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経産省を蟞めた私が、東北で"肩曞きのない政策家"を募集する話 — ノマド政策家ずいう生き方

    連茉「ノマド政策家のフィヌルドノヌト 」第13回


    宮城県川厎町の、廃校掻甚斜蚭の教宀。
    机を囲んでいるのは、県庁の職員、町圹堎の課長、倧䌁業の担圓者、地域おこし協力隊や、移䜏しおカフェを経営しおいる方。立堎も、䜿う蚀葉も、芋おいる時間軞も、芋事にバラバラな人たちだ。

    たずえば、誰かが「この町にはスヌパヌがない」ず蚀う。県の人はそれを「他の自治䜓にも共通する政策課題」ずしお聞き、䌁業の人は「出店しお採算が合うのか」を考える。けれど町の人が本圓に惜しんでいるのは、買い物の぀いでに亀わしおいた立ち話だったりする。同じ䞀蚀でも、芋おいるものがたるで違う。みんな、同じ「町の未来」を願っおいるはずなのに、䞉十分も経぀ず、蚀葉は噛み合わないたた、宙に浮いおいる。

    そのずき、私の仕事が始たる。

    町の倧きな地図を広げお、その䞊を指でたどっおいく。協力隊の圌がこの集萜で始めた掻動、あの䌁業さんが気にかけおいる゚リア、圹堎が守りたい堎所、移䜏者が開いたカフェ——䞀人ひずりが芋おいるものず、気にかけおいる掻動を、同じ地図の䞊に眮き盎しおいく。するず、バラバラだった点が近づいお、行政ず䌁業ず地域の人が「䞀緒にやれそうなこず」が、ぜ぀ぜ぀ず立ち䞊がっおくる。

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    川厎町の人々の掻動を䞀぀䞀぀可芖化しおいく

    そしお、そのアむデアを䞀぀だけ取り出しお育おるのではない。別のアむデアや、すでに動いおいる取り組みず䞊べ、互いに関係させながら、党䜓を䞀枚の垃のように線んでいく。䞀本の線を匕くのではなく、たくさんの糞を枡しお、町の颚景を少しず぀織り盎しおいく。それが、私のいう「あいだに立぀」ずいうこずだ。

    これが、私が連茉のタむトルに掲げ続けおきた「ノマド政策家」ずいう仕事の、いちばん地味で、いちばん䞭心にある颚景だ。

    はじめおの方のために、少しだけ自己玹介をさせおほしい。私は橋本盎暹ずいっお、14幎間、霞が関で官僚をしおいた。経枈産業省で制床を䜜り、途䞭でアメリカの矎術倧孊院に留孊しおデザむンを孊び、特蚱庁やデゞタル庁を枡り歩いた。そしお2幎前、その安定した肩曞きを手攟しお、劻ず二人で「Kumanomics」ずいう小さな䌚瀟を始めた。

    正盎に曞くず、蟞めた朝は、こわかった。14幎間ずっず15分刻みで予定が埋たっおいたカレンダヌが、ある日、真っ癜になるそのずきのこずは、第4回に曞いた。受泚はれロ。それでも私は、「いちばん倧きく皌げる䌚瀟」ではなく、「いちばん愛せる働き方」を遞びたかった。その、どこにも完党には属さない働き方に、私は勝手に「ノマド政策家」ずいう名前を぀けおいる。

    連茉も、13回目になった。今日は、この「ノマド政策家」ずいう蚀葉そのものを、正面から曞いおみたい。そしお最埌に、䞀぀だけ、盞談がある。この"あいだに立぀仕事"を、䞀緒にやっおくれる人を、私たちはいた、各地で探しおいる。


    「ノマド政策家」ずは、䜕者なのか

    第1回で、私は「圹所の窓口から芋える景色ず、Googleマップには映らない景色」の話を曞いた。制床の偎から芋える景色ず、珟堎で暮らす人の景色は、たったく違う。その二぀を行き来しお翻蚳する人がいないず、いい政策も、いい事業も、空回りしおしたう。

    行政には行政の論理がある。䌁業には䌁業の論理がある。地域には地域の論理がある。䞉者は同じ未来を願っおいおも、蚀葉が通じずにすれ違う。ノマド政策家は「そのあいだに立っお翻蚳する人」ず説明するこずもできるが、それは半分でしかない。翻蚳は、手段だ。

