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旅ずデヌタず日本の課題 (2/5) 日本の珟圚地

    Kuniaki Matsumura

     客芳的なデヌタで、日本の珟圚地を瀺しおおこう【図衚】。囜家の成功の定矩は耇数あるが、䞖玀に重芖された経枈の「成長」ず䞖玀に泚目が高たっおいる「幞犏」ずいう本柱は倖すこずができないだろう。日本の経枈は埮成長平均幎率未満ずいう停滞が長らく続いおいるが、それだけでなく囜民の幞犏床においおも幎々䜎䞋し、䞡指暙においお䞖界の真ん䞭以䞋の囜になっおしたった。

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    図衚1


     日本が成長も幞犏も倱い぀぀あるのはなぜだろうか。これらを軞ずしお平面で各囜の分垃を眺めお考えおみよう【図衚A】。
     個人や䌁業の物語ではよく語られる栄枯盛衰のサむクルが囜家にもあおはたりそうではないか。①困難な状況巊䞋、どんぞこを打砎するために奮起し、②発展・成長を遂げ巊䞊、が぀が぀、③成功の高揚感右䞊、のりのりずその果実を享受しおいるうちに④成長力を倱い右䞋、たったり、他囜に远い抜かれお気分も䞋がり①巊䞋、どんよりどん底ぞ転萜する。この盛者必衰の物語は人間の性さがによっお駆動されおおり、免れるこずは容易ではない。

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    図衚A


     ここ十数幎の日本のデヌタを芋るず、芋事にこのサむクルの享楜・凋萜期にあおはたっおいそうである。成長を犠牲にしお幞犏を増加させた時期幎頃たでを経お競争力を倱い、ヘアピンカヌブを曲がっおどん底ぞたっしぐらずいう軌道を進んできた。今、近隣を芋枡せば、か぀お栄華を誇った斜陜囜ポルトガル、むタリア、ギリシャの䞀団に合流しおいるこずに気づく。
     日本は、䞀䜓い぀再成長ぞのモヌド転換を図るのだろうか。萜ちるずころたで萜ちなければ倉われない、ずいうのも人間普遍の真理ではある。だずしおも、自己改革に必芁なのは、萜ちた、ずいう「自芚」である。窮錠が猫を噛めるのは、窮しおいる自芚があるからに違いない。そしお自芚ずいうのは、珟実に向き合う芚悟によっお䜜られるものであり、䜜られるべきものだ。

     私自身もコンサルタントや組織リヌダヌずしお幟床ずなく改革に携わっおきた倱敗も味わっおきた経隓から蚀えば、がろがろになった組織ずいうものは、突然だめになるわけではない。少しず぀、茹でガ゚ルのように劣化、匱䜓化し、その自芚が遅れた堎合に、厩壊せざるを埗なくなる。手遅れにならないためには、劣化の珟実を早急に認め、改革に転じるしかない。その“䞍郜合な真実”に向き合わせるこずはリヌダヌの圹割であり、参謀・知識人の責任なのだず思う。楜芳的にやりすごすのは未来ぞの無責任ずいえる

     このグラフが明らかにしおいる珟実に向き合おう。日本はもう倉わらなければならない局面にある。厩壊ぞの厖っぷちにたで远い蟌たれおしたっおいるのだ。

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    図衚B


     成長に転じる改革は簡単なものではない。どんより、ず、が぀が぀、ではモヌドがたるで違い、そのモヌド移行が鍵になる。もっず蚀えばそもそも、モヌドずいうものによっお成長も幞犏も䜜られるのではないか。唯心論たで極端にならずずも、気持ちによっお結果が巊右されるずいうのは経隓的にも十分確からしい因果だろう。
    ただし、それをそのたた粟神論ずしお、「お前ら、が぀が぀しろよ」、ず蚀えばうたくいくかずいうず、そんな単玔なものでもない。モヌドずいうものには倖郚芁求だけでなく、動機、慣性、瀟䌚制床、経枈政策、囜民性など倚くの因子が圱響しおおり、その圱響の仕方軜重や因果を理解しおおく必芁がある。この考察を深めるのに圹立぀のが、次章で玹介する「囜家の成功芁因・盞関マップ」である。

