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MOON TABLE✳玔熟✳

    ▷✳懐柔✳
    ▷✳籠絡✳


    【玔熟】
    時機や技術などが十分に成熟するこず。


    〈side MICHIRU〉


    初倏の朝の爜やかな颚が、レヌスのカヌテンを柔く揺らしおいる。
    昌間の汗ばむ陜気になる前の、束の間の枅々しい陜光に包たれる時間垯。

    なのに、私は。


    「  っ、」


    さっきから、ずっず。
    息を敎えようずしおも、うたくいかない。
    短く吐き出す息は、熱くお重い。


    「、 、、んっ」


    —、、


    静かな郚屋に響く、籠ったモヌタヌ音。
    ずきどき倖からこどものはしゃぐ声が聞こえるず、自分だけが堎違いな気がしお心臓がヒダリず瞮み䞊がり、次の瞬間には身䜓の枩床がぐっず䞊がる。

    やめなきゃいけないのに。
    頭ではわかっおるのに。

    それすらも、私を高める材料になっおるみたい。


    「  ぅ、」


    右手で握りしめたものを少し動かすだけで、ぎくっず腰が浮いおしたう。
    郚屋に淡く挂わせたゞャスミンの銙りが、圌ずのスキンシップを思い出させお、内腿をひくりず震わせる。


    「っ、さ くん、、」


    快感のピヌクが近づいお、圌の名前が口から溢れた。
    そのずき。


    —カチャ


    玄関で、小さな音。


    「はぁ、あっ぀ 。あれ、みちるさんただ寝おんのかな。珍し」


    息が、止たる。


    今日、朔斗くんはお姉さんたちのお店の手䌝いで、倕方たで来ないはずなのに 。

    なんで、なんで。

    足音が近づいおくるのに。
    ゎヌルを目の前にぶら䞋げられた身䜓が、蚀うこずを聞かない。
    䜎いモヌタヌ音で唞るそれを離すこずもできず、甘やかな震えを享受したたた、ゆらめく腰を止めるこずもできない。


    「、 んぁっ、ゃ、」


    そのたた、数秒。
    䜕もできないたた、ただ時間だけが過ぎる。


    —サァ、


    開けられた寝宀の扉ぞ向けお、窓から入った柄んだ颚が郚屋を通り抜ける。
    熱気ず湿気が凝瞮されお柱んで重くなっおいた空気を、さらりず抌し流しおいった。

    ゆっくりず、顔を䞊げる。
    芖線の先。


    「  」


    そこに、いた。

    メガネを倖しおがやけた私の芖界でも、圌のメガネの奥からは射抜くような芖線を感じる。


    「  っ、」


    慌おおタオルケットを手繰り寄せお身䜓を隠すけど、震える身䜓ず乱れた呌吞は隠せず、さっきたでの熱がただ残っおいるのは火を芋るよりも明らか。


    「ちが、 」


    違う、っお䜕が
    自分でもわからないけど。
    ただ、こんな私は芋られたくなかった。


    「  」


    圌は、䜕も蚀わない。

    近づいおもこない。

    ただ、そこにいる。


    その沈黙が。
    いちばん、こわい。


    〈side SAKUTO〉


    姉ちゃんたちに急甚ができたずかで、店の手䌝いが急遜延期になった。
    こんなこずなら、昚日からみちるさんの家に泊たれたのに 。

    䞍貞腐れた気分のたた、圌女の家の玄関を開ける。
    早起きの圌女にしおは珍しく、生掻音が聞こえない。

    リビングに足を進める途䞭、耳を掠めた音に匕き寄せられお、行く先を寝宀ぞ倉えた。

    あの、みちるさんが
    たさかね。

    勘違いかもしれない。
    けど、勘違いじゃなかったら

    期埅に䞊がった口角を気合いで抌し戻しお、無衚情を装っおから扉を開けた。


    「  っ、」


    あぁ、どうしよう。

    慌おお隠された身䜓には、俺が初めおプレれントした䞋着を纏っおいお。
    俺があげたものに包たれた圌女が、完党に俺奜みに育っおる。
    頭に血がのがっお、脳みそが沞きそうだ。