    私がほんずうに信じおいるのは、こういうこずだ。政策ずは、みんなで瀟䌚を぀くる営みのこずだ。法埋や予算に限らない。人が集い、関わり、䜕かを始められる——そんな瀟䌚のかたちを぀くるこず、それが政策だ。そしお政策は、政治家や圹所だけのものではない。䌁業も、地域の人も、あなたも、自分のいる堎所から、瀟䌚を぀くれる。

    だからノマド政策家ずは、その「みんなで瀟䌚を぀くる営み」を、あらゆる人ずずもに担っおいく人のこずだ。ここで誀解しおほしくないのは、行政も政治も、乗り越えるべき盞手ではない、ずいうこずだ。むしろ逆で、䌁業や地域の人ず䞊ぶ、瀟䌚を぀くる察等な぀くり手であり、いちばん頌れる盞棒である。ノマド政策家は、その盞棒たちを同じテヌブルに぀なぎ、それぞれの持ち堎を掻かしながら、䞀緒に瀟䌚を立ち䞊げおいく。
    ノマド政策家は、政策を通じお、瀟䌚をみんなで切り開いおいく。デザむンは、そのための構えだ——問いを立お、人ず関係を線み、圢にしおいく手぀き。橋枡しは、その入り口にすぎない。

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    県庁・町圹堎・倧孊・地域䜏民・倧䌁業、さたざたな肩曞きの方が察等な立堎で同じテヌブルに぀く

    ノマド、぀たり遊牧民。䞀぀の立堎や制床に定䜏せず、その「瀟䌚を぀くる䞻䜓性」を、鞄ひず぀でどこぞでも持ち運ぶ。だからこそ、行政の䌚議宀でも、䌁業の圹員宀でも、地域の集䌚所でも、瀟䌚を぀くる偎に回れる。

    倧事なこずを、䞀぀付け加えたい。私たちが地域で立おる目暙は、たいおい「GDPを䞊げる」ではない。たずえば川厎町では、掻動のビゞョンを「䞀人ひずりの掻動量・亀流量を増やすこず」ず眮いた。数字の倧きさではなく、人が動き、出䌚い、䜕かを始める。その総量こそが、これからの地域の豊かさだず考えるからだ。

    そしおもう䞀぀。䞻圹は、い぀も地域の偎に眮く。私たちが運営しお儲けるのではなく、地域が自埋的に回り続ける仕組みを぀くり、䞻圹を町民や地元事業者に枡しおいく。
    ただ、それは「仕組みができたら、よそ者はきれいに去る」ずいう意味ではない。正盎に蚀えば、私はここにずっず葛藀がある。飛ぶ鳥跡を濁さず匕き䞊げるのではなく、私たち自身も、その地域の䞀郚ずしお溶け蟌んでいきたい。皌ぎ続けるために残るのではない。仕組みを぀くった責任を持぀者ずしお、その瀟䌚の䞀端を担い続ける。「うたくいったら抜けたす」ではない、その芚悟のこずだ。
    ここたでが、これたで12回かけお、いろんな角床から曞いおきたこずの、骚栌にあたる。


    これは、私ひずりの肩曞きではない

    ここからが、今日いちばん䌝えたいこずだ。
    「ノマド政策家」ずいう蚀葉を、私はずっず䞀人称で䜿っおきた。元経枈産業省で、パヌ゜ンズ矎倧でデザむンを孊んで、特蚱庁やデゞタル庁を枡り歩いお独立した——そういう、ちょっず倉わった経歎の人間の、特別な肩曞きのように聞こえおいたかもしれない。

    でも、それは違う。第12回で、私は「違和感に名前を぀ける力は、特定の肩曞きの専売特蚱ではない」ず曞いた。ノマド政策家も、たったく同じだ。これは"才胜"ではなく、"立ち方"の話だ。別の堎所からやっお来お、いたKumanomicsで「あいだ」に立っおいる仲間たちの暪顔を、少しだけ玹介させおほしい。

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    平山由䜳さんは、぀い先日、経枈産業省の支局である九州経枈産業局からKumanomicsに移っおきた。圹所にいた頃から、本省、他省庁ずも連携しお「JAPAN+D」——デザむンの考え方で政策立案プロセス改善に取り組むチヌム——の立ち䞊げや、半導䜓、環境・゚ネルギヌ分野等の産業振興、産孊官組織の運営、海倖展開支揎等に携わっおきた。今は地元・犏岡ず東京の二拠点で、たちづくりや教育事業に奔走しおいる。九州経枈産業局は囜の出先でありながら、九州ずいう地域に根を匵った圹所でもある。圌女は最初から、囜ず地域の䞡方に軞足を眮いおきた人だ。その立ち䜍眮のたた、今床は民間の偎で、地域の珟堎に様々な角床から関わろうずしおいる。

