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芋出し画像

いた、突然の京郜 壱

    「じゃ、時間もあるし、楜しんでみっか」
     そんな軜い気持ちで芳光をする぀もりだったが、圧倒的な街の魅力に私は完党に銖ったけになった。
     それだけではない。
     この地に察しおの想いが匷くなった。

     京郜ずいう街に。

     私が過去、京郜に来たのは䞭孊校の修孊旅行。
     それ以来、興味があったものの、足を運ぶこずはなかった。
     だが、今になっお悔やたれる。
    「なぜ、もっず早くこの地をじっくりず味わう時間をずらなかったのか」ず。

     今回、仕事が思った以䞊に早く終ったので、京郜たで足を延ばし、぀かの間の䌑息ずずもに、「取材なんかができたらいいな」なんおいう、ちょっず浅はかな、はじたりだった。

     だが、私は「京郜」ずいう街に魅了されおしたった。
     
     歎史、独自の文化、過去ず珟圚の調和、そしお、未来に向けた街づくり。
     私たちがむメヌゞしおいる以䞊に、この街は懐が深く、しっかりずした方向性を持っおいるこずを今回の蚪京で感じた。 

     あるオッサンが、京郜の街を幎ぶりに楜しんだ蚘録。
     正盎、興味がないず思ったら閉じおもらっお構いたせん。
     
     ですが、この蚘事を読んで、あなたが少しでも「京郜」に興味をもっおもらえたら幞いです。

     では、はじめおいきたしょう

    その䞀぀ひず぀は願いか、悲しみか【䌏芋皲荷】

     京郜駅で新幹線を降り、たず最初に向かったのは、䌏芋皲荷。
     千本鳥居で有名なこの堎所には、どうしおも来たかった。

     決しお「映え」を欲しがり、来蚪したわけではない。
     千本幟本の鳥居が連なるさたを䞀床でいいので、芋おみたかった。
     各皮のSNSでその颚景を芋おいたが、今生のうちにこの目で芋おおきたかった。
     もしかしたら䞭孊校の修孊旅行の際に、蚪れおいたかもしれないが、私の蚘憶の䞭にはたったく残っおいない。
     
     そんなポンコツさ加枛MAXの私が、ミヌハヌ気分党開で京郜に到着するなり䌏芋皲荷を䞀目散に目指した。

     あ。
     実はね。
     䌏芋皲荷に到着した際に、切笊を萜ずしおいたこずに気が぀いお、改札から出るのに䞀悶着あったのは、内緒ね・・・ポンコツ加枛がバレる・・・。

     気を取り盎しお、本殿に向かう。
     
     あ。
     その前に、荷物が結構かさばるので、コむンロッカヌに抌し蟌む。
     もう少し軜装で来ればよかったず思うけど、呚りを芋れば、同じような人ばかり。
    「意倖ず、みんな蚈画性無く、行動しおいるんだな  」
     ず、䞀人ほくそ笑む。
    いや、お前が䞀番、蚈画性がないだろ  

     倧きな鳥居をくぐり、階段を䞊る。
     そこには、目に痛いほどの朱で圩られた門があった。
     䞡脇を狛犬の代わりに、狐が睚みを聞かせおいるのが印象的。
     
     い぀もであれば、チャラっずした気分の私も背筋が「しゃん」ずした。 

    画像
    䌏芋皲荷 楌門入口

     山門楌門を抜けるず、順路に埓っお、歩みを進める。
     むンバりンドなどの芳光客が倚いのではず思っおいたが、そこたでではない。
     
     いいタむミングでこれたのではないかず、今回の来蚪蚈画が成功したこずを自ら噛みしめる。
    「ぐっふっふ  。人も少なくお、よかった  」
     そんな、独り蚀も、次に蚪れた千本鳥居の雰囲気にのたれおしたうこずを私はただ、知らない  。

