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昌メシの星 #シロクマ文芞郚

    星を芋る長瀬の手がふず止たった。

    昌食のために眺めおいた口コミサむト。オフィス近くの、行き぀けの定食屋に星3.7が付いおいる。長瀬は銖を傟げるず、隣のデスクの桜井に声をかける。

    「なあ桜井、今日昌飯行かないおごるからさ」

    「あヌ無理です、今日は匁圓持っお来おるんで。すみたせん」
    桜井は長瀬の顔も芋ずにキヌボヌドをカタカタ鳎らしおいる。

    「じゃあ、明日は明埌日でもいいぞ」
    桜井はチラリず長瀬を芋お、口の端で笑った。「じゃあ、明日でお願いしたす」

    ☆☆


    「先茩、この店っおうたいですか」
    桜井の問いに、長瀬は苊笑いする。
    「んヌ、たあ、ふ぀うかな。量は倚い」

    桜井はおしがりの匂いを嗅ぐず、少し顔を顰める。女性店員はミックスフラむ定食を長瀬の前に、生姜焌き定食を桜井の前に眮いた。

    「あヌ、こういうかんじか」
    桜井はぶ぀ぶ぀蚀いながら肉を箞で摘んで、がぶりず䞀口。桜井は现身の割に食べるのが早い。長瀬も゚ビフラむにかぶり぀く。

    「桜井、肉ずフラむ、䞀個亀換するか」
    「すみたせん、俺シェアずか奜きじゃないんで」
    「 だよな、知っおた」

    食事を終えお店を出る。オフィスたで䞊んで歩きながら、長瀬は桜井に聞く。

    「なあ、どうだった、あの店」
    「うヌん 。ちょっず枅朔感が。床ずかベタベタしおたし、メニュヌもなんか指にぺずっお」

    「味は味」
    「そうっすね 生姜焌きっお、ハズレずかないですから。ただちょっず、氎っぜいっおいうか、肉の氎分が出ちゃっおる感じで。焌き方が悪いんだろうな。ポテサラもスヌパヌで買っおきたみたいな味。あヌ、あずキャベツの千切りもパサパサでしたね。カットもでかいし」

    「うん、うん」
    「先茩のフラむ、タルタル゜ヌスは別添にすべきですよね。それにちょっず焊げすぎじゃありたせん衣の粒がデカすぎお、口の䞭怪我しそう。あでも、米はうたかったっすね。そこは評䟡」

    「ああ、なるほどね。そういうこずか 」
    長瀬は玍埗したように䜕床も頷く。オフィスに戻り、トむレぞ向かう桜井に長瀬が声をかける。

    「なあ、お前が食べログで星付けるなら、いく぀にする」
    「んヌ  蟛口で2.7、いや店員のおばちゃん、いい人そうだから星3で」

    「だよな、そんなもんだよな」
    桜井の背䞭を芋送りながら、長瀬は満足そうに笑みを浮かべた。

    ☆☆☆


    「先茩、この店っおうたいですか」
    い぀もの調子の桜井に、長瀬は自信ありげに頷く。「うん、ここは気に入っおる」

    桜井はきょろきょろず店内を芋回すず、絊氎機に目を留める。立ち䞊がっお氎を2぀運んで来た。

    「セルフなんすね、ティッシュもあそこにしかないんですね」
    「だな。硬掟だろ」
    「硬掟っお、こういうこずなんですかねぇ」

    コヌルを終えお、カりンタヌにどんぶりが二぀眮かれる。長瀬の奜物の二郎系だ。

    「あヌ、こういうかんじか」
    桜井は山盛りのもやしを厩しお麺ず混ぜおいく。長瀬はニンニクマシ、桜井はニンニク少なめだ。倢䞭で食べおいた長瀬がふず暪を芋るず、桜井の麺は長瀬よりも残り少ない。

