
医療者なのに酒をやめられなかった私が、減酒指導で上司に注意された話┃断酒記録┃凪野灯
元酒飲み看護師、減酒指導で上司に注意されるの巻。
(……どの口が言ってるんだ。)
看護師として、今日も利用者さんに「お酒、少し減らしましょうね」と声をかける。
「アルコールが体内でアセトアルデヒドになり、毒性を放ち…。」
教科書の知識を噛み砕いて、何だか偉そうに話す自分に違和感を覚える。
(……どの口が言ってんねん😭)
心の中で、もう一人の私が冷ややかに笑う。
私が過去にお酒に溺れていた人間だからだ。
そして私の家族も、アルコールに関するトラブルを起こしてきた人達である。酒がもたらす、どうしようもなさは、知識ではなく体感として、私の記憶に深く刻まれている。
先日、お酒をコントロールできる上司から、私の指導が甘いと注意を受けた。
……ぐうの音も出ない。正論はいつだって冷たくて、正しい。
「お酒を止めるのは、健康のために必要」という看板は下ろせない。
長く健康でいてほしいという願いも、嘘ではない。
けれど、私は冷たい正論だけで人を裁きたくはないのだ。
私は、お酒に対する葛藤に共感したい。
「わかりますよ。一緒にどうやれば、減酒できるか考えましょう。」と。
隣に座り続ける人でありたい。
また、上司に怒られそう。
……しかし、そんな看護師でいたい。
Sobriety is my catalyst for change.
正しさを口にするときは、私はいつも少しだけ息苦しい。
なぜ私は、知っていたはずのことを見ないふりしてきたのか。
その答えは、医療の現場ではなく、もっと生活の奥にあった。

🔰断酒初心者┃凪野灯(なぎのあかり)┃現役看護師
ブラックアウト、飲酒欲求、家族との関係。
元酔っ払い女が、断酒・禁酒のリアルを記録しています。
お酒との距離感に悩む方と、ゆるく繋がれたら嬉しいです。
Xでも日々の断酒記録を更新中。
😭フォローいただけると励みになります。
(本当に断酒、禁酒に対しての指導は、難しい。)