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    䌏芋皲荷 舞殿

     「朱」ず「人の想い」が目に、身䜓に襲い掛かっおくる。
     そんな印象を受けた。
     
     䞭孊生の私がこの地を蚪れおいたら、そんな印象を抱かなかっただろう。
     それだけ、感性に乏しかった私が倧人になり、倚くのこずを感じられるようになったのは、文章を曞くものずしおの意識を持おたからか。

     噂には聞いおいたが、ここたでずは思わなかった。
     どこたでも続く、鳥居。
     「映え」スポットであるのだが、私にはここが、少し悲しく芋えた。

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    続く千本鳥居

     たるで「朱」のトンネルのように぀づく千本鳥居は、私を「次の䞖界」に誘うように思える䞀方、なんだか悲しさを孕んでいた。

     これらの鳥居本本は、䌁業や個人の出資などで䜜られおいる。
     そこには、「䌁業成長」や「願い」が蟌められおいる。
     その想いすべおが叶うものではないかもしれない。
     だが、次々ず鳥居は立おられ続けおいく。
     䌁業や人の想いを背負い、建おられた䞀぀ひず぀の鳥居は、「その想いの成玄を背負わされおいる」ように私には芋えた。

     「映える」ず、若干、ミヌハヌ気分でいや、決しおそんなこずはない、来蚪した自分の気持ちが凪いでいった。

     人の想いを受け、ただ䜇むしかできないこの千本鳥居に私は、ちょっず悲しみを感じた。

    

     千本鳥居を抜けるず食事凊が軒を連ねる。
     正盎、小説の䞭だけの冗談だず思っおいたが、あるものが実圚しおいるのに目を奪われる。

     スズメの䞞焌きだ。

     某小説の䞭で、このスズメを食べる描写が出おくるのだが、正盎、冗談だず思っおいた。

     ですが  、
    「ガチであるやん」
     りズラずスズメが、名物ずしお䞊べられおいるのには、衝撃を受けた  。

     自らの孊の浅さを恥じるず共に、新しい知芋を埗た  。
    写真は、取り忘れおしたったので、お借りしおいたす  

    画像
    スズメの䞞焌き写真はお借りしおいたす

     そんなある意味、トラりマレベルの事実を知った私は、その足であるお店ぞ向かう。
     京郜の䌏芋皲荷には知り合いがお店を出しおいる。

     い぀かお邪魔をしようず思っおいたので、この機を逃しおはいかず思っおいた。

     䜿い慣れない地図アプリを頌りにお店に向かう。
     意倖ず、スズメが売られおいたお店から遠くなかったこずが、なんずなく私の心を静めおくれた。

    

     店はどちらかず蚀えば、日本人に向けた䜜りず蚀うより、海倖からの人向けに䜜られおいるように感じた。

    「セットにスル ゜レずも、タンピンね」
     どうせだったら、英語で話しかけおもらいたい。
     䞀応、私、それなりに英語、話せるんよ

     そんな蚀葉を喉䞋のギリギリで止め、笑顔で、
    「セットで。それずハむボヌルもお願いしたす」
     ず、返した私を是非ずも耒めおもらいたい。

     異文化コミュニケヌションも卒なくこなす、私、シゎデキじゃね
     ず思っおいるず、同行者から、冷たい目を向けられた。

     いや  。
     わかっおいたすっお  。
     䌑みなんだから、昌からお酒飲たせおくださいよ  。

     そしお、テヌブルに運ばれおきたのがこちら。

    画像
    ドラゎンバヌガヌ with ハむボヌル

     かぶり぀くず、溢れる肉汁。
     暎力的で、動物的な脂が、喉をコロコロず転がっおいく。
     それをハむボヌルで流し蟌む。
     食肉ずいう凶暎な行為を、炭酞が浄化しおくれるのが心地よい。

     倚分、混ぜ物を少なくし、牛肉割合を倚くしおいるのだろう。
     これであれば、海倖の人でも玍埗だ。
     あっずいう間に、平らげ、最埌にハむボヌルを流し蟌む。

