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音声ジャーナリング、NotebookLMでの回し方を見せてみる

    30分しゃべった録音が、テキストになるまで

    音声ジャーナリングを続けている。iPhoneのボイスメモにしゃべって、NotebookLM(Googleが提供するAIノートツール)で文字起こしして、Googleドキュメントに貯める。以前その運用で出くわした壁について書いた。

    今回は、壁の話ではなく手順の話をする。

    実際にどんな画面で、何をどの順にやっているのか。昨日録った30分の音声を使って、一連の流れをそのまま見せる。


    ステップ1:ボイスメモで録る。

    iPhoneのボイスメモを開いて、録音ボタンを押す。それだけ。

    例えば、この録音は「新規録音 42」。30分15秒。散歩中にだらだらしゃべった内容だ。ワークアウトの通知と音声がかぶって止まったり、宅配の話をしたり、プロテインの話をしたり。脈絡はない。

    ジャーナリングに構成はいらない。頭に浮かんだことを、浮かんだ順に声にするだけ。きれいにしゃべろうとした瞬間、続かなくなる。

    下の画像がボイスメモの画面。ファイル名と「昨日」という表示しかない。録音日時の詳細は、この画面からは読み取れない。

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    【iPhoneボイスメモ画面】

    ステップ2:NotebookLMに音声とスクショを一緒に入れる

    録った音声ファイルをNotebookLMにアップロードする。

    ここで一手間。ボイスメモ画面のスクリーンショットも一緒にアップする。

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    【Notebook LMのソース画面】

    なぜか。NotebookLMは音声ファイルの中身は文字起こしできるが、「いつ録ったか」は認識しない。ファイル名が「新規録音 42」では日時が分からない。

    スクショには「昨日」「30:15」と表示されている。スクショの撮影日が4月14日なら、「昨日」=4月13日と推定できる。そんな文字起こしプロンプトを投げてあげればよい。すると、NotebookLMはこの画像情報を読み取って、文字起こしテキストに日時を紐付けてくれる。

    下の画像がNotebookLMの出力。「録音日時:2026年4月13日」「日時の根拠:スクリーンショットの撮影日が2026/04/14であり、画像内の録音日が『昨日』と表示されているため」と、ちゃんと推論している。

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    【日付を認識させることができた】

    口頭で「今日は4月13日です」と毎回吹き込む方法もある。でも忘れる。スクショなら撮るだけ。泥臭いが確実だ。


    ステップ3:文字起こしをGoogleドキュメントに貼る

    NotebookLMが出力した文字起こしテキストを、Googleドキュメントにコピーして貼り付ける。

    1つのドキュメントに、ひたすら文字起こしテキストをただ貼り付けていく。要約などはしない。Notebook LMをそのままコピペ。

    下の画像がGoogleドキュメント側。「録音日時:2026/03/31」「ファイル名:新規録音27.m4a」のように、日時とファイル名がセットでテキストの頭についている。これが何週間分も並んでいく。

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    【文字起こしテキストを貼っただけのGoogleドキュメント】

    要約したくなる気持ちは分かる。でも要約すると、自分がそのとき選んだ言葉が消える。「こんな寝たのめっちゃ久しぶりだわ」というあの興奮は、「十分な睡眠が取れた」にしたら蒸発する。生のテキストだから意味がある。


    ステップ4:Googleドキュメントをソースとして読み込ませる

    ここが地味に大事なところ。

    NotebookLMのソースに、さっき更新したGoogleドキュメントを読み込ませる。音声ファイルは1件で1ソースを消費するが、Googleドキュメントなら何万字追記しても1ソースのままだ。無料版の50ソース上限を気にせず、データを増やし続けられる。

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    【クリックすれば最新のGoogleドキュメント内容に更新できる】

    音声ファイルはNotebookLMから文字起こしを取り出したら、削除していい。Googleドキュメントにテキストが残っていれば、情報は失われない。古い音声データはiPhoneからも消せる。iCloudの容量を圧迫しない。


    やった先に何があるか

    この4ステップを数回、繰り返した。

    溜まったGoogleドキュメントをNotebookLMに読み込ませて、「最も感情が動いたのは?」と聞いてみた。

    返ってきたのは、自分が3月29日に録った「こんな寝たのめっちゃ久しぶりだわ。9時間32分だ」という声の断片だった。慢性的な睡眠不足の中で、これほど長く眠れたことは身体的な感動だった——とNotebookLMがGoogleドキュメントから読み取った。ほかにも、こどもの成長を喜ぶ内容も抽出されている。

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    【NotebookLMが「最も感情が動いた出来事」を返している画面】

    自分の声の断片が、数ヶ月分のログとして構造化される。日記を書く習慣がなくても、しゃべるだけで「あの時期、何を感じていたか」が残る。

    手順は地味だ。どれも数分で終わる作業で、1回あたりの録音が2〜3件なら5分もかからない。

    この5分が、数ヶ月後の自分への贈り物になる。かもしれない。まだ始めて数週間。ただ、AIが返してきた「あなたが最も感情を動かされたのはこれです」を見た瞬間、続ける理由ができた感覚はあった。

    データが増えたら、もっと面白い問いを投げられるはずだ。そのあたりは、また今度。その「また今度」がこれ。要約してから渡すのをやめた回。

    https://note.com/mentaikoshiba/n/nc8211a5f6237

    持ち帰り——この回し方をそのまま試す3行

    1. ボイスメモで録る(構えない。移動中でいい)
    2. 週1回、まとめてNotebookLMへ(音声+日時スクショ)
    3. 振り返りは「今週の自分が気にしていたことは何か」の1問だけ聞く

    続けてみて残った最小構成は、この記事にまとめてあります

    渡す前に要約させると何が落ちるのかは、同じ音声を4つのAIに聞かせて確かめた。

    iPhoneの要約機能が、大事な部分を消した──同じ音声を4つのAIに聞かせてわかったこと

     
     
    育児で詰まった夜、AIに何を渡したか。 ChatGPT・Claude・Gemini・perplexityなど を使い分けた記録です。 「整える力」と「運ぶ力」、そして自分が握っていた採点表のこと。 🖋 マガジン『複数AIで詰まった育児の現場』更新中。

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