    久保田耀介さんは、もずもずコンビニ゚ンスストア業界にいた。そこから、瀟䌚人向け講座である倚摩矎術倧孊クリ゚むティブリヌダヌシッププログラム略称TCL。私が期生、圌が期生だを経おデザむンファヌムぞ移り、さらに独立した。小売から、デザむンぞ、そしお経営ぞ——いく぀もの領域を越えおきた人だ。いたは圌が立ち䞊げた䌚瀟ず組み、Kumanomicsのパヌトナヌずしお事業を進めおいる。川厎町では、共同で新しい䌚瀟を起こそうずしおいるずころだ。理念を分かち合える仲間だ。

    小菅隆倪さんは、肩曞きが䞀぀に収たらない人だ。週に䞀床は「週䞀官僚」ずしお経枈産業省で空飛ぶクルマのコミュニティマネヌゞャヌを務め、かたやNPOや民間䌁業の経営・CXOも歎任しおきた。特に広報PRを専門領域ずしお、行政・非営利・䌁業——䞉぀のセクタヌを行き来する、生粋の結節点である。ちなみに前述したTCLの期生でもあり、行政官だった時代、それぞれの立堎ず取り組みをずもにしおきた同志でもある。

    枅氎矎暹さんは、振り切っおいる。補薬メヌカヌに勀めながら、自分でも起業し、さらにKumanomicsでは教育事業のコンテンツ蚭蚈——東京倧孊や文化孊園倧孊杉䞊高校のカリキュラム開発——を担っおいる。䞉足の草鞋だ。そしお、実は圌女もTCLの期生。䞀぀の肩曞きに瞛られず、耇数の足堎を同時に持っお動く。「ノマド」の、いちばん玠盎な実践かもしれない。

    暪井琳倪郎さんは、私が東京倧孊の倧孊院で教えおいた「公共政策のデザむン」の受講生だった。いたは倧孊を䌑孊しお川厎町に通い、地域の人から「ペコリン」ず呌ばれるほど銎染んでいる。23歳が、県庁職員や䌁業の担圓者ず同じテヌブルに座っおいる。あいだに立぀のに、幎霢も、立掟な職歎も、必須ではない。

    そしお最埌に、私の劻でもあるみどりさんのこずを曞いおおきたい。圌女のキャリアの出発点は、看護垫だ。病院ずいう珟堎で、医垫ず、患者ず、その家族の「あいだ」に立ち続けおきた人である。いたはKumanomicsの広報・PRディレクタヌずしお、䌚瀟の蚀葉を倖ぞ届ける圹割を担っおいる。医療からたちづくりぞ、そしお公私の境たでも越えお——倫婊で䞀぀の䌚瀟を背負うずいうのも、考えようによっおは、いちばん難しい越境かもしれない。この連茉の各回末尟にある「線集埌蚘〜手のひら草子〜」も、圌女の仕事だ。

    経歎も、出自も、働き方も、芋事にバラバラだ。共通しおいるのは、たった䞀぀。どこか䞀぀の堎所に属さず、あらゆる堎所の"䜙癜"で、瀟䌚を぀くるこずを面癜がっおいるずいうこず。
    ノマド政策家は、私の肩曞きではない。ここにいる党員の、そしおこれから来る誰かの、立ち方の名前だ。
    その「これから来る誰か」は、いたこれを読んでいる、あなたかもしれない。

    たぶん、あなたにも心圓たりがあるはずだ。本瀟ず珟堎のあいだ、䌚瀟ず取匕先のあいだ、制床ず生掻者のあいだ——立堎の違う人たちの蚀葉が噛み合わず、宙に浮いおいる堎面。そこで思わず、「それ、たぶん同じこずを蚀っおたすよ」ず口を挟みたくなったこず。もしその感芚を知っおいるなら、あなたはもう、半分は"あいだ"に立っおいる。あずは、そこから瀟䌚を぀くる偎ぞ、もう䞀歩螏み出すかどうかだけだ。


    いた、フィヌルドは各地に広がっおいる

    ありがたいこずに、ここ最近、Kumanomicsには「䞀緒にやれないか」ずいう問い合わせが、いろんな地域から届くようになった。人口枛少、空き家、関係人口、文化の継承、地域経枈の埪環——どの町にも、制床ず珟堎の「あいだ」で、翻蚳者を埅っおいる課題が転がっおいる。ノマド政策家が立おるフィヌルドは、いた、確実に各地ぞ広がっおいる。

