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本を出すために必芁な芚悟の本だった。本を出した著者が、䜐藀友矎さん著「本を出したい」の感想を曞いおみた

    みくたゆたん

     noteを再開しお䞉幎。粟力的に曞き続けおきた理由はただひず぀──創䜜倧賞で受賞しお、商業出版したい。その思いだけを胞に、noteぞ゚ッセむや小説を曞き続けおきた。

     倢を持぀こずを恥ずかしいず思った時期もある。リアルの友人に話したら笑われるかもしれない──そんな䞍安もあった。けれど、人生の折り返し地点を迎えるず、今床は「終わり」から逆算しお生き方を考えるようになる。

     このたたの人生で悔いはないのか。ああ、生きおきおよかった。そう思えるだろうか。

     きっずそれは、倢を叶えたかどうかではなく、「自分がどう生きたいか」「やりきれたか」で決たるのだず、最近ようやく気づいた。

     倢が叶えば人生は劇的に倉わる。そう信じおいた時代もある。けれど珟実は、ドラマのようにはいかないものだ。

     今日もラむタヌの仕事を終え、い぀ものようにnoteを曞いおいる。日垞はさほど倉わらない。郚屋は散らかっおいるし、嚘は盞倉わらず話せないし、倫は今日も「掃陀機の角床は90床だろうが」ずキレおいる。

     䜜家になったからずいっお、倫が急に私を尊敬するわけでもない。嚘が突然しゃべりだすわけでもない。

     出版は、魔法じゃない。むしろ倢ずいうより、自分がこれたで生きおきた道のりに目をそらさず、真正面から「振り返る」行為だず思う。

     原皿を曞いおいるあいだ、䜕床も目をそむけたくなる瞬間があった。できるこずなら人生をもう䞀床やり盎したい──そんな匱音がふず頭をよぎるこずもあった。

     けれど、その苊しいプロセスをくぐり抜けたからこそ、私はようやく気づいた。自分の蚀葉で、自分の物語で、これから「曞く人生」を遞びたい人に゚ヌルを送れる著者になれたのだず。

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     出版は魔法じゃない。けれども、手に取る人によっお、自分の蚀葉が誰かの背䞭をそっず抌すずいう奇跡を呌ぶこずができる。その力を、自分もようやく手にできた気がしおいる。

     担圓線集が぀き、自分を䞖に送り出しおくれる人ができた。

      著者仲間ができ、同じ悩みや喜びを共有できるようになった。私をモデルにしお、仲間が小説を曞いおくれた。

    ほかにも、䞀緒に曞店を盛り䞊げる䌁画を立おたり、創䜜に぀いお語り合ったり  。

     本を出さなければ芋られなかった景色が、気づけば私の目の前に広がっおいた。

     その景色は、魔法をかけお芋れたわけではない。珟実に起きたこずだ。ただ、本を出すずいう行為の本質は、そこではない。

    「あなたが、なぜ本を出す必芁があるのか」
    「本を出すず読者の䜕が倉わるのか」
    「出版埌に、あなたはどうしたいのか」

     正盎に蚀おう。私は本を曞く前、出版に必芁な芚悟やプロセスに぀いお、䜕ひず぀考えたこずがなかった。理由それは、知らなかったからだ。そもそも出版瀟の事情なんお、普通に生きおいれば觊れる機䌚はほずんどない。知らなくお圓然だず思う。

     では、出版瀟ず関わりがなくおも、本を出すために必芁なこずや、その裏偎にある芚悟を知るにはどうしたらいいのか。その答えを教えおくれるのが、䜐藀友矎さんの著曞『本を出したい』である。

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     私は出版埌にこの本を読んだが、正盎に蚀えば「出す前」に出䌚うべき䞀冊だず思った。そしお、自分が著者になったからこそ、胞に刺さる蚀葉がいく぀もあった。

     たずえば本曞にある「これほど自分を深く知れる機䌚は他にない」ずいう䞀節。たさにその通りだず思った。

     ラむタヌずしお、ずっず「数字」を目で远っおきた。成果を出すこずが䟡倀だず信じお仕事しおきた。読者が喜ぶもの、クラむアントが求めるもの──自分より他者を優先し続けおきた。

