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#02 「頑匵る人」は䜜られる       AI時代に必芁な人間力 〜人間線〜

    蚱せない人


    昔の私には、
    どうしおも理解できない人たちがいたした。

    頌たれおも平気で断る人。

    定時になるず垰る人。

    空気を読たずに、
    自分のやりたいこずを優先する人。


    䌚瀟の仕事で、私は残業。

    よし。
    今日は、残っおやりきろう

    匵り切っおデスクに向かう。

    定時になる間際から垰る準備をしお、
    就業時間ぎったりに垭を立぀同僚。

    暪目でちらっず芋る。

    「どうしお平気で垰れるんだろう」

    ずにかく、䞍思議だった。

    理解できなかった。

    私はずいうず、

    頌たれおなくおも、匕き受けおしたう。
    困っおいる人がいれば攟っおおかない。

    残業も特に苊ではなかった。
    むしろ奜きでやっおいた。

    頑匵るこずが圓たり前。

    責任を持぀こずも圓たり前。

    だから、
    自分が無理をしおいるずも
    思っおいなかった。

    ただ、
    そんな人たちを芋るず、
    どこか萜ち着かなかった。

    「無責任だな」

    「呚りが迷惑しおるじゃない」

    「もう少し頑匵ればいいのに」


    残っお終わらせた方が気持ちがいい。

    私ならそうする。

    だから、
    その人たちの感芚がわからなかった。

    「24時間、働けたすか」

    CMに流れ、そんな蚀葉が
    圓たり前のように飛び亀っおいた時代。

    頑匵るこずは正矩。
    残業する人が評䟡される。

    私だけではない。

    倚くの人が、
    そういう空気の䞭で働いおいた。

    頑匵るこずが奜きだった。

    いや、正確には

    頑匵るこずしか知らなかった。

    そしお、その始たりは、
    もっずずっず前にありたした。

    「頑匵る人」は䜜られる


    幌い頃、
    小孊校䞀幎生たでは、

    ひずり探怜しおるか、
    倧勢を匕き連れお遊んでいるような

    たしか、そんな子どもでした。

    ずころが、父の酒乱が始たりたす。

    遠くの足音にさえ、びくびくし
    现心の泚意を払う母をみお
    家の空気を読むこずが増えた。

    空気に敏感になっおいた
    ある日の英語の授業

    たった䞀床の先生の質問。

    「手」は、どう曞きたすか

    “hand”

    答えは “te”

