
旅行会社22年の現場ノート②|旅上手な人がしている海外旅行、出発2週間前の3つの確認
こんにちは
失敗しない旅行術の花乃です。
いつも読んでくださり、
本当にありがとうございます。
海外旅行の出発2週間前。
皆さん、ご旅行を楽しみにしながら、準備を進めている頃だと思います。
でも、この時期だからこそ確認しておいてほしいことがあります。
今日は、旅行会社で22年間、
旅行販売に携わってきた私が、
「出発2週間前に確認してほしい3つのこと」
についてお話しします。
海外旅行の2週間前に何をチェックしておけばいいか分からない方はぜひ読んでみてください。
①ローマ字名のスペルと性別
一つ目は、パスポートのローマ字名と予約済のローマ字名のスペル、性別に間違いがないかの確認です。
基本的なことですみません。
ですが、私の経験上、ローマ字名のスペル間違いや、インターネットから予約された方の姓名が逆になっているケースは、決して少なくないんです。
出発当日に発覚すると、別人と判断され、搭乗できなくなる可能性が高く、
航空会社へ直接予約されていても、旅行会社を通して予約されていても、訂正してもらえるかどうかは、航空会社の判断になります。
※旅行会社を通して予約していて氏名訂正が必要になった場合には、直接航空会社へ相談しても、旅行会社を通じて依頼するように案内されてしまうことがあるため、まずは旅行会社へ相談されることをおすすめします。
航空会社に氏名訂正を依頼する場合は、一般的に、回答が来るまで凡そ1週間ほど時間がかかるため、出発2週間前の確認はギリギリのタイミングなのです。
※国によっては、ホテル予約のローマ字名もパスポートのローマ字名と同一であることが必要な国があります。その場合は、ホテル予約のローマ字名についてもホテル側へ訂正が可能か確認する必要があります。
実際にあったご家族の話
そのお客様は、インターネットから、ハワイへ行くパッケージツアーを5人家族(ご夫婦とお子さん3人)で予約されました。
出発まで1か月を切った間際のご予約でした。
予約完了日翌日の確認で、ご家族5名様のうち、最後に入力されたお母様だけが姓名のローマ字名が逆になっていることが判明したのです。
もしかしたら、先に入力したご家族4人は、間違えないよう注意したのに、最後のご自分だけ油断してしまったのかもしれません。
母親をしていると「子供のこと」や「家族のこと」が最優先で、自分のことは後回しになったり、雑になってしまうこと、私もよくあります。
発覚後すぐに、航空会社へ訂正を依頼しましたが、認めてもらえず、その時点で、すでに取消料がお一人あたり8万円ほど発生していました。
しかもそのパッケージツアーは予約後の変更が一切できないプランだったため、お母様だけを取り消して部屋割りを変更することもできず、結局ご家族5名様全員の予約を取り消し、再予約していただくしかありませんでした。
お母様からは、
「何とかならないんですか。予約翌日には気づいたのに。
しかもローマ字を間違えたのは一人だけなんですよ。
なのに取消料40万円って…」
と何度も詰め寄られました。
上長にも確認しましたが、お客様は、
予約する過程で、以下2点にチェック(同意)された上でご予約されていたため、覆ることはありませんでした。
・プランの予約後の変更が一切できないこと
・ご予約のローマ字名がパスポートのローマ字名と姓名逆などのケースも含めて相違がないことを確認している
取消料は合計40万円。
インターネットでのご予約だったため、その後、そのお客様が再予約されたか否かについては、私にはわかりません。ですが、旅行に行ってもいないのに40万円の出費が大すぎたことは間違いありません。
ローマ字名が訂正できるか否かは、航空会社の判断に委ねられているため、私には航空会社に訂正を依頼する以外にできることはなく、自分の不甲斐なさを痛感した出来事として、特に印象に残っています。
予約の際は、ローマ字名、姓名の順番、性別にはくれぐれもご注意ください。
なお、スペルミスが発生しやすい
3つのケースと、私が旅行会社で
22年間実践してきたチェック方法を
こちらのスピンオフ記事にまとめました。
よかったら、こちらの記事も
読んでみてください🎃
②渡航条件の再確認
二つ目は、渡航条件の再確認です。
渡航国だけでなく、乗り継ぎ国がある場合は、両方の国の渡航条件を確認するようにしましょう。
具体的なチェックポイントはこの3つです。
⚫︎旅券残存がどのくらい必要で、ご自身のパスポートは入国日時点でその条件を満たしているか
