私がまた恋をしてしまったら、、、
あらすじ。
中1から付き合った彼氏がいた桜庭紫音(さくらばしおん。)
大学卒業したら結婚しようと約束していたが、彼氏は大学院に行き、浮気をされて、破局した。
紫音はその後転職を繰り返し、独立し、30歳という若さで社長になった。
恋なんてもう一生するもんかをモットー生活してきた。
もちろん今どき珍しいが、社内恋愛禁止。
でも隠れて付き合う人が居るのだ。
その場合は容赦なく切り捨ててきた。そんな私にも転機が。
恋は急に雷のように落ちてくるものだ。
その人のことを考えると楽しい。嬉しい。
切なくなったり、たまにはイラッとしたり。
また、恋がしたくなる物語にしたいと思います。
1話 試練の時
私、桜庭紫音。34歳。
会社を立ち上げて、4年が経った。
今は社長だ。
仲が良い8人組でまだ結婚してないのは遂に2人になってしまった。
今日もレストランで2人でご飯に行く約束をしていた。
結婚してない2人。
いつも通り海の見えるレストランで私は友達と約束していた。
そしたら、なんか急に電気消えるし、なんだろうと覗いてみると、ウチの社員の修羅場。
社員は全員名前と顔は覚えていて、橋本結愛、木梨渡、畑川咲楽。
分からんけど、全員辞めてもらうしかない。
私は匿名で手紙を書いた。
でも何故か橋本結愛だけ辞めることになっていて、その後結局、3人とも辞めたんだけれども。
もうコリゴリって思って、私は社長室に急いだ。
そしたら、社長室に人が座っていて、私は「そこは私の席です。」と伝えると振り返り。
「今日から僕が社長になります。あなたは社長を解任されました」
謎のことを言われて、
「私が作った会社なのになんで私がクビになるのですか?」
と問い詰めた。そしたら、
「取締役会で、今どき恋愛禁止はないし、離職率高すぎだとなり、理由は社長だとなり、解任となりました」と言われる。
「そんな理不尽な。副社長」
「僕は臨時で社長代行になった宝城碧斗です。もう社長です」
「私は仕事を辞めるってことですか?」
「社長は解任されましたが、社長秘書ならいてもらって大丈夫です」
「では、辞めます。ありがとうございました」
「社長は解任になりましたが、辞める必要はないと思います。こんな状況ですが、僕はあなたをずっと見てきました。だから、辞めないでほしい。あなたが好きです」
私は走りだしていた。
「あの状況で告白はないと思わない?みーちゃん」
「確かにその副社長、ぶっ飛んでるね」
私は告白されて、社長室から逃げ出して、みーちゃんを招集してファミレスにいた。
みーちゃんは8人仲間の1人で産休中で、もうすぐ赤ちゃんが産まれる。
「妊婦にこんな話ごめんね。でも、今呼べるのはみーちゃんしかいなくて。」
でも、副社長が追いかけてきた。
「僕は今は社長です」
「私は社長を辞めました。恋愛もしません。お引き取りください。」
と伝えた。
「秘書は?」
「宝城社長、お疲れ様です。先ほどお話しいただいた件について、改めて私の意思をお伝えいたします。大変恐縮ながら、宝城社長からのお気持ちにお応えすることはできません。私は、先ほど社長が仰ってくださった「秘書として会社に残ってほしい」というお言葉を信じ、今後は新社長のサポートと会社の発展のために、秘書としての職務を全うしたいと考えております。公私混同をせず、あくまでビジネスパートナー(上司と部下)として職務に専念させていただきたく存じます。何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。」
私は定型文を答えた。
「じゃあ、秘書はやってくれるんだね」
宝城社長の顔がパッと明るくなった。
「そうですね。仕事が見つかるまでは、まだ、会社を始めた時のローンも残っているし、車のローンも残っているので」
社長が私をギュッと抱きしめ、私はビックリして離れた。
みーちゃんは唖然としている。
「私、帰るね」
みーちゃんは1500円をおいて、そそくさと帰って行った。
「友達帰っちゃったのですが」
「申し訳ない。とりあえず、仕事に戻ろうか」
「あのー、つかぬ事をお伺いしますが、あなたが社長に就任はいいとして、私が秘書になったら、他の秘書はどうなるんですか」
「社長秘書は他の部署に移ってもらったから、大丈夫」
「だからと言って私はあなたを許してはないですからね。好きでもないですから。あくまで、秘書なだけですから」
私は伝えた。
「分かった。とりあえず、社に戻ろう。車を呼んでくれ」
私の社用車だった。
私の運転手だった人。
「秘書の桜庭さんは電車で帰ってください」
「同じ場所に、帰るなら乗せてくれても」
「社内恋愛禁止でしょ。戻って、社長就任の挨拶して、社訓の訂正したら、乗せてあげるね。では。」
嫌味を言われ、私は、小さい声で
「ひとでなし」
と言った。
結局、私は電車を乗り継いで、社に戻った。
帰ると社がざわついていて、社長のお披露目と私が退任になり、秘書になった旨が告げられていた。
私はなんだが、不思議な感覚だった。
続く
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