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魔王の莖眪 第33話 元魔王のパヌティ加入

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     俺はミネルバずの玄束通り、翌日の昌前に再び教䌚を蚪れた。
     ティムにはたたリュックに入っおもらった。
     
     俺ず䌚うなりミネルバは、午埌に勇者ず戊士ず治癒垫を玹介するず蚀う。
     たったく面倒な話だった。
     ミネルバは尋ねおもいないのに、圌らのこずを語り始めた。
     
     たず勇者シュルツ。
     圌は、人類史䞊最匷の勇者ず称されたアレクセむの匟にあたる。
     アレクセむがダンゞョンに向かっおから数か月埌、シュルツは魔法䜿いを求めお王郜の教䌚に珟れた。
     自らのパヌティを結成し、殺された兄の仇を取るためだ。
     ただ若いが、アレクセむに次ぐ実力者ず評されおいるそうだ。
     
     次いで戊士ルドルフ。
     王郜の厩壊を耳にし、魔女王蚎䌐の賞金狙いで地方からやっおきた男。
     だが性栌に難ありず噂され、どのパヌティにも入れおもらえず、露店の酒堎でやけ酒を繰り返しおいた。
     そしお偶然に、シュルツがその店の隣の垭に座る。
     するずルドルフはシュルツに絡みたくった。
     シュルツが頌んだ奜物のごがうの煮物をしけた食い物ず眵り、シュルツが頌んだ酒にタバスコを䞀ビン䞞ごず流し蟌み、店員に代わりの酒を頌むシュルツに「銬鹿野郎、若いうちは出された酒は党郚飲みほせ」ず説教する。
     そんな蛮行を延々ず繰り返したそうだ。
     そしお、遂に逆䞊したシュルツず䞉日䞉晩にわたる決闘を繰り広げたのだ。
     シュルツいわく、腕だけは確かずのこずだ。
     
     次いで治癒垫サリ゚ル。
     治癒垫ギルドが開蚭した治癒魔法の研究斜蚭。
     圌女はそこで䞀二を争う優秀な研究者だった。
     だが、その斜蚭に負傷者が運び蟌たれるわけではない。
     自分の研究しおいる魔法は、どこたで負傷者を治せるのだろうか
     そんな疑問を抱いた圌女は、戊いの堎に赎き、自らの魔法を詊しおみたくなった。
     そしお圌女は王郜に䞊り、魔女王に砎壊された街を歩くなか、道に暪たわっおいた血たみれで死にかけの二人の男ず偶然に出合う。
     決闘埌のシュルツずルドルフである。
     圌女は、瀕死の圌らを数時間で芋事に蘇生させたずいう。
     䞡氏いわく、他の治癒垫なら俺たち死んでた、ずのこずだ。
     
       。
     
     ミネルバは続けた。
     
    「゚ミリア様もアレク様も、デュヌク様もフィン様も  優しき魔人から倚くを孊んだ  違いたすか私たちも、ゞェむド殿から孊びたいのです」
     
    「だがもし女教皇が戊いに赎いお魔女王に殺されたら、教䌚は混乱しないか」ず俺は蚊いた。
     
    「したせん。私が戊死するこずは、教䌚の者たちも想定しおいたす」
     
     ミネルバは平然ずした衚情で続けた。
     
    「私より教䌚の指導者にふさわしい者は䜕名かいたす。信仰に節い者も。圌らが䞊手く匕き継いでくれるでしょう。私が女教皇に遞ばれたのは、教䌚で最も力のある魔法䜿いに党暩を持たせ、魔女王を蚎䌐させたいからです。私はその意に埓えば良い」
     
     ミネルバはよほど腕が立぀のだろうか
     そうは蚀っおも、人類の範疇だろうが  。




     
    




     
     俺はミネルバず、小屋の䞭で食事をした。
     少しばかりの豚肉の゜テヌ、根菜のスヌプに、固いパンが出された。
     粗末な食事だった。
     ティムず遅めの朝食を食べたので食欲は無かったが、それを食べた。
     
     そしお俺ずミネルバは教䌚を出おしばらく歩き、半壊した建物の䞭ぞ入った。
     するず、厩れ萜ちた倩井から差し蟌む光の䞭に、䞉人の人類がいた。
     䞉人は俺ずミネルバの方に近づいおくる。
     その䞭の䞀人が蚀った。
     
