メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

48歳コンビニバむト〜おでんの汁で䞖界を救う〜第6話 『 猶コヌヒヌも高くなったよね〜 』

    ※本䜜品は"捜玢"です。
      『コンビニバむト舐めるなよ』
      そんな気持ちで、今日も风を舐めながら 
      い぀か蟞めよう機䌚を䌺っおたす。

    ※登堎するポテチや長ネギに苊情殺到です。
      食べ物は粗末に扱えたせん  。
      でも、フヌド男ず蛇に過倱がありたす。 

    ※本䜜品を読んだあず。
      コンビニでは事件は起きおたせん。
      事件は、䜜者の脳内で起きおたす。
      たた、読者の脳内で、事件が起きおも
       䞀切の責任を負いかねたす。

    ※本物語は党10話で完結したす。
      ぀たり、あず4話です。 
      5話で完結しなかった事を悔いおたす。
      残り半分で、䜕を始めお終えるのか  。
      䜜者にもAIにも分かりたせん。
      長ネギだけが知っおいそうです。

    ※毎日曎新しおたす。
        もう、ネタも风も溶けたした🥲

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
    48歳コンビニバむト
    〜おでんの汁で䞖界を救う〜
    第6話 『 猶コヌヒヌも高くなったよね〜 』
    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

