私がまた恋をしてしまったら、、、
桜庭紫音。34歳。秘書
宝城碧斗 社長
#創作大賞2026
第2話 元カノ
前回のお詫び。
私、4年前に会社立ち上げた話をしたけど、実はそれは子会社で10年以上前から親会社はあって、みんなそこで働いてくれてたんだ。
あと、レストランの件、そのレストランのオーナーと知り合いで、常連だったから、無理やり、入れさせてもらったんだ。
でも、貸切とまでは聞いてなくて。
びっくりだったよ。
私は秘書になった。
秘書になってしまったんだ。
凄く悲しくなった。
私は社長がお披露目しているのを見ていることしか出来なかった。
私はでも前より忙しくはなかった。
前より早く帰り、遅く来た。
私はなんか気が抜けていた。
なんか、社長に告白されたことも忘れ、なんとなーく生きていた。
だけど、またあの人に再会してしまう。
ずっと忘れられなかった。
あの人に。
12歳から22歳まで好きで好きでずっと好きだった彼に。
土曜日、私はコンタクトを買いに総合病院に行った。
社長の時は忙しくていけなかった。
ネットで買ってた。
そこに彼がいた。
12年前と変わらない彼がいた。そんなはずは無いと思ったが、話かけていた。
「あの、赤川隼人さんですか?」
「いいえ。赤川隼人は俺の兄です」
「あっ、弟さん。隼人さんは元気ですか。昔の友人で」
「知らないのですか?」
「何を?」
「兄は12年前に事故に遭い、、、」
「どう言う、、、」
「彼女に誤解されてて、会いに行くと言っていて、交通事故で。」
「あの時の救急車。。。確かあの日の何日か前に若い女の子とホテルから出てくるのをみて、浮気だと思いました。でも、時間までは待ってたんです。でも、来なくて、別れの連絡ならもういいやって。私にはもう会いたくないんだと思って、連絡先を消して、着拒とLINEもブロックしてそのあと、スマホも変えました」
「だから、電話しても繋がらなかったのですね」
「隼人さんは今」
「兄は病院に今も通院はしてますが、元気ですよ。
でも、あの時の記憶はないです。もうすぐ結婚するって言ってました」
「そうなんですね」
がっかりした自分がいた。記憶喪失でももう1回会ったらまた、恋ができるのではないかと思ってしまったから。
浮気されてなかったってこと。
理由はわからないけど、好き。
でも、隼人さんには彼女がいる。
私はやっぱりまだ隼人さんが大好き。
社長ではない私はただの恋する乙女になりかけていた。
でも、元カノなんだ。
私はただの。
それも彼に忘れさられた。
その時、私は社長に告白されたことも自分の仕事のことさえ忘れていた。
その時、スマホの着信があった。
マナーモードになっていて、私は気づかなかったんだ。
次回は24日20時予定です。
お楽しみに。
3話は下記から