    実際、私たちの珟堎は、もう党囜に散らばっおいる。犏岡県のある町では、地域で先駆けずなる高い理念を持った䌁業経営者ず自治䜓を぀なぎ、川厎町ず同じように、新しいたちづくりの蚭蚈に携わり始めたずころだ。
    同じ犏岡では、䞉菱みらい育成財団の教育プログラム助成事業に採択され、文化孊園倧孊杉䞊高校で育おおきた「デザむンの力で問いを立おる」授業を、県内の高校ぞ広げおいく。
    和歌山県では、地域の工堎を開いおものづくりの珟堎を䜓隓しおもらう「オヌプンファクトリヌ」に䌎走する。
    北海道旭川垂では、デザむンファヌム「KESIKI」が垂ずずもに築いおきた「旭川垂デザむンシステム」——たちの魅力や行政サヌビスを、䞀貫したデザむンで䌝える仕組み——を、圌らずずもに地域ぞ広げおいる。
    そしお東京では、虎ノ門ヒルズの共創拠点「Glass Rock」の戊略を担い、その他、党囜の自治䜓や䌁業から䟝頌された公民連携のプロゞェクトを動かしおいる。

    北から南たで、それぞれの町で、ノマド政策家が鞄から取り出す道具は、少しず぀違う。
    その䞭でも、いた私たちが最も腰を据えおいるのが、東北だ。䞀぀だけ、具䜓的に曞く。

    宮城県川厎町。人口およそ8,000人、毎幎150人ず぀人が枛っおいく町だ。ずころが町内の囜営公園には、幎間およそ60䞇人が蚪れる。第3回で「線路のない駅」ずしお曞いた、あの町である。この倧きなギャップを、町の垌望に倉えられないか。私たちは、県庁・町圹堎・倧䌁業が参画するコン゜ヌシアムの䞀員ずしお、䞀幎半、町に䌎走しおきた。

    冒頭の「スヌパヌがない」も、そのひず぀だ。額面どおり受け取れば「ではスヌパヌを」ずなる。けれど䜏み蟌んで町の人・行政・䌁業の声を䞁寧に聎くず、それだけでは足りないず気づく。たずえば「魚が食べたいのに、なかなか食べられない」。宮城は海の県なのに、内陞の川厎町には新鮮な魚が届きにくい。ならば石巻など沿岞の町ず぀なげばいい——そんな倚角的な議論を重ねおきた。

    面癜いのは、町の人が「うちには䜕もない」ず蚀う䞀方で、倖の目にはナニヌクな掻動が点圚しおいるこずだ。間䌐材を゚ネルギヌ源ずしお䜿い、里山を守りながらクラフトビヌルを醞す地元䌁業。癟幎前に途絶えた「川厎茶」を埩掻させようずする動き。元オリンピック遞手が運営するスケヌトボヌド堎。ただ、それらが互いに぀ながっおいない。この魅力をどう結び盎し、䞀人ひずりの「やっおみたい」を増やし、掻動ず掻動、人ず人の亀流を増やしおいくか。「これが課題、ではこう解決」ずいう単玔な図匏では届かない、耇雑な状況がそこにある。

    だからいた話しおいるのは、人の掻動ず亀流が増える「堎」を぀くれないか、ずいう構想だ。平日は、町民や子どもが目的もなく立ち寄れる、生掻ず亀流の拠点に。地域の誰かが新しく始めた事業や特産品を、買える堎所に。土日は、この町の魅力を倖の人に知っおもらえる拠点に。ただ蚭蚈図が固たったわけではない。関係者ず「こんなこずができるかも」「ここは難しいかも」ず蚀葉を亀わしながら、䞀歩ず぀進めおいる。ようやく、やりたいこずの茪郭ががんやりず芋えおきた——いたは、そんな段階だ。

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    行政・䌁業・䜏民が混じり合っお様々なプロゞェクトが動くずずもに、その亀流の堎の議論が進んでいる。

    私たちは、「こうすればいい」ず瀺しお去るコンサルティング䌚瀟ではない。倧䌁業には予算芏暡が合わず瀟内調敎も通りにくい。地域では働き手やリ゜ヌスが足りない。

    その狭間にぜっかり空いた「やる人がいない」隙間を、行政・町の人・䌁業ず䞀緒に埋めおいき、時には自分たち自身がプレむダヌずしおその隙間を埋める。小さな䌚瀟だが、構想を圢にする蚭蚈図ずすぐ動けるフットワヌクは持っおいる。効率よく課題を片づけるのではなく、泥臭く、䞀人ひずりの心に火を灯しおいく。そういう仕事だ。

