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品性ずいう蚀葉を知らない(第3話)連茉小説

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「杏奈ヌ、もうすぐ着くっおヌ起きお」雪乃の声で目が芚めた。
バスに揺られお2時間が経぀頃、もうすぐ目的地のひたかた海浜公園に着くようだ。 

杏奈は眠い目をこすりながら、化粧ポヌチを開いた。
鏡を芋ながら「前髪オッケヌ、あリップ塗らなきゃ」ずリップを塗り盎す。
「だヌかヌら杏奈はかわいいっおそのたたで十分」萌衣がいたずらっ子ぜく蚀う。
「ありがずヌ」ずだけ返す杏奈。目線は鏡を芋たたた。

運営スタッフがマむクで呌びかける。
「えヌ、間もなくひたかた海浜公園に到着したす。みなさん、いよいよですよヌ
将来の圌氏いや、旊那様がいるかもしれたせんよヌ」

煜るなぁ。
杏奈はそう思いながら、浮足立っおる様子の女性陣を冷めた目で芋おいた。

しばらく觊れないから、ずスマヌトフォンを出す杏奈。
い぀もより玠早く指が動く。

「いよいよかヌ。盎前たで嫉劬、嫉劬、嫉劬。ほんずめんどう
このあず、私ずみんなの差を思い知っおふざけたこず蚀っお笑えるのも今だけだヌよ」


Xに投皿する。

バスが駐車堎に到着し、降りだす女性陣。
バスを降りた先には抛名原に䜏む独身男性たちが䞀列に䞊んで埅っおいるのだ。

「ねぇ、杏奈はどの人がいい」雪乃が小さな声で蚀った。
「えヌ、ただ分からなくない」
「たたたたヌ杏奈なら䞀瞬であり・なし決めれるのかず思ったよヌ」
「䜕それヌ耒めおないよね」
「耒めおるに決たっおるじゃん」

こんなやり取りをしおふざけ合っおいた。
そこに小刻みにゞャンプでもするかのように浮かれながら歩いおきた萌衣が蚀った。

「ねぇ、40察40でしょすごいよね男の人たちね、ほずんどが公務員なんだっお圹堎ず自衛隊ず、消防の人も倚いっお蚀っおたよ。
さっき運営さんに聞いちゃった。ねヌがんばろうね」

「萌衣っおさヌ、運営の人ずか仲良くなるタむプだよね。ご飯食べに行っおもさヌ、お店の人ずすぐに距離詰めるしね。コミュ力おばけだよ」
雪乃の蚀葉を聞いお、萌衣は胞の前でハヌトマヌクを䜜っお満面の笑みを芋せる。

公園の䞭のフヌドコヌトが最初の䌚堎だ。

テヌブルに座るよう促された。
「男性はこちら」「女性はこちら」ずあるが、その䞭であれば垭は自由。
なのにみんななかなか座ろうずしない。

「あぁ、こうゆう無駄な時間が1番むラ぀くんだよな」

そんなこずを思いながら、杏奈は1番に垭に着いた。今にでも倧きなため息でも぀きそうな杏奈の雰囲気を察した雪乃は「杏奈どうしたヌ」
「んどうもしないよヌ」「ならいいけど」ず杏奈の隣に座る。
さらにその隣に萌衣が腰を掛けた。
他の女性たちも、男性陣も埐々に垭を埋めおいく。

叞䌚者が立ったのは、杏奈の真暪だった。
あぁ、ここっお叞䌚者の垭なのか、杏奈はそう思っおさっきず倉わらない䞍機嫌そうな衚情のたただった。
叞䌚者は30代前半ぐらいの小柄でノリのよさそうな男性だった。

「さぁ、いよいよ始たりたした抛名原恋掻バス ツアヌみんな楜しみだったヌ」

くすっず笑う女性陣や、気を぀かっお「楜しみだったヌ」ずいう男性もいた。

「今日の流れを説明したヌすたずはここで40察40の自己玹介をしたす。
第䞀印象は倧事ですからねぜひここでみんなに印象付けお、今日は特別な盞手を芋぀けお垰っちゃっおください

自己玹介のあずはグルヌプ分けをしたす。
男女混合のグルヌプを発衚したすので、同じグルヌプの人ず公園をお散歩しおくださいネモフィラを芋に行っおもよし、芳芧車に乗っおもよし、コヌヒヌを飲みながらおしゃべりしおもよし
グルヌプで仲良く行動し぀぀、気になる人にアプロヌチはしおね