    「僕はシュルツです  あなたが䌝説の優しき魔人  僕は兄を魔女王に殺されおいるのです。仇を蚎ちたい  あなたの意に反するずミネルバ殿からは䌺いたしたが、どうかご同行させお頂けないでしょうか」
     
     随分ず䞁寧な話し方だった。
     背䞈は1メトラメヌトル80セトラセンチくらいだろうか。
     金色の短髪に、たずたずの筋肉の身䜓。
     顔は䞭の䞊、あず䞀歩で矎男子ずいったずころか。
     か぀おの゚ミリアたちほどではないが、若そうだ。
     髪ず同じ金色の、優しそうな瞳をしおいた。
     
     その生真面目な衚情に俺が奜感を抱いおいるず、その暪の倧男が䞡手で俺の肩を掎んできた。
     
    「お前が䟋の魔人野郎か  ほほう  た、俺の足手たずいになるなよ。ルドルフだ」
     
     䜎い声でそう蚀うず、そい぀は俺ず䞊び、俺の銖に右腕を回しおきた。
     穏やかにニダ぀いおいる。
     背䞈は俺ず同じく、2メトラ20セトラくらいだ。
     こんなでかい人類はこれたで芋たこずがない。
     さらに筋骚隆々の䜓圢も俺ず同じである。
     そしお奇劙な髪型をしおいた。
     頭郚の䞡脇の髪は倧胆に剃られ、䞭倮に残るピンクの長い髪が、倩に向かい突っ立っおいる。
     結果、俺よりもでかく芋える。
     俺ず同じく䞭幎だろう。
     長い剣の鞘を、腰の䞡偎にぶら䞋げおいた。
     
     そのルドルフが、「おい魔人野郎  䜕か蚀え」ず蚀った。
     
     俺は「シュルツ、よろしく。それずお前は  本圓に人類か」ず蚀った。
     
    「他の䜕に芋える」ずルドルフが蚀い、俺は答えようずした。
     
     するず、そこに女が割り蟌んできた。
     
    「私、ダンゞョンっお䞀床行っおみたくっおぇヌっ、私も䞀緒に行くからよろしくヌっ。あ、私は、サリ゚ル、でしたぁ」
     
     でしたぁ
     そこは、です、だろ。
     頌りない小柄な身䜓に、束ねた緑の長い髪。
     倧きな黒い瞳が萜ち着きなくキョロキョロず動き、俺の各所を芳察しおいる。
     ミネルバよりやや幎䞊ず思われるが、話し方は小さな子䟛のようだ。
     しかも甲高い声で、キヌキヌず話す。
     優秀な治癒魔法の研究者のはずだが  嘘だろうか
     
     シュルツは良いが、他の二人は気に入らねえな。
     
    「俺は䞀人で行く。やはり君たち  匱そうだしな」ず俺は蚀った。
     
    「ゞェむド殿、僕たちは匱くはありたせんよ」ずシュルツが俺ず目を合わせお蚀った。
     
     そしおミネルバが、「暡擬戊でもやっおみたしょうか」ず蚀った。
     
    「暡擬戊」
     
    「ええ、盞手の呜を絶぀最埌の䞀撃  その寞前たでやる、実戊に近い戊いの蚓緎です」
     
     たすたす面倒な話になっおきた。
     
     俺がそう思っおいるず、ルドルフが俺の肩を揺さぶり、顔を近づけ、「魔人野郎、お前、俺にビビっおね」ず錻の穎を拡げお蚀った。
     
     身䜓を銎れ銎れしく觊りたくり、暎蚀を吐く。
     初察面の盞手にここたで䞍遜な態床をずれるものだろうか
     その意味においおは、俺は確かにビビっおいた。
     
     良いだろう、お前にはたっぷりず恐怖を教えおやる。
     
    「わかった、盞手はしおやる。だが四察䞀で頌む。䞀察䞀だず殺しおしたうかもしれん」
     
    「魔人野郎、煜りがめっちゃクヌルですぅ」ずサリ゚ルが蚀った。
     
       。

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    WEB小説「魔王の莖眪」を投皿しおいたす。重く残酷で、悲しく切なく、けれどその先には救いず解攟があり、突き抜けおいく倧河ファンタゞヌ小説です。究極の魔王ファンタゞヌを、今、ここに。 【目次】 https://note.com/maouno/n/nd9ba4742e5a0

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