椎骨動脈解離で入院して No.17|馴染みのオペ室は、もはやアトラクション
2021年7月。
退院後、初めてのカテーテル検査入院。
今回は検査なので、1泊2日。
山へ行くときに使っている小さめのザックに荷物を詰めて、足取り軽く病院へ向かった。
前回もカテーテルは経験している。
でも、あれは検査ではなく手術だった。
大きなモニターを見ながら行うところは同じでも、今回とは使う器具も処置も違う。
私の場合、前回の手術では出血もかなり多かった。
それに比べれば今回は「検査」。
しかも1泊2日。
もう入院準備なんて慣れたものである。
そして向かったのは、
馴染みのあるオペ室。
……馴染みのあるオペ室ってなんだ(笑)
でも本当に、そんな感じだった。
大きなモニター。
たくさんの機械。
先生やスタッフさんたち。
前回は自分の命を預ける場所だったのに、今回はなんだかアトラクションに乗りに来たような気分だった。
今回は先生たちと話をしながら検査を受けた。
途中、一時的に意識がなかった時間もあったけれど、感覚としては、
「あれ?寝ちゃってた?」
くらい。
そしてそこには、一番最初に私の病気を見つけてくれた先生も来てくれていた。
検査の結果を見て、
「大丈夫だって。よかったねえ」
と言ってくれた。
この先生が最初に病気を見つけてくれなかったら。
あのとき脳外科につないでもらえなかったら。
今の私はどうなっていたんだろう。
検査のあとについては、正直なところ、ほとんど覚えていない。
痛かった記憶もない。
つらかった記憶もない。
何か特別なことがあった記憶もない。
つまり、
何もなかったのだと思う。
翌日には退院。
主治医も、仰々しく診察をするような感じではなかった。
病室に来て、
「大丈夫!なんかあったらまた来て!」
たしか、そんな感じ。
最初の入院では、
いつ退院できるんだろう。
この先どうなるんだろう。
そんなことばかり考えていた。
それが今回は、
小さなザックひとつでやってきて、
馴染みのオペ室で検査を受けて、
「大丈夫!」
と言われて、
また小さなザックを背負って帰る。
なんとも軽快な1泊2日だった。
こうして、退院後初めてのカテーテル検査は無事終了。
「なんかあったらまた来て!」
はい、先生。
この先も、何度か来ることになります(笑)