⚫︎査証や渡航認証の取得が必要かどうか、必要な場合はいつまでに申請が必要か確認して漏れなく申請する
⚫︎出入国カードの事前オンライン申請が必要かどうか、必要な場合はいつから申請が可能か確認して漏れなく申請する。
特にインターネットで予約する場合は、画面上の案内をご自身で確認する必要があるため、確認漏れが起きてしまうケースも少なくありません。多くの場合は予約時や予約後の案内画面の確認漏れによるものです。
どこに書いてあるか分からないなど、不明な場合は、お申し込みの旅行会社や渡航国、乗り継ぎ国の各国大使館ホームページなどで確認されることをおすすめします。
実際に、出発当日にチェックインカウンターでESTA未登録が判明し、空港で慌てて手続きを行うお客様を何人か見てきました。ESTAは当日でも承認が間に合ったケースがある一方、必ず間に合うとは限りません。
一方、グアムETAは認証までに時間がかかることがあり、出発当日では間に合わないケースもあります。米国政府も渡航の5日前までの申請を推奨しています。
出発2週間前に確認されれば、渡航認証の申請などで不明点がある場合や申請完了までうまく進めない場合に、お申し込みの旅行会社に確認したり、ネット情報などを調べる時間が持てるので安心です。
※外国籍の方の渡航条件は国籍により異なるため、ご自身で各国大使館へ確認されることをおすすめします。
※未成年のお子様が父親または母親のどちらか一方と渡航する場合は、同意書が必要な国があります。詳細は[JALがまとめた一覧](https://www.jal.co.jp/tabi/info/visa/miseinen/index.pdf)が分かりやすいので参考にしてください。
③海外旅行保険
三つ目は海外旅行保険についてです。
お持ちのクレジットカードで海外旅行保険が付帯されているものがないか、付帯されている場合の各項目の補償内容を確認し、別途、海外旅行保険の加入が必要か判断しましょう。また、カード付帯保険は、適用にあたり条件があるカードもあるため、適用条件の確認も忘れずに!
海外旅行保険で特に請求が多い項目は以下の3つです。
⚫︎疾病治療費用:現地で偶発的に発生した病気で病院にかかる費用を補償
⚫︎傷害治療費用:現地で偶発的に発生したケガで病院にかかる費用を補償
⚫︎携行品損害:預けたスーツケースの破損(補償対象となる場合)や、カメラを落として壊してしまった場合なども対象
傷害治療費用や疾病治療費用は、カード付帯保険では300万円程度のものが多いですが、海外では救急車が有料、医療費も高額な国が多くなっています。治療費用が300万円を超える事故は世界で多数発生しているため、治療費用は1,000万円以上ある保険をおすすめします。海外旅行保険に加入されていなければ、北米などは病院へ行っても治療すら開始してもらえないこともあるそうです。
カード付帯保険だけでは補償が不足するケースもあるため、補償内容を確認し、必要に応じて海外旅行保険への加入を検討しましょう。
海外旅行保険について、
もう少し詳しく知りたい方へ。
クレジットカード付帯保険のチェックポイントや、補償される期間、知る人ぞ知る絶対つけた方が良い項目などを、こちらの記事で詳しくまとめています。
まとめ
今日ご紹介した海外旅行の出発2週間前に確認してほしい3つのことは以下の通りです。
1、予約のローマ字名、性別がパスポートの表記と間違いがないかの確認
(姓名逆も厳禁)
2、渡航国、乗り継ぎ国の最新の渡航情報の確認と必要な申請の実施
3、海外旅行保険について、カード付帯保険の補償内容、適用条件の確認と、必要があれば海外旅行保険の加入
私は旅行会社で22年間、旅行販売に携わる中で、出発当日にスペルミスやESTA、グアムETAの登録漏れが発覚し、旅行に行けなくなった方をたくさん見てきました。
誰も自分が間違っているとは思っていないものです。
今日ご紹介した3つは、どれも基本的なことですが、基本的なことだからこそ、違っていると楽しみにされている旅行に行けなくなってしまうのです。
海外旅行のトラブルは、事前の確認だけで防げるものが少なくありません。
どうか2週間後の海外旅行を守るために、今日ご紹介した【たった3つの確認】をお願いします。
この記事が、皆さんが予定通りに海外旅行へ行けることに繋がれば幸いです。
出発3日前には、何をすればいい?
出発直前にやっておいた方が良いことを
こちらにまとめています。
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