくて、

    書くとき。



    書いたあとに感じる喜びやうれしさのことならば、
    すぐにアルアル、と思う。

    あー、書ききった! という達成感。

    人に共感してもらえたときの、じんわりする気持ち。


    でも、「書くとき」に、書く真っ最中に
    感じる喜びやうれしさとは、なんだろう…。



    しかもだ、お題は
    どんなときに喜びやうれしさを感じますか? じゃない。
    どんな喜びやうれしさを感じますか? だ。

    〜に喜びを感じる。〜がうれしい。
    を、もう一歩深掘りする必要がある。

    「どんな」喜びやうれしさか。


    うーーーん。今回のお題はなかなかに難しい。




    そこで、エッセイを書いたときのことを、思い返してみた。

    わたしはちょうど半年前、思い立ってZINEフェスに出展することにして、ZINEをつくることにして、それでエッセイを書くことにした。

    ※noteでも有料で全文公開している


    これはわたしが生まれもった、「中等度難聴」という障害について書いたものだ。

    幼少期、学生時代のときのことを思い出しながら、
    時間をかけて文章にしていく。



    毎夜毎夜書き連ねていく。

    自分の感情を表すのにぴったりの言葉が見つけられなくて、薄っぺらいなとがっくりして、ほんとうに書き切れるだろうか、こんなもの誰か読んでくれるのだろうか、という焦りと不安、自分の書く力に対するもどかしさ。

    それと同時に

    忘れていたできごとや感情が蘇ったり、ふっと言葉が現れたりする奇跡。
    あ、わたしこう思っていたんだ、あれはこういうことだったのかと、つながったと感じる瞬間。
    気づくと何時間も経っている不思議な時間感覚。
    自分で書いているのに、書かされているような、自分で書きながら自分で読んで涙が出るような。

    毎夜毎夜、わたしは夢中で書いていた。
    そこにはたしかに、喜びがあった。



    最後に。
    お題にこたえるならばこうだ。


    あなたが文章を書くとき、どんな喜びやうれしさを感じますか。

    書くことの奇跡を目の当たりにして
    心が凪いでいくような静かで穏やかな喜びだ。


    過去のことを書きながら、未来の自分の背中を自分で押すことのできたような、今を歩いていく力がみなぎるようなうれしさだ。





    過去のお題


     
     
     
    山登りや日々のこと、耳のことを、書いたり撮ったりZINEにしたり。 生まれつき中等度難聴。出産・育児を機に仕事を辞めた30代主婦。元特別支援学校教員、学校図書館司書。

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