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帰国生は、本当に国語が出来ないのだろうか?

    <帰国生の親として>

    「帰国生だから日本語がね~。」という声が耳に入らないわけではない。

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    結果で示せば何もいえないはず。

    そんなことにへこたれている場合ではない。目先のテストや入試にとらわれず、日本語を母国語とする者として行動出来るようにサポートしたい。そのためには、私自身の知識のブラッシュアップが欠かせない。8年前くらいから今が人生で一番自主的に学んでいるわ。

    <母国語とは>

    国語と言えば、日本では日本語、英語圏では英語、韓国では韓国語、ドイツ語圏ではドイツ語、フランス語圏ではフランス語。ネイティブとは言えど、というか、ネイティブだからこそ、感覚にプラスして、文法や表現方法を身に付けることで鬼に金棒となる!!!言語はツール、ツールの使い方を学んで使っていこう。日本語の理解は英語の理解に繋がり、他の言語にもつながるよ。

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    母国語の理解を深めることで外国語の理解も深める相乗効果↑

    娘にも常に言っているが、帰国生は国語が出来ないなんてことは絶対にない。今まで触れる機会が少し少なかっただけ。正しい方向で努力すれば結果は伴う。そして、既に習得している外国語、更に学ぶ外国語への理解も確実に深まる。

    <日本への本帰国時に娘へ伝えたこと>

    と言ってるけど、何より、親であるわたし自身が常に意識してる(笑)。

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    子ども以上に親が常に思わなければいけないこと

    ①『半年とか短期間で国語が出来るようになると思ってはいけない。もし可能なら、日本の小学校で毎日国語を勉強している学生さんの立場がない。』

    日本で日本語を6年かけて勉強している時間に、娘は、日本以外で英語で学んでいる。日本語学習に対する絶対量が違い過ぎる。いくら自宅学習をしても追いつくわけがない。更に、外出したら日本語に接する日本と、日本語ではない別言語に接する海外。同じわけがない。1日の時間もエネルギー総量も同じなんだから。もともと同じレベルに持って行こうという図々しい考え方がナンセンス。もちろん、努力はするが、同レベルは無理。取捨選択が大事。

    ②『中学校でみんなが英語に多くの時間を割いている時間を国語に割けばいい‼』

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    時間はみんな共通。振り分けは人それぞれ。

    本帰国すれば、日本の学校で勉強するのだから…国語に限らず、全てが日本語で襲い掛かってくる。駐在中は、PDCAのPが多めだったので、帰国してからはDの出番で…CとAでまわすまわす。現在もだが、勉強時間で圧倒的に国語が多い。次に、数学、理科、最後に英語という。

    ③『ゆっくり取り組み、時間をかけて取り戻せばいい‼』

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    中学受験、高校受験、大学受験、就職活動がゴールではない。
    人生はいつも学び。

    中学1年からの勉強は、みんな一緒に進んでいるから大変だけど問題なし。
    ただ、小学校時代の漢字や常識に漏れがあるので…テキストなどで確認。急いでテクニックばかりを習得しても何の意味もない。時間をかけて出来るようになればいい。言語の勉強に終わりはないし、終わりを設定したら成長止まる(笑)。

    ④『語学学習に近道なんて存在しない‼』

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    近道している様に見える人も昔はめちゃくちゃ努力している。

    日本語、英語、中国語、タイ語、フランス語、イタリア語、アラビア語、ノルウェー語…全ての言語に近道なんてない。もちろん、文法面や発音面で似ている部分が多い言語は学びやすいという事実はある。しかし、日本語だって英語と似ている部分はしっかりある。

    娘は、5年間海外に滞在し…受賞したり、代表もやらせてもらう機会があった。ただ、これは、娘の間違いを恐れない姿勢、多くの失敗、涙があっての結果。もちろん、今でも努力している。たまに「海外にいたから英語得意でしょ。」と言われる。海外にいるだけでは絶対になりません…それ、日本にいる外国の方に「日本にいるから日本語得意でしょ。」と言っているのと同義。んなわけないでしょ。みなさん、日々、死に物狂いで努力されてる。近道なんて絶対にない。近道のように見えているだけで、過去にすごく努力してないわけは絶対ない。