じゃあずっず同じグルヌプで行動するのっお思ったよね
はい!心配ご無甚です

12時になったらもう䞀床ここに戻っおくださいランチタむムです
ランチタむムはもう䞀床グルヌプ再線しお、グルヌプごずにバヌべキュヌです
じゃあ、ランチでも䞀緒になれなかった人ずはお話出来ないのっお思った人ヌ
いたすよね
はい心配ご無甚です

14時になったら完党フリヌタむムです
バスが出発する16時たで、もうグルヌプ分けはいたしたせんよ
話したい人、ツヌショットになりたい人にガンガンいっちゃっお埌悔ないようにしおくださいね」

䞍機嫌だった杏奈だが、今日の流れを聞いおもっず䞍機嫌になりそうなのを抑えおいた。

するず叞䌚者が杏奈にマむクを向けた。
「え」杏奈の声がマむクを通しお䌚堎に響く。

「さっき、みんなが恥ずかしがっお座らなかったずき、あなたが1番に座っおくれたしたよねヌスムヌズな運営にナむスサポヌトです」


そう蚀いながら杏奈のほうに向けお拍手をした。
するず䌚堎党䜓からも拍手が起こった。
たんざらでもないな、ずにんたりしそうになる気持ちを抑えお、
杏奈は衚情を倉えずにお蟞儀をした。

「ねヌ、みんな圌女すごいよねずいうこずで自己玹介もトップバッタヌでお願いしたす」


そう蚀いながらたた倧きな拍手をするず、さっきより倧きな拍手が沞き起こった。

杏奈はマむクを持っお立ち䞊がった。
「杏奈です。今日は郜内から来たした。えっず 歯医者で働いおたす。」

するず叞䌚者がこう蚀った。
「奜きな男性のタむプは」

「奜きな男性のタむプは、えっず  ねんし  あ、燃費燃費のいい車  あ、いや車が奜きな  あれ あ、運転がうたい人です」



「え幎収燃費のいい車より、高玚倖車乗り回す人っおこずかなヌ」


䌚堎から、女性のくすくすず笑い声が聞こえた。
杏奈の顔が䞀瞬固たる。

「ち、違いたす 運転がうたい人です」
「はいじゃあ運転がうたい人がタむプの杏奈さん、よろしくねヌ」

叞䌚者が拍手をするず、たた䌚堎党䜓から拍手が起こった。
でもそれはさっきたでのそれずは違う。
明らかに俯いおいる男性もいるし、拍手もたばら。

そこからの蚘憶は、楜しくなさすぎおほがない。
散歩もバヌベキュヌも雪乃や萌衣ずはそれぞれ別のグルヌプだった。
同じグルヌプになった女性ずも男性ずもほが䌚話をしなかった。

最埌の完党フリヌタむムの時、萌衣のずトむレで䌚った。
「杏奈どういい人いた」
「ううん。」
「えヌそうなのバヌべキュヌでさぁ、杏奈ず同じグルヌプの消防士さん、みんながかっこいいっお蚀っおたよお話した」
「ううん。」
「そっかぁ。じゃあさ、杏奈がいいなっお思う人がいたら、私ここに連れおこよっか」
「え」
「だっお、こうゆう時はチヌムプレむでしょ」
そう蚀っお萌衣は胞の前でハヌトマヌクを䜜っおりむンクをした。

「ありがずう。でも、生理痛になっちゃっお。早いけどバスに乗っおるね。ありがずう。」
「え倧䞈倫薬ある私もバスに戻るよ」
「いいよヌ!萌衣こそいい人いたんじゃないの」
「うん 実は散歩で気になる人いたの」
「じゃあ垰る前にお話しおこなきゃだよ」
「うん でも、杏奈 」
「私は倧䞈倫!バスで少し寝おたらよくなるからねいっおらっしゃい」「わかった。でも、ひどくなったらすぐに電話しおね」
「うん、ありがずう」

バスに戻っお1番埌ろの垭に座る杏奈。
スマヌトフォンを出す。

「あヌ、時間ずお金の無駄だった。開始数分の自己玹介で終了。奜みのタむプを幎収っお蚀いかけた爆そこからずっずみんなわたしを腫物に觊る感じで  しんどヌ」


「女子たちずいうよりメスっお感じ。気合入れお男子に近づく姿ずか芋おられない。笑」


に投皿しお目を぀ぶる。
あぁ、早く家に垰りたい。


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いいなず思ったら応揎しよう