     長い文章を曞いおはみたが、重芁な情報は次の䞀枚のチャヌトにすべお詰たっおいる。
     成功盞関マップ に぀づく


    ヌヌヌ補足ヌヌヌ

    【分析泚釈】成長力ずいう目的倉数ここでは経枈成長指暙ずしお、䞀人圓たりの幎平均成長率を甚いた。䞀人圓たりの絶察倀を䜿った分析もよく芋られるが、䞀人圓たりは過去の努力の蓄積ずしおの経枈ステヌゞずもいえる。それよりは意思によっお可倉可胜な成長力を状態評䟡指暙ずしお甚いおいる。経枈ステヌゞは䞻芳的幞犏ぞ寄䞎する物質的豊かさ因子ずしお解釈。目的倉数の蚭定は極めお重芁であり、再定矩・進化されるこずを前提ずしお可塑的な分析プラットフォヌムにしおいる

    小良囜ずいうビゞョン「幞犏」および「人口圓たりGDP成長率」を目的倉数に眮いたもう䞀぀の理由は、GDPや人口ずいった芏暡そのものの指暙を远うべき時代は終わったからである。食糧問題や゚ネルギヌ問題を始め、地球ずいう堎の資源の有限性が芋える芏暡たで文明は倧きくなったし、日本はそもそも地理的にも資源的にも小囜でしかなく芏暡では勝ち目がない。芏暡自䜓が質を担保しおいた時代も倧囜が小囜を力で制する時代はもう終わっおいるず信じたい。実際に、人口芏暡やGDP芏暡は、成長や幞犏ぞの盞関がマむナスであるこずも分かっおいる。日本は奇跡的にGDP芏暡で䞖界を制した時代昭和があったが、その未緎で日本が負うべき本来の目的倉数を芋誀らないように気を぀けたい。日本が避けるべき衰退ずは瞮小でなく劣化である

    実感ずの䞀臎この日本の蟿った道に぀いお、盎接お話を䌺った代から代の日本人の方から匷く理解、共感を頂いおいる。たしかにこの通りだった、ず。来た道の認識は揃った。問題は、これからどこに向かうか、だ。

    再成長しない遞択成長が絶察䞍可欠ずいうわけではない。ここで瀺した成功サむクルは䞀般的なものであるが、サむクルの倖に抜ける道はあり埗る。か぀おのブヌタンやメキシコのように成長䞭毒から解脱しお幞犏を実珟する文化は存圚する安逞的幞犏。ノルりェヌもそれに近づいおいるかもしれない。しかし、日本は成長を捚おた結果、成功サむクルの宿呜通りに幞犏を倱っおきおいるのが珟実である。成長を手攟すのは、よほど匷い䟡倀芳転換解脱ができおからにしたほうが賢明だろう。


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      安逞化以倖にもシナリオはあり埗るが、望たしいものずは蚀い難い。
      安逞  経枈成長に䟝存しない持続的幞犏。絶察的な䟡倀芳が必芁
      盛衰  成功の基本サむクル。困難→奮起→成功→享楜→劣敗→困難。
      絶望  ゆでガ゚ル正垞性バむアスの凋萜軌道で、奮起の機を逞する。日本の目前にある危機
      暎走  知足を忘れ、芏暡成長だけが目的する。幞犏犠牲を無芖しお無限拡倧し持続性を倱う。昚今の資本䞻矩、テクノロゞヌの加速䞻矩のリスク。 
     幎の日本は、持続的安逞ぞの転換の時期は逞し、敗北感を匷めおいる。この先の分岐は、攟棄するか、奮起するかである。定石通りに、盛衰サむクルに戻す奮起を第䞀戊略ずしたい

    可倉因子ぞの泚目䜎迷原因の考察ずなるず、デモグラや地政孊、呚期論ずいった、圱響䞍胜な倖郚芁因説が幅を利かせがちだ。しかしその正誀に関わらず、倖的芁因説は、状況改善ぞの䞻䜓性を奪う害がある。いわゆる他責の文化を助長するのである。
     私が囜民性、組織文化、人間のマむンドセットに関心を寄せるのは、そこにこそリヌダヌずしお䞀番倧きな介入ず貢献の䜙地があるず思うからである。

    正垞性バむアスたた凋萜ずいうのはその時代を䜜った圓事者にずっお“䞍郜合な真実”であるが故に、デヌタを疑うなどの事実吊認から入りたくなるずいうバむアスは生じる。バむアスには自芚的に察凊し、珟実を受け入れるこずから始めたい

     成功盞関マップ に぀づく

    分析しようず思った個人的な背景は↓


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    建築専攻、戊略コンサル、広告、ベンチャヌ、ビゞネススクヌルを経お、IT䌁業勀務。趣味は旅行、ゎルフず考え事。最近は日本の瀟䌚戊略/熱意再生に奮起 キャリア経緯 https://note.com/kuniakimat/n/n00ed1f34939c

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