    <駐在中、本帰国後に取り組んだこと>

    ①<駐在中に取り組んでいたこと>

    ・日本語での日記 (3年半ほど)
    ・日本語の教科書や文章読解の音読 (問題は解かない)

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    コロナ期間中、帰国できなくて…本屋さんでたまたま巡り合った本。
    音読用に使用。

    ・漢字
    ・音読であう単語の意味調べと文章作成 (紙の辞書使用)

    娘は、駐在中に環境に恵まれ、読書が好きになった…もちろん、私も読んだ、日課のように英語の本をね(笑)。読書は、言語関係なく好きであれば理想的◎。

    ②<本帰国後も継続していること>

    ・問題集の音読
    ・漢字
    ・音読であう単語の意味調べと文章作成 (紙の辞書使用)

    ③<本帰国後に新たに取り入れた内容>

    ・日本語でのエッセイ
    ・学校の漢字テスト勉強 
    ・慣用句/四字熟語の確認 (文章作成)
    ・小学校の漢字復習 (漢検テキスト)
    ・読解問題 (音読したものを使用)

    ④義務ではない<読書>

    読書好きな娘。そして、英語の本の方が圧倒的に好きな娘。

    これも、駐在中の学校で毎年、Book Dayがあって…ハリーポッターの仮装する友人を見て、どうしても会話に入りたいということで購入。ここでも、自主的な行動の大切さを痛感。

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    うちにあったのは、カバーの色が青いのでしたがね。
    本帰国前にこちらの本は、友人を通して滞在国にある某大使館の図書館に寄贈。

    届いた本を見て一言です。

    娘「嬉しい。さっそく読もう。」
    夫+わたし「頭おかしいんじゃないのか!?何冊あるのよ!!!分厚過ぎるだろ!!!」

    コロナで市内から動けない中、年末に黙々と読み進める…娘。
    目が点になる夫とわたし。

    当時、めちゃくちゃ頑張ったわ…有り得んスピードで読み進める娘との会話に追いつくため、読んで読んで読んで。ただ、わたしは、3巻までしか原書では読めず(笑)。これが、わたしの実力。これを読んだあとに、一緒に映画を見た。もちろん、日本語の字幕なんて無くて、娘以上に真剣に聞き取りと英語字幕を追ったわ(笑)。娘に「なんて言ってんの?この単語の意味、知ってる?」と聞きまくっていたら、「ちょっと真面目に見てるんだから、だまって。」と言われたり。当時は、状況的にも辛かったけど、今では良き思い出。家事をしながら優雅に映画なんて無理無理…仕事以上に真剣に取り組む。知らん英単語の嵐よ、あと作者の造語、スリザリンとかが多いよね。

    2021年末だったはず…

    現在は、日本語での読書も同様に取り組むため、こんな約束あり。
    【英語の本を読むためには、同じ冊数の日本語の本の冊数を読まなければいけない】という約束。日本語の本が先で、英語の本が後が基本。英語の本も、娘が選んでよい。

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    ライラの冒険

    最近は、『ライラの冒険(黄金の羅針盤とか)』が読みたいとのことで購入…3冊シリーズのはず、娘が選んできたのはこれ!!!

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    3冊が1冊になってるんですね(笑)。

    なんだ、これは、百科事典レベルか!?
    まあ、1冊だな(笑)。

    これを読むために、日本語の本を読んでる。日本語の本は、楽しく読めているのもあるけど、義務で読んでいるのもある。駐在中と比較すると本に接する時間が減っているのは残念。日本では、本について話せる学生さんが少ないね。国語の成績をあげる手段に読書っていう先生もいるもんね…違うと思うけど。試験を目的にするから楽しめない。そして、学生さんよりも読書をする大人が少なすぎる…それは、学生が読書に対して+のイメージを抱くわけない。