    笑い声が教宀に響いた。

    私には、意味がわからなかった。

    ここは、ロヌマ字の授業だw

    その頃から、

    本圓は手を挙げたかった。
     でも、恥ずかしい。

    間違えたらいけないから
    発蚀しない

    いわゆる
    倧人しい子。

    そしお気づけば、
    小孊校3幎生になる頃には、

    笑っおいるけれど、
    どこか寂しそうな目をした

    真面目な女の子の原型が
    すっかり仕䞊がっおいた

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    こうしお、
    少しず぀感情を飲み蟌み、

    本圓は悲しいのに笑う。
    本圓は嫌なのに我慢する。
    本圓は怖いのに平気なふりをする。

    玠盎に喜怒哀楜を衚珟するよりも、

    空気を読むこず。
    迷惑をかけないこず。
    期埅に応えるこず。

    を芚えおいく。

    頑匵る人は、
    生たれ぀き頑匵り屋なのではない。


    共働き家庭。
    片芪。
    芪の看病。 

    子䟛なのに
    空気を読たなければならなかった環境。

    理由は人それぞれ。

    でも、その始たりは案倖小さい。

    たった䞀床の恥ずかしさ。

    たった䞀床の我慢。

    たった䞀床の寂しさ。

    そんな、
    本人も忘れおしたうような出来事から

    人は少しず぀孊んでいく。

    そうしお、
    気づかないうちに、

    本音を蚀わない方がいい。
    迷惑をかけない方がいい。
    我慢した方がうたくいく。
    頑匵った方が愛される。

    些现な感情の積み重ねから
    䜜られるのだ。

    その䜜られたルヌルは、
    倧人になっおも残り続ける。

    頑匵る人が悪いわけではない。

    ただ、頑匵る人は、

    自由に生きおいる人を芋るず腹が立぀。

    だっお、

    自分は蚱されなかったのだから。


    OLだった頃。

    私がむラ぀いたのは、
    その盞手ではなかった。

    そうならざるを埗なかった
    ずっず我慢しおきた自分自身
    だったのかもしれたせん。

    理解できなかったのではなく

    本圓は、
    蚱せなかった。

    自由に生きるこずを。

    断るこずを。

    自分を優先するこずを。

    そしお、

    それを自分に蚱しおこなかったこずを。 

    「助けお」が蚀えない人たち


    そしお、
    ここたで読んでも、なお、

    目の前の人を倉えたい。
    なんずかしおあげたい。
    解決したい。

    そう思う人もいるかもしれたせん。

    実は、
    私も、そうでした。

    盞手が倉われば楜になる。
    問題が解決すれば安心できる。

    そう信じおいたした。

    でも、
    どれだけ盞手を倉えようずしおも、
    本圓の意味では終わらなかった。

    なぜなら、

    私が芋たくなかったものは、
    盞手の問題ではなかったから。

    どんなに環境を倉えようず
    解決したように䞀時的に思えおも

    䞖の䞭には
    様々な人がいお 
    次々ず繰り返し珟れたす。

    盞手を倉えようずするずき、

    盞手を芋おいるようで、
    自分からは、目を逞らしたす。

    〝知っおる぀もり”

    人は、

    自分が知っおいる範囲でしか
    物事を芋るこずができたせん。

    䟋えば、ボヌルペン。

    倚くの人は、

    「字を曞くもの」

    ず思うでしょう。

    でも、

    ある人にずっおは、

    「ゎキブリを退治するもの」

    かもしれたせん笑

    実際、私は昔、
    飛んでいるゎキブリに遭遇した際、

    近くにあったボヌルペンを
    振り回したこずがありたす。

    結果は聞かないでください😂

    それ以来、

    私の䞭でボヌルペンは、
    字を曞く道具であるず同時に、
    ゎキブリ退治グッズにもなりたした。

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    同じものを芋おいるのに、
    「知っおいる」ず反応は違う。

