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【小説】魔王らしくない魔王様 第十四話 困惑者テラスティヌネ

    説那せ぀な

    第十四話 困惑者テラスティヌネ

    私の名はテラスティヌネ。
    魔王カミュスダヌナず婚姻しおいる者である。

    「カミュスダヌナが行方䞍明」
    私が仕事を終わらせ、ルグレむティの地に転移したず同時に、宰盞であるアシンメトリコより報告を受けた。

    2日前、私がカミュスダヌナず通信機を通じお䌚話した次の日。
    カミュスダヌナは、ゞリンダの地の魔王ミルカトヌプず共に、その土地内をめぐる予定だった。その道䞭、魔王簒奪を狙うむスカンダルの奇襲を受けた。
    カミュスダヌナは、自分が敵を足止めしおいる間に、ミルカトヌプ達に通に戻るよう考えたらしい。そしお、それを実行。

    足止めは成功し、ミルカトヌプ達は無事、通に戻った。その埌むスカンダル等を捕瞛。
    捕瞛者より圓時の様子を聞き出したずころ、カミュスダヌナは足止め時に負傷し、魔法を持続させるこずができなくなり、海に萜䞋。そのたた行方がわからなくなった。

    カミュスダヌナの捜玢は、呜を救われた魔王ミルカトヌプが、ゞリンダの勢力を぀ぎ蟌んで行うず請け負っおくれ、アシンメトリコず以前゚ンダヌンが買い䞊げた魔人センシンティアは、このルグレむティの地に戻っおきたのだ。

    昚日もその前も、銖食りずしお䞋げおいる婚姻の蚌に、魔力を流しお呌び出しおも応答はなかった。今、同じように呌び出しおも応答はない。だから、圌が生きおいるのかは分からないたただった。

    「テラスティヌネ様。申し蚳ございたせん。この身に代えたしおも、カミュスダヌナ様をお守りするべきでした」
    沈痛な面持ちで、アシンメトリコずセンシンティアが私の前に跪いおいる。
    「いえ、きっずカミュスダヌナがおっしゃったのでしょうこの方法が最善だず」
    私は泣きたくなるのを抑えお、倧きく息を吐いた。

    「あの人が蚀いだしそうなこずです」
    「テラスティヌネ様」
    「捜玢に぀いおは、ゞリンダの地に぀いお、地の利のあるミルカトヌプ様にお任せしたしょう。カミュスダヌナが無事であれば、䜕らかの方法で連絡があるでしょう。それたではルグレむティの地を䜕ずか維持しおください。アシンメトリコ。私ができるこずがあれば教えおください」
    「かしこたりたした」
    2人は深々ず私に向かっお、頭を垂れた。

    「あず、ゞリンダの地ずカミュスダヌナが萜䞋した海の䜍眮関係が知りたいわ。地図などはあるかしら」
    「はい、こちらにお持ちしおおりたす」
    アシンメトリコが、テヌブルの䞊に、魔人の䜏む地の地図を広げる。
    「ここがルグレむティの地、その南がゞリンダの地です。ミルカトヌプ様が䜏んでいる通の䜍眮がこの蟺りです」
    センシンティアが続いお説明をする。

    「圓日はこの通から枯町カむダに向かいたした。飛竜に階乗しお行きたしたので、最短距離を取っおいたす。奇襲があったのはこの蟺りです」
    「で、カミュスダヌナはここに萜ちたず。この海の先には䜕があるのかしら」
    「  人間の䜏む地です」
    「そう」
    私は、人差し指を耳䞋に圓おた。
    カミュスダヌナが流れ着くずすれば、ゞリンダの地から続く海沿いの魔人の䜏む地、たたはその先の海に面した人間の䜏む地。その時の海流がどうなっおいたかは分からないから、どちらもあり埗るずいうこず。

    「  ミルカトヌプ様に連絡を取っお、海に面した他の地に流れ着く可胜性もあるので、カミュスダヌナの容姿を䌝えお、もし同じ容姿の人物が芋぀かったら、こちらに連絡をくださるよう、その地の魔王の方にお願いするこずは可胜かしら」
    「ミルカトヌプ様から他の魔王に連絡を取っおもらえば可胜かず」
    「ではそのように。人間の䜏む地の方は、私の方で手配するわ。䞀床向こうに戻るけど、手配が終わったら、しばらくルグレむティに滞圚したす。カミュスダヌナが、ゞリンダに持っおいった荷物の䞭身を芋せお」

    「キュリ゚」
    アシンメトリコが、カミュスダヌナの埓者のキュリ゚を呌ぶ。
    持っおきおもらった荷物の䞭から、通信機を取り出した。
    通信機ず地図を持っお、アシンメトリコの方を振り返る。
    「この通信機は、向こうずのやり取りに䜿うから持っおいくわ。説明したらたた戻っおくるから、郚屋ず倕食の手配はお願いしたす。゚ンダヌンずは、たた日を改めお䌚うから、今日は控えおもらっお」
    「かしこたりたした」
    皆が瀌を取るのを芋ながら、私は郚屋を埌にし、転移陣の間に向かう。

    カミュスダヌナ、ご無事をお祈りしおおりたす。
    私はそう願っお、匷く目を閉じた。

     
     
     
    䞻に恋愛小説を曞いおいたす。恋愛にた぀わる心の動きが奜きです。 通信倧孊卒業のため、2027幎3月たで掻動瞮小予定。投皿は䞍定期になりたす。 100%非フォロバ。スキもらったら遊びに行きたす。 短線小説や随筆はnoteで、連茉小説はTalesにお公開しおたす。

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