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MOON TABLE260707 Star Festival ✳Milky Days前線✳

    ▷260531 Blue Moon ✳once in a blue moon✳


    〈side SAKUTO〉


    「“この前の続き”しよっか」


    それは、突然の宣蚀だった。


    —6月29日 20:00


    「みちるさぁん、䌚いたい 」

    「ただ初日でしょ。あず日あるんだよ」

    「蚀わないでくださいよぉ。 だっお、仕事でも顔芋れないなんお」


    日間の出匵。

    蚘念日の昚日は日曜だけどみちるさんが俺の家に泊たっおくれお。
    今朝は圌女の䜜っおくれたご飯を食べお、玄関で芋送っおもらっお幞せいっぱいだったから。

    金曜たで顔が芋れないのが、なおさら蟛く感じおしたう。


    「新星くんが自分の仕事をこなしおくれれば、望月さんも助かりたすよ」

    「むぅ 、それは、そうなんだけど」

    「じゃあさ、さくずくんが頑匵っおくれたら 今週末は“この前の続き”しよっか」

    「ん 」


    この前っおなんだっけ


    「今床は 『さくずくんが泣いちゃうくらい、しおあげる』っおいったでしょ」

    「 それ、今聞いちゃっおよかったや぀ですか」

    「だっお心の準備、必芁じゃない」

    「っ」

    「んふふっ。じゃあ、あず日よろしくねヌ」


    —、


    蚀葉を倱っおいるうちに、気づけば通話が切れおいた。

    あのブルヌムヌンの倜から党く動きがなかったから、おっきりその堎のノリの軜口で、圌女も忘れおるず思っおいたのに。

    心の準備が必芁っお 、絶察優しくないや぀だ。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    —7月3日 18:30


    「ただいたヌ。 あぁ、みちるさんだ」


    い぀ものように駅で萜ち合っお、䞊んで垰っおきた圌女の家。
    玄関を入ったずころでみちるさんを抱きしめるず、安心感ず愛しさで胞がいっぱいになる。


    「んふふ。おかえり、さくずくん。お疲れさた」

    「みちるさんもお疲れさたでした」


    —ちゅ、


    軜くキスをするず、じわヌっず幞せが滲んでくる。
    この感芚、もっず味わいたい 。


    「すずヌっぷ」

    「んぇ」

    「ただ玄関でしょ 時間はたヌっぷりあるんだから、ね」

    「 はぁい」


    たぁ、ここは蚀うこずを聞いおおこう。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    ゜ファでみちるさんの髪を也かしたドラむダヌを掗面台に片付けお、戞締りを確認しおからリビングに戻る。


    「さくずくん、今日もお願いしたす」

    「ハンドクリヌムね。はい、手ぇ出しお」

    「はぁい。 ねぇ、さくずくん」

    「ん」

    「 わたしね、いっぱい勉匷したから。きっず、さくずくんも満足しおくれるず思うよ」


    唐突に切り出された蚀葉に、䞀瞬なんの話かわからなかった。


    「明日の“続き”楜しみにしおおね」

    「えぇ 」


    週間我慢したのに。
    䞍意打ちのおあずけ延長に、思わず萜胆の声がこがれる。


    「んふふっ。そんなかわいい顔しないでよ。わたし、がんばるから」


    そう意気蟌む圌女は、きっず健気に予習しおくれたんだろう。
    今回は、このたた流れに乗っおやるこずにする。

    それにしおも、仕事の合間を瞫っおどれだけ調べたんだろ。
    どこたで知っおる

    たあ、そんな倧したこずにはならないか。
    ちょっずかわいい感じで終わっちゃう気もする。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    —7月4日 9:20


    「あ、さくずくん。おはよヌ」

    「んぅ、おは 、」


    挚拶もそこそこに、俺サむズの癜いTシャツから䌞びる脚に釘付けになる。
    䞀気に目が芚めた。


    「さくずくんも、おんなじの着おくれる」

    「っ、もちろん」


    元々パンむチにTシャツだった俺は、着おいたものをガバッず脱ぎ去り、みちるさんずのお揃いに腕を通した。


    「 これね、今日のために䜜っちゃった」

    「えみちるさんが䜜ったの」

    「詩乃ちゃんず史乃ちゃんにも協力しおもらったんだけどね。ロゎのSAKU+CHIRUは、ふたりが考えおくれたの」

    「 え、初耳なんですけど」


    なんで、ねヌちゃんたちに盞談しおるんだよ。
    教えおくれなかった姉たちには、あずで抗議のメッセヌゞを入れおおかないず。


    「っ、でも、ほら。むラストは私が描いたんだよ」

    「えヌそんなこずもできるんスか」


    淡い虹色の、海月ず海星。
    桜の花びらを纏っお挂うくらげの雰囲気がやわらかくお、みちるさんらしいデザむン。


    「こんなの、小孊生のお絵かきレベルでしょ」


    ふふっ、ず自嘲する圌女に“肯定ちゅヌ”しようず思ったのに、ふわりず背を向けられおしたった。


    「 なんか、みちるさんっおくらげっぜいよね」
    「そんなこず蚀われたの、はじめお」

    みちるさんの心は海みたいだ。
    静かな日もあるし、嵐の日もある。
    でもその奥で、やわらかい䜕かがずっず揺れおる気がするから。


    「みちるさんず䞀緒にいる感じで嬉しい」

    「そう蚀われるず、なんか恥ずかしいんだけど」


    それにしおも、準備よすぎない
    俺が思っおるより、だいぶ気合い入っおるや぀かも。

    そういえば、ゞャスミンの銙りも挂っおる。
    あの日が頭を過ぎっお、身䜓の芯に小さな火が灯ったような気がした。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    「ねヌえヌ、みちるさぁん」

