
〔講義005〕『浦和レッズが向かうべき場所〜本当の日本一とは〜』[蹴球学部|社会学科]
■ ミスターレッズの定義
『ミスターレッズ』
ただ長年同じクラブに所属していただけでは受け継ぐことはできない。
福田正博の9番を受け継いだ永井雄一郎に敬意を表して、福田正博=『元祖』ミスターレッズといいたいところではある。
しかしながら、やはりというべきか福田正博は『永遠』のミスターレッズである。
■ 浦和レッズというビッグクラブ
集客力やグッズ収入で、国内有数の実績を誇るビッグクラブ・浦和レッズ。
埼玉スタジアムを真っ赤にし、アウェイのスタジアムですら浦和レッズのサポーターの雄叫びがこだまする。
■ 駒場スタジアム時代の記憶
駒場スタジアムの収容人数が2万ほどだったこともあり、Jリーグ創成期はチケットが取れずに、TV観戦するファンも多かったのだろう。
J2に降格したシーズンですら、1万5000人ほどはファン・サポーターが駆けつけていたと記憶している。
■ 主力を引き抜く側への変貌
さて、冒頭で述べた『永遠』のミスターレッズ・福田正博も来年還暦を迎えるわけだが、
肝心の浦和レッズの戦績は安定しない。
昔は他チームから移籍してくる選手といえば、
控え選手というイメージが強く、鹿島から移籍してきた阿部敏之・室井市衛もその典型例で、
この流れを変えたのは間違いなく興梠慎三だろう。
鹿島のエースが浦和にやってくるというニュースは、当時は衝撃的だった。
この頃から他チームの主力を引き抜く側になったわけだが…
■ 成績の物足りなさ
何せリーグ優勝が一度きりというのだから、物足りないにもほどがある。
にもかかわらず、「Jリーグはオワコン」と煽る浦和サポには残念としか言いようがない。
これほどの資金力があり、あれほど熱狂的なファン・サポーターがたくさんいるのに。
■ 私の立場
私は、浦和レッズのアンチではない。
それは断言できる。
むしろ、福田正博のいない浦和レッズと
真摯に向き合ってきたという自負がある。
少し距離を置いて、浦和レッズの動向をちょっと気にする程度だった時期も長かったわけだが。
■ 福田正博の言葉とクラブの未来
しかし、福田正博が引退会見で涙ながらに
「浦和レッズ以外のユニフォームを着て戦っていくのは厳しいかなと思った」と語っていたように、浦和レッズには他のクラブには真似ができないオーラと魅力が詰まっている。
『赤い悪魔』と呼ばれるイングランドの雄、マンチェスター・ユナイテッドがヒール役だったのは、魅力的なスタイルで勝ち続けていたからこそ。
『永遠』のミスターレッズ・福田正博が「ぜひ監督をやりたい」と懇願するようなクラブにしてこそ、日本の『赤い悪魔』・浦和レッズの『永遠』の黄金期がやってくる気がしてならない。
【了】
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