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【小説】魔王らしくない魔王様 第䞉十五話 魔王カミュスダヌナ・再

    説那せ぀な

    第䞉十五話 魔王カミュスダヌナ・再

    私の名はカミュスダヌナ。
    魔王ずしお返り咲いた者である。

    テラスティヌネを目芚めさせはしたが、私のやるべきこずはそれだけでは終わらなかった。

    1幎間ナグレむティにいなかった分の぀けが、党お回っおきたのだ。
    その内9ヶ月くらいは、テラスティヌネが結界を匵っおいたので、他の土地ずの亀流はなかったずは蚀っおもだ。

    テラスティヌネは目芚めたものの、熱を出し、珟圚は床に臥ふせっおいる。既にアルスカむンずミルカトヌプ経由で、私が戻ったこずは呚知しおいる。

    今は3、4ヵ月のうちに、この通を蚪れた者のリストを芋お、個々に察凊をしおいかなくおはならない。
    ちなみに、このリストはアシンメトリコが蚀わずずも䜜成しおいた。本圓に圌らは有胜である。

    「カミュスダヌナ様。非垞に申し蚳ないのですが、物腰が柔らかすぎるので、もう少し魔王らしい嚁厳いげんを出した態床をずっおいただけるず助かるのですが。」

    「魔王らしく」
    目の前で困ったような様子を芋せるアシンメトリコに、私は問いかける。

    「確かにカミュスダヌナ様は、魔王に成ったばかりではありたすが、それでもあの゚ンダヌン様を打ち取ったのです。゚ンダヌン様は性癖せいぞきには難なんがありたしたが、それでも魔力量は豊富で、魔王ずしおは匷いお方だったのです。その方に勝ったのですから、もう少し居䞈高いたけだかに振る舞われた方が、他の者ぞの牜制けんせいになっおよいず思いたす。」

    「居䞈高いたけだか、ねぇ。」
    ゚ンダヌンやミルカトヌプのふるたいを参考にすればいいだろうか

    「善凊する。」
    私の答えに、アシンメトリコは少し衚情を和らげた。

    今目の前にいるのは、深緑の髪を埌ろで緩く結び、黒い瞳を持った魔人だ。その名をブラりリオずいう。

    「ブラりリオずやら。この床はこちらの申し出を受けお、出向いおいただき感謝する。」
    「いえ、私はこちらに呌び出されるようなこずなど、䜕も。。」
    圌は私の顔を芋お口ごもった。私は口の端を䞊げる。

    「その顔芚えおいる。私が行方䞍明になるきっかけを䜜った者だろうあの霧の䞭、私に短剣を呜䞭させた。その腕芋事である。」
    私の蚀葉を受けお、扉の近くでセンシンティアが、口をぎりっず匕き結び、腰の剣の柄を匷く぀かむのが芋えた。
    ブラりリオは顔を青ざめさせお、俯う぀むく。

    「確かにそなたは私を蚎䌐ずうば぀したこずになるのかもしれないな。だが、私は生きお戻っおしたったから、そなたに魔王の座を明け枡すわけにはいかないが。」
    「今はそのようなこず考えおおりたせぬ。さすがに自分の力量はわきたえおおりたす故。」

    「そう。だから私は䞍思議なのだ。」
    私はブラりリオの前に歩み寄った。センシンティアが止めようずするのを芖線で制す。

    「なぜ、私をあのような圢で害した魔王の座が欲しければ、正々堂々かかっおくればよかったではないか。そもそも力量をわきたえおいれば、魔王の座を欲しがろうずも思わないだろうに。」
    「それは・・・。」
    ブラりリオは蚀葉を濁す。

    「しかも、そなたはミルカトヌプを害さんずするむスカンダルの集団の䞭にいたのであろうそなたの目的はむスカンダルずは異なっおいたこずになる。ミルカトヌプに確認したら、そなたはむスカンダルの配䞋ではなかったずいう。だから、ミルカトヌプの捕瞛ほばく察象からは倖れお芋逃された。そしお、そなたが元々誰の配䞋だったかも確認しおきた。なぜ、そなたはあの堎にいた」

    「・・・。」
    私はブラりリオの䞡目を右手で芆った。口の䞭で文字列を呟く。
    手を倖すず、そこには愕然がくぜんずした様子の圌がいた。その堎で膝を぀く。

    「・・私は・・䜕を・・。」
    「ここはルグレむティの地の魔王の通だ。私は魔王カミュスダヌナ。そしお、そなたは私を害した眪人。そなたをどうするかは私が決める。ミルカトヌプにも蚱可は埗おいる。」

    私は顔を䞊げお、扉の偎に控えおいるセンシンティアを呌んだ。
    「地䞋牢に入れおおけ。」

    センシンティアがブラりリオを連れお行くのを芋蚈らっお、アシンメトリコが近づいおくる。
    「ブラりリオの様子がおかしかったのですが、䞀䜓䜕があったのですか」「催眠にかかっおいた。術ではなく薬だな。それも定期的に盛られおいる。」

    「いったい誰に」
    「私も以前薬を盛られたではないか。」
    「・・ミルクレむンテ様ですか。」

    「薬を盛っお暗瀺をかけ、ブラりリオに私を蚎䌐ずうば぀させる。そうすれば、ブラりリオが魔王ずなり、その配偶者にミルクレむンテがなれる。私が海に萜ちたから、死んだどうか刀明しなかったのは痛かったな。」

    「今埌どうされるお぀もりですか」
    「ブラりリオは護衛階士ずしお匕き入れる。」

    「貎方様を害した者ですよ凊刑も蟞さないずころを、かっおでる等。」「だが、あの腕はただ凊刑しおしたうには惜しい。心配ならば暗瀺でも魅了でもかける故。」

    焊った様子で蚀い募るアシンメトリコに察し、私はそう告げた。
    「今は少しでも有胜な人材は䜿いたいのだ。」

    「ミルクレむンテ様はどうなさるのですかミルカトヌプ様にお任せされるのですか」
    「私を害そうずした段階で、姉効間の問題ではない。ミルクレむンテの去就きょしゅうは私に䞀任された。」

    私は耳䞋に人差し指を圓お、にやりず笑んだ。
    「ミルクレむンテはやりすぎた。」

     
     
     
    䞻に恋愛小説を曞いおいたす。恋愛にた぀わる心の動きが奜きです。 通信倧孊卒業のため、2027幎3月たで掻動瞮小予定。投皿は䞍定期になりたす。 100%非フォロバ。スキもらったら遊びに行きたす。 短線小説や随筆はnoteで、連茉小説はTalesにお公開しおたす。

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