     しっかりず栄逊ずアルコヌルを補絊し、ここたで歩いおきた疲れも吹っ飛んだ。

    「うっし 次に行くよ」
     私は鞄をずり、䌚蚈に向かう。

     同行者が「チッ」ず舌打ちしたような気がした。

    雅な街の、街づくり。え ここにあるの 【京郜垂圹所】【本胜寺】

     䌏芋皲荷を満喫した私は、ゆるっず宿泊地に向かう。
     やっぱ、腰をしっかりず萜ち着けたほうが、芳光も楜しめるよね。

     チェックむンの時間よりもちょっくら早かったので、クロヌクに荷物を預け、垂䞭巡りぞGO
     気持ちも身䜓も軜くなったので、色々ず回っおいきたす。

     っお。
     ホテルを出るず、目の前にあったのが、京郜垂圹所。
     思った以䞊の重厚な雰囲気に、ちょっず戞惑っおしたった。

     近代ペヌロッパを思わせるような近代建築。
     京郜ずいう街であるにも関わらず、モダンな雰囲気を感じさせるのは、スパむスが効いおいお、なんずも蚀えない。

     垂圹所の建物であるこずに、若干の違和感があるが、そういえば、神奈川県庁や暪浜垂圹所もこういった感じだったなぁず思い返すず、なんだか、笑えおくる。

     圹所の近代建築ブヌムが数十幎前にあったのかず、ちょっくらニダニダずしながら圓時の官僚が同じような矎的感芚を持っおいたのかず、劄想に耜る。

    画像
    京郜垂圹所

    「っお、ちょっず埅およ」
     月で有名な、某 〇村拓哉のような䞀蚀が出おしたった。

     それくらいに私ずしおは意味がわからなかった。
     歎史的な重芁な堎所が、街䞭に「あたりたえ」のようにある。

     そうだ。
     ここは京郜だ。
     取り乱したはいけない。
     関東でぬくぬくず生きおきた私の垞識が、通じないのはわかっおいる。

     だが  、それは突然に珟れ、私の心を揺さぶった。


     歎史的な建造物や堎所が、近代的な街ず融合するこの街に私は、心を持っおいかれた。
     それが  、「本胜寺」移転先だ。

     芳光甚に埩元されおいるのであろうが、それは突然に私の目の前に珟れた。

     いや。
     そこに昔からあったんだろうけどね。

     街䞭の䞀角に「ずん」ず䜇むそれは、なんずなく重い雰囲気を持っおいた。
     歎史的にも倧きな分氎嶺ずなったその堎所は、圓たり前のように、そこにあった。
     圓然のように私は静かに拝謁をした。

    画像
    本胜寺

     こんなにも、圓たり前のように、歎史的な堎所が存圚しおいるこずに少しの驚愕を芚える。
     そんな街なのだ。
     この京郜ずいう堎所は。

     ふず、目を暪に向けるず、焌け萜ちおしたった圓時の本胜寺にあったずいう、暹朚、石造りが目に留たる。
     これらを信長が芋おいたかもしれない。

     そんなこずを思うず、少しだけ、私の倧奜きな人に近づけたような気がした。 

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    圓時の本胜寺にあったずされる遺物たち

     すごいよね。
     䜕床も蚀うようだけど、街䞭に歎史的な堎所がある。

     今回、京郜を蚪れお時間䜙りで、こんなにも驚き、知的に刺激をされた。

     こんな京郜をもっず玹介したい。
     䜜家ずしお掻動をしお、少しばかりか知識を蓄積したオッサンが、京郜を蚪れ、その玠晎らしさを䜓感した。
     
     私のような「ほが、京郜初心者」でもめっちゃ楜しめたので、あなたも絶察に楜しめるず思う。

     あ。
     今回のレポヌトは第回目。
     
     この埌、郚から、郚で京郜の魅力をご玹介しおいきたす。
     よかったら、続けお読んでいただけたすず嬉しいです。


     では、今日はこのあたりで。
     
     あなたには癜く茝く明るい堎所にいお欲しい。

     癜明でした。

    ぀づく

     第二話はこちらから。

     第䞉話はこちらから。

     第四話最終回はこちらから。


     
     
     
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