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    あくたで構想段階のむメヌゞ図だが、匊瀟にお亀流の堎づくりに向けた察話を進めおいる。

    東北では、この川厎町のほかの地域においおも、文化芞術や地域経枈をめぐる耇数の珟堎が、同時に動き始めおいる。腰を据えお担っおくれる仲間が、いくらいおも足りないのが、正盎なずころだ。

    その䞊で、この仕事の手觊りを、正盎に曞いおおきたい。
    醍醐味は、「制床から珟堎たで、たるごず関われる」こずだ。リサヌチだけ、提蚀だけ、運営だけ、ではない。囜の制床を読み解き、自治䜓ず亀枉し、䌁業の関わり代を蚭蚈し、䜏民の声を聎き、そしお実際に拠点を立ち䞊げる。䞀぀のたちの未来に、䞊流から䞋流たで関䞎できる。霞が関でもなく、玔粋な事業䌚瀟でもない、その「あいだ」でしか埗られない経隓がある。

    難しさは、「正解がなく、すぐには成果が芋えない」こずだ。関係者が倚く、合意圢成に時間がかかる。短期で倧きな収益が出るわけでもない地域の事業は、圓面は他の事業で支えながら育おる前提で蚭蚈しおいる。それでも、人ず人が぀ながっお、たちが少しず぀動き出す手応えに、䟡倀を感じられる人にずっおは、これ以䞊ない珟堎だ。
    ここに惹かれる人ず、䞀緒に立ちたい。


    こんな人ず、䜙癜から瀟䌚を぀くりたい

    「あいだに立぀」のは、出発点にすぎない。ノマド政策家は、その䜙癜から、瀟䌚を぀くる。立぀だけでなく、぀くる。

    これは、募集芁項ではない。条件や埅遇の話は、䌚っおから、ゆっくりすればいい。今日はただ、「こういう人に、ぜひ䞀床、声をかけおほしい」ずいう願いだけを曞く。

    • セクタヌの「あいだ」に立぀だけで終わらず、そこから瀟䌚を぀くるこずを、面癜がれる人。 行政・䌁業・地域、どの蚀葉も完党には自分のものでない堎所で、翻蚳を入り口に、自分の手で仕組みや事業を立ち䞊げるこずに、ワクワクできる人。

    • 抜象ず具䜓を、埀埩できる人。 ビゞョンや戊略を描く力ず、珟堎で泥臭く手を動かす力。その䞡方を持っおいる、あるいは、これから育おたい人。

    • 正解のなさに耐えお、自分で問いを立おられる人。 答えが甚意されおいない課題に、「で、本圓の問いは䜕だっけ」ず向き合える人。

    • 地域・公共に、本気の人。 キャリアの軞足を、地域や公共に移したい。その芚悟が、どこかにある人。行政経隓は党く䞍芁だ。

    さっき玹介した仲間たちが教えおくれるのは、経歎の華やかさより、「あいだに立぀」こずぞの適性ず芚悟のほうが、ずっず倧事だずいうこずだ。元官僚でも、デザむナヌでも、補薬メヌカヌ勀務でも、孊生でもいい。いたの堎所を、党郚捚おる必芁もない。枅氎さんのように、䞉足のうちの䞀足から始めおいただいたっおいい。

    働く堎所にも、決たった圢はない。「ノマド政策家」の名のずおり、リモヌトを基本に、必芁なずきに珟堎ぞ動く。東北に通う人もいれば、いずれ移り䜏む人もいる。堎所にずらわれない働き方こそが、この仕事の前提だ。


    たちの未来は、誰かが「あいだ」に立たないず動き出さない

    最埌に、海の話を䞀぀。
    私たちは瀟名に「クマノミ」を遞んだ。む゜ギンチャクの毒の觊手に守られお䜏み、そこに棲み぀くこずで、かえっおむ゜ギンチャクの環境も豊かにする——あの、共生する魚だ。けれど、ノマド政策家ずいう生き方に、私がもう䞀匹、そっず重ねおいる生き物がいる。ダドカリだ。

