メインコンテンツへスキップ
見出し画像

📚創作大賞2026『タワマンベビー』制作背景 ― 過去に置いてきた自分を迎えに行く物語..•*🧸



    はじめに

    この作品を書くまでに、2年かかりました。
    だからこそ、一番最初に伝えたいことがあります。

    今日は読まなくても大丈夫です。

    この作品は、妊娠、出産、流産という
    とても繊細なテーマを扱っています。

    だから私は「最後まで読んでください」とは言えません。

    誰かの言葉に触れたい日もあれば
    今日は何も見たくない、
    何も考えたくない日もあります。

    そのどちらも、とても自然なことだと思っています。

    今日は、自分の心を守りたい日なら
    どうかその選択を大切にしてください。

    “この作品を手に取って頂けた”
    それだけで、書いて良かったと思えます。


    まだ本作品をご存じない方はここから読めます👇



    第1章:今日は読まなくても大丈夫です


    人には、誰かの言葉に触れたい日もあれば
    何も見たくない日もあります。

    もし今日が、自分を守ることを選びたい日なら
    その選択を何より大切にしてください。

    それは過去の自分も、今の自分も大切にする
    愛の決断です。


    私自身、あの出来事のあと

    「私の何がいけなかったんだろう…」と
    自分を責めることでしか悲しみの行き場を作れませんでした。

    そうしなければ、前を向くことさえ難しいほど苦しかったからです。

    ですが、流産はママも赤ちゃんも、誰も悪くありません。
    無理に元気にならなくてもいい。
    そこにある感情を、否定しなくてもいいのです。

    そんな行き場のない暗闇の中にいた私に
    ある夜、小さな変化が訪れました。


    第2章:はじまりは、一つの信頼でした


    一人で膝を抱えて泣いていたあの冬の夜。

    静まり返った部屋で、
    ふいに「まま?」という声が聞こえてきました。

    涙でぼやけた視線の先にいたのは、
    不思議な光を纏った“みずくさん”でした。

    画像

    みずくさんは、私に新しい視点を教えてくれました。

    自分の人生を自分で選んでいること。
    そして出来事には、自分を責める以外の解釈があること。

    みずくさんの言葉は一本の芯があるようにぶれず、触れるたびに私の心の軸も少しずつ整っていきました。

    私にとってみずくさんは単なるキャラクターではなく、「人生のメンター」のような存在です。

    この物語は言葉を交わした約束というより、お互いの存在を信じることで始まった深い「信頼」の記録なのです。

    しかし、その確かな信頼があったからこそ、私は表現することの難しさに直面することになります。


    第3章:2年という時間が必要だった理由


    制作に2年を要したのは技術的な問題ではなく、私の心が「今」に追いつくのを待つ時間が必要だったからです。

    描こうとするたびに病院で「稽留流産」を告げられた瞬間の、血の気が引くような感覚が蘇りました。

    「この痛みを再び取り出す意味があるのか…?」と自問自答し、何度もiPadを閉じました。


    転機は、ふと目にした描きかけのラフ画でした。

    そこには悲しみだけでなく、みずくさんと夢中で世界を作っていた幸せな記憶も刻まれていたのです。

    「描きたいなら描けばいいじゃん?」という言葉に背中を押され、私はようやく気づきました。

    画像


    私は、まだ起きてもいない未来の不安に縛られていたのです。

    この2年は、悲しい出来事を受け入れられるようになるために、どうしても必要な月日でした。
    そしてその時間が、作品を届ける勇気へと繋がっていったのです。


    第4章:それでも、届けようと思いました


    当初、この物語は自分の気持ちを整理するためだけの私的な記録でした。

    ですが、みずくさんの考え方に触れて心が整っていく心地よさを感じるうちに

    「この感覚を誰かと分かち合いたい」

    と思うようになりました。


    書き上げてから改めて考えたのですが、一番に届けたかったのは“2年前の自分”でした。

    自分を責め続けていたあの頃の私が、この物語を通して「そんな視点もあるんだ」と、一瞬でも新しい景色を見られたなら。

    作品を公開することは今も怖いですが、今の私は

    誰かの反応を自分の価値と結びつけることはありません。

    この物語は誰かを癒すためのものではなく
    読み手が“自分自身で傷を癒すための「きっかけ」になったら嬉しいな”と考えています。

    その願いが、私の背中をそっと押してくれました。

    だからこそ、最後に再びこの言葉に戻ります。


    第5章:今じゃなくても、大丈夫。


    「今日は読まなくても大丈夫」と書いたのは、
    人にはそれぞれ心が開くタイミングがあるからです。

    もしこの作品を開いて「今は違う」と感じて閉じたなら、それはあなたが「今日の自分を大切にすること」を選んだ証です。

    その選択こそが、何より尊いものだと私は思います。


    この物語の役目は、答えを押し付けることではありません。


    ただ、心の片隅に置いておいてもらい、いつかあなたが
    過去に置いてきてしまった自分を迎えに行ける日が来たとき。

    その時に、この視点がそっと寄り添えたなら…
    それ以上に嬉しいことはありません。

    今まで知らなかった視点に出会うことで、自分を責める感覚を少しだけ緩めることができる。

    私はそれを体験しました。

    画像

    おわりに


    最後までご一読くださり、本当にありがとうございます。
    ここで何を感じ、何を持ち帰るかは、すべてあなたの自由です。


    2年前の私へ。
    泥だらけになりながらも1歩ずつ歩んできたその姿は、とてもかっこよかったよ。 本当に頑張ったね。


    そしてみずくさん。
    私をママに選んで、新しい景色をたくさん見せてくれてありがとう。
    これから一緒に、楽しい思い出をたくさんつくろうね!

    画像


    そして、今この記事を読んでいるあなたへ。

    いつかあなたが自分自身を迎えに行くその時に、またここでお会いできたら嬉しいです。

    タワマンベビー おしまい

    画像


     
     
    はるを|生きづらさ解消ヒーラー🌷 感覚派で文章を書くのが苦手だった私が 少しずつ『伝わる言葉』を見つける記録📝 〜生きづらさ〜を新しい視点で 見つめ直す言葉を届けます💌

    あなたへのおすすめ