
今からフェアレディZ32に乗るⅨ〜再び西へ
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オイル漏れを段ボールでチェックする日々を送りながら新車戻しに取り組んでいる自分のZ32。
2025年8月になった。
8月中旬に再び兵庫へドライブする計画だった。
ちょうど1年前の8月。冷却水漏れの修理が終わったと思い、安心して兵庫へ向かった。しかし帰り道で複数箇所から冷却水漏れが発覚し、旧車の醍醐味をこれでもかというほど味わうことになった。
そして1年後の今。
今度はオイル漏れを抱えたまま、再び兵庫へ向かおうとしている。
大丈夫なのか。
一番そう思っていたのは、自分自身だった。
昨年と大きく異なるのは、Revolfe S.A.と埼玉日産KG店という存在だった。冷却水漏れではRevolfe S.A.が。
オイル漏れではKG店の工場長が。
Z32の状態をキチンと点検してくれている。
9月に予定しているオイルパン交換等の本格修理を前に、工場長に兵庫へのロングドライブを相談していた。
「これぐらいの滲みでしたら、大丈夫ですよ。問題なく往復できます。」
少し安心したところで、工場長が笑いながら続けた。
「実は私もR34のスカイラインを持っているんです。今は子どもが小さいのでナンバーを切って保管していますが、お盆はセレナで高知の実家まで帰ります。関西のどこかですれ違うかもしれませんね(笑)」
工場長も西の人だった。さらに親近感が増した。
8月。兵庫に向かう日を迎えた。
出発は午後8時を予定していた。同乗するのは昨年と同じで、Z32を運転して「ボルボと同じだな」と感想を述べた次男だった。
午後8時まで手持無沙汰になった。出発時間を1時間早めた。
これがちょっとしたハプニングを引き起こすことになった。
午後7時。首都高5号線から山手トンネルを経由して東名に乗る。多少の混雑は想定していた。
山手トンネルに入った。
全く動かなくなった。
事故渋滞ではない。そもそも混雑の時間帯に加えて中央道、東名に合流するクルマで単純に渋滞していた。
トンネルの中は温度が上昇していた。全長18.2㎞と長いうえ、交通量が極めて多いため、外気温と走行車両の排熱による影響で温度が上昇するという。
毎日クルマを運転する(山手トンネルを利用する)ワケではない自分は、それを分かっていなかった。
Z32の水温計が上昇し始めた。水平線を少し上回る状態。ラジエーターのファンが回る音が次第に大きくなるような気がした。冷却水漏れの悪夢がフラッシュバックする。ここで漏れだしたら兵庫どころではない。止まってしまったらこの渋滞にさらに拍車をかけ、どれだけの迷惑をかけてしまうか…
いろんな想像が頭の中で巡っていた。
次男もドキドキしていた。
ここで、フェアレディZオーナーのコミュニティサイトで見た情報を思い出した。
Z32のエンジンが熱くなった場合、窓を開けてエアコンを最大温度40℃に設定し、ファンを最大にしてエンジンの熱を車内に放出すると水温計が戻るというものだった。
早速試してみた。
真夏の夜の40℃。窓を開けても外気も恐らく40℃。一瞬で汗だくになった。
Z32とともに全力を尽くして熱さに耐えていた。
もちろん次男も汗だくで耐えていた。
しばらくすると、水温計が戻った。
効果は絶大だった。
だが山手トンネルの渋滞は続いていた。特に中央道、東名に合流する右車線が詰まっていた。
クルマを走らせて外気を取り入れなければ、また同じように水温計が上がってしまう…!
予定を変更し、まだ多少動いている左車線に変更して湾岸線に向かった。
東名へ合流する長い車列をパスした直後から、それまで止まっていた車の流れがウソのようにスムーズになった。
もう水温計の心配は不要になった。
その後は順調に東名、新東名、名神を走り抜け、翌朝無事に兵庫に到着した。

ハプニングは山手トンネルでの水温だけだった。
Z32は、昨年の夏より良い状態になっていると実感した。
手を掛けた分だけ状態が良くなる。それを実感できるのも、旧車の醍醐味なのかもしれないと思った。
兵庫では、昨年に続いて丹波篠山市のHTくん夫妻を訪問した。今度は妻と一緒に行った。TS市ではコペンのMHくん、Z32購入を強力に後押ししたOTくん夫妻も一緒にランチの後、日帰りで実家のある明石市に戻った。



丹波篠山市からの帰りの高速で、一時的な大雨に見舞われた。
助手席の妻が一言「雨漏りしてるで。。」
え…?
助手席の窓の上部、おそらくTバールーフの継ぎ目あたりから、わずかに水滴が落ちてきた。そうしていると運転席の上部後方からもわずかに水滴が…!
水滴をタオルで拭きながら、クルマ自体は順調に明石市まで戻った。
自走できないトラブルではない。ということは大した問題ではない!雨の日に乗らなければいいだけや!と自分に言い聞かせていた。
新たな旧車の醍醐味が発見された。
兵庫でのお盆休みが終わり、埼玉までノントラブルで戻った。



いよいよ9月からのオイル漏れ本格修理がスタートするのを待つのみとなった。
新たに発見された雨漏りへの対処をどうするか頭を抱えながら…
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