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    日本語の本は、今は、このシリーズ…

    日本語の本は、バトル本を中心に選んで読んでいる。

    夫も同じものを読んで本当に理解しているかを確認したりね。ただ、これも食事中に、雑談ながらに話しをふったり。BOOKOFFに行って、夫と話しつつ、娘が選んだりね。親が選んだら絶対にだめ。アドバイスをしても最終的には子供に判断してもらう。

    <帰国生である娘と取り組んでいる国語の勉強~熟語+慣用句編~>

    ①〈帰国生を含める学生さんに見られることがある熟語の学び方〉

    娘の学校でも毎週のように漢字テストがある。わたしも仕事柄、わかるんだけど、傍線部だけ暗記する生徒さん多い。先生側の出題方法に問題ありだと思う。これあまり意味ない。使えない単語は意味ない。使えない機能搭載のハイスペックスマホと同じ。使わなきゃ無駄。

    ②<日本と海外の違い>

    語彙を書けることを大事にしている日本
    語彙を実際に使えることを大事にしている海外

    ③<日本語の漢字のテスト>

    この2種類が多いと思う。

    ・漢字の読み蚊帳 → かや
    ・漢字の書きかや → 蚊帳

    日本の漢字テストは、傍線部の漢字を読むか書くかが多い。言い方をかえれば…意味わからなくてもマル覚えすれば出来る。生徒さんの立場を考えれば、追試や補習を避けたい、または、避けなければいけないという気持ちで仕方ない。

    ④<英単語のテスト>

    娘がインターナショナルスクール(中学校相当)に通っていた時、定期的に英単語テストがある。そのスタイルは、日本とは大きく異なる。

    それは、ずばり…単語を使って文章を作る。

    ① apple  → I bought an apple yesterday.
    ② park → I went to the park with a friend of mine.

    中学校だと、難解な英単語になる。それを使って文章を作る。書けるだけ、使えない語彙に意味はないと解釈することも出来る。

    インターナショナルスクール時代、そして、現在通っている娘が通う中学校のネイティブの先生…日本スタイルの単語テストをした先生に会ったことがない。生徒が書いた文章にしっかりコメントしてくれたりもする→モチベーション🆙。単語を使って授業の意見を書いたりね(笑)。

    ⑤<フォローアップ方法〉

    日本の教育システムにいる娘…時間があまりないんですね。
    学校だけでなく、例文を作れない語彙をまとめてノートにしてる。辞書の意味と例文の音読と意味の書き写し、そして、それを使った自作の例文。

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    意味だけでなく、自分で文章を作る♪。

    帰国生ということもあり、日本語学習には、通常の学生さんより力を入れている。小学生時代から使っている国語辞典には、娘の書き込みなどあり。掲載されてない語彙は、親が教えることも。漢検は、娘は復習もかねて5級からスタート…わたしは、2級(難しい)担当。

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    愛用している紙の辞書やテキスト

    もちろん、言語なので、英語でも同じ。
    最初は、kids用なども使ったけど、これが辞書3冊目、Thesaurusは2冊目。かなり大きいんだけど、おすすめ◎。

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    愛用している英語の紙の本

    語彙は、全て基本。そして、選択問題や書けるだけでは無意味。実際に使えるようにしなければいけない。

    <帰国生である娘と取り組んでいる国語の勉強~音読編~>

    ①<日常会話をすることと文章通りに音読すること>

    これは、同じように見えるが、全く違う。話せるから音読出来るは違う。音読するには、漢字の読み方、どこまでが一区切りなのか等を瞬時に理解する必要あり。本当に、ローマは一日にして成らず。中学生になってからは、アクセントも注意している⚠️。

    ②<駐在前、本帰国後の日本での音読>

    幼少期は絵本を音読したり。最初1年弱、海外生活に慣れるため完全に離れた結果、見事に読めなくなった(泣)。日本の公立小学校では音読カードがあったけど、、、大切さを痛感。今でも、5分音読を継続。教材は、高校受験の過去問本。中学生になってからはアクセントも厳しく確認。