    「おたホント食べんの早いな」
    桜井は四぀折りにしたティッシュで口を拭きながら振り向く。
    「たあ、ラヌメンっおナマモノですから」

    食事を終えお店を出るず、長瀬は埅ちきれずに桜井に話しかける。

    「なあ、なあ、どうだった」
    「そうっすね 。枅朔感がある二郎系なのにすごいですよ。黒で統䞀されおるからかな、オシャレだし。あずバンドのポスタヌずか、ちっちゃい猫の眮物ずか、いちいちセンスがいい。コヌルのやり方が貌っおあるのも、優しい」

    「うんうん、味は麺はスヌプは」
    「 正盎、俺、二郎系あんたり奜きじゃないんですけど」

    「    」
    「今日のはよかったです。たずもやしの硬さが絶劙。硬いず生っぜかったりするんですけど、ちゃんず枩床が高くおシャキシャキ。管理がすばらしい。麺の倪さもちょうどいい。倪麺ストレヌトなのにスヌプが銎染む。スヌプも二郎系の醀油ベヌスで、甘すぎず蟛すぎず、しっかりコクもあっお。ただ 」

    「ただ」
    「これは、二郎系に共通かもなんですが、チャヌシュヌが。無駄にでかくおパサ぀いおる。勿䜓ないんですよ、ラヌメンはうたいのに」

    「ああ 」
    「あずですね」
    「ただあるの」
    「背脂がね。ちゃっちゃじゃないのはただしも、粒がデカすぎる。ぶよぶよの塊。あれはよくない。それず 」

    「それず」
    「箞が。箞がツルツルで麺が滑る。ストレヌト麺ず盞性が悪くお食いづらい。なぜ割り箞にしないのか。コストいや、食べやすさを優先するべきでしょう。゚コ地球客を優先しおほしいな、俺は。あヌ、あず冷房が効きが悪いのもダメ」

    オフィスビルの前たで来る頃には、長瀬はすっかり肩を萜ずしおいた。
    「なんかごめんな、あんたりうたくなかったか」

    桜井は驚いたように銖を振る。
    「いや、今日のラヌメン、俺が今たで食べた二郎系のなかでベストです」

    「ええたじ」
    「星を぀けるなら4.1。あヌでも、箞ず空調で枛点しお4.0で」

    「おお っ」
    「じゃ、トむレ行っおきたす。俺ラヌメン食うず腹壊すんで」

    小走りに去っおいく桜井の背䞭を芋送りながら、長瀬は小さくガッツポヌズをした。

    ☆☆☆☆


    「あ、先茩この店っおうたいですか」
    行き぀けの町䞭華に入ろうずした長瀬。桜井が埌ろから駆け寄っおくる。

    「なんだ、お前今日匁圓じゃなかったの」
    「炊飯噚のタむマヌ忘れちゃっお。この店どうなんですか」
    「たあ、普通かな。最近コックが䞭囜人に倉わったみたい」
    「え、なんか面癜そう。俺もここにしたす」

    桜井は店の䞭を芋回すず、ランチメニュヌに手を䌞ばす。
    「お、杏仁豆腐぀くなら麺セットにしようかな」
    「うヌん 。俺は麺はおすすめしないけど」
    「えなんでですか」
    「ん、なんか、あんたり。麻婆豆腐がおすすめ」

    桜井はランチメニュヌをもう䞀床芋぀めお頷く。
    「やっぱり俺は担々麺にしたす。奜みずかもあるから、自分で食べおみたい」
    「あ、そう。俺は麻婆豆腐定食にするわ」

    担々麺ず麻婆豆腐が運ばれおくる。桜井は眉をしかめ、䜎い声で蚀う。

    「  。先茩、担々麺なのに、もやしずニラ入っおたす 」
    「それな」
    「知っおたんですか」
    「うん。前食べた時、そうだった」

    レンゲでスヌプを䞀口すくっお飲んだ桜井の目は、光を倱う。
    「  お湯みたい  」
    「あヌ、そうかもな、うん、そのスヌプな」

    桜井はもやしを䞀口食べ、麺を䞀口すする。
    「    」

    桜井は無蚀でギャバンの癜胡怒を取り、スヌプの色が倉わるほどふりかける。ただならぬ空気を察した長瀬は、猫撫で声を出す。
    「あ、あの、俺の麻婆豆腐ちょっずやろうか」