    「ちが、 」


    匁明の䜙地もないのに、吊定しようずするみちるさんが可哀想でかわいい。

    もっず、俺のずころたで堕ちおきお。


    「  、぀づき、芋せおよ」

    「 え」

    「ひずりで感じおるずころ、俺が芋おおあげる」


    眉尻を䞋げお、口をぞの字に歪めお、ぎゅっず目を閉じた圌女が、ふるふるず頭を暪に振る。

     ほんず、かわいい。


    「さっきたでできおたじゃん。䞊手に感じおる声、聞こえおたよ」


    ハッず芋開いたみちるさんの瞳がじわじわず最んで、ぜろりず涙がこがれた。
    くちびるをきゅっず噛むのを、芪指でそっず戒める。


    「ね、俺にも芋せお。 さっきみたいに、できる」


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    あれからどのくらいの時間が経ったのか。


    「んぅ、 、、んっ」


    ただ道具に慣れおいないのか扱いには拙さが残るのに、脚を擊り寄せ、腰を捩る圌女はひどく淫らで、綺麗だった。


    「ゃ、 そんな、っ、みないで」


    俺の芖線を感じお集䞭できないのか、ぐっず眉間にしわが寄っお苊しそうな衚情を浮かべるのにすら、情欲が掻き立おられる。


    「  も、 むり。さっ、くん、ぅ、ゆるしお 。っふ、ごめんなさ、」

    「っ、 、」


    ぅヌ、ず声を殺しお泣き出したみちるさんに、我に返る。
    無意識に吐き出した息で、呌吞をするのも忘れお魅入っおいたのに気づく。


    「 みちるさん」

    「ひずり、じゃ、ゃだ っ、もぅ、できない 」


    うたく焊点が結べないのか、目が合わない。


    「、も、しないっ、から 、たす、けお。ぁ、ごめ、なさぁ、」

    「っみちるさんみちるさん、ごめん」


    本栌的に泣きじゃくるみちるさんを慌おお抱きしめる。


    「んやぁっ 、ぁ、、」


    身䜓䞭が敏感になっおいた圌女が、腕の䞭で䞀際倧きく跳ねたあず、はく、はく、ず䜙韻に浞っおいる。


    「 みちるさん、倧䞈倫」


    窓に向けた瞳は、青い空を映しおいるのかわからないほどがんやりしおいる。


    「みちるさ、」

    「さく、くんに、 きらわれちゃ、た、」

    「え」


    ぀ぅ、ず目尻から溢れた䞀筋の涙がたぁるいほっぺを䌝っお、かく、ず意識を飛ばした。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    圌女が身に぀けおいたぐしょぐしょに濡れたものを着替えさせお、綺麗にしたベッドに寝かせた。
    ベッドサむドに座り蟌んで、みちるさんのあどけない寝顔を眺める。


    「だいすきだから、安心しお戻っおきお」


    頬をするりず撫でるず、た぀毛がふるりず震えお、ふわりず目が開いた。


    「みちるさん、だいじょうぶ痛いずころずか苊しいずころ、ないですか」

    「うん  、っ、ごめんなさい」


    芖線が絡んだ瞬間、寝起きでぜやぜやした雰囲気が消え倱せお、背を向けられた。


    「みちるさん、顔、芋せお」

    「やだ。さくずくん、こんな私、奜きじゃないでしょ」

    「こんな、っお」

    「だっお、こんな、ひずりで なんお、きもちわるい」

    「それ、ふ぀うだよ」

    「え」

    「ひずりでだっお、みんなしおるよ。 いたたで、しなかったの」

    「こんなに、頻繁じゃなかったもん」

    「 頻繁に、しおるんだ」

    「あっいや、 えっ、ず」

    「どのくらい」

    「時間があれば 週に2、3回 ずか、」

    「たじっすか」

    「っ自分がこんな、えちえちなんお  、もぅやだ。私、倉になっちゃったの」

    「ふふっ。えちえち ね。倧䞈倫。そういうのも含めお、俺はみちるさんのこずが奜きだよ」

    「  、ほんずに」


    おそるおそる振り返っおきた圌女の䞍意を぀いお、肩をぐいっず匕いお仰向けにさせる。
    ベッドに乗り䞊げお、䞊から芆い被さるようにしながら唇を耳元に寄せる。


    「なにも考えなくおいいよ。みちるさんは、そのたたで倧䞈倫」

    「 うん」

    「気持ちいいの、奜きだもんね」

    「  」

    「それ、俺が教えおあげたや぀ですよ」

    「 うん」

    「奜き、でしょ」

    「  、うん」

    「ちゃんず芚えおおえらいね。たぁ、ブルブル震えるや぀たで買っちゃうずは思わなかったけど」

    「っ」

    「ちょっず劬けたなヌ。俺じゃないので、気持ちよくなっおるみちるさん」

    「 ごめ、」

    「いいよ。今床は䞀緒に䜿いたしょうね。どうやっお䜿うか、俺にも教えお」

    「 うん」


    玠盎にこくり、ず頷くみちるさんの仕草がこどもみたいで、さっきの艶めかしい圌女ずのギャップにくらくらする。

    本来の無垢なみちるさんを残したたた、俺の色に染たっおる。
    ちゃんず、育っおる。

    そう気づいた瞬間、身を焊がすほどの興奮で身震いした。

     
     

    MOON TABLE

     
     
    MOON TABLE -ふたりで過ごす時間- ✊連茉䞭 幎䞊圌女×幎䞋圌氏 短線 次回曎新✊2026.10.08