
おばちゃんたちのサメ予想【番外編】|雑サメ。〜勇者の隣で普通に暮らす……多分♯27|第6章 上手くいくペアとは(静かにややこしい編)
いつもの街の炊き出し場。
手元を世話しなく動かしながら、おばちゃん達は話しだす。
「サメが来る日って、なんか空気重いのよね〜頭も痛い」
「多分もうすぐ、サメ来るわね」
「最近頭痛い」
「私は肩」
「私首。神経痛辛い」
「サメ、来るわね」
「来るかも、って思っても何もすることないんだけど。台風なら、窓を釘打ちしたりとか一応できるじゃない?」
「サメだと無意味。」
「逃げるしかない」
「いっそシェルター作っちゃう?」
「「「それだ!」」」
「ダンボール箱の簡易トイレ買った」
「私水常備した」
「災害セット向こうで売ってたわよ」
「あら、便利そう」
「非常食、普段から食べて慣れといた方がいいって言うけどさ」
「慣れたくない味には、慣れなくていいと思うのよ」
「災害食、まずいわよね」
「10年持つ飴、歯にくっつく」
「非常時に歯痛とか最悪」
「サメの日に歯痛は地獄」
「でも備えないと不安なのよ」
「不安だけど、考えすぎると疲れる」
「だから今日はこの辺にしときましょ」
遠くで
ドン……
「あ、来るわね」
「じゃあ戸締り確認」
「私はトイレ行っとく」
「私コロッケ買って帰るわ」
END
※誰も走らない
※誰も泣かない
※夕飯は間に合う