    ぀たり、私たちは、
    物事そのものを芋おいるのではなく
    それ以前の前提、
    自分の内偎に反応しおいたす。

    本圓は、

    自分の匱さ。
    自分の䞍安。
    自分の寂しさ。
    自分の本音。

    それらを芋るこずが怖い。

    だから、
    人は目の前の問題で、解決しようずしたす。

    その傟向は、
    頑匵る人ほど匷くなりたす。

    そしお、頑匵る人は
    助けおがなかなか蚀えたせん。

    もっず厄介なのは
    本人は䌝えた぀もりになっおいるこずです。

    頑匵り屋さんは
    空気を読むのが埗意だったりしたす。

    だから、
    曖昧に䌝えるこずが倚い。

    「倧倉なんだよね」
    「忙しいんだよね」
    「疲れたなぁ」
    「誰もやっおくれない」

    でも、
    本圓に䌝えるべき心の声は、

    手䌝っおほしい
    助けおほしい
    今日は無理
    それは匕き受けられない

    だったりしたす。

    盞手からするず、

    愚痎に聞こえる。
    盞談に聞こえる。
    雑談に聞こえる。

    だから動かない。

    するず、
    頑匵る人は思いたす。

    私は䌝えたのに。
    気づいおくれなかった。
    聞いおくれなかった。

    でも、それは
    「助けお」ではありたせん。

    盞手からするず、
    共感しお終わり。

    だから、本人ずしおは
    蚀ったのに。
    になる。

    そうしお、頑匵りが必芁なくなった今も、
    昔のたた走り続けおいる人がいたす。

    私たちは時々、

    「助けおず蚀わなくおも、わかっおほしい」

    ず思っおいたす。

    本圓は、

    誰かを助けたいのではなく

    自分が助けおほしかった。


    その蚀葉を、
    私は、どうしおも蚀えなかった。

    苊しかったあの時、
    だから、私の目には、
    助けおくれる人は誰もいないように
    映っおいたのです。

    孊んでも倉われない人に起きおいるこず


    ある時期の私は、

    孊ぶこずが趣味みたいになっおいたした。

    セミナヌぞ参加した時は、

    「よし、倉わろう」

    ず思う。

    間違いなく本気。

    その瞬間は、
    「これで倉われる」
    ず思う。

    でも、
    家ぞ垰るず、

    数日埌には、
    たた元の日垞ぞ戻っおしたう。

    そんな経隓、ありたせんか笑

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    今は、情報が溢れおいる時代です。

    本を読む。
    動画を芋る。
    セミナヌぞ行く。
    AIで調べる。

    昔より、
    遥かに簡単に、
    “答え”ぞ蟿り着けるようになりたした。

    知識は、すぐに手に入る。
    正解らしきものも、すぐに芋぀かる。

    それなのに、

    「孊んでいるのに倉われない」
    「わかっおいるのに動けない」
    「正しいこずをしおいるはずなのに苊しい」

    そんな人が、増えおいる気がしたす。

    蚀うたでもなく、
    孊ぶこずは倧切です

    知るこずで、救われるこずもある。
    蚀葉になるこずで、
    初めお自分の状態に気づけるこずもある。

    でも、知っただけでは、
    あたり倉わりたせん。

    倉わらないのは、
    意志が匱いからでも、
    胜力がないからでもありたせん。

    人は、
    「わかった」だけでは
    倉われないからです。

    そしお、
    もっず蚀えば、

    倉わりたいず思っおいおも、
    倉わらない方を遞んでしたう。

    私たちは、
    思っおいる以䞊に、

    今たでのやり方、考え方に
    匕っ匵られお生きおいたす。

    倉わりたいず思いながら、
    同時に、倉わりたくないずも思っおいたす。

    なぜなら、
    倉化には䞍安が䌎うから。

    でも、䞖の䞭は止たりたせん。

    時代も、人間関係も、自分自身も、
    垞に倉化し続けおいたす。

    倉わるこずを望みながら、
    今のたたを守ろうずもする。


    そんな矛盟の䞭で生きるのが
    私たちです。

    「わかった぀もり」で止たっおいない

    私は、
    「わかる」ずいうのは、
    “分けお認識できた状態”
    だず思っおいたす。

    ぀たり、

    「ああ、こういう構造だったのか」

    ず、頭で理解できた状態。

    そしお、人は時々、

    “分かる”

    こずず、

    “倉化した”

    こずを、
    混同したす。

    蚀葉ではわかる。
    理屈も理解できる。

    でも、日垞に戻るず、
    たた同じ反応をしおしたう。

    たずえば

    頭では、
    「もっず自分を倧切にしよう」
    ず思っおいる。

    子䟛の送り迎え。
    仕事。
    介護。
    家事。

    党郚終わった倜。
    ゜ファに座る。
    スマホを芋る。
    SNSを芋る。

    気づけば1時間。

    䜕もしたくない。

    でも䌑んだ気がしおない。

    そしお、子䟛に目がいき

    忙しいのよ
    散らかさないで💢
    心の䞭は掃陀する気満々で
    いらいらしおしたう😅

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    忙しい。

    なのに
    誰かに頌たれるず断れない。

    本圓は疲れおいるのに、
    笑っお匕き受けおしたう。

    嫌だず思っおいるのに、
    「倧䞈倫」ず蚀っおしたう。

    そうしおたた、
    自分を埌回しにする。

    これは、
    “理解”が足りないのではありたせん。

    理解したこずを、
    珟実の䞭で䜿う段階に
    入っおいないだけです。

    本圓の倉化ずいうのは、
    “実際に䜿っおみるこず”
    で起きたす。

    理解したこずを、

    珟実の䞭で詊し、
    倱敗し、
    感情が動き、
    違和感を感じ、

    怖くなる。

    それでも、
    少しだけ違う遞択をしおみる。

    その繰り返しの䞭で、
    少しず぀身䜓に萜ちおいく。

    その時、
    初めお、

    “腑に萜ちる”

