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表現世界の“実力者”たちの共通項|『伝えきる力』が、作品にあるか。


    8月の終わりに、自分の描いた作品が美術館の賞で入選して、展示されました。

    その時に、自分たち「有象無象」と、「賞を取る作品」を見て、決定的な“実力”とは何かに気づいたので、共有します。

    これは文章世界にも、映像にも漫画にも通じる、表現世界の共通項の端っこです。



    こんにちは、こんばんは。ミトシです。
    イラストレーター兼ライターとして、noteをやっています。

    最近思うことがあって、この前こういう記事を書きました。

    そして、冒頭のリード文で言った通り、私は美術館に自分の作品を見にいく機会もありました。


    その経緯の中で、こんな旨のコメントをいただきました。

    「表現世界の“実力”って、なんでしょうね。」

    コメント意見の要約

    これ、大事ですね。

    なので、今回は「浅めに深掘りしてみよう」と思います。
    (浅いの? 深いの?)

    3000字くらいに収まるのを目指します!(`・ω・´)




    🌟 先にめんばーしっぷ会員さん応援コーナー



    日本の表現で顕著に出ているのは、二つの要素。
    『主題性=何を伝えたいか』と『もののあはれ』ーーー

    この前の賞の展示会でも、文芸でも芸術でも映像でも、
    「表現世界の“実力”」というと、
    日本ではこのふたつが強く協調していることが条件だと、私は感じました。

    『主題性=何を伝えたいか』
    『もののあはれ』

    いや、私の作品にもあるわい! と思ったのに、
    何故か賞やコンテストでスルーされる人も多いと思います。


    その場合は「足りていない」のでしょう。

    『伝えきる力』、が。


    (何様のつもりで、言っているんですかね?汗)
    (有象無象がモノを申しています、すみません。。)

    あと、別に有象無象が悪いとも、
    表現するには実力がないと意味がないとも、
    全然思ってはいません。

    前提として、無駄な作品は、ない。

    でも、敢えてそれでも知りたい人と、共有しようと思います。


    『主題性=何を伝えたいか』ーーーこの色、この仕草、この気持ち。

    ちょっと自分の美術館展示体験に戻ります。
    美術館の展示では、冒頭〜冒頭寄りの中盤〜それ以降、というブロックで、
    作品が仕分けられて並んでいました。

    冒頭の作品たちは、普通に良いな、って作品。
    (評価ランクはよくわからなかったです。)
    (作品の評価は、無選別〜入選〜上位入選〜佳作〜冠賞・優秀作、でした。)

    冒頭寄りの中盤には、佳作から優秀作までの、
    「いわゆる優等生」がメインとして堂々と飾ってありました。
    それ以降は、入選作品がずらっと、100点以上続いています。


    その、「いわゆる優等生」の作品を見て、私が感じたのは、
    圧倒的な『主題性』でした。
    「何を伝えたいのか」とも言えます。

    色はメインの色と、絞った数色。
    構図は情景の奥行き感を感じる。
    切り取ったシーンが体感できる。

    これらは優等生作品たちに、共通していたのです。

    自分の絵、しょっっぼ〜〜〜〜!!
    とも思いました。

    優秀作の中には、敢えてなのかそれとも実力なのかはともかく、
    私の作品よりも形の歪んだ作品もあります。
    でも、私の作品よりずっとずっと、良い作品だとわかります。

    作品が、語りすぎない。
    それでも、ズンと重く質感を持って伝わってくる。

    その感覚は、まさに「ふさわしさ」だったのです。


    『もののあはれ』ーーー日本人特有の、感情の余白。

    あとは、皆さんも日常で思い出してみてください。

    映画を見に行ったとして、物語性、会話、映像美、作風、登場人物への没入感。
    小説を読みながら、頭の中に流れる、主人公たちの会話と葛藤。
    漫画を読んで、胸が熱くなったり、泣いてしまったり。

    あるあるー!!

    それって、感情を揺さぶれるだけの「余白」があって、「読後感がしっかりある」。

    情景の終わりの、もっと味わいたい気持ち。
    それが『もののあはれ』。

    これが設定されている作品は、強いです。
    結末に向かってのエネルギーとか、
    作者の込めた熱の“厚み”だとも言えますよね。

    特に日本の表現世界では、この『もののあはれ』は、
    ひとつの共通解となっています。


    つまりこのふたつの要素が揃っていると、
    “実力者”の作品として認められやすく、賞などで残りやすくなる。

    じゃあ実際に、ベストセラーや大賞としてトップに輝く作品は何が違うのか。

    これは『伝えきる力』と言っていいでしょう。


    最後のひと押しーーー『伝えきる力』。

    伝えきるには、最後まで読まれたり、
    鑑賞されたりしなければいけないですよね。

    よくマーケティングで「途中離脱されないように」っていう言葉があるのも、
    これに似た答えです。

    伝えきるには、どうしなきゃいけないのか。
    実は、そこには「設計」が必須です。

    起承転結やPREP法とか、こざかしいことはまぁ良いんですが、
    (理論がとるに足らないという意味ではないです。)
    最後まで手に取らせる。

    実は人間は「性弱説」というものがなかなか強くはたらきます。
    「ラクしていたい」という言葉にも置き換えられます。

    「おっ、いいな。」までは思っても、
    「まぁ、今度でいいか。」となってしまうのが、生態としての常です。

    そこが乗り越えられるのが、『伝えきる力』です。

    最後まで注目させるの、意外と難しいんですよ。
    これに気づけるかは、まず第一歩だと思います。


    まぁ、私もその第一歩に立っただけなんですがね!!
    ハハハハハ、難しすぎるぜ実力世界。


    『主題性=何を伝えたいか』、『もののあはれ』、『伝えきる力』。

    これらが三拍子揃って、評価されるのが今の表現世界です。

    他にも見方はいっぱいあります。
    でもひとつの見方として、この三つは共通項に挙がります。

    創作って難しいものです。
    アウトプットすりゃ誰かが見てくれる、とは言い難い。
    読まれたい、いや、読まれなくても仕方ないとすら、思うかもしれない。

    その時、本気でアプローチするなら、手っ取り早いのは『設計』でしょう。

    これは他の作品を見たり、正しく比べたり、人に聞いたりして、
    学んでいくのが近道ですよね。

    学びの道にいるならば、まだ灯は消えていない。

    一緒に、諦めない道を選んでいこうじゃないですか。


    以上、2400字とちょっと。
    偉そうなことを言いました。

    イラっとしてたら、ごめんなさいね。



    今日の記事はここまでになります。
    ご精読ありがとうございました。

    またお会いしましょうね。
    ミトシワークス事業主の、ミトシでした!


     
     
     
    note3年目。イラストレーター兼ライター|個人事業「ミトシワークス」 『噛み砕きで人生に納得をつくる』ような記事書いています。 シールや絵本を販売して、雑貨系イラストレーターとして活動中。

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