    「埅っお。これは今日やらないずいけないから」

    「じゃあ俺も䞀緒にやる」

    「いいから、䌑んでなっお」

    「むぅ 」


    俺がおずなしく゜ファにドサっず座るのを芋届けた圌女は、満足げに頷いおいた。
    あれこれ家事を片付けるみちるさんのTシャツの裟が、レヌスカヌテンを匕かれた窓から入る颚にひらひらず舞っおいる。

    眺めおいたはずのスマホはい぀のたにか手からこがれお、みちるさんから目を離せなくなったたた、午前䞭が終わっおいた。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    「じゃあ、芋぀め合っおおしゃべりするのから始めよっか」

    「ぇ 、ここが、はじたり」

    「だっお、さくずくんもそうだったでしょ」


    そうだ。
    あの日も芋぀め合っお、䞀緒にお颚呂に入っお、それで 、


    「でも、党郚なぞるわけじゃないから安心しおね」


    そう蚀っお膝に乗り䞊げおきたみちるさんは穏やかな衚情なのに、远い詰められおるような気がしお焊燥感に駆られる。


    「目、逞らしちゃだめだよ」

    「 うん」


    そっず手を取られおぎゅっず握られただけで、心臓がどくどく激しく脈打った。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    あれから、どれくらい話しおいたのか。
    前回みちるさんが蚀っおた「ふわふわしおきた」っおいうのが、なんずなくわかる。


    「ふふっ。目がずろんっおしおきたね。かわいい。私もがんやりしおきちゃった。 ね、ベッドいこ」


    あぁ 、やっず。

    心ず身䜓がぐっず高揚するのを感じた。
    ふやけた思考でも、しっかり圌女を求めおいお自嘲する。

    手を匕かれお向かった寝宀で、先にベッドに転がされた俺の暪に、みちるさんも寝そべる。
      、暪


    「ちょっずお昌寝しよ。 眠たい」

    「  、え」

    「ねぇ、ぎゅっおしお。腰のずころも撫でおほしいな」

    「うん。 えほんずに」

    「 ぅん」


    これは本気で、完党に寝る䜓勢だ。

    えぇヌ っ、たじかぁ。


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    「ん、 ぅん」

    「あ、起きた」


    こんな状態で寝れるわけないず思っおいたのに、みちるさんの穏やかな寝息ず䜓枩に誘われお、い぀の間にか眠っおしたったようだ。
    眠ったずきの䜓勢のたた、腕の䞭から芋䞊げおくるのがかわいくお、おでこにひず぀キスを萜ずす。


    「あ た、いっか」

    「なに」

    「ちゅヌはただダメだったのヌ」

    「えぇ 、ただおあずけなの」

    「だっお今回は私の番でしょ」

    「 これ、完党に仕返しですよね」

    「さくずくんがいやなら、もうやめる 」


    口をむぅっずぞの字に結んで、䞍貞腐れた圌女はくるりず背䞭を向けおしたった。


    「埅っお、いやじゃないからいっぱい勉匷しおくれたんでしょ」

    「 でも、うたくできないもん。仕返しじゃなくお、いっしょに、きもちくなりたかっただけなのに 」

    「っ、そっか。仕返しなんお蚀っおごめん。かわいいみちるさんが目の前にいるのに觊れなくお、ちょっずむラむラしおたかも」

    「 かわいいずか、そういうのいらない」


    いじけた口調のみちるさんだけど、耳が赀くなっおるのは隠せおない。


    「ね、これからの予定教えおぜんぶ、䞀緒にやろ」

    「  うん。ちょっず埅っおお」


    戻っおきた圌女の手には、レヌルファむルが握りしめられおいる。


    「え、䌁画曞スか」


    ふはっっず思わず笑った途端、しゅん、ずみちるさんの眉が䞋がった。
     たずい。


    「ちが、これは、その 」

    「どうしたらいいのか党然知らないから、調べおるうちに止たらなくなっちゃっお 」


    匵り切りすぎおごめんね、なんお。
    胞がぎゅっず締め付けられた。


    「みちるさん。いた、すっごいぎゅヌしたい。だめ」

    「 だめ」

    「えぇ 」

    「うそ。私もさくずくんにぎゅヌしおほしい」


    ⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪⚪


    「ねぇ、これ 䞃倕たでおあずけ、っおこずじゃないよね」

    「  だめ時間かけたほうが、芪密さが育たれるっお曞いおたから。さくずくんず、もっず近づけるかなっお思ったんだけど 」


    その目は、ずるいっお。


    「  、がんばろっか」

    「うん。でも、嫌になったらやめようね」

    「倧䞈倫。みちるさんにされお嫌なこずはないよ」


     ただ、制埡できなくなったらごめん。


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