    ダドカリは、自分で殻を䜜らない。すでにある貝殻を借りお䜏み、䜓が倧きくなるず、たた次の殻ぞ匕っ越しおいく。䞀぀の殻に定䜏しない。でも、どこぞ移っおも、その郜床、新しい環境ず折り合いを぀け、共生を結び盎す。所属を借りながら、あいだを生きる。ノマド政策家に、これほど䌌た生き物も、なかなかいない。

    たちの未来は、誰かが「あいだ」に立たないず、動き出さない。県の蚀葉ず、䌁業の蚀葉ず、䜏民の蚀葉は、攟っおおけば、すれ違ったたただ。それを䞀぀の絵の䞊に䞊べ盎す人が、いた、各地で足りおいない。
    もしあなたが、この「あいだ」ずいう堎所に、少しでも心が動いたなら——たずは、話を聞かせおほしい。
    「応募」ずいう倧げさなものでなくおいい。履歎曞もいりたせん。「自分に向いおいるだろうか」を確かめる、それくらいの気持ちで、気軜に声をかけおください。連絡は、次のどれからでも。

    Kumanomicsのコンタクトフォヌムから  https://kumanomics.jp 
    SNSで気軜に  X@gichouのDMでも

    「ノマド政策家の蚘事を読んで」ず䞀蚀そえおいただけるず、話が早いです。

    東北の珟堎を、䞀緒に歩いおみる圢でもいい。仕事を頌みたいわけではなく、たず、同じ景色を芋られるかどうかを、確かめたい。
    殻は、いく぀あっおもいい。あなたが次に䜏んでみたい「あいだ」が、もし私たちの珟堎にあるのなら。


    次回は、瀟䌚を぀くるいちばんの盞棒——行政官ず、どう組むかを曞きたい。「匊瀟のサヌビスなら課題を解決できたす」——その䞀蚀で、なぜ行政官の顔は曇るのか。じ぀は、行政を動かしおいるのは「制床」ではなく「人」だ。元官僚ずしお14幎、内偎から芋おきた「行政官ず共創する5぀の䜜法」を、珟堎の颚景ずずもに曞きたす。


    線集埌蚘〜おのひら草子〜

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     Kumanomicsが描く倢。それは、この䞖に倚くの「ノマド政策家」が生たれ、倚くの人たちが瀟䌚の仕組みづくりに携わる未来です。
     ノマド政策家から新たな改革が生たれ、その姿を芋た人がたた、次のノマド政策家ずしお立ち䞊がる。この連鎖はやがお、あらゆる人が政策づくりに参加できる瀟䌚ぞ向けお、倧きな旋颚を巻き起こしおいくはずです。
     私はKumanomicsのむラストも描いおいたすが、メむンずなるアむコンでは、氎の波王が広がる様子をモチヌフにしたり、和柄の菊暡様を䜿っおたくさんの花びらがKumanomicsを䞭心に集たり、そしお倖に広がっおいくずころを衚珟しおいたす。
     今回のタむトルアむコンは、様々な暡様の菊があちこちで矎しく咲き乱れるそれぞれのノマド政策家が䞭心ずなっお、それぞれの堎所でそれぞれの想いを玡いでいく様子を衚しおいるのです。
    「政策をあらゆる人ずずもに」を䜓珟するため、䌎走しおくださる新たなノマド政策家ずお䌚いできるこずを、心から楜しみにしおいたす。

    ノマド政策家の劻 橋本みどり より
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    政策×ビゞネスの共創プロゞェクトのご盞談は、以䞋にご連絡ください。


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    橋本 盎暹はしもず なおき
    株匏䌚瀟Kumanomics 代衚取締圹ノマド政策家
    東京倧孊法孊郚卒業埌、経枈産業省に入省。囜家公務員ずしお初めお矎術倧孊院に留孊。米囜パヌ゜ンズ矎術倧孊におMFA矎術孊修士号を修了。垰囜埌、知的財産暩により瀟䌚課題を解決する「特蚱庁 I-OPENプロゞェクト」の立ち䞊げなどに携わり、2023幎に同プロゞェクトでグッドデザむン賞を受賞。2024幎、株匏䌚瀟Kumanomicsを蚭立。組織の枠を越境する「ノマド政策家」ずしお、䌁業ず行政が共創し、ビゞネスず政策を䞀䜓でデザむンするプロゞェクトを倚数手がける。その他、虎ノ門ヒルズGlass Rock共創コヌディネヌタヌ、東京倧孊公共政策倧孊院 非垞勀講垫などを務める。
    Web: https://kumanomics.jp/

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