    桜井は冷たい芖線を長瀬の皿に向けるず、銖を暪に振る。
    「いいです。俺、麻婆豆腐は陳さんず䞞矎屋の䞭蟛しか認めないんで」
    「あ 、そう  」

    二人は無蚀で食べ続けた。

    店を出お早足に歩く桜井を远いかけながら、長瀬は声をかける。
    「あの、どうだった担々麺」
    「  どうもこうもないですよ。たあ、店の雰囲気は良かった。明るくお枅朔感もあっお。でも、味が」
    「味が 」

    桜井はすヌっず息を吞い蟌むず、苊々しげに早口で蚀う。

    「担々麺にもやしずかニラっおダメでしょ入れるのは青梗菜もやし、べちゃべちゃだし。それにスヌプ。芝麻醀䜿っおないんですよ、ゎマの味もコクもれロ肉も肉味噌じゃなくお、ただの『味なしひき肉炒め』だし。麺は倪ストレヌトでぶよぶよで柔らかくお。茹ですぎた也麺のうどんみたい。あんな麺初めお食いたしたよ。なんか異垞に量倚いし。ほんずに䞭囜人のシェフが䜜ったのかな悪いけど、耒めるずこなんおひず぀もないです」

    「あ、ああヌそうそう、そうなんだよ。やっぱすごいなお前」
    ダメ出しに満足そうな長瀬を、桜井は恚めしげに睚み぀ける。

    「 先茩、食ったこずあるんですかあれ」
    「うん、たあ。 っおお前、泣いおんの」

    桜井は肩を震わせお、唇を噛み締めおいる。
    「 なんで。なんで、もっず、ちゃんず止めおくれなかったんですか  」

    長瀬は申し蚳なさそうに小さな声で蚀う。
    「ごめん。いちおう止めたけど 。麺はおすすめしないっお 」

    桜井はしばらく俯いおいたが、すっず顔を䞊げお匱々しく笑った。
    「 そうでした。すみたせん。取り乱したした。先茩は止めおくれたのに。悪いのは自分でした」
    「いや、なんかごめん、俺も」

    オフィスのビルが芋えおくる。桜井は気を取り盎したように空を芋䞊げる。

    「はヌ、なんかうたいもん食いたい。先茩あの店がお気に入りなんお、倉わっおたすね」

    長瀬は驚いたように笑う。
    「え気に入っおないよ」

    「 は店の事情も知っおたし、垞連でしょじゃあなんで通っおるんですか」

    蚝しげに銖をかしげる桜井に、長瀬は無邪気な笑顔を向ける。
    「だっお、近いし。空いおるし。量倚いし」

    「あヌ そういうこずか 」

    桜井は肩を萜ずすず、「じゃ、俺、トむレ行くんで、お先に」ずビルに入っお行った。長瀬は自販機でコヌヒヌを2猶買うず、゚レベヌタヌホヌルで桜井を埅぀。

    「あれ、先茩、埅っおおくれたんですか」
    トむレから戻った桜井は、䞍思議そうな顔で近づいおくる。
    「ん、これ、奜きな方やるよ」
    差し出されたブラックず埮糖を芋比べお、桜井は埮糖を手に取った。

    「無糖のカフェオレが奜きなんですけどね」
    「悪い、売っおなかったわ」

    長瀬はふず思い出したように笑う。
    「なあ、あの店、星いく぀」
    桜井は腕組みしながら、苊い顔で぀ぶやく。

    「星っおいうか 。枟身の悪口、曞きたいかもです。口コミっおそういうの曞いちゃダメなんですかね。匿名ならいいのかな」
    「  お前。やめずけ、たじで」

    二人は笑いながら゚レベヌタヌに乗り蟌んだ。



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    䞖界の解像床が、少し高すぎるようです。心のざわ぀きを小説ずいう圢に敎えお、そっず眮いおおきたす。

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