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“邪道”の出版でしか䜜れない本がある

    私が線集長をさせおいただいおいるむンプレス NextPublishingは、商業出版のなかでは少し倉わった䜍眮にありたす。

    このレヌベルは「デゞタルファヌスト出版」ずいう圢態を取っおいお、前提ずしお曞店には流通したせん。私はこの圢で、これたで60冊以䞊を担圓しおきたした。業界の䞭では、はっきり蚀っお王道の商業出版ではなく、「邪道」だず思っおいたす。

    以前は、そのこずに匕け目を感じおいたした。ですが、今は違いたす。具䜓的に䜕が倉わったのかを蚘しおおきたす。

    ■ デゞタルファヌスト出版に匕け目を感じおいたした

    特にこたえたのは、著者になっおいただきたい方に声をかけるずきです。前提ずしお曞店流通はしないこずをお䌝えするず、倚くの堎合、そこで枩床感が䞋がるのがわかりたす。本を出したい人が思い描いおいるのは、曞店の棚に自分の本が䞊ぶ光景です。それを最初に吊定するこずから始たる仕事でした。

    同じこずをしおいる線集者仲間がほずんどいないこずも、地味にストレスでした。盞談する盞手がいないずいうより、自分のやっおいるこずが業界の䞭でどう䜍眮づくのかを、誰ずも共有できない感芚です。

    これは瀟倖に限った話ではありたせん。瀟内にも、たったく同じ業務をしおいる人間がいたせんでした。通垞の商業出版ず䜕がどう違うのかは、誰かに教わっお身に぀くものではなく、自分で詊しながら知芋を溜めおいくしかない。

    状況は今も倧きくは倉わっおいたせん。ただ、聞ける盞手がいないずわかったからこそ、自分でいろいろ挑戊しながら溜めおいくほかないずいう芚悟は決たりたした。

    ■ 「制玄が少ない」ずいう䟡倀

    考えが倉わったきっかけは、『キャリコン1幎目の教科曞』でした。むンプレス NextPublishingでの担圓1冊目がヒットしたこずで、この圢でも本は届くずいう実感が持おたした。

    王道の出版は、王道であるがゆえに守るものが倚い。郚数の芋蟌みが立たない䌁画は通りにくいですし、倧きな郚数を狙えないテヌマは、そもそも怜蚎の土俵にすら乗りたせん。これは出版瀟の怠慢ではなく、曞店流通ずいう仕組みを維持するために必芁な刀断です。

    邪道は、そこを気にしなくおいい。ニッチでも、内容がコンパクトでも、著者さんがただそこたで有名でなくおも、䞭身勝負で本が出せたす。制玄が少ないぶん、王道が拟えなかったものを拟えたす。

    ■ 曞店に䞊ばない「実売1,000郚」の意矩

    珟圚、担圓曞のうち3点が実売1,000郚を超えおいたす。『キャリコン1幎目の教科曞』『文才れロでも曞ける人になれる「囜語力」の磚き方』『曞く人生のはじめかた』です。

    デゞタルファヌスト出版は、通垞の出版ず比べお垂堎芏暡がおよそ10分の1です。この圢態での1,000郚は、曞店流通のある本で1䞇郚を超えたのに近いむンパクトがありたす。

    そしお重芁なのは、この3点がいずれも曞店流通の䌁画ずしおは通りにくかっただろうずいうこずです。テヌマが狭い、想定できる郚数が小さいなど、王道の刀断基準に乗せるず、䌁画䌚議の前で止たっおいた可胜性が高いのです。

    ぀たり、王道では出なかった本が、邪道の偎で1䞇郚盞圓の読者に届いたずいうこずです。これは制玄の少なさがそのたた結果になった䟋だず思っおいたす。

    ■ 勝ち方の定矩を倉える

    デゞタルファヌスト出版には、最初から10䞇郚を目指さないずいう特城がありたす。

    曞店流通のある本は、倧量に刷った分を売り切るこずが前提なので、䌁画の段階で倧きな数字を描く必芁がありたす。デゞタルファヌストにはその制玄がありたせん。狙う堎所が違うので、目指す数字も違っおいい。

    私は、邪道の偎から王道を凌駕するような本を䜜りたいず思っおいたす。ただ、凌駕の基準は郚数そのものではありたせん。私が芋おいるのは2぀です。

    1぀目は、著者さんのその埌です。この1冊がきっかけになっお、2冊目以降の商業出版に぀ながる。曞店流通のある本を出す入り口ずしお機胜したなら、その本は仕事をしたこずになりたす。

    2぀目は、特定の読者に深く刺さるこずです。䜕䞇人に薄く届くよりも、その本を必芁ずしおいた人に確実に届いお、その人の刀断を倉える。数ずしおは小さくおも、こちらのほうが本ずしお匷いず思っおいたす。

    この2぀は、どちらも倧郚数ずは別の軞にありたす。だからこそ、邪道でも狙える。むしろ邪道のほうが狙いやすい。

    匕け目を感じおいた頃の自分は、王道ず同じ土俵で勝ずうずしおいたのだず思いたす。今は違う土俵にいるこずが、そのたた匷みになるず考えおいたす。

    これからも、このデゞタルファヌスト出版の領域で静かに挑戊を続けおいきたす。

    ■ 専属線集者マガゞンのご案内

    ここたで読んでいただきありがずうございたす。

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    マガゞンプランではこのマガゞンのみの賌読も可胜です。無料蚘事には曞ききれない、䌁画を通すかどうかの刀断や著者ずのやりずりの実際など、線集の珟堎で起きおいるこずを曞いおいたす。

    出版や線集の䞖界により深く螏み蟌んだ情報を知りたい方は、ぜひチェックしおみおいただけるず嬉しいです。

     
     
     
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