     だから、いざ自分が本を曞く瞬間になったずきは、愕然ずした。

    「自分が䜕を信じお曞いおきたのか」
    「どんな工倫をしおきたのか」

    心の奥にあるはずの蚀葉が、たったく出おこなかったのである。

     それでも、チャンスの尻尟は䜕床も掎めるものではない。本の執筆䟝頌が来た瞬間、私は腹の底で決めおいた。

    「このチャンスは、䜕がなんでも圢にしおみせる」

     か぀おは、他の仕事で䌁画がダメだず断られたずきも、「もう䞀床チャンスをください」ず食い䞋がり、別の䌁画を䜜り盎しお提出したこずがある。
    その結果、倧手出版瀟のミニ連茉を勝ち取った。ひず぀、自己分析しお埗られたメリットをあげるずしたら、ガッツだけは人䞀倍ある。それだけは胞を匵っお蚀える。

     けれど、ガッツしかないのも事実だった。だからたずは「自分を知る」こずから始めようずした  はずなのに、どうしたものか。

     気づけば担圓線集のnoteを読み蟌み、「圌は䞀䜓、どんな原皿を求めおいるのか」を分析しおいる自分がいた。ラむタヌの癖なのか。それずも、担圓線集の頭の䞭を知りたくお仕方なかったのか。どちらも正解だず思う。

     ただ──あの頃の私にひず぀だけ䌝えたい。その行為は決しお間違っおいない。むしろ倧事な芖点だ。

     でも同時に、思う。もっず「自分の過去のnote」こそ読み返すべきだった。ずいうか、仕事で取り組んできたこずを、もっず蚘録しおおくべきだった。そしお、読者タヌゲットにも取材しお、圌らの生の声を拟うべきだった。

     同じような悩みを抱える人の有料note悩みを知るためだけにを買ったりもしおいたが、本圓は盎接メヌルでもしお、聞いた方がよかったのかもしれない。

     なんずか本を曞き䞊げ、出版しおよかったこずは数えきれないほどある。

     著者になれたこず。熱量の高い感想を、たくさんいただけたこず。「この本に、もっず早くに出䌚いたかった」ず蚀っおもらえたこず。線集者さんに自分を売り出しおもらえたこず。そしお、著者仲間──同じ経隓を持぀人たちの立堎を知り、悩みや喜びを共有できるようになったこず。ただただ挙げればきりがない。

     これらはすべお、本を出さなければ決しお芋るこずのできなかった景色だ。

     さお、話が飛んだので戻そう。

     本曞には、名刺代わりに本を出すのではなく、「読者に圹立぀䜕かを届けるために出す」ずいう姿勢の倧切さが曞かれおいる。実は、名刺代わりに自著を玙袋に入れお、長幎お䞖話になっおいる占い垫さんに䌚いに行こうずしおいた私は、思わず胞がドキリずした。

    『本を出したい』には、シビアで本質的なテヌマに぀いお䞀぀ず぀、䞁寧に深堀りされおいた。

    ・なぜ本を出したいのか
    ・商業出版ず自費出版の違い
    ・誰が顧客なのか
    ・䌁画力がなぜ重芁なのか
    ・声をかけられる発信ずは䜕か

     「出版瀟に声をかけられたい」ず願う人は、この䞀冊を読めばきっず圹に立぀気がした。将来著者になりたい人、䌁画を持ち蟌みたいけれど䜕を曞けばいいかわからない人、出版瀟に声をかけられる存圚になりたい人──そんな人にこそ、『本を出したい』は手に取っおほしい。

     私はこの本を読んだずき、心の底から思った。もっず早く出䌚いたかった、ず。そしお同時に、い぀か誰かが私の本を読んだずきに、「もっず早くこの本に出䌚いたかった」ず思っおもらえるような本を、たた䜜れたらいいな、ず。

    【完】
    2896文字


    ※こちらの蚘事は灯火杯に参加しおいたす。

    ・ゞャンル䞍問゚ッセむや小説、その他でもなんでもOK
    ・文字数1,000字以䞊3,000字以内
     ただし、写真やマンガ䞻䜓の堎合は文字数制限はありたせん
    ・新芏䜜品のみ過去䜜NG1人1䜜品たで
    ・期間2026幎8月2日日31日月
        䞊蚘期間に新芏投皿されたnote䜜品が察象ずなりたす。
    ・参加条件このnoteを匕甚しお貌り付けおください

     みなさんも、もし感想文を曞いたら参加しおみおくださいね。みくたゆたん賞もありたす

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    愛知県圚䜏゚ンタメ雑食系ラむタヌ/䜜家 むンプレス NextPublishing 『曞く人生のはじめかた 文章力より倧切な“曞き続ける”ための心構え』 執筆媒䜓 リアルサりンド他 受賞歎 クズ男゚ッセむコンテスト倧賞  創䜜倧賞2025 小説2䜜品 䞭間遞考突砎

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