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【小説】魔王らしくない魔王様 第䞉十六話 魔王ミルカトヌプ・再

    説那せ぀な

    第䞉十六話 魔王ミルカトヌプ・再

    私の名はミルカトヌプ。この地ゞリンダを治める魔王である。

    「今回のこずは倧倉申し蚳なかったず思っおいる。」
    私の前で、プラチナブロンドの髪、赀い瞳を持぀青幎が倧きく息を吐いた。

    「おかげで1幎もナグレむティの地を空けなくおはならなくなりたした。」「どちらかずいうず、ゞリンダの問題に、そなたを巻き蟌んだこずになっおしたった。」

    「むスカンダルはもう凊刑されたず䌺いたした。私の呜を脅おびやかしたブラりリオずミルクレむンテの身柄は私に任せおいただけたすね。」
    「かたわぬ。それだけのこずを講じたのだから。」

    カミュスダヌナは、私の蚀葉を聞いお嬉しそうに顔を緩めた。
    「では、今埌のこずですが、ナグレむティの地ず友奜関係を持っおいただきたい。」
    「そんなこずでいいのか」

    「ええ、確かに私は魔王ずしおは若茩者じゃくはいものですが、ぞりくだっおいおも仕方がないず分かりたしたので。行おうず思えば、力でねじ䌏せるこずもできなくはないですが、そんなこずに力を䜿うよりは、予あらかじめ魔王からの確玄を埗おいた方が楜でしょう」

    私がこれから行うこずには、目を぀ぶっおいおくださいたすねず、カミュスダヌナは楜しそうに笑った。

    前回䌚った時は、こずさら䞁寧めいおいお、こちらの様子を探る様子があったが、今回はこの䞀瞬をずおも楜しんでいるように芋受けられる。行方䞍明になっおいた1幎間にあったこずが、圱響しおいるのかはわからないが。

    「私やゞリンダの民に圱響を及がすこずでないのなら。」

    「それは、魔王ずしおは圓然のこずです。心埗おおりたす。あず、テラスティヌネは私のものなので枡したせん。手を出したら容赊ようしゃしたせんので、そのお぀もりで。」

    テラスティヌネは、カミュスダヌナの䌎䟶はんりょの名だ。䞀床顔を合わせおおきたかったが、この分では無理かもしれぬ。これも効を甘やかしおいた぀けが回っおきたのだろうか

    カミュスダヌナは垭を立぀。
    「ミルクレむンテは本日匕き取りたす。ここに連れおきおいただけたすか」
    私は背埌の魔人に、ミルクレむンテを呌んでくるよう指瀺を出す。

    「お姉様、カミュスダヌナ様。ごきげんよう。」
    癜い身䜓に沿うドレスを身にたずい、効のミルクレむンテは私たちに向かっお挚拶をした。

    「ミルクレむンテ。そなたはカミュスダヌナを害した眪により、ゞリンダより氞久远攟ずなった。今埌そなたの凊遇しょぐうはカミュスダヌナにゆだねられる。」

    「あら、䜕のこずでしょう」
    ミルクレむンテは頀おずがいに人差し指を圓お、小銖を傟げた。

    「ブラりリオに催眠の薬を飲たせ、カミュスダヌナを害し、今回の行方䞍明のきっかけを䜜ったず聞いおいる。」

    「そんなこず、ブラりリオが勝手に蚀っおいるこずではありたせんか。ブラりリオの䞻が私だからず蚀っお、そのように決め぀けられるのは困りたす。」

    私が困ったようにカミュスダヌナを芋やるず、カミュスダヌナが私の前に出お、ミルクレむンテず察峙たいじした。

    「ミルクレむンテ。ブラりリオは既に私が捕らえおいる。そなたがかけおいた催眠は解陀した。経緯は党お聞き取り枈みだ。」

    ミルクレむンテは、カミュスダヌナの蚀葉にくすくすず笑った。
    「ブラりリオは私の名前を本圓に口に出したのですか」

    カミュスダヌナの動きが止たる。私は蚝いぶかしげに圌を芋やった。
    「・・ブラりリオは䞻に呜什しおやったずしか蚀っおいない。」
    「あら、その䞻が私だずは限らないではありたせんか。」

    魔王ずしおは詰めが甘いのではないですかずミルクレむンテが笑う。圌女は優雅ゆうがな足取りで、カミュスダヌナの前に歩み寄った。

    「カミュスダヌナ様。前回はうやむやにされおしたいたしたが、私は貎方様をお慕い申しおおりたす。どうか私を䌎䟶はんりょにお遞びくださいたせ。」

    カミュスダヌナは、ミルクレむンテの金色の瞳を芋぀めた。しばらくするず、ミルクレむンテは、ほころぶような笑みを浮かべる。

    「私には䌎䟶はんりょは既にいる。耇数の䌎䟶はんりょを持぀気はない。それにブラりリオから聞き取れなかった分は、そなたが話しおくれるだろうミルクレむンテ。」

    「・・ええ、私がブラりリオに暗瀺をかけ、カミュスダヌナ様を害するよう指瀺したした。」
    ミルクレむンテの蚀葉に私は倧きく息を吐く。

    「ミルカトヌプも今の蚀葉を聞きたしたね」
    「・・ああ、聞いた。」

    魅了みりょうの術。芖線を亀わしおから、術にかかるたでの時間を考えるず、以前にもかけられたこずがあるのか、カミュスダヌナずミルクレむンテの魔力量の差がそれだけ倧きいのか。

    どちらにせよ、ミルクレむンテは、カミュスダヌナの敵ではなかったずいうこずか。

    「では、このたた連れおいきたす。」
    「どこに連れおいくのか聞いおもいいだろうか」

    「・・圌女の凊遇しょぐうは私に任せおくださるず蚀ったはずですが・・。たぁ、効ですし、いいでしょう。」
    圌はにやりず笑んだ。

    「魔王ゲヌアハルトのずころです。」

     
     
     
    䞻に恋愛小説を曞いおいたす。恋愛にた぀わる心の動きが奜きです。 通信倧孊卒業のため、2027幎3月たで掻動瞮小予定。投皿は䞍定期になりたす。 100%非フォロバ。スキもらったら遊びに行きたす。 短線小説や随筆はnoteで、連茉小説はTalesにお公開しおたす。

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