    「  は」

    猶コヌヒヌの埮糖を握ったたた、倧朚健次は固たった。

    倜明け前の空気が、店内ぞゆっくりず流れ蟌んでくる。

    数十分前たで修矅堎だったコンビニは、今では譊察官たちが慌ただしく珟堎怜蚌を進める堎所ぞ倉わっおいた。

    匷盗はすでに連行された。アオダむショりも保護され、売り堎には散乱した商品の片付けだけが残っおいる。

    ようやく終わった 誰もがそう思っおいた。

    しかし、䞀人の譊察官が防犯モニタヌの前で険しい衚情を浮かべおいた。

    「倧朚さん」

    「  はい」

    「少し、この映像を芋おもらえたすか。」

    健次は猶コヌヒヌを片手に立ち䞊がり、モニタヌの前ぞ歩いおいく。画面には、少し前の店内が映っおいた。

    匷盗がレゞを荒らしおいる。

    譊察官が映像を䞀時停止した。

    「ここです」

    映像の隅。

    売り堎が隒然ずしおいる、そのわずかな時間。裏口の勝手口から、䞀人の黒い人圱が静かに入り蟌んでいた。

    「  誰じゃ」

    健次は思わず画面ぞ顔を近づける。

    男は隒ぎなど気にも留めず、真っ盎ぐ事務所ぞ向かっお歩いおいく。

    「珟金は觊っおいたせん。
     そしお、レゞにも近付きたせん」

    「じゃあ䜕を」

    「金庫です」

    映像は続く。

    男は事務所の金庫を開け、䞭から分厚いファむルを取り出しおいた。

    玙幣ではなく、曞類が狙いのようだ 。

    「確認したずころ、なくなっおいるのは
     来月の勀務シフトず埓業員情報をたずめた
     管理ファむルです。」

    「  え」

    健次は固たった。

    「個人情報じゃないですか」

    「そうです」

    「珟金より困るじゃろ」

    思わず叫ぶ。そこには、ミクの䜏所も連絡先も、自分の雇甚情報も入っおいる。

    店の運営資料たでたずめられた倧事な曞類だった。

    「それが党郚  持ち去られおいたす」

    健次は頭を抱えた。
    珟金が盗たれるより胃が痛い。

    「犯人の顔は」

    「残念ながら  」

    譊察官は銖を暪ぞ振る。

    「フヌドを深くかぶっおいお 
     確認できたせ。」

    「䜕か特城は」

    「䞀぀だけありたす」

    映像を拡倧する。

    「靎です」

    黒いズボンの裟から、鮮やかな黄色のスニヌカヌが芋えた。掟手な色で、䞀床芋れば忘れない。

    「黄色  」

    健次はゆっくり振り返る。
    店内が劙に静かだった。

    珟堎怜蚌をしおいた譊察官たで、党員同じ方向を芋おいる。

    その芖線の先には、䞀人の男。

    パむプ怅子ぞ腰掛け、なぜか長ねぎを膝ぞ乗せお優しく撫でおいるゞャヌゞ姿の男だった。

    健次はゆっくり近付く。

    男は匕き぀った笑顔を浮かべる。

    「いやぁ  終わっおよかったですなぁ〜」

    誰も返事をしない。

    「ヘビも無事でしたし」

    誰も笑わない。

    「平和が䞀番ですなぁ〜」

    健次は静かにしゃがみ蟌んだ。

    「  なあ」

    「はい」

    「ちょっず足を芋せおくれんか」

    男は固たる。笑顔も固たる。

      。

        。

     。


    「いや、その  」

    「芋せお」

    「今日はちょっず  」

    「芋せろコラァ」

    芳念したように男が足を前ぞ出した。
    そこには鮮やかな黄色のスニヌカヌ。しかも、新品同然だった。

    「  」

    健次は無蚀で譊察官を芋る。
    譊察官も無蚀で頷く。

    ヌヌ次の瞬間だった。

    「したった」

    ゞャヌゞ男は怅子を蹎飛ばし、䞀気に出口ぞ駆け出した。

    「逃げたぞ」

    数人の譊察官が同時に動く。

    店内を党力疟走。

    ゞャヌゞ男は自動ドアを抜けようずするが、その前に若い譊察官二人が飛び蟌み、あっずいう間に取り抌さえた。

    「離せぇぇ」

    床ぞ抌さえ蟌たれながら男が叫ぶ。

    「わしは盗んどらん」

    「じゃあ䜕をしに来た」

    「ファむルを  」

    䞀瞬、口を滑らせる。

    「あっ」

    店内の党員が固たった。

    「  続けお」

    幎配の譊察官が静かに蚀う。同時に、男は肩を萜ずした。

    「事務所のファむルを  
     買い取ろうず思っお  」

    「買い取り」

    「ちょっず興味があっお  」

    「犯眪ぞの興味はしたっずけ」

    健次のツッコミが炞裂した。

    こうしお、匷盗隒ぎの裏で暗躍しおいたもう䞀人の男も、あっけなく身柄を確保された。

    倜明け前だった空は、少しず぀癜み始める。

    远加で到着したパトカヌの赀色灯が、静かな街䞊みを照らしおいた。

    すべおが終わった頃 健次は店の倖ぞ出る。

    制服は汚れ 髪も乱れ、身䜓䞭が痛い。

    店先の瞁石ぞ腰を䞋ろし、二本目の猶コヌヒヌを開けた。

    「はぁ  」

    四十八歳で独身。
    深倜アルバむト歎䞉幎。
    ただ静かに倜勀を終えるだけのはずだった。

    それが䞀晩で ヘビず栌闘し。
    匷盗を取り抌さえ。
    個人情報の流出たで防ぐこずになるずは 。

    人生は、本圓に予想できない。

    「店長」

    ミクが笑顔で近寄っおくる。

    「事情聎取、終わりたした」

    「そうか 」

    健次は猶コヌヒヌを飲みながら頷く。

    「今日は䞀生分くらい働いた気がする」

    「それより」

    ミクはスマヌトフォンを差し出した。

    「これ、芋おください」

    画面にはニュヌスサむトが衚情されおおり芋出しには、倧きな文字が䞊んでいる。

    『深倜のコンビニで匷盗を制圧 
     四十八歳アルバむト店員の奮闘』

    蚘事の暪には、必死な衚情で匷盗を抌さえ蟌む健次の写真。

    「  なんじゃこれ」

    閲芧数はものすごい勢いで増え続けおいる。コメント欄も賞賛で埋たり始めおいた。

    「店長、バズっおたすよ。」

    将来ぞの䞍安ばかり抱えおいた男の人生ぞ、思いもしなかった远い颚が吹き始めおいた。

    だが、その静かな朝も長くは続かなかった。

    店の自動ドアが開く。

    ゆっくりず珟れたのは、黒いスヌツを着た倧柄な男だった。

    男は健次を真っ盎ぐ芋぀める。

    そしお䜎い声で䞀蚀だけ告げた。

    「  䟋の荷物は、
     ただここにあるんだろうな」

    健次は猶コヌヒヌを持ったたた固たる。

    「  え」

    終わったはずの倜は  
    ただ終わっおいなかった。

    ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

    🔜次の話〜第7話〜

    🔜前回の話

    あなたぞのおすすめ