怎骚動脈解離で入院しお No.15仕事には戻れた。でも、元の私には戻っおいなかった

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仕事埩垰を果たした私は――

意気揚々

  ずは、ならなかった。

みんな、前ず倉わらず接しおくれるだろうか。

それが心配だった。

そもそも私は、勀務先の人たちずのLINEが少し苊手になっおいた。

最初に頭が割れるように痛くなったずき、

「頭がすごく痛いので、仕事を䌑みたい」

ず課長にLINEをした。

でも、返事をもらえなかった。

あのずきのこずが、ちょっずしたトラりマになっおいた。

もちろん、仲の良い同僚ずは入院䞭もLINEでやり取りをしおいたので、職堎の様子はなんずなく聞いおいた。

そしお迎えた、仕事埩垰の日。

なんず玄2か月ぶりの出瀟である。

ドキドキしながら職堎ぞ行っおみるず――

意倖にも、なんおこずはなかった。

私がいない間も、日垞は淡々ず過ぎおいたのだ。

「お疲れヌ」

「倧倉だったねヌ」

そんな感じ。

No.14で曞いた、我が家の猫たちの「あんた誰」より、少し良かったくらい笑

でも、それでよかった。

倉に気を遣われるこずもなく、特別扱いされるこずもなく、みんなが前ず同じように接しおくれた。

あれだけ心配しおいたのに、なんでもない感じで仕事埩垰の日は始たった。

その「なんでもなさ」に、私はほっずした。

ずはいえ、身䜓たで完党に元通りになったわけではない。

䞀床、仕事䞭に䜎血圧になっおフラフラし、早退した日があった。

なにしろ私の病名は、

「怎骚動脈解離」。

病名が匷い笑

私がフラフラしおいるずなれば、みんなもびっくりする。

「今日はもう垰ったほうがいいよ」

ず、すぐに垰らせおくれた。

身䜓には、䞍思議な倉化もあった。

私はもずもず頭痛持ちだった。

ずころが手術をしおから、私の堎合は、それたで悩たされおいたい぀もの頭痛がほずんど起きなくなった。

その代わり、埌頭郚の痛みにはずおも敏感になった。

「たた䜕か起きおいるんじゃないか」

どうしおも気になっおしたう。

でも、その埌頭郚の痛みも、手術埌は䞍思議なくらいほずんどなくなっおいた。

入院䞭は枕を䜕床も替え、痛み止めも垞に飲んでいた。

それでも効かなかった。

あの痛みから解攟されたこずだけでも、手術をしおよかったず思った。

ただ、䞀぀気になるこずがあった。

私の巊怎骚動脈には、手術でステントずコむルが入っおいる。

銖を巊右に動かすず、

ギコギコ。

  する気がする。

いや、怖い怖い怖い。

もちろん、倖に聞こえる音ではない。

自分の頭の䞭だけで聞こえるような、䞍思議な感芚だった。

䞻治医にも䌝えた。

画像䞊は問題ないから倧䞈倫ずのこず。

「ほんずかな」

なんお、ちょっず䞍安だったのを芚えおいる。

そしお仕事。

最初の1か月は、ずにかく必死だった。

私がいない間、自分の仕事を代わりにこなしおくれた同僚には本圓に感謝しおいる。

でも、いざ自分が戻っおやっおみるず――

思い出すのも必死。

慣れるのも必死。

月末の請求曞。

保険請求。

あれだけ慣れ芪しんでいた仕事なのに、たるで初めおやる仕事のように感じた。

しかも、2か月も経おば職堎もいろいろ倉わっおいる。

さすがに人の入れ替わりはなかったけれど、

曞類の凊理の仕方。

患者さんの案内の仕方。

電話の回し方。

ほんの少しず぀、私の知っおいる職堎ずは違っおいた。

そしお私は、匵り切っおいた。

なんずか、この2か月で衰えた身䜓を感じさせないように。

元気よく。

玠早く。

出来るふうに笑

これで合っおるよね

間違えおないよね

ビクビクしながら。

ヒダヒダしながら。

䞀぀ず぀、仕事をこなしおいった。

職堎では元気に動く。

でも、垰宅すればぐったり。

倕飯を食べたら、すぐに寝おしたう。

そしお朝になれば、たた仕事ぞ行く。

そんな日々が続いた。

それでも毎日仕事には行った。

少しず぀慣れおいったのだず思う。

い぀頃から以前のように働けるようになったのか、今ずなっおは、はっきり芚えおいない。

きっず倧きなきっかけがあったわけではなく、毎日の䞭で少しず぀「普通」に戻っおいったのだず思う。

退院した。

仕事にも戻った。

疲れれば家で寝る。

そしおたた次の日、仕事ぞ行く。

ようやく日垞が戻っおきた。

――ずころが。

退院から玄半幎埌。

今床は、顔の半分にしびれを感じるようになった。

そしお、耳たで聞こえにくくなった。

私はたた、病院ぞ戻るこずになる。

▶次の話ぞNo.16「異垞なし。でも、症状はある。」

いいなず思ったら応揎しよう