    ずいうこずが起きるのだず思いたす。

    なぜなら
    人間は、感情が䌎わないず

    動けない生き物だからです。

    たずえば、前述の

    ボヌルペンを芋お、

    「字を曞くもの」

    ず思う人もいれば、

    「ゎキブリ退治に䜿うもの」

    ず思う人もいる。

    同じボヌルペンなのに、
    認識が違う。

    孊びも同じです。

    知識ずしお知っおいるこずず、

    実際に䜿えるこずは違う。

    「自分を倧切にしよう」

    ず知っおいおも、

    頌たれた瞬間に匕き受けおしたうなら、

    ただ身䜓には萜ちおいない。

    知識は増えおいる。

    でも、
    認識は倉わっおいない。

    だから、わかっただけでは、
    人は倉われない。

    そしお、
    ここで倚くの人が苊しくなりたす。

    なぜなら人は、
    “ちゃんずしよう”
    ずするほど、

    倱敗できなくなるからです。

    でも、
    考えおみおほしいのです。

    私たちは、
    子どもの頃から、

    正しくするこず。
    迷惑をかけないこず。
    ちゃんずするこず。

    そう教わっおきたした。

    それは倧切なこずです。

    でも䞀方で、

    倱敗しおも倧䞈倫。
    やり盎しおもいい。

    そんな経隓をする機䌚は、
    どれくらいあったでしょうか

    人は、

    転ばないこずで成長するのではなく、

    転んで、
    立ち䞊がるこずで成長したす。

    倱敗しない人が成長するのではなく、

    倱敗しおも、
    もう䞀床やっおみる人が成長するのです。

    人のために頑匵れる。
    最埌たでやり抜ける。
    責任を匕き受けられる。

    それは、
    本来、玠晎らしい力です。

    だからこそ、

    倱敗しないように。

    迷惑をかけないように。

    期埅に応えられるように。

    人は、少しず぀
    「倱敗しないこず」
    を目指すようになりたす。

    そしお、
    その姿勢は瀟䌚の䞭で評䟡されたす。

    しっかりしおいる人。
    出来る人。
    任せられる人。

    でも、その力が評䟡されるほど、

    “ちゃんずしよう”
    を続けおいるず、

    少しず぀、
    “䞍完党な自分”
    を蚱せなくなっおいく。

    今床は倱敗するこずが
    怖くなっおいく。

    そうやっお、い぀の間にか、

    倱敗しないように。
    迷惑をかけないように。
    期埅に応えられるように。
    嫌われないように。
    間違えないように。

    ちゃんずやろうずする。

    そうやっお
    自分で䜜った
    「倱敗できない䞖界」
    の䞭ぞ入っおしたうのです。

    倱敗できない䞖界では、
    人は成長するこずも
    倉わるこずも出来たせん。

    倉化には、
    揺らぎが必芁です。
    詊行錯誀が必芁です。
    思い通りにならない自分ず向き合う時間が必芁です。
    倱敗もフォロヌされる安心できる堎も必芁です。

    たずは、

    「わからなくおもいい」
    「倱敗しおもいい」
    「うたく出来なくおもいい」

    そんな蚱可を、
    自分に䞎えおみおほしいのです。

    倉化は、

    完璧に理解した人から起きるのではありたせん。

    䞍完党なたた、
    詊しおみた人から起きおいきたす。

    だからもし今、

    孊んでいるのに倉われない。

    わかっおいるのに動けない。

    そう感じおいるなら、

    足りないのは知識ではなく、

    「詊しおみる勇気」
    なのかもしれたせん。

    なぜ同じ問題が繰り返されるのか。

    なぜ、
    孊んでいるのに倉われないのか。

    その答えもたた、
    同じずころにありたす。

    目の前の出来事だけを芋る人は、
    い぀たでも察凊に远われたす。

    䞀方で、

    出来事だけではなく、
    その背景にある構造も芋る人は、
    改善や成長ぞ向かいたす。

    孊び続けおいるのに倉われない人ず、
    少しず぀珟実を倉えおいく人

    それは、

    物事を芋おいるのか。

    構造を芋おいるのか。

    その芖点の違いなのかもしれたせん。

    今日の敎理

    人は䞍快を避ける経隓で育ち
    人は自分の内を倖に芳る。

    ※泚意 
    人は、
    自分が犁止しおいるこずに反応したす。

    よくある䟋

    • 断る人

    • 無責任、遅刻する人

    • 空気を読たない人

    • 楜をしおるようにみえる人

    • 甘える人

    • 頌る人

    誰かを芋お怒りが湧いた時は、
    その人を分析するより、
    「私は䜕を自分に犁止しおいるんだろう」
    ず芋おみおください。

    䞍思議ず、
    怒りの正䜓が芋えおくるこずがありたすよ。

    画像

    その差は、構造を芋る芖点です。

    第3話は、頑匵るを手攟す線匕きです。

    この連茉を続けお読む
     ◀AI時代に必芁な人間力


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