    ③<海外での音読>

    読解本の文章を音読。1週間くらいは同じ文章。途中で何書いてあったー?とか聞いたり。

    ④<フォローアップ方法>

    焦らない、語彙は都度確認。理解しているかは、同じ意味の熟語を聞いたり、熟語を使った文章を作ってもらったり。文章は、可能な限り身近な内容が良い◎。遠すぎる文章は実感しにくいし、実生活で使えない。

    <帰国生である娘と取り組んでいる国語の勉強~エッセイ編~>

    ずばり、我が家では、英語のacademic writing方式を模倣で日本語の作文やエッセイを作成。言語はツール。
    娘のacademic writingを教えてくださっているイギリス人の先生に全幅の信頼を置いている。

    日本だと、エッセイとは言わず小論文というのかな。日本では定義が曖昧で不明な点多め。わたしの認識だが、日本の学校はエッセイの書き方を教えてる?随筆、論説文の読解ばかりで意見の書き方を教えてる?

    <帰国生である娘と取り組んでいる国語の勉強~読解編~>

    これは、現在進行形で試行錯誤中。
    ある程度、形になれば、書きたいな♪。
    日本語教師としてJLPT読解対策授業の経験あるので…気を付ける表現など物凄く役立ってる。

    なんとなく読むのではなく、論理的に文章を読み、解法する。ちなみに、意味もわからずにテクニックで解法するわけではない。日常会話でも、言いたい時は無意識に使っている表現だったりもする。

    日本語ネイティブだから解けるはずという慢心が一番だめ。
    シュレディンガーの猫状態のように、開けてみるまでわからないなんてことはない。論理的に必ず解ける。伸るか反るかではない。

    <そのためには…>

    自らが、エッセイや論説文を書けるようになることで…読解にも通ずる点を体感として身に付ける。

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    最初からエッセイなんか書けるわけない。
    最初から出来るなら、みんな苦労してないわ!

    娘も取り組んでいるが、

    まず、実際にエッセイを書く。

    お題は、もちろん、わたしが調べて決めている。意見を主張するために書くのがエッセイということを忘れてはいけない。

    次に、書いた張本人の娘が、主張が伝わっているかどうかを確認する問題を作成し、夫に解いてもらう。

    この正答率でエッセイとして完成度が問われる。

    最初は、もちろん、数行でも構わない。最初から素晴らしいエッセイが書けるなら、わたしが教える必要はない。

    更に、説得力を持つための多くの表現を徐々に習得していく。そのときに、語彙や言い回し表現などの文法が役に立つね。説得力を持たせるために、類義語、対義語、反語表現、仮定法などがあるのよ…間違っても試験対策ではない。

    <国語に苦手意識のある帰国生のみなさんへ>

    縁あって日本ではない国に住んだ経験をプラスに捉えてほしい。
    海外にいたせいで、国語が出来ないとかは言わないで欲しい。
    帰国生は国語が出来ないという人がいるけど、それはない!!!と伝えたい。

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    置かれた状況をプラスに考えよう。

    実際に感じた文化や学んだ語学を日本語とくらべて共通点や異なる点を自ら探してほしい。海外に住んだからこそわかる、日本語の面倒なところ、面白いところ、楽なところがあるはず。文法だけでなく表現方法や文化での日本語と外国語の共通点、異なる点を知っていることはいいことだと確信している。参考書に書いてないとかそんなことは一切関係ない。

    厳しいようけど、自分自身で学ぼうと思えないと続かない。やらされている勉強はつら過ぎるし、学生時代の今は出来ても、大人になって続かない。それをサポートするのが大人であり、先生のはず。現在の学校システムでは難しいかもだけど、頑張って欲しいし、役に立てればと思うばかり。

    #創作大賞2026
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    2024年4月より日本住まい。 ・塾経験なしの子の親 ・帰国生中学受験経験の子の親 ・帰国生高校受験予定の子の親 ・英語を学び教える者 ・国語/日本語を学び教える者 語学はツール。 しかし、日本はツールが最終目標で何をするかが不明確なのでは?と思いつつ、誰かの役に立てば。

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